ヘルペスにお悩みで、症状の緩和や再発予防のため、栄養バランスを整えたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。
本記事では、ヘルペスの不安を和らげるとされるおすすめの食品と栄養素について解説いたします。
目次
ヘルペスの症状と原因
ヘルペスとはなにか、あらためて解説します。
ヘルペスの症状
ヘルペスとは、ヘルペスウイルスによる、皮膚や粘膜に赤く小さな水ぶくれ(水泡)ができる病気です。痛みやかゆみをともないます。
唇や口内・性器・でん部・目などに発症します。
一度感染すると、症状がおさまってもウイルスは死滅することなく潜伏し、体調不良や過労がきっかけで再発します。
しかし、適切な治療や生活・食習慣で、症状の緩和や再発予防が可能です。
口唇ヘルペス、性器ヘルペス、帯状疱疹などいくつか種類があります。
ヘルペスの原因
ヘルペスウイルスに感染することが原因ですが、実はウイルスを持っていても発症しない方もいます。
発症するのは、抵抗力が弱くなっている時だとされています。
抵抗力が弱くなっている時とは、疲れやストレスがたまっている時、栄養が不足している時などです。
日常生活への影響
痛い・かゆい等の不快症状から、集中力が欠けて日常生活や仕事に支障がでます。
周囲の目を気にする、症状を知られたくないなど、気分も落ち込み、人との交流に弊害が出ます。
さらに、一度症状がおさまっても、再発するのでは?という不安が付きまといます。
ヘルペスの不安を和らげる栄養素とおすすめの食品
ヘルペスの不安を和らげる栄養素について、おすすめの食品とあわせて解説します。
ビタミン
ビタミンは皮膚にとって欠かせない栄養素です。
ビタミンA
抗酸化作用があり、皮膚や粘膜を健康に保ちます。免疫機能を整える働きもあるので、ウイルスの活動をおさえ、皮膚の再生をサポートしてくれます。
(レバー・うなぎ・たら・にんじん・モロヘイヤ・かぼちゃ・卵)
ビタミンB群
皮膚の細胞再生を促し、肌の健康を保つのに役立ちます。
(豚赤身肉・レバー・干しシイタケ・バナナ・さつまいも)
ビタミンC
皮膚などの細胞再生をするのに必要なコラーゲンの生産を手助けし健康な肌を保ちます。そのため肌の再生に役立ちます。
(赤ピーマン・黄色ピーマン・柑橘類・ブロッコリー・キウイ・いちご)
ビタミンE
強い抗酸化作用があり、活性酸素をおさえて細胞の老化を防ぐ働きがあります。そのため、ウイルスなど体に悪い影響を与える物質から皮膚や粘膜を守ってくれます。
(たまご・オリーブオイル・アボカド・全粒穀物・うなぎ・かぼちゃ・大豆製品)
リジン
リジンは私たちの体に欠かせない「必須アミノ酸」の一種です。体の組織を修復する働きがあり、皮膚の修復・再生を手助けしてくれます。
さらに、ヘルペスウイルスを増やす「アルギニン」をおさえる働きがあり、再発防止を手助けしてくれます。
(サバ、かつお、まぐろ、ヨーグルト、牛肉、大豆製品、鶏むね肉)
亜鉛
亜鉛は、体内で生成することができない「必須微量ミネラル」のひとつです。
私たちの体を作る大切な栄養素で、皮膚や内臓・爪・髪など体の成長と維持に役立ちます。免疫機能の調整や抗酸化作用の働きをサポートし、生殖機能にも役立ちます。
(牡蠣・チーズ・しらす干し・ほたて・かつお節・牛赤身肉・レバー・卵)
ヘルペスを和らげ再発を予防するためにやっておきたいこと
日常生活で気をつけたいポイントをご紹介します。
規則正しい生活習慣
生活リズムを整えます。
規則正しい生活習慣を心掛け、夜更かしは避けましょう。
また、睡眠不足は大敵ですので、しっかりと睡眠をとりましょう。
食事や睡眠の時間は、おおよそ決まった時間の方が望ましいです。
感染予防
家族やパートナーへ感染を広げないよう注意する必要があります。
口唇ヘルペスの症状が出ている時は、キスやほおずりなどで感染する危険があります。性器ヘルペスでは、性行為で感染する恐れがあります。
そのため、スキンシップは控えます。
また、タオルや食器の共有、食事・飲み物のシェア等でも感染の恐れがあります。
同居するパートナーや家族との共有はさけ、自分専用にします。
場合によっては医療機関へ相談する
栄養素のパワーで症状を和らげ、再発を予防することができます。
しかし、体質によって一人一人違うので、自己判断では難しいです。
ヘルペスに対応するクリニックか、栄養を指導してくれる医師への受診をおすすめします。
ヘルペスケアには栄養療法がおすすめ
ヘルペスケアには、医師がサポートしてくれる、栄養療法がおすすめです。
栄養療法とは
栄養療法とは、分子栄養学にもとづいた、分子レベルで体内の細胞へアプローチする治療方法のひとつです。
分子栄養学とは、食べ物に含まれる分子(栄養素)が私たちの体内でどのように影響を与えるかを研究しています。健康な食事を設計するための情報を提供し、健康をサポートするための栄養療法の基盤となります。
海外では、オーソモレキュラー療法と呼ばれ、日本でも近年注目されています。
栄養療法を行うには、まずは血液解析(通常より項目が細かい血液検査)を行い、その結果にもとづき、栄養バランスや不足している栄養素を明確にします。
一人一人違う遺伝子・代謝経路・細胞機能などを考慮しながら、不足している栄養素の摂取や食事パターンを最適化します。
西洋医療(対症療法)と栄養療法の違い
西洋医療(対症療法)は、病気の症状を緩和させ、苦痛を和らげるための治療法のことを言います。原因を根本から消滅させることは難しく、症状をおさえることを主としています。がん細胞等を摘出する手術など外科的治療も含みます。
栄養療法は、分子レベルで体内の細胞へアプローチする、分子栄養学にもとづいた治療方法のことを言います。
不足している栄養素の摂取や食事パターンを最適化することで、自らの自然治癒力を引き出し、病気治療の手助けになったり、未病を防いだりします。また、なんとなく不調な状態の改善にも役立ちます。
ヘルペスケアの栄養療法ならおうち病院『オンラインサプリ相談』
ヘルペスケアの栄養療法なら、おうち病院『オンラインサプリ相談』がおすすめです。
遠方で通院が難しい、多忙で通院できない、人に知られたくない、という方にはとても便利です。Webで予約し空いた時間でご自宅から受診可能です。
受診後に発生する不安や疑問は、チャット医療相談で質問できます。
血液解析だけは、対応するクリニックに行っていただく必要がありますが、検査結果があれば、あとはオンラインですべて解決します。
まとめ
ヘルペスケアには、栄養療法で体内へアプローチするのがおすすめとご理解いただけたのではないでしょうか。
栄養療法に興味をお持ちなら、忙しいあなたの生活のすきま時間で受診可能な、おうち病院『オンライン栄養療法外来』を、試してみてはいかがでしょうか。
体質や症状によっても変わってきますので、自己判断はせずに医師の診断のもと適切なサポートを受けましょう。
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