マグネシウムサプリの選び方と注意点は?医師と考えるマグネシウムサプリとの付き合い方

多くの方が抱える「ストレスを感じやすい」「食生活が乱れている」「ガンガンと重たい感じがする」などのお悩みを解決するには、マグネシウムサプリでがおすすめです。 しかし、どのようなサプリがよいのか分からない方が多いかと思います。本記事では、マグネシウムサプリの選び方や注意点を解説します。

目次

マグネシウムサプリについて、こんなお悩みはありませんか?

・どのマグネシウムサプリを選べばよいか分からない・・・

・含まれている成分の安全性が心配・・・

・成分の違いがどう影響するのか分からない・・・

・今使っているマグネシウムサプリで効果を実感できない・・・

マグネシウムサプリで失敗しないためには、医療観点の選び方を理解しましょう

適切なマグネシウムサプリを選ぶには、医療観点を踏まえ以下のポイントを押さえる必要があります。

1.マグネシウムとカルシウムが1:2で配合

2.マグネシウムの配合量上限は350mg

3.添加物が最小限のものを選ぶ

選び方1.マグネシウムとカルシウムが1:2で配合

マグネシウムとカルシウムは、片方が増えるともう片方が減るという拮抗した関係にあるため、バランスよく摂取することが重要です。

マグネシウムとカルシウムを1:2程度の割合で摂取することで、お互いに良い影響を与えるので、このバランスで配合されたサプリを選ぶことをおすすめします。

(※但し、食生活においてすでに積極的にカルシウムを摂取されている方は、その摂取量も踏まえてこの比率を守る必要がありますので、ご注意ください)

参考:Essential Nutrient Interactions: Does Low or Suboptima(海外学術文献)

選び方2.マグネシウムの配合量上限は350mg

サプリに含まれる栄養素配合量は、製品によって異なります。

価格を重視するばかりに、配合量がわずかな製品を飲み続けてしまう方もいますが、あまりに配合量が少ないとサプリの有効性が発揮されません。

一方、過剰な摂取は健康を損ね、身体に悪影響をきたすため注意が必要です。

厚労省の「日本人の食事摂取基準2020」では、食品以外で接種すべきマグネシウムの配合量上限は1日350mgとされているため、その数値を超えないサプリをお選びください。

参考:日本人食事摂取基準2020

選び方3.添加物が最小限のものを選ぶ

サプリメントを製造するにあたって添加物は欠かせないものですが、使用を最小限にすることは可能とされています。

余分な添加物(増量剤、着色料、甘味料、香料、保存料など)を含まないサプリメントをお勧めします。

これらのポイントを押さえている「医療用サプリメント」がおすすめ

市販のマグネシウムサプリを大きく上回る栄養量

医療用サプリメントは本来、医療機関でのみ購入できるものであるため、市販サプリとは品質と安全性が大きく異なります。積極的に栄養素を補給して健康のレベルを上げることを目的とした配合量となっています。

GMP規格という高水準の「安全性」と「品質」

GMP(Good Manufacturing Practice)とは、日本語で「適正製造規範」と訳され、原料の入庫から製造、出荷にいたるすべての過程において製品が「安全」に作られ、「一定の品質」が保たれるよう定められた基準です。

通常のサプリメントにはGMP認定工場で製造されたものは多くないですが、医療用サプリメントはGMP認定工場で製造された高い基準をクリアした安心があります。

添加物の「質」と「量」が市販サプリと異なる

サプリメントの製造過程において添加物は必要不可欠ですが、医療用サプリメントは元々何らかの疾患を持つ方が利用するために作られたため、健康を考えて添加物を最小限に抑え、かつ極力人体に無害で安全な添加物が選ばれています。

【要注意】医療用サプリメントの摂取前・摂取時に避けてほしいこと

過剰摂取にご注意ください

サプリメントによる過剰なマグネシウム摂取は下痢や悪心、腹部の痙攣を起こすことがあるため、マグネシウムサプリを服用する場合は、用量用法を必ず守りましょう。

また、マグネシウムを含むその他サプリ(マルチミネラルなど)を併用されている方は、気づかないうちに過剰摂取になる可能性がありますので、サプリによる1日の摂取上限値350mgを超えていないかどうかご確認されることをおすすめします。

健康被害が多くご報告されている「個人輸入」はお控えください

サプリの個人輸入には、多数の健康被害が報告されており、非常に危険です。

医薬品の成分が含まれていたり、そもそも禁止されている成分を使用していたり等、命に関わるケースもあります。

また、お求めの医療用サプリメントと同じものを海外サイトで見つけたとしても、本当に同様の成分を含めたものが届くとは限りません。

ご自身の判断で取り寄せず、必ず医師との相談の上で適切な医療用サプリメントを処方してもらいましょう。