自分にとって最適なセカンドオピニオンを受ける方法

目次

そもそもセカンドオピニオンって何?

セカンドオピニオンとは、直訳すると「第2の意見」で、患者が、現在かかっている病気やその治療法について、

  • 治療を受けるかどうか?
  • どの病医院でどのように受けるべきか?

について、自分自身が十分に納得して判断することを目的として、主治医以外の医師に意見を求める行為のことです。
背景には、元々、医師から患者への一方的な情報提供という考え方から、インフォームド・コンセント(説明と同意)という考え方が主流になってきたことがあげられます。
現在かかっている医師とは別の医師に対して、

  • 主治医より勧められた手術は果たして妥当なのか?
  • 本当に主治医が進めた治療方法以外治療法はないのか?

など、診断や治療方針について、主治医ではない他の病院の医師の意見聞くことで、自分自身が納得し、判断することを最終的なゴールとしています。 

セカンドオピニオンってどのくらい費用がかかるの?保険は適応されるの?

我々患者にとっては、主治医の方針に納得できない場合の「心の拠り所」ともなるセカンドオピニオンですが、では

  • どのくらい費用がかかるのか?
  • 保険は適応されるの?

など、とても気になることがたくさんありますよね。

セカンドオピニオンは、病院での扱いとしては「診察」や「治療」にあたるわけではないため、実際には「相談」と解釈されており、医療行為とされていません。
したがって「保険適用」されておらず「全額自己負担」となっているのです。

現在、セカンドオピニオン外来を設置している病院は徐々に増加しており、何らかの窓口を設置している病院は全体の約34.1%にまでなっております。
セカンドオピニオン外来設置病院での基本料金は、30分10,000〜10,500円(25.4%)が最も多く、次いで60分10,000〜10,500円(16.2%)、30分5,000〜5,250円(11.6%)となっているそうです。

よって、「30分 5,000円〜10,000円」が、現状のセカンドオピニオンの料金の相場感と言えると思います。

セカンドオピニオンの具体的な方法と手順 

では実際にセカンドオピニオンを依頼したいと思った場合に、具体的にどのようにすればいいのでしょうか?
主治医から紹介状を書いてもらったり、必要な診断情報等を出してもらい、別な病院や医師を探して依頼するというプロセスとなります。

①主治医にセカンドオピニオンを利用したいという意思を伝える

実際にセカンドオピニオンを利用したい場合には、まず最初に主治医にはっきりと申し出なければなりません。
「主治医にそんなことを言ったら怒られるのではないか・・・」という心配から、なかなか言い出せないと思うかもしれません。
しかし、近年では、 インフォームド・コンセント(説明と同意)が定着してきているので、医師もそれほど変な対応はしないようになっています。

②セカンドオピニオンを利用するために必要なものを用意する

主治医ではない別の医師にセカンドオピニオンをお願いする場合には、主治医から下記の書類を受け取りましょう。

  • 紹介状(診療情報提供書)
    • 主治医による「所見」や「経過情報」が記載された書類です。
  • 検査結果書(診断情報)
    • 血液検査やレントゲンやCTなどの検査結果で、主治医による「診断情報」を確認するための書類です。

③セカンドオピニオンの依頼先を探す

セカンドオピニオンを依頼する場合には、依頼する病院や医師も自分で探さなければなりません。
主治医に紹介してもらったり、同じ病院の別の診療科に依頼するなどありますが、多くの場合は自分自身で調べて探すことになります。
最近では、オンラインで医療相談ができるサービスもありますので、そちらに登録して相談してみるのも一つの方法かもしれません。

オンライン医療相談サービス『Anamne(アナムネ)』
https://www.anamne.com/

その他、セカンドオピニオンの窓口を設置している病院もいくつもあります。

慶應義塾大学病院 セカンドオピニオン外来
http://www.hosp.keio.ac.jp/annai/raiin/2ndopini/

国立循環器病研究センター病院 セカンドオピニオン外来
http://www.ncvc.go.jp/hospital/pub/outpatient/second-opinion.html

慈恵大学病院 医療連携部門
http://www.jikei.ac.jp/hospital/honin/news/041025.html

東京大学医学部付属病院
http://www.h.u-tokyo.ac.jp/patient/second/

セカンドオピニオンに向く病気と向かない病気

セカンドオピニオンは完全自己負担で、依頼先も自分自身で探すことになることも多いので、本人にとっても非常に負担の大きい作業になります。
それでも、セカンドオピニオンを利用したいわけですから、それに向いている病気と向いてない病気が当然あります。

【セカンドオピニオンが向いている病気】

がん、乳がんなどの手術を要する病気・疾患 ・精神科、歯科、整形外科、診療内科、眼科など病気や疾患

【セカンドオピニオンが向いていない病気】

内科などで比較的治りやすい病気・疾患

最近では、セカンドオピニオンに近い、オンラインで医療相談するという方法もでてきた

セカンドオピニオンは、完全自己負担で保険が適用されません。

そのため、自分自身でいろいろ調べて、実際に相談に行っても、30分で5,000円〜25,000円と非常に高額な費用がかかります。

さらに、セカンドオピニオンを依頼する医師を探し、相談することを繰り返していくことで、その行為自体が精神的に大きな負担になってしまうこともあります。

最近では、医師がオンラインで医療相談に乗ってくれるサービスも出ており、セカンドオピニオンの入り口として、比較的気軽に利用できるようになってきています。
まずは、このようなサービスで、セカンドオピニオンの受け方や、依頼する医師をどのように探すべきか?など相談してみるのもいい選択かもしれません。

医療の世界は、まだまだ患者と医師の情報格差の大きいです。
それでも、正確な情報を集め、自分自身で納得した医療を受けられる下地は整いつつあると思います。
新しいサービスも取り入れながら、いろいろな方法で情報を集め、自分なりに納得して、自分にとって最適な医療の選択をして生きていきたいですね。