インフルエンザで病院に行かないとどうなる?正しい対処法を解説

インフルエンザは、自然治癒で症状が治まる場合があります。一方で、特定の患者さんの場合、病院に行かないとインフルエンザが重症化するおそれがあることも事実です。 軽微な症状の場合は、自宅療養でインフルエンザ治療ができますが、重症化する場合は速やかに病院を受診しなければなりません。 本記事を読み、インフルエンザが重症化する前に適切なケアをおこない、必要に応じて病院を受診しましょう。

目次

インフルエンザは、自然治癒で症状が治まる場合があります。一方で、特定の患者さんの場合、病院に行かないとインフルエンザが重症化するおそれがあることも事実です。

軽微な症状の場合は、自宅療養でインフルエンザ治療ができますが、重症化する場合は速やかに病院を受診しなければなりません。

本記事を読み、インフルエンザが重症化する前に適切なケアをおこない、必要に応じて病院を受診しましょう。

インフルエンザで病院に行かないとどうなる?

インフルエンザになったとしても、病院に行かずに自然治癒する場合があります。

一方で、特定の方の場合、症状が重症化して健康被害が出るおそれがあるため、注意が必要です。

特に、小児は中耳炎やインフルエンザ脳症が発症するリスクがあります。また、免疫力が低下している方や高齢者の場合、肺炎などを発症するおそれがあるでしょう。

インフルエンザで病院に行かないといけない方の特徴

インフルエンザで病院に行かないといけない方の特徴は以下のとおりです。

  • ・熱が下がらない方
  • ・妊娠中の方
  • ・授乳中の方
  • ・高齢の方
  • ・持病持ちの方
  • ・15歳以下の子ども

インフルエンザに感染してから数日経過すると、自然治癒しますが、上記に該当する方は重症化するおそれがあります。1つでも当てはまる方は、速やかに病院を受診しましょう。

熱が下がらない方

4日以上経過しても熱が下がらない場合は、中耳炎や肺炎などの疾患を併発しているおそれがあります。放置すると、症状が悪化する危険性があるため、速やかに病院を受診しましょう。

症状が悪化し、口から食べ物や水分を取れない場合は、病院で点滴を受ける必要があります。

妊娠中の方

妊娠中の方がインフルエンザに感染したまま放置すると、肺炎を併発したり、早産になったりするおそれがあります。

胎児に悪影響を与える前に、病院を受診して治療に専念しましょう。

授乳中の方

授乳中の女性がインフルエンザに感染した場合、赤ちゃんに感染するおそれがあるため、注意しなければなりません。

授乳中、赤ちゃんに感染するリスクを防ぐために病院を受診してください。

高齢の方

年を重ねるにつれ、人の体の免疫力は低下する傾向にあります。免疫力が低下すると、インフルエンザが重症化しやすく、肺炎などの合併症のリスクが高まります。

合併症が併発する前に、速やかに病院を受診しましょう。

持病持ちの方

以下の持病を持っている方の場合、合併症を併発するおそれがあります。

  • ・糖尿病などの代謝性疾患
  • ・慢性呼吸器疾患
  • ・腎機能障害
  • ・慢性心疾患
  • ・免疫機能不全

上記の方はハイリスク群と呼ばれ、インフルエンザに感染している場合、重症化しやすいとされています。速やかに病院を受診し、適切な治療を受けましょう。

15歳以下の子ども

大人と比べると、子どもは体力がなく、免疫力も弱い傾向にあります。そのため、インフルエンザに感染して症状が悪化すると、肺炎やインフルエンザ脳症といった合併症を発症するおそれがあります。

子どもがインフルエンザに感染した場合は、病院を受診し、抗インフルエンザ薬を処方してもらいましょう。

病院に行かずにインフルエンザを治癒する方法

インフルエンザは重症化さえしなければ、病院に行かずに以下の方法で治療できます。

  • ・体を温める
  • ・水分補給する
  • ・栄養補給する

しっかり水分・栄養補給し、部屋を暖かくして体を温めておけば、自然治癒することも可能です。

しかし、前述の通り、病院に行かなかった結果として重症化するおそれがありますので、推奨されるものではありません。

病院に行く体力があるのであれば、病院にいくことを推奨します。

体調が苦しく病院に行くのがつらい場合も、おうち病院「オンライン発熱・コロナ外来」ならビデオチャットで受診&近場の薬局で薬の受け取りができますので、ぜひご活用ください。

体を温める

インフルエンザのウイルスを排除するためには、体内の熱を上げることが大切です。室内を暖かくして、温かい食事や飲み物で体を温めましょう。

水分補給する

熱が出ると汗がたくさん出て、水分だけでなく電解質も失われるため、体が脱水状態になる場合があります。そのため、インフルエンザの治療中は、こまめに水分補給をしておきましょう。

栄養補給する

インフルエンザを自然治癒するためには、免疫機能を低下させないために栄養バランスの取れた食事を取ることが大切です。

ビタミンやミネラル、タンパク質を含むサラダなどを食べ、栄養補給をしておきましょう。

インフルエンザに関するよくある質問

インフルエンザに現在かかっている方は、以下の内容を頭に入れておきましょう。

  • ・インフルエンザが自然治癒するまでにどのぐらいの日数が必要?
  • ・自宅でインフルエンザを治癒するために注意すべきことは?
  • ・家族がインフルエンザにかかっているのですが、どのような処置をしたらいいですか?

上記は、インフルエンザにかかっている方だけでなく、まだインフルエンザにかかっていない方も確認すべき内容です。インフルエンザの予防策として日々実践しましょう。

インフルエンザが自然治癒するまでにどのぐらいの日数が必要?

通常、7〜10日程度の期間が必要です。ただし、免疫力が低下している方や子ども・妊婦・高齢者などの場合、自然治癒することなく重症化するおそれがあります。

重症化した場合は、速やかに病院を受診してください。

自宅でインフルエンザを治癒するために注意すべきことは?

インフルエンザに感染すると、熱が出て汗をかき、水分が失われがちです。そのため、十分な水分・栄養補給をしておきましょう。

また、もし一旦熱が下がっても、再びぶり返す可能性があるため、症状が治まってもしばらくは安静にしてください。

家族がインフルエンザにかかっているのですが、どのような処置をしたらいいですか?

インフルエンザに感染している方とは別の部屋で過ごしてください。また、看護をした後は、こまめに手洗い・うがいをして感染対策を徹底しましょう。

熱がなかなか下がらなかったり、症状が悪化したりする場合は、速やかに病院を受診してください。

インフルエンザで病院に行くか迷う方は、おうち病院「オンライン発熱・コロナ外来」を受診しよう

インフルエンザは自然治癒する疾患であるため、病院に行かずに、自宅療養で治療する方もいます。

一方で、以下に該当する方の場合は重症化し、合併症を併発するおそれがあります。

  • ・熱が下がらない方
  • ・妊娠中の方
  • ・授乳中の方
  • ・高齢の方
  • ・持病持ちの方
  • ・15歳以下の子ども

とはいえ、仕事やプライベートが忙しかったり、インフルエンザにかかって外出が難しかったりする方もいます。

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体調を崩してベッドに寝たきりの方でも、ご家族の方の力を借りれば、おうち病院「オンライン発熱・コロナ外来」を受診できます。

病院を受診することをためらっている方や、体調不良で外出すらできない方は、おうち病院「オンライン発熱・コロナ外来」を受診し、インフルエンザ治療を受けましょう。