花粉症対策にはビタミンD!効果的な摂取方法を解説

つらい花粉症のケアにはビタミンDが有効と言われています。

病院で処方される薬と違って、ビタミンDは、食事や散歩でも摂取できますよね。ビタミンDサプリメントでも摂取できます。そのため、あまり薬を飲みたくない方や、妊娠中の方には特におすすめです。


本記事では、ビタミンDを摂取する方法と、選び方の注意点について解説します。

花粉症の主な症状と原因について、見てみましょう。

症状

花粉症の症状は個人差がありますが、一般的なものとして以下が挙げられます。

・くしゃみと鼻水:

アレルゲンとなる花粉が鼻の粘膜に入ることで、くしゃみや鼻水を引き起こします。

・鼻づまり:

くしゃみや鼻水野連発により鼻の粘膜が腫れて狭くなり、鼻づまりの症状が出ます。これにより、鼻呼吸が困難になり、口呼吸をすることでさらに不快な症状を引き起こすことがあります。

・咳やのどの痛み: 

鼻づまりによる口呼吸を日常的に行っているため、喉の粘膜を痛め、痛みや咳などを引き起こすことがあります。

また、花粉が喉に達すると、喉の粘膜が刺激され咳やのどの痛みが生じることがあります。

・目のかゆみと充血: 

花粉が目に入ると、目のかゆみや充血の症状が出る場合があります。これにより目を触ってしまうと、さらに悪化します。また、目の周りの皮膚が赤く腫れることもあります。

・倦怠感: 

花粉症の症状が続くと、倦怠感や集中力の低下などの全身症状が現れることがあります。

鼻詰まりが続くと睡眠不足にも陥りがちなのも、理由のひとつです。

これらの症状は、花粉症の程度や個人の体質によって異なります。重度の場合、これらの症状が日常生活に支障をきたすこともあります。

原因

花粉症の主な原因は、特定の植物の花粉に対する過敏反応です。


人によってアレルゲンに違いはありますが、主にスギやヒノキなど、常緑針葉樹(1年を通して紅葉や落葉がなく、緑の針葉をつけている種類の樹)の花粉に対する免疫反応によって発症する方が日本の中では割合が高いです。


アレルゲンとなる花粉に対して、免疫システムが過剰に反応している状態です。


免疫システムは本来、体を守るために外部の異物や病原体と闘う役割を持っています。

しかし、花粉症の場合、免疫システムが誤って花粉を敵と見なして攻撃を始めます。本来、免疫システムが正常に機能していれば、花粉は無害な物質として認識されます。

しかし免疫システムが誤って花粉を有害と見なして過剰反応を起こし、これが炎症やアレルギー症状となって、花粉症の症状が現れます。

ビタミンDが体に与える影響と花粉症に期待される効果

花粉症発症の原因は、免疫機能が過剰反応を起こしているから。そのため、免疫機能の過剰反応をおさえ、正常に働かせることが花粉症ケアに有効です。

免疫機能が正常に働いてくれるようサポートしてくれるのが、ビタミンDです。

ビタミンDは、免疫細胞の正常化に有効という研究結果が数多くあります。

ビタミンDが不足すると、免疫機能が低下します。風邪やインフルエンザなどの予防にビタミンDと言われているのは、免疫機能を正常化するためです。


また、ビタミンDは炎症をおさえ細胞の分裂と成長の調整をする働きがあります。これにより、炎症性疾患やアレルギー反応の症状が軽減される可能性があります。

<ビタミンDの主な働き>

免疫機能の調整・細胞の生まれ変わりへのサポートと調整・血糖コントロール・骨の健康維持・炎症をおさえる

ビタミンDの効果的な摂取方法

ビタミンDを摂取する方法は3つあります。ひとつずつ紹介していきます。

食事から摂取する

食生活の中で栄養バランスを意識し、積極的にビタミンDを摂取しましょう。

<ビタミンDが多く含まれる食材>

食べ物に含まれるビタミンDは、植物由来のビタミンD2と動物由来のビタミンD3があります。

・サケ・サバ・しらすなど魚・卵・キノコ類・切り干し大根

なかでもキノコ類は、天日干しをすることによって、ビタミンDが増えますので、干しシイタケを積極的に食べたい食品です。

しかし、現代では効率よく生産するために、室内の食品加工工場等で機械を使って乾燥するものもあります。「天日干し」と書いてあるものを選ぶことをおすすめします。切り干し大根も同様です。

日光浴で摂取する

日光を浴びることによって、私たちの体内ではビタミンDが生成されます。日頃から散歩などで日光を浴びることをおすすめします。

しかし、現代人は多忙です。職種によっては日中ずっとオフィスにいて、通勤時のわずかな時間しか日光を浴びない方も多いかと思います。まったく外に出る機会がない方もいるでしょう。

日光浴は、ビタミンDを生成するだけでなく、体内時計も整えてくれることから、健康な体作りのためにも意識してみてください。リラックスできて、気持ちも晴れ晴れしますよ。

サプリメントから摂取する

食事から摂取できるビタミンDの量はわずかであり、充分とは言えません。不足がしちなビタミンDを摂取するには、食事・日光浴に加えてサプリメントで補給するのがおすすめです。

ビタミンDサプリの選び方

ビタミンDサプリを選ぶときに注意すべき点をお伝えします。

主成分がビタミンDのサプリを選ぶ

余分な栄養素が入っていない、主成分がビタミンDのサプリメントを選びましょう。より効果を実感できる可能性があります。

また、ビタミンD3とビタミンD2のどちらが良いのかと混乱しやすいですが、どちらも大差はありません。ビタミンB群のような違いはなく、同じ種類です。

体内で必要とされるビタミンDはビタミンD2(エルゴカルシフェロール)とビタミンD3(コレカルシフェロール)の2種類があります。D2はきのこ類など、D3は魚類に多く含まれているため、D2のサプリは植物由来、D3のサプリは動物由来です。

D2のサプリは、ヴィーガンなど動物由来食品を避けている人にとってはおすすめです。

どちらの成分かは表記されているはずなので、成分表示をしっかり確認しましょう。


また、D3のほうがより体内に吸収されやすく利用されやすいので、D3のサプリを好む人が多いとも言われています。

ヴィーガンでなければ、D3サプリを多く含んだサプリが良いでしょう。

栄養素が充分配合されているサプリを選ぶ

サプリに含まれる栄養素の配合量は、製品によって異なります。

安価で売られているサプリの多くは、原材料費削減を重視し、配合量がわずかな場合があります。そのようなサプリメントは効果を期待できない可能性があります。

1日の推奨摂取量は人により個人差もありますが、おおよそ8.5μg(上限100μg)とされているため、8.5μg前後を目安に選びましょう。

余分な添加物が入っていないサプリを選ぶ

サプリの製造には、添加物は欠かせないものですが、使用を最小限にすることは可能です。

必要最低限の添加物でおさえ、余分な添加物(増量剤、着色料、甘味料、香料、保存料など)を含まないサプリメントをお勧めします。

ビタミンDサプリを選ぶ時の注意点

ビタミンDサプリを選ぶ時の注意点を説明いたします。

・サプリメントの成分にアレルギーはないか?

人によってはサプリメントの原材料にアレルギー症状を引き起こす場合があります。原材料や添加物で何が使用されているか、しっかり成分表示を確認する必要があります。

・服薬中であれば、飲み合わせ等に問題はないか?

内服薬を処方されている場合、サプリメントの併用は医師への相談が必要です。組み合わせが悪いと健康被害に及ぶ可能性があり、自己判断は非常に危険です。

また、内服薬の効果を弱めてしまう事もありますので、ビタミンDサプリを取り入れるさいは医師に確認しましょう。

ビタミンDサプリは「医療用サプリメント」がおすすめ

サプリメントの自己判断による思わぬトラブルや健康被害を避けるためには、医療用サプリメントがおすすめです。

医療用サプリメントは、医師の診断のもと、適切なサプリメントを処方してもらえます。

あなたの状況や体質に応じたビタミンDサプリを提案してくれるので、安心と言えます。

通常のサプリメントと医療用サプリメントの違い

通常のサプリメントは、ドラッグストアやネット通販などで気軽に手に入ります。

あくまでも食品であり、健康増進や栄養補給を目的としています。しかし、通常のサプリメントの多くは、その効果や安全性については確実ではありません。


一方、医療用サプリメントは、栄養素が不足しているために起こる体の不調の改善、病気の治療の補助や予防を目的として利用されることが多く、治療や予防を前提として開発されています。このようなサプリメントを取り入れるには、医師の診断による処方箋が必要です。

製造工程では、GMP(Good Manufacturing Practice)という厚生労働省が定める高い基準に従って製造されることが求められます。これは、製品が安全に作られ、一定の品質が保たれるようにするためです。

医療用ビタミンDサプリの処方なら、おうち病院「オンラインサプリ相談」

病院への通院が難しい方には、オンライン診療がおすすめです。

おうち病院オンラインサプリ相談では、オンラインでドクターが問診・カウンセリングを行い、あなたに最適な医療用ビタミンDサプリを処方します。

ご自身の都合のいい時間に通院の手間や時間をかけることなく、ご自宅で受診できます。

まとめ

花粉症対策サプリを取り入れるなら、医師の診断のもと、適切な医療用サプリメントを処方してもらうのがおすすめです。

通院がなかなか難しい方、気軽に相談してみたい方は、一度オンライン診療を試してみてはいかがでしょうか。

おうち病院オンラインサプリ相談を、お気軽にご利用下さい。