ニキビの症状を治す方法は一般的に飲み薬と塗り薬の2種類です。しかし、ニキビの特徴によって、向いている方法が異なります。
そのため、「塗り薬と飲み薬はどちらが向いているの?」「よく違いがわからない」という方もいるのではないでしょうか。
本記事では、ニキビの飲み薬と塗り薬の特徴や向いているケースについて解説します。また、塗り薬を塗る際のポイントもみていきましょう。
目次
ニキビは皮膚疾患の1つ
ニキビは皮膚の慢性炎症性疾患の1つです。
思春期に数年間症状が続き、悪化した場合、跡が残ってしまう可能性もあります。仮に残ったニキビ跡は、治せないケースも少なくありません。
ニキビの跡は心理的な影響を大きく与えるため、コンプレックスの原因にもなりかねません。ニキビの跡を残さないように防ぎ、早めに治療を始めましょう。
また、治療後も良い状態を維持し続けるように心掛けることが大切です。
ニキビの飲み薬の特徴・メリット・デメリット
ニキビを改善する方法は、一般的に飲み薬と塗り薬の2種類です。ニキビの症状や原因に応じて、飲み薬と塗り薬を使い分けるとよいでしょう。
ここでは、飲み薬の特徴やメリット・デメリットを解説します。
飲み薬が向いている方
ニキビの治療において飲み薬が向いているケースは次のとおりです。
・ニキビの数が多い
・ニキビを定期的に繰り返している
・赤みの強いニキビが多い
ニキビは肌のターンオーバーのサイクルが崩れたことが原因で発生します。そして、ニキビの数が多い・炎症を引き起こしている場合、抗炎症作用や抗酸化作用の成分が含まれているため、飲み薬が適しています。
生活習慣の乱れやストレスによって皮脂が過剰に分泌されている状態であるため、身体の内側から改善しなければなりません。ニキビの症状改善だけでなく、再発予防にもつながります。
メリット
飲み薬のメリットは次の3つです。
・炎症のあるニキビに効果を発揮する
・塗布する時間が勿体ないと感じる場合に使いやすい
・体内からアプローチすることで体質の改善につながる
塗り薬の場合、治療箇所に薬を塗布する手間と時間がかかります。加えて、スキンケアの方法を間違っていたり怠ってしまったりした場合、肌のターンオーバーのサイクルが崩れる原因にもなりかねません。
そのため、スキンケアの方法に不安がある方やケアの習慣がない方は、飲み薬でニキビの改善やターンオーバーの調整をサポートする方法を推奨します。
また、ニキビは肌の表面的な問題ではなく、毛穴の中や角質層など内側にも炎症が起きています。そのため、体内に抗生物質を服用することで炎症を抑えることが大切だといえるでしょう。
ニキビの炎症が起きた箇所はアクネ菌が多く存在している可能性があるため、再発するケースが多い点も知っておきましょう。再発防止のためにも、飲み薬によって内側から肌の健康を維持することが大切です。
デメリット
飲み薬には次のようなデメリットがあります。
・効果を感じるまで時間がかかる
・副作用が出やすい
飲み薬は身体の内側や肌の状態を調整しニキビの改善に働きかけるため、患部に届くまで時間がかかります。飲み薬で改善を目指す場合、効果が出るまで継続的に服用しなければなりません。
また、飲み薬は身体の内側に成分を入れるため、外部に塗布する塗り薬よりも副作用が出やすくなる可能性があります。皮膚科で処方される飲み薬(抗生物質)には、副作用として吐き気や胃痛、下痢などの症状が出るものもあるため、よく説明を聞きましょう。
ニキビの塗り薬が向いている方
ここでは、ニキビ治療で塗り薬が向いている方の特徴をみていきます。塗り薬は患部の外部に直接塗布するため、飲み薬のような副作用の心配はありません。また、症状の早期改善を目指せる点はメリットといえるでしょう。
炎症が起きている
ニキビの周囲に炎症が起きている方は、塗り薬を使用しましょう。
ニキビには次のような種類があります。
・白ニキビ・・・皮脂が詰まっている
・黒ニキビ・・・詰まった皮脂が酸化し黒くなっている
・赤ニキビ・・・炎症を起こし赤くなっている
・黄ニキビ・・・アクネ菌によって化膿している
赤ニキビや黄ニキビ、黒ニキビまで症状が進行している場合、早めに炎症を抑えなければなりません。そのため、効果の出やすい塗り薬をおすすめします。
細菌感染の可能性がある
赤ニキビがあれば、細菌感染・増殖の可能性があるといえます。そういった症状が疑われる場合、塗り薬を使用することで悪化を防ぐ事が化膿です。
ニキビは、体質や肌質などさまざまな原因で発症します。そのうえで、抗菌作用や殺菌作用のある薬を塗布することで、早めに症状を改善可能です。
また、細菌の動きを抑制できるため、ニキビの炎症も抑制できます。
症状を早めに治したい
次のようなお悩みにより、ニキビの症状を早めに治したい方にも塗り薬がおすすめです。
・痛みがあり、ストレスに感じる
・メイクで隠せない
・結婚式や成人式など特別な行事まで時間がない
塗り薬は患部に直接塗布するため、早く浸透します。外側から見て目立つニキビを早く治したい方は塗り薬を選択しましょう。
ニキビに塗り薬を塗る際のポイント
ここでは、塗り薬絵を塗る際のポイントをみていきましょう。
闇雲に量や回数を増やせばよいというものではありません。。定められた用法用量を守り、継続して薬を塗ることが大切です。
定められた用法用量を守る
塗り薬には、患部に適量を塗るという曖昧な指示が記載されているものがほとんどです。
適量とはニキビが隠れる程度の量を意味します。顔全体に塗布する場合、人差し指の第一関節に乗る量を広げるとよいでしょう。
継続して薬を塗る
継続して薬を塗ることで、症状の早期改善を目指せます。加えて、ニキビができにくい肌に変えてくれるため、症状が改善したからと言って使用を控えず、治療を継続しましょう。
3ヵ月を目安に継続して薬を塗ると、ニキビの再発予防にもつながります。
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まとめ
ニキビが悪化し跡が残ってしまった場合、治せなくなる可能性もありますので、早めに治療する必要があります。
ニキビの対処法は一般的に飲み薬と塗り薬の2種類です。症状を早めに治したい場合、塗り薬を使用するとよいでしょう。飲み薬と比較すると、塗り薬は患部に直接塗布するため、症状を早く治すことが可能です。
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