おうち病院オンライン緊急避妊外来を受けた方へ
アフターピル(緊急避妊薬)を
服用いただく際に知っていただきたいこと
お薬を服用頂いた後のご案内です。
ひとつひとつ確認し、ご自身の身体のために正しい知識を持つことが大切です。
アフターピル(緊急避妊薬)を服用いただく前に
知っていただきたいこと
服用後2時間以内に嘔吐した場合は、ただちに1錠追加服用する
授乳婦の場合、服用後24時間は授乳を避ける
副作用について
緊急避妊薬は女性ホルモンを制御するお薬のため、まれに副作用が起きる場合があります。-
悪心
2.25
% -
下腹部痛
0.96
% -
頭痛
1.38
% -
傾眠
1.04
% -
不正性器出血
1.21
% -
乳房障害(圧痛など)
2.08
%
※副作用には個人差があります
正しく避妊できているか確認するために約3週間後に産婦人科での対面診療をオススメします
アフターピルは100%の避妊効果があるものではありません。服用頂いても、最終的に正しく避妊ができたかどうかは、次の月経が来たタイミングか、専門医による直接診療を行わない限り判断できません。自身で妊娠を回避したと思っていても、異常妊娠している可能性があります。※ご自身の健康のためにも、必ず3週間後に病院で診療を受けていただくことをおすすめいたします。
※特に、流産・異所性妊娠では、しばしば少量の月経様出血や、ダラダラ続く不正出血を認めることがあり、妊娠反応陰性を示す場合もあります。
避妊方法について
国連報告によると、日本の15~49歳の既婚女性の避妊実行率は39.8%(2015年調査)と低く、実践している避妊法として「コンドーム」「膣外射精法」がとても多くなっています。しかし、上記の避妊法の避妊失敗率は2~15%と比較的高いものとなっています。今後、予期せぬトラブルやリスクを回避するためにも、正しい避妊方法について理解することが大切です。
種類 | 失敗率 | メリット・デメリット |
---|---|---|
OC(低用量経口避妊薬) 卵胞ホルモンと黄体ホルモンが含まれた錠剤をのんで排卵を抑制する。 |
0.3 % (8%) |
女性が自分で行える。錠剤を毎日一定の時間帯にのみます。正しくのめば確率の高い避妊が期待できます。のみ忘れには注意。 |
IUS(子宮内避妊システム) 黄体ホルモンを持続的に放出するプラスチック製の小さな器具を子宮内に入れて妊娠を防ぐ。 |
0.2 % (0.2%) |
女性が自分で行える。産婦人科で子宮に挿入してもらう必要がある。1回装着すればOCとほぼ同じ効果が数年続く。出産経験のある人向き。まれに自然に体外に出てしまうことがある。 |
銅付加IUD(子宮内避妊用具) 子宮内に銅イオンを放出するプラスチック製の小さな器具を入れ、妊娠を防ぐ。 |
0.6 % (0.8%) |
|
コンドーム 薄いゴムの袋をペニスにかぶせて精液が膣の中に入るのを物理的に防ぐ。 |
2 % (15%) |
破損や脱落、装着ミスに注意。男性の協力を必要とし、女性が主体的に行えない。むしろ性感染症の予防法と考えるべきだが、コンドームで予防できない性感染症もある |
リズム法(基礎体温など) 月経周期や基礎体温の変化から排卵日を予測し、その間の性行を避ける。 |
3〜5 % (25%) |
女性が自分で行える自然のリズムを活用した方法。月経周期の記録や、毎朝体温を正しく測る必要があり、体調が悪いと基礎体温が変動し、排卵期が見つけにくくなる場合もある。 |
避妊手術 手術より卵子や精子の通り道をふさぐ。 |
女性:0.5 % (0.5%)男性:0.10 % (0.15%) |
避妊効果が高い。産婦人科での手術が必要である。一度手術をすると特に女性の場合は元に戻すのが困難。 |
OC(低用量経口避妊薬)
種類
卵胞ホルモンと黄体ホルモンが含まれた錠剤をのんで排卵を抑制する。
失敗率
0.3 % (8%)
メリット・デメリット
女性が自分で行える。錠剤を毎日一定の時間帯にのみます。正しくのめば確率の高い避妊が期待できます。のみ忘れには注意。
IUS(子宮内避妊システム)
種類
黄体ホルモンを持続的に放出するプラスチック製の小さな器具を子宮内に入れて妊娠を防ぐ。
失敗率
0.2 % (0.2%)
メリット・デメリット
女性が自分で行える。産婦人科で子宮に挿入してもらう必要がある。1回装着すればOCとほぼ同じ効果が数年続く。出産経験のある人向き。まれに自然に体外に出てしまうことがある。
銅付加IUD(子宮内避妊用具)
種類
子宮内に銅イオンを放出するプラスチック製の小さな器具を入れ、妊娠を防ぐ。
失敗率
0.6 % (0.8%)
メリット・デメリット
女性が自分で行える。産婦人科で子宮に挿入してもらう必要がある。1回装着すればOCとほぼ同じ効果が数年続く。出産経験のある人向き。まれに自然に体外に出てしまうことがある。
コンドーム
種類
薄いゴムの袋をペニスにかぶせて精液が膣の中に入るのを物理的に防ぐ。
失敗率
2 % (15%)
メリット・デメリット
破損や脱落、装着ミスに注意。男性の協力を必要とし、女性が主体的に行えない。むしろ性感染症の予防法と考えるべきだが、コンドームで予防できない性感染症もある。
リズム法(基礎体温など)
種類
月経周期や基礎体温の変化から排卵日を予測し、その間の性行を避ける。
失敗率
3~5 % (25%)
メリット・デメリット
女性が自分で行える自然のリズムを活用した方法。月経周期の記録や、毎朝体温を正しく測る必要があり、体調が悪いと基礎体温が変動し、排卵期が見つけにくくなる場合もある。
避妊手術
種類
手術より卵子や精子の通り道をふさぐ。
失敗率
女性:0.5 % (0.5%)
男性:0.10 % (0.15%)
メリット・デメリット
避妊効果が高い。産婦人科での手術が必要である。一度手術をすると特に女性の場合は元に戻すのが困難。
※失敗率について:青字は選んだ避妊法を正しく続けて使用しているにもかかわらず妊娠してしまった場合(理想的な使用)。()内の黒字は、選んだ避妊法を使用しているにもかかわらず妊娠してしまった場合(一般的な使用)。
出典:Contraceptive Technology 19th edition.751 Table 27-1 Copyright 2012 Granted by Copyright Clearance Center.
オンライン緊急避妊外来
不安に寄り添うアフターケア
緊急避妊薬(アフターピル)の服用を終えられた患者様の不安を解消し、健康を守るために、おうち病院のオンライン医療相談がアフターケアを行います。
詳しくはアフターピル服用後、オンライン医療相談で対応してくれること
お薬を服用されたかご確認
アフターピルは妊娠を阻止するお薬の効果を考慮し、性交渉があった後出来るだけ早く72時間以内の内服が推奨されています。おうち病院では、 実際にお薬を服用されたかどうか、またそれに伴う不安や疑問についてなど、チャットを通じて 細やかにケアいたします。
不安を感じたり気になったことがあれば、いつでもご相談ください
お薬を飲んだ後、 お家で急に体調が悪くなったり、不安や心配事などが出てきた際は、おうち病院のオンライン医療相談 をご利用ください。
約3週間後に実施する対面診療のリマインドを行います
アフターピルは100%妊娠を回避できるわけではないため、産婦人科を受診する必要があります。これは以上妊娠などでの死亡リスク軽減にも繋がります。 おうち病院では大切なあなたの身体を守るために、3週間後の対面診療を事前にお知らせ します。
※病院の手配はご自身でお願いいたします。
服用後、こんなことがあったらご注意ください
-
一般的には95%の方は、次回予定月経日の後7日以内に月経が来ます。月経が7日以上遅れたり、通常より軽い場合には以下の対応をご検討ください。
- 妊娠検査薬で妊娠の有無を調べる
- 速やかに産婦人科を受診する
-
服用後、2時間以内に嘔吐しお薬を吐き出してしまった場合
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利用者様のプライバシーを大切に考えています。
女性ならではの丁寧さで相談に対し、気持ちに寄り添い親身に回答します。
カウンセリングスタッフが相談をサポートするので、具体的に相談内容の説明ができない・伝え方がわからない方も安心です。
料金
980 円(税込) /月
内容
- 相談回数無制限
- 24時間対応オンラインチャット
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