多くの女性が「最近、食事でカルシウムが取れていない」「骨や歯が心配」などお悩みではありませんか?そのお悩みには、カルシウムサプリの活用を検討することが大切です。
しかし、どのようなサプリがよいのか分からない方が多いかと思います。本記事では、カルシウムサプリの選び方や注意点を解説します。
この記事でわかること
- カルシウムは骨・歯の形成だけでなく、筋肉の収縮・神経伝達・血液凝固にも関与する必須ミネラルです。日本人の摂取量は推奨量を下回ることが多く、特に女性・高齢者でリスクが高まります。
- カルシウムサプリには「炭酸カルシウム」「クエン酸カルシウム」などの形態があり、吸収効率・適した服用タイミングが異なります。
- カルシウムはビタミンD・ビタミンK2・マグネシウムと組み合わせることで、骨への定着率が高まるとされています。
- おうち病院では医師がチャット相談(無料)で、体質・食生活に合ったカルシウムサプリを案内します。
目次
こんな状況に当てはまりませんか?
次のような状況に心当たりのある方に、この記事はお役立ていただける内容です。
- 乳製品をあまり食べない、または乳糖不耐症でカルシウム不足が心配
- 閉経後で骨密度が低下していないか気になっている
- 健康診断や骨密度検査で「骨量が少ない」「要注意」と言われた
- 高齢の親がカルシウムサプリを飲んでいるが適切かどうか判断できない
- 「カルシウムはビタミンDと一緒に摂るとよい」と聞いたが、何をどう選べばよいかわからない
カルシウムは人体で最も多いミネラルで、その約99%は骨・歯に存在しています。残りの1%が血液・筋肉・神経に分布し、生命維持に欠かせない機能を担っています。日本人全体のカルシウム摂取量は2020年版食事摂取基準の推奨量(成人女性650mg/日)に対して不足傾向にあり(令和元年 国民健康・栄養調査 平均摂取量:成人女性約490mg/日)、サプリメントによる補充を検討する方が増えています。
カルシウムの主な役割
骨・歯の健康以外にも幅広く関与
カルシウムは骨・歯の形成・維持に関わることが広く知られていますが、それ以外にも重要な生理機能を持っています。
| カルシウムが関与する主な機能 | 概要 |
|---|---|
| 骨・歯の形成と維持 | 骨の約70%はハイドロキシアパタイト(カルシウム・リン化合物)で構成される |
| 筋肉の収縮 | 心筋を含む全身の筋肉の収縮・弛緩に必要 |
| 神経伝達 | 神経細胞からの神経伝達物質放出に関与 |
| 血液凝固 | 血液凝固カスケードの補因子として機能 |
| ホルモン分泌 | インスリンをはじめとする各種ホルモンの分泌調整に関与 |
カルシウム不足になりやすい方
- 乳製品の摂取が少ない方、乳糖不耐症の方
- 閉経後・高齢女性(エストロゲン低下によりカルシウムの骨への取り込みが低下する)
- 日照時間が少なくビタミンDが不足している方(カルシウムの吸収はビタミンDに依存する)
- 長期間の低カロリー食・ダイエット中の方
- リンの過剰摂取(加工食品・清涼飲料水の多飲)
カルシウムサプリの形態と吸収率
カルシウムサプリには複数の形態があり、吸収効率・胃への負担・適した服用タイミングが異なります。
| 形態 | 特徴 | 適した方・タイミング |
|---|---|---|
| 炭酸カルシウム | 最も一般的・安価。カルシウム含有率が高い(約40%)。胃酸によって分解されるため、食後に服用すると吸収が良い | 胃酸分泌が正常な方、食後服用向け |
| クエン酸カルシウム | カルシウム含有率は低め(約21%)だが、胃酸がなくても吸収可能 | 高齢者・胃酸抑制薬(PPI等)服用中の方、空腹時服用も可 |
| 乳酸カルシウム | 水溶性が高く、胃への刺激が少ない | 胃が弱い方 |
| グルコン酸カルシウム | カルシウム含有率が低め。ドリンク剤等に使用 | 食品添加物としての使用が多い |
ビタミンD・ビタミンK2・マグネシウムとの組み合わせ
カルシウムを適切に骨に定着させるには、以下の栄養素との組み合わせが重要です。
- ビタミンD: 腸管でのカルシウム吸収を促進する。不足するとカルシウムを十分摂取しても吸収されにくい。
- ビタミンK2(特にMK-7): カルシウムが骨に定着するプロセス(オステオカルシンの活性化)に関与する。カルシウムが血管等の不適切な場所に沈着しないよう誘導する役割が研究されている。
- マグネシウム: カルシウムと拮抗・協調関係にある。カルシウム:マグネシウムの摂取比率は2:1が目安とされる。マグネシウムが不足するとカルシウムの代謝が乱れる可能性がある。
耐容上限量に注意
カルシウムの耐容上限量は成人で1日2,500mgとされています。(参考:厚生労働省「日本人の食事摂取基準2020年版」)。過剰摂取は高カルシウム血症・腎結石のリスクがあるため、食事からの摂取量と合算して上限を超えないよう注意が必要です。
カルシウムサプリで失敗しないためには、医療観点の選び方を理解しましょう
適切なカルシウムサプリを選ぶには、医療観点を踏まえ以下のポイントを押さえましょう。
- 1日のカルシウム摂取量上限は2,500mg
- クエン酸が含まれているものを選ぶ
- 添加物が最小限のものを選ぶ
選び方1.1日のカルシウム摂取量上限は2,500mg
サプリに含まれる栄養素配合量は、製品によって異なります。
価格を重視するばかりに、配合量がわずかな製品を飲み続けてしまう方もいますが、あまりに配合量が少ないとサプリの有効性が発揮されません。
一方、過剰な摂取は健康を損ね、身体に悪影響をきたすため注意が必要です。
厚労省の「日本人の食事摂取基準2020」では、食品を含めたカルシウムの摂取量上限は1日2,500mgとされているため、今食事で摂取しているカルシウム量も踏まえ、2,500mgを超えないようにご注意ください。
なお、カルシウムは病気を治す効果はありませんが、栄養補給によりサポートする役割としてサプリを使用する方もいます。
PMSに悩む方がカルシウムサプリを選ぶケースも多いようです。
以下の記事にて詳しく解説していますので、ご参照ください。
関連記事:PMS症状ケアのサプリメント選び|おすすめの成分と選び方のポイントも解説
選び方2.クエン酸が含まれているものを選ぶ
クエン酸は、腸管内におけるカルシウムの吸収を促進する作用があります。
カルシウムサプリを選ぶ際は、クエン酸も含有しているものを選ぶことを推奨します。
選び方3.添加物が最小限のものを選ぶ
サプリメントを製造するにあたって添加物は欠かせないものですが、使用を最小限にすることは可能とされています。
余分な添加物(増量剤、着色料、甘味料、香料、保存料など)を含まないサプリメントをお勧めします。
医療用サプリメントとは
| 比較項目 | 一般市販品 | 医療機関専用品(おうち病院取り扱い) |
|---|---|---|
| 製造基準 | 食品GMP(任意)等 | 医薬品と同水準のGMP認定工場での製造 |
| 原材料 | 合成・天然が混在 | 天然原料・高純度品が中心 |
| 配合量の精度 | 製品によりばらつきあり | 医療向けに設計された含有量 |
| 添加物 | 着色料・甘味料が含まれるものも多い | 最小限 |
| 入手方法 | 市販・通販 | 診療機関コード(医師との相談後に提供)が必要 |
サプリメントは市販製品を購入する他に、医療機関でも提案・案内が可能です。医療用サプリメントには不要な添加物が含まれておらず、純粋な栄養素のみを配合しているため安心して服用できます。
また医療機関であれば、専門的な知識のもとで提案・案内がされるため、自分に合ったサプリメントを導入できます。
医師に相談しながら医療用サプリを入手する方法 - 「おうち病院 オンラインサプリ相談」という選択肢
カルシウムサプリの形態選びも、サプリ相談でチャットで医師に相談してから選ぶ
「ドラッグストアでカルシウムサプリを買ったことがあるが、自分に合っているか不安」「市販のカルシウムサプリを選ぶ基準がわからない」という方には、おうち病院のオンラインサプリ相談が一つの選択肢です。
カルシウムサプリは形態・他の栄養素との組み合わせ・服用タイミングによって吸収効率が大きく変わります。特に骨粗しょう症治療薬(ビスフォスフォネート製剤等)を服用中の方は、カルシウムサプリとの飲み合わせに注意が必要です。
おうち病院では、チャットで医師に問診票の内容(現在の体調・症状・服用中の薬など)を確認してもらい、状況に合った医療機関専用のカルシウムサプリメントを案内してもらえます。通院不要・血液検査不要・相談は無料で利用できます。
おうち病院のオンラインサプリ相談でできること
「医療用サプリメントを試したいが、栄養療法外来のあるクリニックに通う時間がない」という方には、おうち病院のオンラインサプリ相談が一つの選択肢です。問診票にご自身の状況を入力し、医師がチャットで状況に合ったサプリを案内します。血液検査不要・通院不要・相談は無料です。
おうち病院 オンラインサプリ相談の特徴
✅ 自宅から受診できる
クリニックに行かずにスマートフォン・PCから問診・診察が完了します。ご自身の体調やメンタル状態の悩みを対面で話すことへの心理的なハードルを軽減できます。
✅ 時間を気にせず対応が可能
ご登録・ご相談は24h365日可能。医師とのチャットでのやりとりなので、仕事や生活の合間に問診票への回答と気になることを記入しておけば、医師とのやり取りが可能となります。隙間時間で対応できるので、忙しい生活でも計画的に組み込めます。平日・土日祝日も可能です。
✅ 女性医師が丁寧に診察
おうち病院では、サプリ相談の対応を全て所属女性医師が対応します。医師は事前に問診票を読み込んで回答に臨みます。これまでの食生活・ライフスタイル・体調面やメンタル面の悩みを丁寧にヒアリングし、あなたに合った生活改善とサプリメントを提案します。
サプリ相談の流れ:
- 会員登録(無料): スマートフォンまたはPCからアカウント登録
- 問診票に入力: 体調およびメンタル状態を確認する問診票に回答。追加で体調・症状・服用中の薬・気になる悩みを記入
- 医師がチャットで回答: 問診票の回答を踏まえて、おすすめのサプリ・含まれる栄養素について医師が説明
- 診療機関コードを受け取る: 提携メーカーのURLと診療機関コードが提供される
- メーカーサイトで購入: コードを使って医療機関専用サプリをご自身でご購入
► 無料アカウント登録はこちら
※チャット相談は無料です。
※サプリメントはメーカーサイトでのご購入となります(2,000円〜6,000円前後)。
※購入には診療機関コードが必要です(相談完了後に提供)。
〔問診票への入力〕
現在の主観的な体調およびメンタル状態を確認する問診票にそれぞれ1~5で評価し選択します。医師は問診から大まかな身体・精神面の現状を把握し、不足していると考えられる栄養素をピックアップして、サプリメントを提案します。少し長いですが、丁寧に入力してください。
【要注意】医療用サプリメントの摂取前・摂取時に避けてほしいこと
高血圧や心疾患をお持ちの方はお控えください
カルシウムは血管の石灰化を促す作用があり、過剰に摂取すると動脈硬化を引き起こすことがあります。そのため、高血圧や心疾患を患っている方はカルシウムサプリの使用を避けることをおすすめします。
ビタミンDサプリを飲んでいる方はご注意ください
ビタミンDはカルシウムの吸収を促進する働きがあります。
ビタミンDはカルシウムの吸収を高めるため適量の併用は有益ですが、高用量のビタミンDサプリメントと組み合わせるとカルシウムの過剰症を引き起こすリスクがあります。服用量については必ず医師にご確認ください。
健康被害が多くご報告されている「個人輸入」はお控えください
サプリの個人輸入には、多数の健康被害が報告されており、非常に危険です。
医薬品の成分が含まれていたり、そもそも禁止されている成分を使用していたり等、命に関わるケースもあります。
また、お求めの医療用サプリメントと同じものを海外サイトで見つけたとしても、本当に同様の成分を含めたものが届くとは限りません。
ご自身の判断で取り寄せず、必ず医師との相談の上で適切な医療用サプリメントを提案・案内してもらいましょう。
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よくある質問(FAQ)
Q. カルシウムサプリは何mg摂ればよいですか?
A.日本人の食事摂取基準(2020年版)では、成人のカルシウム推奨量は男性750mg/日、女性650mg/日(いずれも18〜29歳)です。サプリメントで補う量は、食事からのカルシウム摂取量を差し引いた不足分が目安になります。日本人の平均的な食事からのカルシウム摂取量が推奨量を下回ることが多いため、500mg前後の補充が必要なケースがあります。具体的な量は医師にご相談ください。
Q. カルシウムの過剰摂取は危険ですか?
A.カルシウムの耐容上限量は成人で1日2,500mgとされています。過剰摂取が続くと、高カルシウム血症(吐き気・倦怠感・不整脈等)や腎結石のリスクが高まる可能性があります。食事からの摂取量とサプリの合計が上限を超えないよう注意してください。
Q. カルシウムは食後と食前、どちらに飲むとよいですか?
A.炭酸カルシウムは胃酸で分解されて吸収されるため、食後(胃酸が十分に分泌されるとき)に服用すると吸収率が高まります。クエン酸カルシウムは胃酸に依存しないため食前・食後を問わず服用できます。高齢者や胃酸抑制薬(プロトンポンプ阻害薬等)を服用している方には、クエン酸カルシウムが適している場合があります。
Q. ビタミンDがないとカルシウムは吸収されませんか?
A.ビタミンDは腸管でのカルシウム吸収を促進する重要な役割を担っています。ビタミンDが不足している状態ではカルシウムを摂取しても吸収効率が落ちるため、両者をセットで摂取することが推奨されます。ビタミンDは日光照射によっても体内で産生されますが、屋内時間が長い方・日焼け止めを常用している方では不足しやすい傾向があります。
Q. 骨粗しょう症の薬を飲んでいますが、カルシウムサプリと一緒に摂っても大丈夫ですか?
A.ビスフォスフォネート製剤(アレンドロン酸等)はカルシウムと同時に服用すると薬の吸収が低下する可能性があります。一般的に起床時・空腹時に服用し、服用後30分は飲食しないよう指示されています。カルシウムサプリを加える場合は、服用タイミングを分けることが重要です。詳細は担当医またはおうち病院のサプリ相談にてご確認ください。
Q. カルシウムサプリは骨粗しょう症の治療になりますか?
A.カルシウムサプリは骨の健康を支える栄養補助のアプローチですが、骨粗しょう症の治療薬ではありません。骨粗しょう症の治療にはビスフォスフォネート製剤・抗RANKL抗体・女性ホルモン療法等の薬物療法が中心です。骨密度が低い・骨折リスクが高いと診断された場合は、整形外科・内科でしっかりとした治療を受けてください。サプリ相談は、日常的な骨の健康管理をサポートするサービスです。

