喘息を放置すると命に関わる?知っておきたいリスクと対策

喘息は、放置するととても危険で、命に関わることもあります。

本記事では、喘息を放置する事によるリスクとその対策、どのようにコントロールしていくのかなどを解説します。

喘息を放置すると命に関わるって本当?

「喘息を放置すると命に関わるって本当か?」と気になる方は多いかと多いかと思います。

結論から言うと、本当です。大げさではありません。

喘息の主な症状と発作

喘息の症状は、以下のようなものがあります。

  • ・息苦しい
  • ・咳が止まらない
  • ・咳こむ
  • ・夜間や早朝に咳で目覚める
  • ・階段を昇っただけで息切れする
  • ・ヒューヒューゼイゼイ呼吸音がする
  • ・空気の悪い場所やタバコ等の煙で呼吸困難におちいる

呼吸困難は病院に駆け込むレベルでかなり危険ですが、一見「風邪かな?」「体力ないからすぐ息が切れるのかな?」など、喘息に気付きにくい症状もあります。

「もしかしたら」と感じたらすぐに受診することをおすすめしますが、忙しい中病院に行くのも手間かと思いますので、オンラインでお気軽に診療を受けてみてください。

また、下記の通り、いくつか喘息には種類があります。

喘息の種類症状
咳喘息咳だけが続き、悪化すると気管支喘息になる
気管支喘息咳・痰・息苦しいなどの症状が表れ、ヒューヒューゼイゼイ喘鳴を確認できるほど強い発作を起こす可能性がある
アスピリン喘息アスピリンなどの鎮痛剤が引き金となり、命にかかわる重い発作が起きることがある
アトピー型喘息ホコリ・ダニ・カビや花粉などのアレルゲンが原因の喘息
非アトピー型喘息アレルゲンが特定できない喘息

喘息の原因

喘息が起こるのは、アレルゲンやタバコの煙など、なんらかの刺激により気管支が炎症を起こした結果、気道が狭くなるのが原因です。

気管支が炎症を起こし、次第に喉がむくんだような状態になります。それにより空気の通り道(気道)が狭まってしまうのです。慢性的にこの状態は続き、何かの刺激でさらに気道が狭まり、呼吸困難を引き起こす状態、これが発作です。

喘息を放置することで予想されるリスク

一見「風邪かな?」「体力ないからすぐ息が切れるのかな?」など、喘息に気付きにくいものもあります。

喘息と気付けないのも危険なので、思い当たる症状がある場合は早めに受診しましょう。

また、軽いからといって喘息を放置すると、気管支にダメージを与え悪化する恐れがあります。

軽い症状のうちに治療を行う事が、喘息を重症化させないコツと言われていますので、放置せずに早めの対処をおすすめします。

発作が減ってきたとき、良くなったと自己判断で放置するのもとても危険です。

治ったのではなく、くすぶっているだけでいつ発作が起きるかわからないという状態です。

喘息は放置せず継続的な治療を!

悪化しないために、喘息は放置せずしっかり治療しましょう。

喘息の治療は、体調と症状の管理をする長期的な治療と、発作時の対処との2軸が必要です。

喘息は完治ではなく症状をコントロールする

喘息は完治するものではありません。症状をコントロールして、発作を置きにくくし、上手く付き合っていくものです。

ほとんど発作が起きずに、日常生活を健康に過ごせていればうまくコントロール出来ている状態と言えます。

喘息の症状をおこさないための継続的な治療が大事

喘息症状が出にくくなるような治療を継続的に行います。

主に、気管支の炎症をおさえる吸入ステロイド薬や気管支を広げる長時間作用性β2刺激薬を同時に処方します。長時間作用性β2刺激薬は、吸入タイプと貼り薬(ホクナリンテープ)があります。

また、アレルギー症状を抑えるための抗アレルギー薬を併用することもあります。

発作時の緊急治療のみで普段放置すると悪化するだけ

発作を静める緊急治療は、短時間作⽤性吸⼊β2刺激薬を吸入補助器具を用いて吸入します。病院では症状により、酸素吸入や点滴・注射なども行います。

しかし、発作時に病院へ駆け込むだけで継続的な治療をしないで放置すると、発作を頻繁にお起こし、重症化する危険性があります。

「治った」と自己判断しない

治療を始めて発作が減ってきた時、良くなったと自己判断でやめてしまうのは危険な行為です。

治療をやめてしまうと、また発作が起きるかもしれません。さらに悪化する可能性もあります。

症状がしばらく出てなくても、治ったのではなく、上手にコントロール出来ている状態であり、コントロールを辞めればまた症状が出ると認識しておきましょう。

必ず医師の指示に従いましょう。

喘息を放置しないための対策

喘息の放置をしないために、日頃から習慣づけたい自己管理の方法と対策をお伝えします。

喘息を放置しないためのセルフチェック

喘息や体調不良を放置しないためには、日頃から自分の体調や体力をチェックし、変化を見逃さないことが重要です。

アプリや日記を利用し記録に残しておくのがおすすめです。

喘息は、いつ、どこで、どのような時にどうなった、などを残しておきましょう。後々判断材料になって便利です。

すでに喘息治療を始めている人は、パルスオキシメータで動脈血酸素飽和度※を計測するのも一つの方法です。飽和度が95%以下だと喘息発作を起こしている状態です。

自宅で計測でき、強い発作を起こす前に気づくことが出来て、自分でコントロールできるメリットがあります。指に挟むだけで簡単に計測できます。

なお、必要かどうかは症状によって異なること、医療機器でもあることから、医師の相談のもと検討してみてください。

パルスオキシメータは、ネット販売や各種家電量販店等で手に入ります。

体調を管理して喘息をコントロールする

喘息をコントロールするには、日頃から自律神経を整えることが重要です。

  • ・充分な休養を取る
  • ・軽い運動をする
  • ・栄養バランスの良い食事をする
  • ・ストレスや疲労をためない
  • ・リラックスやリフレッシュする時間を持つ

など、心がけてみましょう。

喘息発作を引き起こす原因をさけ快適な日常生活を

喘息発作を引き起こす原因をさけ、快適な日常生活を送りましょう。

  • ・空気清浄機を用いる
  • ・マスクをするなど自己防衛する
  • ・満員電車はなるべく避ける
  • ・部屋は清潔に保ち、換気する
  • ・タバコを吸っていた場合禁煙する(副流煙にも注意)
  • ・風邪や感染症には気を付け、手洗いうがいなどを徹底する

など、出来る限り目指してみましょう。

喘息症状は放置しないために定期的に受診しよう

喘息症状があれば、放置せず喘息外来への定期的な受診がおすすめです。

喘息外来で治療

アレルギー科や呼吸器科、呼吸器内科などの喘息専門医がいる外来が良いでしょう。

喘息とは長い付き合いになり、症状のコントロールが必要なことから、より専門性がある方が安心です。

オンラインクリニックの喘息外来で治療

アレルギー科や呼吸器科、呼吸器内科クリニックのオンライン枠と、オンライン専用クリニックの喘息外来の2通りあります。

多忙で通院が難しいと放置しがちですが、多忙な方はこちらが便利です。

喘息の継続的な治療なら、おうち病院「オンライン喘息外来」

仕事や家事・育児等、多忙でなかなか病院に行けない事もあるのではないでしょうか。

忙しくてついつい放置してしまう、そんな方は、おうち病院「オンライン喘息外来」がおすすめです。

近所に喘息外来がなく遠方までは通えない、多忙で時間が取れない、症状がつらくてなかなか外出できない、そんな時もおうち病院「オンライン喘息外来」なら、Webで空き時間をサクッと予約でき、お時間になったらスマフォやPCからオンラインで受診できます。

お薬手帳があれば受診が可能で、お近くの薬局薬店で処方薬を受け取っていただけます。

初診での検査と診断だけは病院に通院していただく必要がありますが、その後の継続治療には、時間を取らないオンラインは便利です。忙しくて放置してしまう、薬が切れてしまう、ということがなくなるかもしれません。

※ただし、小児喘息(16歳未満)は対応していません。大人の喘息がメインになります。

喘息は放置せず、治療しながらうまく付き合おう

毎日仕事や家事・育児に追われて、自分の体調を振り返る暇もなく、少しくらい我慢してしまう方も多いのではないでしょうか?

わかっていても我慢してしまう、そんな状況かもしれません。

しかし、忙しい人ほど早めに対処する方が賢明と言えます。結果的に長引かずに軽症ですむからです。

喘息は放置せず、治療しながらうまく付き合いましょう。

多忙な中でもご利用しやすい手軽なオンラインを検討してみてはいかがでしょうか。