ミネラルサプリの処方に悩んだら?選び方や相談先について解説

疲労感、身体の冷え、肩こりなどに悩んでいる場合は、ミネラル不足が原因かもしれません。医療用サプリメントであれば 「最近、体が疲れやすい」「医療用サプリを導入したいが、相談先が分からない」と悩む方は多いでしょう。そこで、ミネラルサプリの種類や相談方法など、サプリ処方の際に役立つポイントを解説いたします。

目次

疲労感、身体の冷え、肩こりなどに悩んでいる場合は、ミネラル不足が原因かもしれません。医療用サプリメントであれば、確実にミネラルを補給できます。しかしどのように選べばよいのか、どこへ相談すればよいのかと迷ってしまう方は多いでしょう。

そこで、今回はミネラルサプリの特徴・種類や相談方法など、ミネラルサプリ処方サービスを選ぶ際のポイントを解説していきます。

ミネラルとは

五大栄養素のひとつであるミネラルは、微量栄養素や無機質とも呼ばれ、人体の構成に欠かせないものです。種類によって摂取方法が異なり、中には食生活での摂取が難しいミネラルも存在します。

16種類の必須ミネラル

多種多様なミネラルが存在し、その内16種類(ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデン、コバルト、硫黄、塩素)は特に「必須ミネラル」と呼ばれています。

ミネラル不足で心配になることとは

体内ミネラルの不足は、食欲不振、めまい、肩こり、身体の冷え、便秘、むくみなどさまざまな体調不良の原因です。原因不明の体調不良でお悩みの方には、手軽に補給できるミネラルサプリを推奨します。

ミネラルの過剰摂取で心配になることとは

ミネラルを補給する際は不足だけでなく、過剰摂取にも注意が必要です。ミネラルを過剰摂取した場合、吸収に深く関わる肝臓・腎臓などの臓器に悪影響を及ぼす恐れがあります。具体的な例を挙げるとすれば、ナトリウムによる高血圧や、マグネシウムによる下痢などが報告されています。

ミネラルの役割と摂取量の目安

ここではミネラルごとの役割と、厚労省推奨の目安摂取量をそれぞれみていきましょう。

ナトリウム

ナトリウム(塩分)は、体内の浸透圧や水分バランスを保つミネラルです。20歳以上の日本人が1日あたりに必要なナトリウムの量として、男性は7.5g未満、女性では6.5g未満が推奨されています。一般的な食生活においては、摂りすぎないよう注意が必要です。

カリウム

カリウムはナトリウムと相性のよいミネラルで、血圧や体内の塩分量を正常に保つ働きがあります。18歳以上の摂取目安量は男女共に2500mgで、刻み昆布、ドライトマト、きな粉などに豊富に含まれています。

カルシウム

カルシウムは、骨や歯の形成に携わっているとして広く知られるミネラルです。摂取目安量は年代・性別ごとに細かく設定され、身体の成長が著しい若年層ほど多量になります。カルシウムの吸収を助けるビタミンDとともに摂取しましょう。

マグネシウム

体内の代謝を助けるマグネシウムは、過剰摂取による下痢などの症状が報告されているため、サプリで補給する場合は注意が必要です。1日あたりの摂取目安量は男性で340〜370mg、女性で270〜290mg。ただし、妊婦の方に関しては、通常より40mg加算しての摂取が推奨されます。

リン

リンは主に、体内のエネルギーを生成します。その他にも骨や歯の形成、DNAの形成など重要な働きも担うミネラルです。摂取目安量は1日あたり男性1000mg、女性800mgとされています。魚介類に多く含まれるものの、食事への取り入れが難しい場合はサプリで補いましょう。

鉄はヘモグロビンの核となるミネラルで、酸素を身体の隅々まで運びます。鉄分が不足すると、比例してヘモグロビンも減少し、貧血や疲労感といった症状が出る場合があります。1日あたりの摂取目安量は男性で約7.5mg、女性で約6.5mgです。

亜鉛

亜鉛は体内で酵素を生成するミネラルで、消化機能や代謝などに大きく関わっています。積極的な摂取が難しい成分にも関わらず、不足すると味覚障害などの健康被害を受ける可能性があります。摂取目安量は男性11mg、女性8mgです。

酸素の運搬や造血を助ける銅は、鉄分と同様に重要なミネラルです。牛レバーやイカ、ナッツ類などに豊富に含まれます。摂取量は男性0.8〜0.9mg、女性0.7mg。妊娠中は0.8mg、授乳中は1.3mgとさらに多くの摂取が推奨されています。

マンガン

マンガンは酵素の活性化、骨の形成などに深く関わっています。摂取目安量は男性4.0mg、女性3.5mg。マンガン不足による症例の報告は少ないものの、高血糖になるリスクが高まると考えられています。

ヨウ素

ヨウ素は、甲状腺ホルモンの材料です。甲状腺ホルモンは新陳代謝を促進するため、なくなると数ヶ月しか生きられないともいわれています。日本人の食生活において古くから多量に摂取されてきたため、過剰摂取によるリスクはほぼありません。1日の摂取目安量は男女共通で、130μgです。

セレン

セレンは抗酸化作用が強く、体内から活性酸素を取り除き動脈硬化、がんなどを予防する働きがあります。肉類や魚介類、卵黄などの動物性食品に多く含まれるため、摂取目安量に達することはあまり難しくありません。しかし妊娠中は30μg、授乳中は45μgと多めの摂取が必要です。

クロム

クロムには、ブドウ糖を吸収するインスリンの効果を倍増させる、という重要な働きがあります。梅干しやきくらげ、ミルクチョコレートなどさまざまな食品に含まれるミネラルです。クロムの摂取目安量は、男女共に10μgと公表されています。

モリブデン

モリブデンは知名度の低いミネラルであるものの、肝臓・腎臓の酵素を構成する大切な成分です。摂取目安量は男性30μg、女性25μg。大豆製品やナッツ類などに多く含まれるため、大豆・ナッツアレルギーの方はサプリでの補給を推奨します。

コバルト

コバルトには鉄や銅と同様、造血の働きがあります。貝類や海苔などに含まれるものの、摂取の機会は少ないため、サプリで適度に補うとよいでしょう。摂取目安量は現在、厚労省では発表されていません。

硫黄

硫黄は、皮膚や髪の毛などの形成に関わるミネラルです。髪の毛が焼けると発生する独特な匂いには、この硫黄が関係しています。摂取目安量は公開されていないものの、欠乏の可能性はほとんどないと考えられています。

塩素

強力な殺菌効果で広く知られる塩素は、体内では胃液の成分の一部として働きます。ナトリウムとともに摂取可能なミネラルであるため、不足に陥る可能性は少なく、摂取目安量も設定されていない成分です。

サプリメントの選び方

ここではミネラルサプリを選ぶ際、注意すべき点をみていきましょう。

ライフスタイルに合わせる

サプリはあくまで、不足しがちな栄養素を補うものです。そのため、自分の食生活やライフスタイルに合った製品を選択することが大切です。自分に合わないサプリを服用していては、かえって過剰摂取による体調不良や病気を招く場合もあります。

気軽に相談できるところを利用する

サプリの服用理由は人によって異なるため、デリケートな問題である場合もあります。そのように繊細な面においても、遠慮なく気軽に相談できるような医師やサービスを選ぶとよいでしょう。

医療機関専用サプリメントの処方を選ぶ

市販製品の他に、医療機関でもサプリメントを処方してもらえます。医療機関では、医師による専門知識のもとで処方されるため、自分に最適なサプリメントを簡単に選択できる点も大きなメリットです。

おうち病院オンラインサプリ相談のメリット・デメリット

ここでは、医療用サプリの処方サービス「おうち病院オンラインサプリ相談」のメリット・デメリットを解説します。本サービスを利用する前にぜひチェックしてください。

メリット

おうち病院オンラインサプリ相談には以下3つのメリットがあります。

  • 問診、相談が無料
  • 24時間いつでも相談できる
  • 通院の手間が省ける

とくにAnamuneオンラインサプリ相談では無料で、問診から相談まで可能な点は魅力だといえるでしょう。病院では問診料や血液検査等で1万円以上かかる場合があるため、金額面でも気軽に相談できます。再診も無料で受けられるため、気軽に相談しましょう。

また、オンラインサービスであるため、移動の必要もなく24時間・365日問診やカウンセリングの対応が可能です。妊娠や体調の変化、入力間違えがあった場合など臨機応変に相談できます。

デメリット

ここからは、以下のおうち病院オンラインサプリ相談のデメリットをみていきましょう。

  • 表情・声音が伝わらない
  • 無料だがアカウントへの登録が必要

ビデオ通話ではないため、表情や声音までは伝えられない点はデメリットです。しかし、文章で自分の状態を端的かつ冷静に説明する必要があるため、感情のまま話してしまい、より混乱するといった事態を避けられます。

また、おうち病院の所属医師は相談者一人ひとりの生活を考え、最適なサプリの提案・処方を行います。そのため、利用者の状況に合わせた適切な解答が期待できるでしょう。

おうち病院オンラインサプリ相談の利用方法について

ここでは、おうち病院オンラインサプリ相談の利用方法をみていきましょう。

アカウント登録

まずは、おうち病院のアカウント登録が必要です。必要な情報は姓名、誕生日、性別、メールアドレス、パスワードのみ。加えて簡単なアンケートを入力すれば、1分前後で登録が完了します。

問診票に入力

現在の体調で、悩みや気になることを問診票に入力しましょう。入力しそびれてしまった場合、カウンセリングで伝え忘れないよう注意すれば問題ありません。

医師のカウンセリングを受ける

担当医師のカウンセリングをオンラインチャットで受診します。気になることや不安な点があれば、遠慮せず何でも質問しましょう。

サプリの提案・処方を受ける

ここまでの情報から、医師が不足していると思われる栄養素を考え、補給に役立つ最適なサプリメントを提案・処方します。自分に合ったサプリを服用するためにも、処方された通りに購入しましょう。もちろん、処方以外のサプリの購入も可能です。

まとめ

日頃の食生活でミネラルを摂取するに超したことはありません。しかし、人によっては難しい場合もあるでしょう。そのようなときには、ミネラルサプリの処方サービスを推奨します。

市販のミネラルサプリは商品ごとにメイン成分が異なるため、複数のサプリを服用する必要が出てきます。おうち病院オンラインサプリ相談を利用した場合、サプリの数を抑えながら、効率よく摂取できるミネラルサプリの選択が可能です。

おうち病院オンラインサプリ相談は、オンラインチャットで24時間365日対応しているため、通院が難しい方でも気軽に利用できるサービスです。ミネラルサプリ選びでお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。