オンライン診療でもヘルペスの塗り薬の処方は可能!飲み薬との違いと有効な使い方

「ヘルペスの塗り薬が欲しい」「ヘルペスの塗り薬を病院でもらうのは恥ずかしい」といった悩みを持つ方もいるでしょう。そういった方々には、オンライン診療をお薦めします。今回は、ヘルペスの塗り薬の効果と受け取り方、オンライン診療の活用方法について具体的に解説していきます。

目次

ヘルペスの塗り薬は、皮膚科でしか処方されないイメージを抱いている方も多いのではないでしょうか。しかし、ヘルペスの塗り薬は薬局やオンライン診療でも手に入れることが可能です。

では、ヘルペスの塗り薬は具体的にどのような効果を持ち、飲み薬と何が違うのでしょうか。

本記事では、ヘルペスの概要にふれたうえで、塗り薬と飲み薬の効果の違い、注意点について詳しくみていきましょう。

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ヘルペスとは

ヘルペスとは、ウイルスに感染したうえで、口唇、性器などに水ぶくれ、痛みやかゆみといった症状が表れる感染症です。

口唇の痛みやかゆみは「単純ヘルペス一型」、性器は「単純ヘルペス二型」、水痘・帯状疱疹は「VZVウイルス」によって引き起こされます。

これら3つのウイルスの共通の特徴は、症状の軽減は可能であるものの、完治することがないという点です。

また、ヘルペスは初感染が最も症状が重くなりやすく、再発・再感染した場合は免疫ができていることから、初感染よりも症状が軽いケースが多くなっています。

VZVウイルスによって現れる水痘はワクチンによって防げるものの、空気感染するために隔離が必要とされます。

帯状疱疹に関しては60歳以上の方が発症する確率が高く、全身ではなく、左半身などに症状が表れる点は知っておきましょう。 

また、単純ヘルペスウイルスに関しては、接触・飛沫感染が引き起こされるため、患部にふれない・こすらない、タオルなどを共有して使用しないといった工夫が必要です。

加えて、心身の疲れによって症状が表れるだけでなく、自己判断しづらいため、初めて症状が表れた場合は医療機関の診察を受けることを推奨します。

ヘルペスの塗り薬と飲み薬の効果の違い

ヘルペスの塗り薬と飲み薬は、どちらもウイルスが増殖するのを防ぐ効果があります。

自然治癒する感染症ではあるものの、心身の疲れによって重症化する可能性もあるため、症状に気付いた場合はできる限りはやめに対処することが大切です。

また、塗り薬は患部に対して外部から抗ウイルス薬を塗布するものの、薬局では医師の診断に基づいて「塗り薬による対処でよい」と判断された場合でしか購入できません。

加えて、有効成分となるアシクロビルなども飲み薬と塗り薬がありますが、ほとんどの場合は体内で増殖するウイルスに対抗する必要があるため飲み薬が処方されます。

どちらも使用する薬剤の効能は同じです。

しかし、ウイルスの増殖のピークは72時間であることから、迅速に症状を治めたい場合は飲み薬の方が効果的だといえるでしょう。

塗り薬を服用できるのは、症状がごく軽微であり、再発の頻度が少ない場合だといえます。

感染の可能性があればすぐに対処する

ヘルペスに感染した場合、完治することはありません。

塗り薬や飲み薬、点滴などを含めた治療によって症状を軽減できますが、ヘルペスは定期的に再発を繰り返すものです。

そのため、ヘルペスの症状が現れた場合や可能性があると想定される場合は、すぐに医療機関の受診を行うことが大切です。

ヘルペスは神経節に存在するウイルスであるため、増殖を防ぐことで症状の悪化を防げます。

塗り薬に関しては、初診・再発でも症状が軽微な場合に使用しないため、自己判断をせずに診察を受けたうえで使用しましょう。

ヘルペスの感染・再発防止の方法

ヘルペスに感染した場合は次のような感染・再発防止の方法があります。

・口唇ヘルペスの場合は常にマスクを使用する

・患部はさわった場合、薬用石鹼などですぐに洗う

・性交渉を避ける

タオルや食器の共有も感染につながるため、家族内でも別々にするといった工夫が大切です。

ヘルペスの再発頻度は、口唇ヘルペスの場合は年に2回ほど、性器の場合は男性は12回、年7回ほどです。

仮にこの頻度よりも高い場合、ウイルスが増加していると想定されるため、飲み薬や注射・点滴などの治療を検討しましょう。

また、日常生活では次の項目を意識してみてください。

・強い紫外線を避ける

・月経中に無理をしない(身体に無理をさせない)

・併用している薬剤による免疫低下を避ける(医師との相談)

強い紫外線に関しては、冬は雪が降る地域の場合、夏と同等以上の紫外線を浴びるため、日頃からのUV対策も大切です。

オンライン診療ではヘルペスの塗り薬を処方して貰える

オンライン診療では、ヘルペスの塗り薬を処方してもらうことが可能です。

例えば、医師の診察で塗り薬を処方され、塗り薬が足りなくなった場合などに迅速に処方してもらえる点はメリットといえるでしょう。

また、ヘルペスのために病院へ行くのが恥ずかしいという方も、自宅で診療を受けることができるというのも特長です。

オンライン診療では診察も行うため、場合によっては塗り薬でなく、飲み薬を処方するケースもあります。

しかし、塗り薬が効果を発揮するのは、軽微な場合のみです。

ヘルペスの場合、神経節に存在するウイルスの活性化によって症状が表れます。

そのため、飲み薬によって、身体の内側からウィルスの増殖を抑制・防止する方法がより効果的だといえます。

また、治ったかどうかは自己判断が難しいため、皮膚科で最終的に判断してもらうことが大切です。

症状が収まったとしてもヘルペスではなく、カンジタなど別の病気の可能性もあるため、自己判断は避けましょう。

オンライン診療でヘルペスの塗り薬を処方される流れ

ここからは、オンライン診療でヘルペスの塗り薬が処方される流れについてみていきましょう。

アカウント登録から受け取りまでの流れには手順があるものの、スピーディーに進められるため、最短でサービスを利用したその日の内に塗り薬を処方してもらえます。

問診と診療の流れ

まずは、アカウント登録からスタートしましょう。

名前、住所、メールアドレスなど必要な情報を入力します。アプリの登録は必要ありません。

次に、診療科・クリニック・診療時間を選択し、オンライン診療で使用する問診表を入力しましょう。

過去の診察結果、処方されていた薬なども含めて伝えておくとスムーズな診察が可能となります。

ヘルペスで処方される塗り薬・飲み薬はどちらも他の薬との相性の良し悪しがあるため、医師の診察に従って用法用量を守ることが大切です。

後述しますが、ヘルペスの塗り薬・飲み薬はどちらか一方しか処方されない点は知っておきましょう。

処方箋発行と薬の受け取り方法

診察後は処方箋が発行され、予約時に指定した薬局へFAXが送信されます。

そのため、サービスの利用者は処方箋を薬局に持っていく必要はありません。

指定した薬局や店舗で薬を受領したあとは、用法・用量を守りつつ、ヘルペスの塗り薬を使用しましょう。

ヘルペスウイルスが活性化するピークは、72時間と決まっていることから早めに受診・薬を服用することで症状の悪化を防ぐことが可能です。

オンライン診療の有効な活用方法

オンライン診療は、次の3つのケースのいずれかに該当する場合、有効に活用できるでしょう。

・同じ薬を継続して処方されたい

・営業時間に間に合わない、アクセスが難しい

・感染症の予防

その中でも特に同じ薬を継続して処方されたい場合、オンライン診療が役に立ちます。また、医師の診察があるだけでなく、現在の症状に合わせて的確なアドバイスをもらえます。

加えて、子供がかかりやすい水疱瘡などの場合は空気感染も起こりえるため、オンライン診療を活用することで他人と接することなく、治療が可能となる点も魅力の1つです。

水疱瘡は、年齢で症状が変わる感染症ではないものの、肺炎や気管支炎などを併発しやすく、大人の方が重症化しやすい点は知っておきましょう。

ヘルペスの塗り薬の処方に関する注意点

ここからはヘルペスの塗り薬に関しての注意点を解説していきます。

塗り薬は初期症状に対して効果を発揮するものの、効果が出なければ飲み薬・点滴など治療内容が変化していきます。

飲み薬と塗り薬の併用は健康保険ではNG

飲み薬と塗り薬の併用は健康保険ではNGとなっています。飲み薬と塗り薬の効果が大きく変わらないだけでなく、副作用なども考えられるためです。

ウイルスが変容し、薬に対して耐性を持つことを避ける意味もあります。

しかし、初診で塗り薬を塗布されて使い切り、オンライン診療など医療機関の受診によって、飲み薬に切り替えるといった対応は可能です。

また、帯状疱疹の症状が出た場合は痛み止めが必要となるケースもあるため、 ヘルペスウイルスが要因だったとしても医師の診察内容に合わせて正しく使用する必要があります。

飲み薬と塗り薬はあくまでも初期対応

ヘルペスの塗り薬は、症状が比較的、軽微な場合に使用されるものです。

飲み薬に関しては、塗り薬のみでは対応できない場合や神経節のウイルス増殖を防ぐ目的で使用されます。

そのため、ほとんどの医療機関では、飲み薬を処方されるケースが多いといえます。

そのうえで、ヘルペスが重症化した場合、単純ヘルペス脳炎などといった病気につながる可能性があります。

ヘルペスウィルスは、世界的に珍しいウイルスではなく、多くの人が保有しているといえるほど蔓延しているものです。

免疫力の低下や過度な疲れなどを避けるといった適切な対処が出来ていれば重症化するケースは多くありません。

ただし、神経節で増加したウイルスには、抗ウイルス薬を迅速に使用し、増殖を抑制する必要があります。

この場合、飲み薬ではなく、注射や点滴によって抗ウイルス薬を身体に取り込むことになります。

抗ウイルス薬の処方は、オンライン診療でも可能です。

そのうえで、症状が重い、回復が遅いと感じる場合は皮膚科などに早めに相談しましょう。

まとめ

ヘルペスの塗り薬は、症状が軽微な場合に処方されるものです。

オンライン診療をはじめ、各医療機関で処方されるため、入手は難しくないといえるでしょう。

ただし、薬局では過去に処方された場合でなければ購入できないケースもあります。

また、内服薬と塗り薬は同時に処方されるケースはほぼなく、重症化した場合は点滴や注射に切り替わります。

仮に、「過去にヘルペスと診断され、症状の相談がしたい」「塗り薬がきれたので新しいものが欲しい」という方は『おうち病院 オンラインヘルペス外来』を利用してみましょう。