家族を苦しめる「うつ病への偏見」とは?今すぐできる5つの対処法

うつ病を患う本人や、ささえる家族にとって、うつ病に対する偏見や誤解はとてもつらいことでしょう。

世間一般では、うつ病への無理解、無知がまだまだ存在し、偏見の目で見られたり、無理解から来る心無い言葉を耳にしたり、悪気がなくても間違った声掛けをしてしまう場合もあるでしょう。

本記事では、うつ病への偏見や誤解について紐解き、偏見に悩む患者や家族がそれを乗り越えるためのヒントを解説します。

うつ病の偏見・無理解は無知から来ている

うつ病への偏見や、無理解・誤解は無知から来ています。職場などで理解が得られないと、患者本人はとてもつらいでしょう。症状が悪化・再発する恐れもあります。

世間からのうつ病に対する偏見は本人も家族もつらい

うつ病に対する偏見は、患者本人も、家族も苦しめています。

思い込みや間違った理解などから来る誤解もありますが、そもそも理解できない、理解しようとしない方もいます。

うつ病患者の家族も、周囲の偏見のために、近所や親族に心無い言葉をかけられつらい思いをすることもあるでしょう。

残念ながら、うつ病に対する偏見は根強く残っています。しかし、それは決してあなたを否定するものではありません。周囲の無理解は、単にうつ病についての知識がないことからくるものです。

症状により偏見の目で見られやすいうつ病もある

うつ病の種類と症状は様々です。残念ながら、誤解をまねきやすく、偏見の目で見られやすいケースもあります。

種類と症状と誤解や偏見をまねきやすい理由を見てみましょう。

従来のうつ病(定型うつ病)

一日中気分が沈み、悲しみや絶望感に襲われます。以前は楽しめていたことにも興味や喜びを感じられなくなります。食欲不振、不眠、疲労感、集中力や思考力の低下、焦燥感・無力感に襲われる、自殺願望などの症状が見られます。

病気が理解されず、精神的な弱さや性格が暗いと偏見の目で見られることがあります。

新型うつ病(非定型うつ病)

従来のうつ病とは異なり、気分の浮き沈みが激しく過食・過眠の症状が表れることも。楽しい出来事や喜ばしいことがあると一時的にうつが改善することがあるため、怠けているか嫌な事から逃げていると誤解されやすいと言えます。

周囲からは「ただの甘え」「生活習慣の乱れ」「仮病」などと偏見の目で見られることがあります。

双極性障害(躁うつ病)

躁(そう)状態とうつ状態を繰り返すため、別人のようで周囲からは病気として理解されにくい特徴があります。「気分の波が激しい」「わがまま」などと誤解されやすいと言えます。

躁状態の時には、浪費や無謀な行動が見られることもあるため、「だらしない」「自己管理能力がない」といった偏見を持たれることがあります。

うつ病の偏見やよくある誤解

うつ病に対する偏見は、世間に根強く残っており、患者や家族を苦しめる要因の一つとなっています。

以下によくあるうつ病への偏見や誤解とその背景についてまとめましたので、早速見てみましょう。

精神的な弱さや甘えのせい

うつ病は「気の持ちよう」で、心が弱いからうつ病になると思い込んでいる場合も多くあります。

「根性がない」「ただ甘えているだけ」など、精神的な弱さからくるものであり、怠けているだけだという偏見は、根強くあります。特に厳しい上司などに言われることが多いでしょう。

うつ病は脳の機能障害であるという認識が不足しており、誰でもかかる可能性のある病気だということが理解されておらず、精神疾患に対する誤解や偏見が根底にあります。

感情のコントロールができない

うつ病の人は、常に悲観的で感情のコントロールができず、周囲に迷惑をかけるという偏見の目で見られる場合があります。

うつ病の症状に対する理解不足から、感情の起伏が激しい、わがままといった誤ったイメージが形成されています。うつ病の種類によっても、人によっても症状は様々だということを理解されていないのです。

うつ病に対して、間違った知識で思い込み、一般的なイメージのみで理解したつもりになってしまう方は多いのが現状です。

症状に関わらず仕事や学業に支障をきたす

うつ病になると仕事や学業を続けることができず、社会生活を送ることが困難になるという偏見や誤解があります。

うつ病の症状や程度は人によって異なり、適切な治療とサポートがあれば社会生活を送ることは充分に可能です。また休学・休職していた場合でも、社会復帰が可能です。

しかし、症状に対する理解不足から、能力低下や社会不適合といった誤ったイメージが生まれています。そのため周囲の接し方によっては、患者の社会生活が脅かされる可能性があります。

うつ病に対する偏見はどうすればいい?家族にできる5つの対処法

家族だからこそ、偏見を乗り越えるためにできることがあります。

ここでは、うつ病に苦しむ患者とささえる家族に、偏見への対処法と心の持ち方についてお話します。

対処法1.正しい知識を身につける

まずは、うつ病に関する正しい知識を身に付けましょう。

正しい知識を得る事で、関わり方や対応策などが見えてきます。正しい知識は、ささえる家族にとっても心を軽くしてくれるヒントになるかもしれません。また、患者の一番近くの家族から理解を得られることが、本人にとっても回復への1歩となるはずです。

うつ病に関する正しい情報を得る方法は、主治医との連携や、専門書、信頼できるwebサイトなどが有効です。また、家族をサポートする会やコミュニティでも情報が得られます。

対処法2.周囲に理解を求める

周囲の人にうつ病について説明し、理解を求めることも大切です。

他の家族や親族・友人等に率直に患者の状況や気持ちを伝え、サポートをお願いします。

また、患者と関わる周囲の人々にも説明し理解を求めましょう。

患者が社会人の場合は、医師から説明された病状や治療方針などを伝えましょう。病状や必要な配慮(例えば、業務量の調整、休暇など)を、上司や人事担当者に相談します。プライバシーに配慮しながら、周囲の同僚にも病状を説明し、理解と協力を求めます。

患者が学童や学生の場合、病状や必要な配慮を、担任の先生やスクールカウンセラーに相談し、学校生活でのサポートをお願いしましょう。

対処法3.休息とリフレッシュを意識する

うつ病患者をささえる家族自身の心身の健康を保つために、適度な休息やリフレッシュが重要です。

セルフケアを後回しにせず、意識して休息やリフレッシュを行いましょう。例えば一人で抱えていたら、家族と協力して休む時間を作ります。

何も考えずに一人でいられる時間や休む時間は、良い気分転換になります。

また、自然の中で過ごし深呼吸をするとリラックスできるのでおすすめです。散歩すると良いでしょう。趣味や好きなこと軽い運動などもおすすめです。

対処法4.同じ悩みを持つ人と繋がる

同じ悩みを持つ人と繋がることが、気持ちを楽にしてくれます。

お住まいの地域の自治体や専門機関による、うつ病患者の家族会などを利用するのも良いでしょう。

また、オンラインコミュニティは、地域を限定しないので、なかなか出かけられないという方でも参加のハードルは低いと言えます。同じ悩みを持つ人と交流することで、情報交換をしたり、励まし合ったりすることができます。

一人で悩まないで、同じ悩みを持った人と励まし合い相談し合うことが何よりも大切です。

対処法5.専門機関を頼る

医療機関(精神科、心療内科)やカウンセリングなどを、患者自身だけではなく、家族も活用し頼ることをおすすめします。

患者の症状や治療方針を共有することはもちろん、ささえる家族の心情や苦悩を共有することが大切です。

また、お住まいの地域の相談窓口など、専門機関のサポートを受けるのも良いでしょう。

相談窓口ホットラインや、家族をサポートするうつ病患者の家族会などがあります。

うつ病の偏見を乗り越えるには、専門家のサポートを

うつ病の治療と、周囲の偏見を乗り越えるためには、医療的アプローチや専門家のサポートは非常に大切です。

また、専門家は家族へのアドバイスやサポートも行い、負担軽減に繋がります。

具体的に専門家のサポートを受けられる場所を見てみましょう。

医療機関で相談する

精神科・心療内科など、医療機関で相談しましょう。

うつ病は、自己判断や放置は危険であり、悪化するリスクがあります。医師は、症状や経過を詳しく聞き取り、適切な検査を行うことで正確な診断を下し、適切な治療を提供します。これらは、早期の回復や症状の悪化防止につながります。

抗うつ薬や抗不安薬などを用いての薬物治療や、患者のカウンセリングだけでなく、家族のカウンセリングを行い、治療方針やどう接していくべきかなど、アドバイスを受けることができます。

公的機関・専門機関の相談窓口やコミュニティを活用する

保健所や精神保健福祉センターなど、地域の相談窓口では、医療や福祉に関する情報提供や相談を行っています。気軽に相談できる窓口として活用しましょう。

また、うつ病患者や家族を支える家族会なども、自治体や専門機関で運営している場合があります。お住まいの地域でコミュニティがあるか、保健所や精神保健福祉センターなど、地域の相談窓口に聞くと教えてくれるでしょう。

オンラインコミュニティをネットで探すのも有効です。

補完代替医療を取り入れる

脳の働きや自律神経の働きを助け、治療を補完する代替医療があります。通常の治療と並行して、医師に相談しながら取り入れるのも良いでしょう。

補完代替医療には、以下のものがあります。

補完代替医療の方法解説・期待される効果
鍼灸体の特定のツボを刺激することで、気の流れを整え、心身のバランスを回復させると考えられている
ヨガ心身のリラックス効果やストレス軽減効果が期待できます。また、適度な運動は気分の改善につながる
ハーブ療法セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)は、軽度から中等度のうつ病に効果がある可能性が示唆されている(薬との相互作用に注意が必要)
音楽療法・芸術療法音楽や芸術活動は、感情表現を促しストレスを軽減するのに役立つ
マインドフルネス・瞑想心の状態を観察し、ストレスや不安を軽減するのに役立つ
栄養療法・サプリメント療法特定の栄養素(ビタミンD、ビタミンB群、オメガ3脂肪酸、トリプトファンなど)の摂取が、うつ症状の改善に役立つという研究報告がある

以上を取り入れるさいは、必ず医師に相談しましょう。

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うつ病への偏見はよくあること。一人で悩まないで誰かと共有し励まし合おう

うつ病は、まだまだ世間では無知・無理解な方もいて偏見の目もあります。誤解されることも多いでしょう。

家族は患者の味方となって、偏見の目をもたず、正しく知ってそれらを周囲に伝えましょう。そうすることで周囲の理解とサポートが受けられる可能性があります。適切な対処を行っていきましょう。

しかし、1人で悩んでいてはつらいでしょう。

1人で抱え込まないでください。同じ悩みを持った人と励まし合う、相談し合う、といった環境がとても大切です。

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