PMSに効く漢方おすすめ7選|ピルとどっちがいい?症状別・保険適用で月経困難症にも

月経時に下腹部や腰痛、吐き気、イライラなどが生じる「月経困難症」に対して、漢方が効果的です。漢方は体質そのものにアプローチしていくので、月経時の症状だけでなく、冷えやのぼせ、PMS(月経前症候群)など、さまざまな症状に効果が期待できます。

本記事では、月経困難症に保険適用となる漢方の種類や、低用量ピルとの比較を解説します。月経困難症やPMSにお悩みの方は、漢方治療も検討してみてください。

この記事でわかること

  • PMSや月経困難症に漢方が選ばれる3つの理由(副作用・保険適用・体質改善)
  • 保険適用漢方7種類を症状別に整理した一覧表(イライラ・むくみ・頭痛・冷えなど)
  • 漢方 vs 低用量ピル:状況・症状別にどちらが合うかの比較テーブル
  • ピルと漢方の併用可否、40代でピルの代わりに漢方を選ぶ際のポイント
  • おうち病院の月経困難症・PMS外来でオンラインかつ保険適用で漢方処方を受ける方法

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月経困難症・PMSに漢方が選ばれる3つの理由

月経困難症とは、月経時に下腹部痛、腰痛、頭痛などの月経痛や、吐き気、疲労感、下痢、憂鬱感、イライラなど心身の不調が現れる病的症状のことをいいます。同様の症状が月経前の時期に現れるのがPMS(月経前症候群)と言います。

PMSおよび月経困難症による症状は市販の鎮痛薬で対処している方が多いですが、鎮痛薬は一時的に痛みを抑える対処療法にすぎません。

根本的な月経困難症治療には低用量ピルが処方されることが多いですが、漢方も効果的です。漢方医学において、月経痛や月経困難症は、血が滞ることで血行不良になる(瘀血)ことが原因と考えられています。そのため、瘀血に効果的な漢方を服用することで、生理期の痛みやPMSの緩和・改善が期待できます。そして、長期的に飲むことで体質を整えていくので、鎮痛剤のような対処療法ではありません。

漢方薬は、月経困難症やPMS(月経前症候群)の治療において、複数の点で選ばれやすい選択肢です。

理由1:保険適用で処方可能

月経困難症・PMSに使われる多くの漢方薬は、健康保険の適用を受けられます。婦人科や内科、オンライン診療で医師が処方する漢方薬(ツムラ製品など)は、医療用漢方エキス製剤として保険診療に組み込まれており、自己負担3割で処方してもらえます。市販の漢方薬(一般用漢方製剤)に比べて配合量も異なるため、効果の面でも医療用が選ばれるケースが多くあります。

理由2:ホルモンを直接操作しないため副作用が少ない

低用量ピル(OC/LEP)はエストロゲン・プロゲステロンを補充してホルモン周期を人工的に整える治療です。一方、漢方薬は体の「気・血・水」のバランスを整えることで自然な月経リズムをサポートします。血栓症リスクや不正出血、吐き気といったピル特有の副作用を避けたい方、授乳中・喫煙者・血圧が高めの方にとって、漢方は検討しやすい選択肢です。

理由3:体質改善として月経全般を整える

PMSの根本には「冷え」「血行不良」「水分代謝の乱れ」など体質的な要因があると東洋医学では考えます。漢方薬は毎月の月経前症状だけでなく、生理痛・不規則な月経周期・更年期に向けての体質改善を同時に目指せる点が特徴です。症状だけを抑えるのではなく「なぜ毎月つらいのか」という根本へアプローチしたい方に向いています。

漢方は月経前症候群(PMS)にも効く

月経困難症と合わせて、月経前症候群(PMS)に悩んでいる女性も多いです。PMSとは、生理の1〜7日前くらいに現れる不快症状のことで、月経が始まると治まります。症状としては、むくみ、だるさ、乳房の張り、肩こり、胃の不調、イライラ、憂鬱感、などが挙げられます。

漢方の考え方には「気・血・水」というものがあり、PMSが起こっているときはこのバランスが複合的に乱れている状態だと考えられています。漢方は一人ひとりの気・血・水の異常に合わせて処方するため、PMS症状が複数現れているときにも、1剤で多くの症状の解消に期待できます。

保険適用漢方7種類 症状別一覧

下表は、月経困難症・PMSに保険適用で処方される代表的な漢方薬です。症状に合わせて医師が選択・組み合わせます。

漢方薬名主な対象症状こんな方に向いている
加味逍遙散(かみしょうようさん)イライラ・ほてり・不安感・不眠・のぼせPMSのメンタル症状が強い方・更年期移行期の方
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)むくみ・冷え・疲労感・貧血気味色白・華奢で冷えやすく疲れやすい方
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)血行不良・肩こり・頭痛・下腹部痛・充血体力が比較的あり、のぼせ・充血がある方
桃核承気湯(とうかくじょうきとう)便秘・強いのぼせ・激しいイライラ体力があり便秘がちで症状が強い方
苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)めまい・動悸・立ちくらみ・冷え生理前にめまい・動悸が出やすい方
五積散(ごしゃくさん)冷え・腰痛・下腹部痛・肩こり冷えが強く腰回りに症状が集中する方
芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)急な筋肉けいれん・こむら返り(頓服)生理中に急な腹痛・こむら返りが起きやすい方
※上記は一般的な適応例です。実際の処方は医師が体質・症状・体力などを総合的に判断して行います。自己判断での服用は避け、医師に相談してください。

漢方によって、冷え性、のぼせ、精神不安など効果的な症状が異なります。自分の体質やお悩みに合った漢方があるか、チェックしてみましょう。

加味逍遙散(カミショウヨウサン)

体力が虚弱気味(中等度以下)で、のぼせ感、肩こり、疲れやすさ、精神不安、苛立ち、便秘などの傾向がある方に適応します。冷え性に効果的なので、冷えを伴う月経困難症や月経痛に効果的です。

鬱やイライラ感、不眠など、精神的な症状を伴う方にも処方されます。

当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)

体力虚弱で月経困難症がある女性に頻用される漢方です。冷え性で貧血の傾向があり、疲れやすい方に適しています。

冷え性、腹痛、頭痛、腰痛、めまい、肩こり、むくみ、耳鳴りなどさまざまな症状に効果的です。

桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)

比較的体力があり、ときに下腹部痛、肩こり、頭痛、めまい、のぼせて足が冷える、などの症状がある方に適した漢方です。

月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、肩こり、めまいなどの症状のほか、シミ、湿疹・皮膚炎、にきびなどの症状が気になる方にも適用になります。

桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)

体力中等度異常で、のぼせて便秘しがちな方に向けた漢方です。月経不順、月経困難症、月経痛、月経時や産後の精神不安などあらゆる月経トラブルに効果が期待できます。

腰痛、便秘、高血圧に伴う症状、痔、打撲も対象の症状です。

芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ)

芍薬甘草湯は体力にかかわらず、使用できます。急激な筋肉のけいれんを伴う痛みがある方の筋肉のけいれん、こむらがえり、腹痛、腰痛に効果的です。

月経時の経血の排出時に起こる子宮の収縮を緩和させる働きから、月経痛を軽減させる効果が期待できます。

漢方 vs 低用量ピル:症状・状況別の比較

PMSや月経困難症の治療では、漢方とピル(低用量OC/LEP)のどちらが合うかは、症状の種類・年齢・生活状況によって異なります。下表で確認してください。

比較軸漢方薬低用量ピル
主な作用体質改善・気血水のバランスを整えるホルモン補充で月経周期を安定化
保険適用適用あり(医療用漢方エキス製剤)月経困難症・子宮内膜症に適用あり
効果の出方緩やかに体質が変わる(1〜3ヶ月目安)1〜2周期で生理痛・出血量の改善が多い
メンタル症状◎ イライラ・不安・不眠に対応する漢方が豊富○ PMSへの効果はあるが個人差あり
むくみ・冷え◎ 当帰芍薬散など体質改善で対応△ 直接的な効果は薄い
生理痛(器質的)△ 効果に個人差あり◎ 子宮内膜症・子宮筋腫に有効
避妊効果なしあり
主な副作用体質に合わない場合に胃腸症状など軽微なものが多い血栓症(稀)・不正出血・吐き気・体重変動
喫煙者・35歳以上使用可能35歳以上の喫煙者には処方制限あり
授乳中薬剤による(医師確認要)原則不可
初診時の検査血圧測定のみ(おうち病院の場合)血圧・子宮頸がん検診結果・エコー検査が必要なケースあり

低用量ピルは服用禁忌の方もいるので、医師の診察の元、自分に合った治療を受ける必要があります。月経困難症の症状に悩んでいたら、まずは婦人科を受診しましょう。

漢方とピルは併用OK

漢方と低用量ピルの併用は可能です。漢方は効果が現れるまで期間が必要になるので、ピルで対処しながら漢方でゆっくり体質を整えていく、というような併用の仕方ができます。

または、低用量ピルで月経不順や月経痛を改善しながら、漢方でPMSやのぼせ感などのお悩みにアプローチしていくことも可能です。

選び方の目安:

  • イライラ・不安・不眠などメンタル症状が主体 → 漢方を検討
  • むくみ・冷え・疲れやすさが気になる → 漢方を検討
  • 子宮内膜症・子宮筋腫による器質的な生理痛 → ピルを検討
  • 避妊も同時に希望 → ピルを検討
  • 喫煙者・35歳以上・授乳中 → 漢方が検討しやすい

40代でのピルの代わりとしての漢方

40代になると、低用量ピルの選択が制限されるケースが増えます。日本産科婦人科学会のガイドラインでは、35歳以上の喫煙者へのOC処方は禁忌とされており、40代以降は血栓症リスクの上昇を考慮して医師が慎重に判断します。

このため、「ピルを使えなくなった」「年齢的に心配」という40代女性に漢方が注目されています。加味逍遙散や当帰芍薬散は更年期の移行期にも使われる漢方薬であり、PMSの症状だけでなく更年期に向けた体質整備としても継続しやすい選択肢です。

こんな症状、毎月繰り返していませんか?

以下の項目に当てはまるものがあれば、PMSや月経困難症の漢方治療を相談してみる価値があります。

  • 「生理前になるとイライラして家族に当たってしまい、後悔する」
  • 「市販薬を飲んでもすっきりせず、毎月何を試せばいいかわからない」
  • 「生理前の1週間は吐き気・めまい・頭痛が重なって仕事に集中できない」
  • 「ピルを試したが副作用が気になって続けられなかった」
  • 「生理前になると下痢・むくみ・不眠が重なって毎月消耗している」

これらの症状は「生理だから仕方ない」ではなく、適切な治療で改善できる可能性があります。漢方薬は体質や症状パターンに合わせた処方ができるため、「どの漢方が自分に合うか」を医師に相談することがファーストステップです。

PMS・月経困難症に効く漢方の処方なら、「おうち病院 オンライン月経困難症・PMS外来」という選択肢

PMS・月経困難症とともに、体質によるお悩みへの効果が期待できる漢方治療。漢方は飲み続けていくうちに効果がゆっくりと現れていくため、長期的な服用が必要になります。

おうち病院 オンライン月経困難症・PMS外来の特徴

おうち病院では、月経前後・月経中症状の悩みに対応したオンライン診療を提供しています。「忙しくて対面診療のクリニック通うのが難しい」「自分に合う漢方薬を医師に相談しながら決めたい」といった方には、おうち病院がとても便利です。「病院に行くほどのことでもない」と思いがちな悩みでも、医師に相談することで治療の選択肢が広がります。

おうち病院の特徴

✅ 自宅から受診できる

診察室に行かずにスマートフォン・PCから問診・診察が完了します。月経前後・月経中症状の悩みを対面で話すことへの心理的なハードルも軽減できます。

時間通りに診察が始まる

予約した時間に診察が開始するため、仕事の合間にも受診を計画的に組み込むことができます。
・平日・土日祝日も朝8時〜夜22時まで診察可能

✅ 女性医師が丁寧に診察

おうち病院では診察時間を15分確保しています。医師は事前に問診票を読み込んで診察に臨むため、「自分の生活習慣や生理パターンに最適な漢方薬を探したい」「お薬の服用を抑えながらPMS症状を改善をしたい」といった具体的な悩みを落ち着いて相談できます。

受診場所と薬の受け取り場所を分けられる

受診はスマートフォン・PCから自宅や外出先で行い、処方薬は自分が指定した薬局で受け取れます。
・処方せんは全国8,200店舗の薬局から選択し自動送信され、受け取り可能
・自宅配送「おくすりおうち便」を利用すれば、薬局に行く手間なし

受診費用の目安(保険適用)

費用項目金額
診察料(保険適用・初診)1,000〜1,200円
システム利用手数料1,100円
合計目安約1,900〜2,400円
※自宅への配送をご希望の場合は追加900円にて「おくすりおうち便」をご利用いただけます。
※薬代は別途。薬局での自己負担額は薬剤・保険の種類により異なります。

おうち病院 月経困難症・PMS外来での処方方針:PMSにおける診療の重要性

PMSは、直接命に関わる病気ではありません。しかし、人によっては痛みなどの症状が毎月起こり、日常生活に支障をきたす方もいます。

おうち病院では、PMSおよび月経困難症への処方に関して、主に漢方薬の組み合わせ処方を推奨しております。
低用量ピルの処方については慎重に取り扱っており、「血圧」「健康診断等での子宮頸がんについての診断結果」「エコー検査で異常がないこと」などの情報をご共有いただいております。(※漢方処方の場合には、事前資料等は不要です。)
どうしても低用量ピルの処方をご希望の方は、産婦人科を受診するようお願い致します。

また、日常生活に問題がなかったとしても、月経前の不調が定期的に続いている場合は、一度婦人科や産婦人科での診療を受けることを検討してください。

おうち病院 月経困難症・PMS外来への受診の流れ

  1. おうち病院の月経困難症・PMS外来ページから予約
  2. 事前問診票に回答(生理前後の状況・生活習慣・現在の薬・日常への影響・試した市販品など)
  3. ビデオ通話で医師と診察(約15分・クイックな対応の場合には5分程度で完了)
  4. 処方薬を薬局に受け取りに行く、または自宅に配送してもらう

お薬処方のために病院に通う必要がないので、ストレスなく漢方を続けやすいです。こちらで月経困難症の診察を受けると漢方や治療薬が保険適用になるので、ドラッグストアなど市販で漢方を買うよりも安くなります。

月経困難症に効果的な漢方を試してみたい方は、ぜひおうち病院「オンライン月経困難症・
PMS外来」
の診察を検討してみてください。

※月経困難症の症状が重く、検査を受けたことがない方はまず婦人科で検査を受けることを推奨します。重篤な病気が隠れている可能性がございます。

よくある質問(FAQ)

Q. PMSに効く漢方は何がいいですか?

PMSに使われる代表的な漢方薬は、加味逍遙散(イライラ・不安・のぼせ)・当帰芍薬散(むくみ・冷え・疲れやすさ)・桂枝茯苓丸(血行不良・肩こり・頭痛)などです。ただし、漢方薬は「証(体質)」に合わせて選ぶことが重要であり、同じ症状でも体力・体型・冷えの有無によって適した薬が変わります。自己判断での選択よりも、医師または薬剤師に症状を伝えて処方・推薦してもらうことをお勧めします。

Q. 漢方とピルはどっちがいいですか?

症状と状況によります。生理痛が器質的な原因(子宮内膜症・子宮筋腫など)によるもので、避妊も希望する場合はピルが適しています。一方、イライラ・不安・むくみ・冷えなどの体質的なPMS症状や、ピルの副作用が気になる方・35歳以上の喫煙者・授乳中の方には漢方が検討しやすい選択肢です。両者は排他的ではなく、医師の判断のもとで併用されるケースもあります。

Q. PMSの吐き気に効く漢方はありますか?

生理前の吐き気・嘔気には、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)や苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)が使われることがあります。半夏厚朴湯は喉のつかえ感・不安感・吐き気をともなうPMSに用いられ、苓桂朮甘湯はめまい・動悸・吐き気をともなう場合に適しています。吐き気の原因(胃腸の問題か、ホルモン変動によるものか)によって適した漢方が異なるため、医師への相談をお勧めします。

Q. 40代でピルの代わりに漢方を選べますか?

選べます。35歳以上の喫煙者には低用量ピルの処方制限があり、40代以降は血栓症リスクも考慮されます。加味逍遙散や当帰芍薬散は更年期移行期にも継続して使われる漢方薬であり、PMSの症状緩和と体質改善を同時に目指せます。ただし、40代でPMSが悪化している場合、更年期障害との鑑別が必要なこともあるため、医師への相談をお勧めします。

Q. 漢方はPMSに保険適用されますか?

医療機関で処方される医療用漢方エキス製剤(ツムラ製品等)は、健康保険の適用を受けられます。月経困難症やPMSを適応症として認められている漢方薬は複数あり、初診・再診費用も含めて保険診療の範囲内で受診できます。ただし、ドラッグストアで販売される市販の漢方薬は保険適用外です。

Q. ピルと漢方を同時に飲んでも大丈夫ですか?

一般的には、低用量ピルと漢方薬を併用しても重大な相互作用が起きるケースは少ないとされています。実際に、ピルで生理痛を抑えつつ、加味逍遙散でメンタル症状を補う形で使われることがあります。ただし、すべての漢方薬とピルの組み合わせについて安全性が確立されているわけではないため、必ず医師に現在服用中の薬を伝えたうえで処方を受けてください。

Q. 漢方の効果はいつごろから出ますか?

体質改善を目的とする漢方薬は、一般的に1〜3ヶ月の継続服用で効果が現れることが多いとされています。加味逍遙散や当帰芍薬散などは、2〜3周期目から「生理前の気分の波が和らいだ」「むくみが減った」と感じる方が多い印象があります(個人差あり)。一方、芍薬甘草湯のように急な腹痛・こむら返りに頓服として使う漢方は即効性があります。漢方は継続が重要であり、1ヶ月で効果を感じにくい場合は薬を変えるか他の治療を医師と相談することをお勧めします。

Q. 漢方に副作用はありますか?

医療用漢方薬にも副作用はあります。代表的なものとして、甘草(かんぞう)を含む漢方薬を長期服用した場合の「偽アルドステロン症」(血圧上昇・むくみ・血中カリウム低下)、胃腸の弱い方に出やすい消化器症状(下痢・胃もたれ)があります。「漢方は天然だから安全」という認識は誤りであり、必ず医師の指示のもとで服用してください。副作用が疑われる場合は速やかに医師に相談してください。

Q. 半夏厚朴湯はPMSに効きますか?

半夏厚朴湯は「喉のつかえ感(梅核気)・不安感・抑うつ・吐き気」をともなうPMSに用いられます。PMSに伴うのどの違和感、不安感が強い方に向いている漢方薬です。ただし、半夏厚朴湯はPMSの全般的な症状に幅広く効くわけではなく、証(体質)に合わない場合は効果が出にくいことがあります。自己判断での購入よりも、医師・薬剤師に相談したうえでの服用をお勧めします。

Q. オンライン診療で漢方を処方してもらえますか?

処方してもらえます。おうち病院の月経困難症・PMS外来では、スマートフォン・PCから保険診療で漢方薬の処方を受けられます。ビデオ通話で医師が症状・体質を確認し、適した漢方薬を処方します。処方箋は全国8,200店舗の薬局で受け取れるほか、自宅配送(おくすりおうち便)にも対応しています。漢方処方の場合には血圧測定結果等の事前資料は不要です。

【コラム】症状別 精神的なPMS症状のセルフケア

PMS症状のうち精神的な症状に対するセルフケアを紹介します。ぜひ取り入れてみてください。

イライラ、攻撃的になりやすい

イライラしたり攻撃的なったりしてしまう時は、自律神経が乱れ神経系が興奮状態にあります。

まずは、深呼吸をして気持ちを落ち着かせましょう。この時期には意識してリラックス効果の高いものを取り入れてみるのもよいかと思います。

例えば、アロマテラピーやハーブティーがおすすめです。また、グレープフルーツ、ミカンなどの柑橘類、酸味のある食べ物は気持ちを静めてくれます。

軽い運動や趣味に没頭するといった気分転換もおすすめです。

気分が落ち込み不安定になる

気分が落ち込み、不安定になりやすい時は、ヨガやストレッチなど、ゆったりとした運動や入浴・マッサージなどでリラックスし、身体を温めるのがおすすめです。

散歩や軽い運動は気分転換にもなるでしょう。日光浴をあびる事で前向きな気持ちになれるセレトニンの分泌の助けになる、ビタミンDも生成されます。

PMSの悩みは、一人で抱え込まずに相談しましょう。誰かに話を聞いてもらうことで、気持ちが楽になる可能性もあります。

【コラム】症状別 身体的なPMS症状のセルフケア

PMS症状のうち身体的な症状に対するセルフケアをご紹介します。ぜひ取り入れてみてください。

疲れやすい、だるくて動けない

疲れやすい、だるくて動けない、などの症状がある時は、体が冷えている、血流が悪いなどの状態になっている可能性が高いです。血流の改善をすると症状が和らぐ可能性があります。

熱めのシャワーなどで交感神経を少し刺激する、浴槽にゆっくりつかる、軽いストレッチやウォーキングといった有酸素運動を取り入れる、などが有効です。好きなことをして気分をリフレッシュさせるのも効果的です。

そのような事も出来ないくらい重い場合は、無理せず安静にしていましょう。

腹痛・腰痛

月経前のPMSの時期から月経中は、特にお腹や腰を冷やさないように意識しましょう。

冷えると痛みが増す恐れがあります。

エアコンや冷たい飲み物で身体を冷やさないことはもちろん、温めるケアも必要です。おすすめは、腹巻きです。

最近では、服に響かない薄手のものやおしゃれなものが増えてきています。また。シルクやオーガニックコットン、温感素材など素材にもこだわった様々な商品がありますので、検討してみてください。

おうち病院の特化型外来

診療科目

その他一般科として、内科、小児科、皮膚科、循環器内科を受診いただくことが可能です。

診療科目(自費)