コロナの頭痛症状には、様々なものがあり、その症状に悩まれている方も多いでしょう。
「コロナかな?」と不安に思うケースの方や、すでに感染しており長引く頭痛に苦しんでいる方がいるようですね。
本記事では、初期症状の頭痛から後遺症まで、症状のタイプや見極め方について解説します。早めに適切な治療をするための参考にしていただければと思います。
しかし、「忙しくて病院に行く時間がない」「コロナかどうか分からないから病院に行くべきか分からない」という方は、オンライン診療でお気軽に医師に相談してみてください。
目次
新型コロナウイルスの頭痛症状
コロナの頭痛症状をあらためて詳しく解説します。頭痛に悩んでいる方は、自分の症状と照らし合わせて見てください。
頭痛を起こす部位と痛みの種類
コロナ症状の頭痛は、頭全体、特におでこやこめかみが痛くなることが多いです。
圧迫感がある痛み、ズキズキする痛み、または重い感じの痛みなどがあります。
急激に発症し、強い痛みが生じる場合があります。人によっては目の奥に痛みがあります。
偏頭痛と非常によく似ていますが、偏頭痛は一般的な鎮痛剤を服用すると、症状が緩和されるのに対して、コロナから来る頭痛は鎮痛剤が効きにくい特徴があります。
「いつもの頭痛と違う」「薬を飲んだのに良くならない」などの場合は、コロナを疑うべきでしょう。
コロナかどうか、より明確に判断したい方は、以下の記事よりコロナのセルフチェックをお試しください。
関連記事:新型コロナウイルスのセルフチェックで安心を|症状確認と対応策
その他の症状との関係
コロナ症状は、まれに頭痛だけ、という患者もいますが、頭痛だけでなく他の症状を伴い総合的に判断する場合が多いです。
症状としてよく報告されるのは、発熱、のどの痛み、咳、倦怠感、息苦しさなどです。下痢や嘔気を伴う事もあります。
発熱も、高熱に至らず微熱が続く事もあります。そのため、風邪と非常によく似ていてコロナの発見が遅れるケースもあります。
【時期別】コロナ頭痛と他の症状及び対処法
初期・中期・回復期と、時期によって症状は違うのでしょうか?その他の症状と対処方法も合わせて解説いたします。受診等の参考にしてください。
初期のコロナ頭痛
コロナ罹患の初期の頭痛は、ズキズキと頭全体が締め付けられるような痛さで辛いでしょう。
頭痛の他、発熱・のどの痛み・咳・倦怠感などが表れます。
症状は人により様々ですが、初期のうちは発熱を伴わない場合も多く、発熱しても微熱のため、コロナと気付けないことがあります。
コロナに感染していた場合は、現在の治療方法としては抗ウイルス薬が主流で、ウイルスが体内で爆発的に増加する前が有効とされています。
そのため、早期発見がカギとなっています。
おかしいと思ったら病院へ行き、受診しましょう。
中期のコロナ頭痛
罹患中期は、辛い頭痛が持続し、その他に呼吸困難、胸の痛み、味覚や嗅覚障害などの症状が現れることがあります。
対処法としては、休息と水分補給が重要です。症状が重いなど辛い場合は再度医師に相談しましょう。
抗ウイルス薬を服用している場合、飲み合わせをしてはいけない薬も存在します。自己判断での市販薬を飲むのは危険です。
医師への相談が難しい場合は、緊急対策としてかかりつけ薬局等でお薬手帳を見せてアドバイスをもらうという方法もあります。
回復期のコロナ頭痛
回復期のコロナ頭痛は、他の症状は治まり回復の兆しがあるのに、頭痛、倦怠感、集中力の低下・呼吸困難などが続く状態です。
一度回復したのにぶり返したような症状の場合は再発、長引く頭痛や微熱は後遺症の恐れがあります。
明らかに再発したと思われる場合は、再び発熱・コロナ外来へ、後遺症の疑いがある場合はコロナ後遺症の専門医療機関を受診しましょう。
判断の目安はコロナに感染してからの経過時期です。
回復直後であれば、発熱・コロナ外来へ、感染後1ヶ月程度経過していれば後遺症外来です。両方対応するクリニックもあります。
コロナの治療法について詳しくしたい方は、以下の記事をご参照ください。
関連記事:コロナの治療法とは?重症度との関係や自宅療養のポイントを解説
偏頭痛・風邪・インフルエンザとコロナ頭痛の違いを見極める方法
混同しやすく判断が難しい、頭痛を伴う他の病気について、見分けるポイント等をまとめました。比較してみてください。
偏頭痛・風邪・インフルエンザとコロナの違い
偏頭痛や風邪、インフルエンザ等判断が難しい頭痛のコロナとの違いを表にまとめました。判断の参考にしてください。
痛む部位 | 頭痛症状 | 他の症状や特徴 | |
コロナ | 頭全体。特におでこ・こめかみ | ズキズキ締め付けられるような痛み | 発熱・悪寒・咽頭痛・咳・痰・倦怠感・息苦しさ・味覚/嗅覚障害など |
風邪 | 頭全体 | 比較的軽い痛み | 発熱・鼻水・咳・くしゃみ・咽頭痛など |
インフルエンザ | 頭全体。特におでこ・こめかみ | 急激な強い痛み回復期に頭痛だけ残る事もある | ・急激に高熱になる・悪寒、関節痛、筋肉痛、咳、鼻水、咽頭痛など |
片頭痛 (片頭痛) | 片側(まれに両方)のこめかみ | 脈を打つような痛み | ・光や音に敏感 ・時々めまい、吐き気や嘔吐を伴う ・遺伝的要因や気圧の変化等の環境要因、ストレス、ホルモンバランスが関与している |
早期発見がカギ。判断が難しい場合はただちに病院へ
コロナと思われる頭痛症状であればもちろん、判断が難しい場合も、ただちに病院へ行く事をおすすめします。
コロナは早期発見・早期治療がカギであり、コロナを発症した時に速やかに受診し適切な治療をすれば悪化を防げるためです。
ウイルスが体内で増殖する前に抗ウイルス薬を服用するのが効果的と言われています。
コロナ治療薬「ゾコーバ」は、発症後72時間(3日)以内に服用すれば、コロナの重症化を防ぎ、辛い症状が出る期間を短縮してくれるとされています。
「ゾコーバ」を開発した塩野義製薬の発表によると、16万人以上のコロナ患者を対象とした研究で、服用した人は服用していない人と比較して入院リスクが37%低下したとのことです。また、後遺症のリスクも軽減できると臨床試験で認められたとの発表も以前ありました。後遺症への効果と治療法について、さらに研究を進めていく方針です。
そのため、コロナの治療は早い方が良いのです。
参照元①:塩野義製薬のコロナ薬「ゾコーバ」、入院リスク37%減 – 日本経済新聞 (nikkei.com)
参照元②:塩野義製薬と大阪大学、コロナ治療薬「ゾコーバ」の後遺症への効能研究 – 日本経済新聞 (nikkei.com)
コロナ頭痛が辛い時はどこを受診する?
コロナによる頭痛症状が辛い時、または疑わしい時は実際にどこへ受診すれば良いのか、解説します。受診の際の参考にしてください。
クリニックや病院の発熱・コロナ外来を受診する
通常の病院かクリニックの発熱・コロナ外来を受診します。
内科や気管支内科等の中で、一般外来とは時間や場所を分けて行っている場合が多いです(感染拡大予防の観点から)。
発熱が高熱ではなく微熱でも、頭痛を始めコロナと思われる他症状があれば、発熱・コロナ外来へ受診します。予約が必要な場合がありますので、確認が必要です。
後遺症と思われる場合は後遺症外来でも良いでしょう。
オンラインクリニックの発熱・コロナ外来を受診する
通常の病院、クリニックのオンライン対応窓口か、またはオンライン専用クリニックの発熱・コロナ外来を受診します。
こちらは完全予約制がほとんどです。スマホ等で予約できるので便利ですね。
症状が辛くて通院が難しい方などにはこちらがおススメです。
受診前に新型コロナウイルス抗原検査キットで、検査しておくとスムーズです。
新型コロナウイルス感染症の治療なら、おうち病院「オンライン発熱・コロナ外来」
コロナによる頭痛症状が辛いなら、またはコロナの疑いがあるなら、おうち病院「オンライン発熱・コロナ外来」がおすすめです。
通院する場合、予約をしても受付や会計で多少待たされます。また、自宅から少し遠いと頭痛等で症状が辛い場合などは、移動などは体に負担がかかります。
人に感染させる恐れから、あまり外に出たくないという気持ちもあるでしょう。
その点、オンラインであれば、自宅から好きな時間を予約して、ネット環境さえあればお時間になったらスマホかタブレット、PC等で受診していただけます。
おうち病院「オンライン発熱・コロナ外来」なら、24時間365日専門医師が対応します。
薬は、お近くの薬局薬店でお受け取りいただけます。
頭痛症状でコロナの疑いがある時は、ただちに病院へ行きましょう
頭痛症状は、コロナの場合とその他の病気の場合があり、判断は難しいです。
しかし、どこの部位がどのように痛いか、いつからか、他の症状はあるか、などを観察していくことで、見分けるポイントもお伝えしました。
コロナは、早期発見・早期治療をすることで、回復が見込め悪化のリスクを軽減させることが可能です。逆に見落としてしまい治療が遅れると、悪化する恐れがあります。
初期の症状では、早い段階で無理したり放置したりせず、受診しましょう。
また、コロナは回復したはずなのに頭痛症状が長引いている場合は、後遺症の恐れがありますので、我慢せずに受診しましょう。
時間的にも体力的にも負担のかからない、おうち病院「オンライン発熱・コロナ外来」にお気軽にご相談ください。