オンライン診療でもアフターピルは処方される?副作用や注意点を解説

「アフターピルが欲しい」「そもそもアフターピルってどこで処方されるの?」といった悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。そこで、本記事では緊急避妊の対処方法としてアフターピルが処方される流れや効果について解説します。

目次

避妊ができなかった場合や失敗してしまった場合に備えて、アフターピルの使用を検討していませんか?

しかし、緊急避妊薬としてアフターピルを検討していても、どこで処方してもらえるのか知らない方もいるでしょう。

そこで、今回はアフターピルの概要や種類、処方してくれる医療機関、効果について解説します。

また、直接病院に行く時間がない方に向けて、オンライン診療でもアフターピルは処方されるのかどうか、合わせてお伝えします。

「すぐにアフターピルを処方してほしい」「アフターピルの相談がしたい」という場合は、おうち病院オンライン緊急避妊外来を活用してみましょう。

アフターピルとは

アフターピルとは、避妊に失敗した場合や性行為による望まない妊娠を防ぐためのピルです。緊急避妊薬とも呼ばれています。アフターピルには次の3つの特徴があります。

・迅速な服用によって妊娠を防止できる確率が上がる

・一般的なピルとは使い勝手が異なる(毎日飲むものではない)

・服用する時間を把握しておく必要がある

主成分は、レボノルゲストレルやウリプリスタール酢酸エステルなどアフターピルの種類によって異なります。しかし、妊娠を防ぐために使用するという役割は大きく変わりません。

また、アフターピルは病院・クリニック・オンライン診療で処方してもらえます。

アフターピルの種類・服用方法

ここからは、代表的なアフターピルの種類として、ノルレボ・プラノバール・レボノルゲストレル・エラワンについてみていきましょう。日本で認可されているのは、ノルレボとレボノルゲストレルの2種類です。

ノルレボ

2011年に認可されたアフターピルです。72時間以内の服用であれば、7割以上の確率で妊娠を防ぎます。仮に、24時間以内に服用できれば、9割ほどの確率で妊娠を防ぐことが可能です。

また、ノルレボの主な成分は黄体ホルモン(レボノルゲストレル)で構成されています。後発の薬として、レボノルゲストレル(ジェネリック医薬品)があります。

プラノバール(ヤッペ法)

プラノパール(ヤッぺ法)は、女性ホルモンであるエストロゲンと黄体ホルモンを含んでいるアフターピルです。中容量ピルとも呼ばれます。24時間以内であれば7割以上の確率で妊娠を防ぐことが可能です。

価格を比較すると、ノルレボよりも安価であるものの、服用回数が多くなることから副作用が強くなりやすい点は知っておきましょう。

エラワン

エラワンは、主成分がウリプリスタル酢酸エステルで構成されている、日本では認可外の避妊薬です。アメリカでは緊急避妊薬として認められています。

妊娠を阻止する確率が高く、24時間と120時間でも大きく阻止率が変動しない点から他のアフターピルと比較しても時間の猶予があるといえるでしょう。

アフターピルの効果と副作用

アフターピルの効果をまとめると次のようになります。

・排卵を遅らせる・抑制する

・できるだけ早い服用によって妊娠を防ぎやすくなる

・着床を阻害する

妊娠は受精卵が着床することで発生するものです。アフターピルは、受精を防ぐのは不可能です。しかし、排卵と着床を抑制するため、妊娠に至る過程を阻害する効果があるといえます。

また、24時間以内に服用できれば、より効果を高めることが可能です。

アフターピルの副作用

アフターピルを服用する際の副作用として、次の項目が想定されます。

・性器からの出血

・吐き気、おう吐

・頭痛

・疲労感や倦怠感などの神経・胃腸障害(軽度)

・乳房のはり

女性ホルモンを直接接種するため、体内のホルモンバランスが一時的に崩れるため、副作用が出るといえます。性器からの出血に関しては、色が真っ赤ではなく、茶色いものが排出されるものの、問題はありません。

また、服用する際はある程度、食べ物をを入れておくと吐き気を抑えることが可能です。体内に吸収されるまでには2時間ほどかかるため、仮に吐き出してしまった場合、医療機関に相談後、再度アフターピルを服用しましょう。

妊娠を阻止する確率は薬によって異なる

アフターピルは、医療機関から処方されるものです。病院・クリニック・オンライン診療などを活用すれば、手に入れることができます。

しかし、前述したように妊娠防止率は服用するアフターピルの種類によってある程度決まっています。そのため、処方されたアフターピルの種類を把握し、用法・用量を守り服用することが大切です。

現状では、レボノルゲストルが処方されることが多いものの、プラノバールの場合は時間が立つほど妊娠を阻止する確率が低下していきます。そのため、アフターピルの処方後は早めの服用を心がけましょう。

アフターピルは通販でも購入できるか

アフターピルの通販は可能ではあるものの、次のような注意点を把握しておくことが大切です。

・市販薬として販売されていない

・海外通販はニセモノである可能性が高い

・国外からの購入は到着まで約1週間以上要する

通販でのアフターピルは、日本国内では認められていません。加えて、海外からの通販であれば、時間がかかるため必要なタイミングで使用できない、写真のみでしか本物かどうか判断できないといったデメリットがあります。

アフターピルは医療機関の診断をもとに処方してもらうことを推奨します。

オンライン診療でアフターピルを処方してもらうメリット

対面でアフターピルを貰うことに抵抗感がある場合や通院する時間がない場合、オンライン診療を利用しましょう。

オンライン診療でアフターピルを処方してもらうメリットは次のような項目になります。

・好きな場所で診察が受けられる

・24時間スピーディーに対応してくれる

・薬局店頭で服用のサポートが受けられる

時間・場所に囚われず、必要なタイミングで利用可能です。

また、店頭での服用サポートに加え、服用後のオンライン医療相談も行うこともできます。

オンライン診療のアフターピル処方までの流れ

ここからは、オンライン診療でアフターピルが処方される流れについてみていきましょう。とくに、オンライン診療を検討している方は参考にしてみてください。

問診と診療までの流れ

問診と診療を行う流れは、次のようになります。

1.アカウント登録を行う

2.診療科・クリニック・診療時間を選択する

3.基本情報・問診表を入力する

4.オンライン診療を受ける

アカウント登録には、メールアドレス・電話番号などの個人情報が必要です。そして、診察を受けたい医療機関を選択し、診療科は緊急避妊外来を選択しましょう。その際、問診票などにも記入するため、どんな状態にあるのかも伝えることが可能です。

診察は、空いている時間・日にちが自動的に表示されるため、迷うことはありません。仮に、24時間以内の予約が難しい場合、72時間を目途に診察からアフターピルの処方まで行えるように予約を取りましょう。

薬の受け取りまでの流れ

処方箋発行後の受け取りの流れは、次のようになります。

1.処方箋発行後に薬局へFAX送信される

2.最寄りの薬局・店舗で薬を受け取る

3.受け取り後はその場で服用する

診察後は、事前に選択しておいた調剤薬局や調剤併設型ドラッグストアに自動的にFAXが送信され、アフターピルが処方されます。都合のいいタイミングで薬局・ドラッグストアなどに訪れ、服用の指導を受ければ、すぐにアフターピルを服用可能です。

また、服用後のアフターサポートとして、医療相談も活用できるため、体調の変化や不安なども解消できるでしょう。

アフターピル処方に関する注意点

アフターピルの処方では次の2点を注意点として、知っておきましょう。

・アフターピルの避妊効果は100%ではない

・アフターピルは他人に譲渡してはならない

アフターピルの使用によって避妊が可能となるものの、どの種類のピルも阻止率は100%ではありません。成否に関しては性交後、3週間が経過していれば妊娠検査薬が反応を示すため、検査してみましょう。陽性とならなければ避妊できていると判断できます。

まとめ

アフターピルは、病院・クリニック・オンライン診療で処方して貰うことが可能です。オンライン診療では診察から発行、服用まで最短当日中にアフターピルを受け取れます。

また、おうち病院のオンライン診療では、女性医師が相談者に寄り添ったサポートを行っています。薬局から薬を受け取り、服用した後も医療相談が行えるため、不安を軽減できるでしょう。

「今すぐ不安を解消したい」「スピーディーにアフターピルを処方して欲しい」という方は、おうち病院オンライン緊急避妊外来を活用してみましょう。