ヘルペス処方薬5種類を比較|バラシクロビル・ファムビル・アメナリーフの違いと値段

ヘルペスはヘルペスウイルスによってかかります。
しかし、免疫力が高い状態であれば、重症化することはなく、自然治癒するケースも少なくありません。
そのうえで、再発を繰り返す感染症であるため「処方薬が必要なのでは?」といった悩みを抱えている方もいるでしょう。
そこで、今回は、ヘルペスの代表的な処方薬にふれたうえで、処方してもらえる医療機関とオンライン診療の活用方法について解説していきます。

Q: ヘルペスの処方薬にはどんな種類がありますか?

A: ヘルペスの処方薬(抗ウイルス薬)は主に5種類あります。バラシクロビル(バルトレックス)・アシクロビル(ゾビラックス)・ファムシクロビル(ファムビル)・ビダラビン(アラセナA軟膏)・アメナメビル(アメナリーフ)です。口唇ヘルペスの再発治療では主に内服薬3種類が使われます。アメナリーフは2019年承認の比較的新しい薬で1日1回の服用が特徴です。どの薬が適しているかは症状・再発頻度・腎機能などによって異なるため、医師の判断が必要です。

この記事でわかること

  • ヘルペスの治療には抗ウイルス薬が有効で、飲み薬や塗り薬が症状に合わせて使われる
  • ヘルペス治療にステロイド薬を使用することは、症状を悪化させる危険があるため避けるべき
  • 重症の場合は医療機関での診察が必要だが、オンライン診療でも処方薬をもらうことができる
  • オンライン診療は、時間や場所を選ばずに迅速な診察を受けられるため、忙しい方にとって便利

ヘルペスとは?

ヘルペスとは、ヘルペスウイルスによって次のような症状が表れる感染症を意味するものです。

  • 口唇の周りに水ぶくれや痛みが生じる
  • 性器の周りに水ぶくれや痛みが生じる
  • 半身に帯状疱疹が生じる

ヘルペスウィルスそのものは珍しいウイルスではなく、接触・飛沫で感染するため、世界でも多くの人が保有しているウイルスの1つだといえます。

初感染の場合は、症状が強く出るものの、再感染・再発の場合は抗体ができるため、症状が比較的軽度となるケースが多い点も特徴です。

また、再発する場合は免疫力の低下、疲労の蓄積などの理由で発症し、72時間をピークにウイルスが増加を繰り返します。

そのため、ヘルペスの処方薬は、ウイルスの増加を抑制する効果をもつため、発症からできるかぎり早めに服用することを推奨します。

ヘルペス処方薬 5種類を徹底比較

内服薬(飲み薬)4種類

薬剤名(商品名)一般名主な用途服用回数(目安)特徴保険適用
バルトレックスバラシクロビル口唇・性器ヘルペス/帯状疱疹1日2回最も標準的な処方。腎排泄のため腎機能確認が必要あり
ゾビラックスアシクロビル口唇・性器ヘルペス/帯状疱疹1日5回最も歴史が長い基本薬。後発品(ジェネリック)が多数あり
ファムビルファムシクロビル口唇・性器ヘルペス1日3回有効性高い。PIT療法にも使われるあり
アメナリーフアメナメビル口唇・性器ヘルペス1日1回2019年承認の新薬。腎排泄でない点がメリットあり
用法・用量は症状・疾患タイプ・患者の状態によって変わります。上記は一般的な目安です。

ファムビル

内服薬であり、単純ヘルペスウィルス・帯状疱疹の原因となっているウイルスの増加を防ぎます。

アレルギーを発症したことがある方や妊娠授乳中の方は使用できないケースもあるため、事前に相談しましょう。

バルトレックス(バラシクロビル)

内服薬として単純ヘルペスウイルス、帯状疱疹・水痘、性器ヘルペスに効果を発揮し、ウイルスの増加を防ぎます。

1回2錠~3錠など、症状によって薬剤の量と摂取する期間が増減するため、医師の指示をしっかり聞きましょう。 

PITファムビル

単純ヘルペスウィルスと帯状疱疹に対して効果のある抗ウイルス剤です。

PITと呼ばれ、本格的に症状が出る前に処方されます。

効果は他の薬剤と同じく、ウイルスの増加を抑制するものであるものの、初期段階で使用できる点が異なります。

ゾビラックス

ゾビラックスは、単純ヘルペス・帯状疱疹に効果的な、ヘルペスウイルスの増殖を抑える薬です。

有効成分はアシクロビルで、ジェネリック医薬品(後発医薬品)も「アシクロビル」という一般名で販売されています。外用薬(軟膏タイプ)もあるのがこの薬の特徴です。

外用薬(塗り薬)

薬剤名一般名特徴
アラセナA軟膏ビダラビン主に外用での使用。早期から塗り始めることが重要
ゾビラックス軟膏アシクロビル飲み薬との併用でも使用される

ビダラビン

塗り薬として使用される抗ウイルス剤です。

塗布か患部に貼るパターンがあるため、医師の指示に従いましょう。 

アラセナ

塗り薬として使用されるため、帯状疱疹や皮膚上の病変に対して効果を発揮します。

1日に塗布する量に関しては、2回分を一度に使用しないなどのルールがありますので、医師から指示を守って使用しましょう。

アズノール

アズノール軟膏は、皮膚炎・火傷・湿疹・口内炎などの治療でも用いられる、皮膚や粘膜の炎症を抑えて治癒へ導く非ステロイド性抗炎症薬です。

抗ウイルス薬ではありませんが、患部の炎症を鎮め皮膚の保護をしてくれるため、抗ヘルペスウイルス薬と並行して処方される場合があります。

ステロイド系の薬は使用すると危険

ヘルペスの治療において、ステロイド薬を用いることは原則として危険であり、通常は避けられます。 むしろ、症状を悪化させる可能性が高いです。

ステロイド薬は、抗ウイルス効果はありません。また、強力な抗炎症作用を持ついっぽうで免疫抑制作用があります。

ヘルペスはウイルス感染症であり、初期症状の段階でヘルペスウイルスの増殖を抑える必要があります。さらに、免疫力が低下するとウイルスは活発に増殖し、症状が悪化してしまいます。

つまり、ヘルペスにステロイド薬を使用すると、かえってウイルスが繁殖しやすい環境を作り出し、症状が重症化したり、治りが遅くなったりするリスクがあり、危険なのです。

処方薬の選び方:症状・状況別ガイド

状況相談の方向性(目安)
口唇ヘルペスの再発治療(軽症)バラシクロビルが第一選択されることが多い
再発が年3回以上(PIT療法)ファムシクロビルがPIT療法に使われやすい
腎機能が低下しているアメナリーフ(腎排泄でない)を医師に相談
1日の服用回数を減らしたいアメナリーフ(1日1回)を医師に相談
帯状疱疹を発症したバラシクロビルまたはアシクロビル(高用量)
最終的には医師が症状・既往歴を見て処方薬を決定します。

処方薬の費用目安

薬の費用は健康保険の種類・負担割合・先発品かジェネリックかによって大きく異なります。

  • 診察料: 初診1,000〜1,200円・再診800〜1,000円(保険3割負担の目安)
  • 薬剤費: 処方薬によって異なります。バラシクロビルなどはジェネリックが使えるため自己負担が抑えられることがあります
  • 調剤料: 薬局によって異なります

おうち病院のオンライン診療という選択肢

「再発のたびに通院する時間がない」「前駆期に間に合わせたい」という方には、スマートフォンで受診できるオンライン診療が選択肢のひとつです。

「処方薬がすぐに欲しい」「すぐに診察を受けたい」という方は『おうち病院 オンラインヘルペス外来』を活用してみてください。

受診費用の目安(保険適用)

費用項目金額
診察料(保険適用・初診)1,000〜1,200円
システム利用手数料1,100円
合計目安約1,900〜2,400円
※自宅への配送をご希望の場合は追加900円にて「おくすりおうち便」をご利用いただけます。
※薬代は別途。薬局での自己負担額は薬剤・保険の種類により異なります。

時間通りに診察が始まる

予約した時間に診察が開始するため、前駆期という短い時間を逃さず受診できます。仕事の合間にも計画的に組み込めます・平日・土日祝日も朝8時〜夜22時まで診察可能

✅ 女性医師が15分かけて丁寧に診察

おうち病院では診察時間を15分確保しています。医師は事前に問診票を読み込んで診察に臨むため、「市販薬との違い」「どの処方薬が合っているか」「PIT処方の相談」なども落ち着いて確認できます。

受診場所と薬の受け取り場所を分けられる

受診はスマートフォン・PCから自宅や外出先で行い、処方薬は自分が指定した薬局で受け取れます。
・処方せんは自動送信され、全国8,200店舗の薬局で受け取り可能
・自宅配送「おくすりおうち便」を利用すれば、薬局に行く手間なし

活用例: 朝、前駆症状(ピリピリ感)に気づき自宅でオンライン受診 → 昼休みに会社近くの薬局で処方薬を受け取り、その日のうちに服薬開始。自宅配送にも対応していますが、薬局店頭受け取りの方が早く受け取れます。

こんな方に利用されています

  • 「前駆期に間に合わせたい」:朝ピリピリしたら受診 → 昼休みに薬局で受け取り、その日から服用開始
  • 「女性医師に相談したい」:女性医師が担当(診察時間の目安:15分)
  • 「時間通りに受診したい」:予約制のため待合室での待ち時間なし

おうち病院では、PIT療法(事前処方)にも対応しています。再発を繰り返す方はご相談ください。
ヘルペスの症状が出たら、すぐに適切な治療を受けることが快適な生活を助けます。
ぜひあなたの生活に、「おうち病院 オンラインヘルペス外来」を取り入れてみてください。

よくある質問(FAQ)

Q: ヘルペスの薬は市販でも買えますか?

A: 内服薬(飲み薬)は処方が必要で市販されていません。外用薬(塗り薬)は、再発性口唇ヘルペスで過去に医師の診断を受けた方に限り「アラセナS配合クリーム」などが市販で購入できます(第1類医薬品)

Q: バルトレックスとアメナリーフはどちらが効きますか?

A: どちらも有効性は高いとされています。アメナリーフ(アメナメビル)は1日1回の服用で済み、腎機能への影響が少ない点がメリットです。どちらが適しているかは症状・腎機能・既往歴などを踏まえて医師が判断します。

Q: ヘルペスの処方薬はオンライン診療でも処方してもらえますか?

A: 再発性のヘルペスであれば、オンライン診療でも処方薬を受け取ることができます。初診・初感染の場合や重症の場合は、対面診察が必要なことがあります。

Q: 毎回病院に行かないと薬はもらえませんか?

A: 再発を繰り返す方向けに「PIT療法(Patient-Initiated Therapy)」という方法があります。事前に抗ウイルス薬を処方しておき、再発時にすぐ服用を開始できる治療法で、次回発症時の「お守りのような処方」です。年3回以上再発する方は医師にご相談ください。おうち病院でもPIT療法に対応しています。

Q: ヘルペスの処方薬にジェネリックはありますか?

A: バラシクロビル・アシクロビル・ファムシクロビルにはジェネリック医薬品(後発品)があります。ジェネリックを使用することで薬代を抑えることができます。処方時に医師または薬剤師にご相談ください。PIT療法の場合、PITに適用があるお薬がファムビルとアメナリーフのみでジェネリックは適用となりませんので、注意が必要です。

参考情報