喘息のオンライン診療完全ガイド|費用・流れ・処方薬まで解説

「喘息の吸入薬が切れそうなのに、呼吸器科の予約がなかなか取れない」「仕事が忙しくて通院できず、手持ちの薬でしのいでいる」「オンラインで喘息の薬をもらえると聞いたけど、吸入薬も対象なの?」——こうした悩みを持ちながら、吸入薬の継続に困っている方は少なくありません。

喘息は、発作が出ていない安定した状態であれば、オンライン診療で継続的な処方を受けることが可能です。スマートフォン1台で医師の診察を受け、吸入薬の処方を継続できます。本記事では、「喘息のオンライン診療は自分に使えるのか?」を判断するために必要な情報——処方薬の種類・費用の目安・お薬手帳の準備・対面受診が必要なケース——をまとめました。

この記事でわかること

  • 喘息は安定期であればオンライン診療(保険適用)で継続処方が可能
  • シムビコート・アドエア・フルタイドなど吸入薬の種類と特徴
  • 受診に必要なもの(3か月以内のお薬手帳が必須)
  • 費用の目安(診察料・手数料)と保険適用の仕組み
  • 発作時・小児・COPDの方は対面受診が必要なケース

喘息とは:症状・種類・気をつけること

喘息(気管支喘息)は、気道に慢性的な炎症が起きることで、気道が過敏になった状態です。ダニ・ホコリ・花粉・ペットの毛・煙・運動・気温変化などのさまざまな刺激に反応して気道が狭くなり、咳・喘鳴(ゼーゼー・ヒューヒュー)・息苦しさ・胸の圧迫感などの発作が繰り返し現れます。

喘息は「寛解(症状がない状態)」と「発作」を繰り返す慢性疾患です。症状がないときも気道の炎症は続いているため、定期的な吸入薬(コントローラー)による炎症のコントロールが重要です。

喘息の主な症状特徴
咳・喘鳴夜間〜早朝に悪化しやすい
息苦しさ発作時は特に強くなる
胸の圧迫感気道が狭くなることで生じる

喘息はオンライン診療で診てもらえる?

はい、喘息の安定期(発作がない状態)での継続処方は、オンライン診療で対応可能です。

ただし、以下の条件が必要です。

  • 3か月以内のお薬手帳(喘息の処方薬が記載されたもの)が必要です
  • 発作症状が出ていない状態であること
  • 16歳以上であること
  • COPD(慢性閉塞性肺疾患)の診断を受けていないこと

お薬手帳で喘息治療薬の処方が確認できない場合は、対面受診が必要となります。

喘息がオンライン診療に向いている理由を説明します。

① 安定期の継続処方が中心

喘息の治療の主体は「発作を予防するための吸入薬(コントローラー)」の継続使用です。安定している状態での薬の継続・調整は、問診と過去の処方歴の確認で対応できるケースが多く、オンライン診療と親和性があります。

② 通院の負担が高い慢性疾患

喘息は長期的な管理が必要な慢性疾患です。毎月・隔月の通院が難しい方でも、オンライン診療で継続的に処方を受けることで、吸入薬の中断を防ぐことができます。

オンライン診療 vs 対面受診の比較

「呼吸器科はどこも予約が取りにくい」という声をよく聞きます。待ち時間・費用・薬の受け取り方など8つの軸で、オンライン診療と対面受診を比較してみましょう。

比較項目オンライン診療対面(呼吸器科・内科)
予約〜受診の時間最短当日〜数時間以内(空き状況による)専門科は予約が数週間先になることも
待ち時間ほぼなし(予約した時間に受診)▲ 当日30分〜2時間程度が多い
受診場所自宅・職場・外出先どこでも▲ 医療機関への移動が必要
費用の目安診察料1,000〜1,200円+手数料1,100円(薬代別途)同程度(交通費・時間コストは別)
※各種加算が追加されるため、診察料が高くなる
保険適用
プライバシー〇(待合室なし)▲(待合室で他の患者と接触)
薬の受け取り近くの保険薬局または自宅配送(追加900円)医療機関近くの薬局、または院内処方
処方できる主な薬吸入ステロイド薬・配合吸入薬・内服薬(ロイコトリエン拮抗薬など)吸入薬・内服薬・注射薬など

「処方できる主な薬」の欄に注目してください。オンライン診療でも対面クリニックと同等の処方薬を受け取ることができます。

オンライン診療でも、対面と同等の処方薬を受け取れます

「オンライン診療では軽い薬しかもらえないのでは?」と不安に感じる方もいますが、おうち病院の喘息外来では対面クリニックと同等の保険処方薬(パルミコート・オルベスコ・アドエア・シムビコート等)に対応しています。

診察前に準備するもの

喘息外来は「3か月以内のお薬手帳」が受診の必須条件です。手帳の写真撮影を事前に済ませておくと、診察がスムーズに進みます。

必ず用意するもの

  • 健康保険証(初診時にアプリ上で登録)
  • 3か月以内のお薬手帳(喘息治療薬の処方が記載されたもの)※必須
  • クレジットカード(VISA・JCB・MasterCard・American Express)
  • スマートフォンまたはパソコン(カメラ・マイク付き)

お薬手帳は写真撮影したものでも可能です。直近の処方薬の名前・量が確認できる状態で準備してください。

診察前に確認しておくこと

  • 現在使用している吸入薬の名前・吸入回数
  • 最後に発作が出た時期と程度
  • 日常生活での息切れ・咳の頻度
  • 現在服用中の他の薬の名前
  • 喘息のコントロール状態(夜間の症状の有無など)
  • 受け取りたい薬局の場所

オンライン診療の流れ:予約から薬の受け取りまで

アカウント登録から吸入薬の受け取りまで、全6ステップで完結します。お薬手帳の準備さえ整っていれば、最短当日中に処方を受けることができます。

STEP 1|アプリ・Webからアカウント登録・予約(所要時間:約5分)

スマートフォンまたはパソコンから、氏名・生年月日・性別・メールアドレスを入力してアカウントを登録します。続けて診察を受けたい日時を選択して予約します。

STEP 2|問診票の入力・薬局の選択(所要時間:約5〜10分)

受診前に、住所・電話番号などの基本情報と症状の詳細を問診票に記入します。同時に、薬を受け取りたい薬局を選択します(全国8,200店舗以上の連携薬局から選択可能)。

STEP 3|クレジットカードの登録

決済手段としてクレジットカード情報を登録します。初回のみ必要です。

STEP 4|医師とのビデオ診察(所要時間:約5〜15分)

予約時間になったらビデオ通話を開始します。現在の症状・吸入薬の使用状況・お薬手帳の内容をもとに医師が診察します。吸入薬の種類・量の継続または調整について医師と相談できます。

STEP 5|処方箋の発行・薬局への送付

お会計が完了すると、FAXで薬局に処方箋が送信されます。

STEP 6|薬局で薬を受け取る

薬局からご登録の電話番号へ準備完了の連絡が入ります。指定した薬局で処方薬を受け取ります。自宅配送(おくすりおうち便)を選ぶと追加900円で自宅に届けてもらうことも可能です。

受診費用の目安(保険適用)

オンライン診療は対面診療と同様に健康保険が適用されます(3割負担が基本)。

費用項目金額
診察料(保険適用・初診)1,000〜1,200円
システム利用手数料1,100円
合計目安約1,900〜2,400円
※自宅への配送をご希望の場合は追加900円にて「おくすりおうち便」をご利用いただけます。
※薬代は別途。薬局での自己負担額は薬剤・保険の種類により異なります。

オンライン診療で処方される薬:

おうち病院の喘息外来では、症状・コントロール状態・既往の処方内容をもとに、吸入薬と内服薬を処方しています。

吸入ステロイド薬(ICS):炎症を抑えるコントローラー

気道の慢性的な炎症を抑え、発作を予防するための基本薬です。

薬剤名一般名特徴
フルタイドフルチカゾンプロピオン酸エステル吸入ステロイドの代表薬。安定した効果
パルミコートブデソニド微細粒子タイプで気道深部まで届きやすい
オルベスコシクレソニド肺局所で活性化される設計。口腔内副作用が少ない
キュバールベクロメタゾンプロピオン酸エステル微粒子タイプ。高い肺沈着率

配合吸入薬(ICS+LABA):ステロイド+長時間作用型β2刺激薬の組み合わせ

吸入ステロイドに長時間作用型気管支拡張薬を組み合わせた薬です。1本で2つの作用を発揮します。

薬剤名一般名特徴
アドエアフルチカゾンプロピオン酸エステル/サルメテロール代表的な配合吸入薬。1日2回吸入
シムビコートブデソニド+ホルモテロール1日2回の維持療法に加え、発作時の追加吸入(SMART療法)にも使用可能
フルティフォームフルチカゾンプロピオン酸エステル/ホルモテロール加圧式定量噴霧式吸入器(pMDI)タイプ。1日2回吸入
レルベアフルチカゾンフランカルボン酸エステル+ビランテロール1日1回吸入。高い持続性

内服薬(ロイコトリエン受容体拮抗薬)

吸入薬に加えて使われることが多い内服薬です。気道炎症に関わるロイコトリエンの働きを抑えます。

薬剤名一般名特徴
オノンプランルカスト水和物1日2回内服。喘息と通年性アレルギー性鼻炎にも適応
キプレス・シングレアモンテルカスト1日1回就寝前内服。喘息と花粉症(アレルギー性鼻炎)にも適応

処方できない方・対面受診が必要なケース

喘息の安定期管理はオンラインで対応可能ですが、いくつかの重要な例外があります。以下に該当する場合は、安全のために対面の医療機関(呼吸器科・内科)を受診してください。

状況理由
発作症状が出ている(ゼーゼー・息苦しさ・咳の増悪)発作は緊急対応が必要なことがあり、対面での評価と吸入処置が必要
16歳未満(小児)小児喘息は体重や発達に合わせた細かな管理が必要
COPD(慢性閉塞性肺疾患)と診断されたことがある喘息とCOPDでは管理方針が異なる場合があり、専門的な評価が必要
お薬手帳で喘息治療薬の処方が確認できない初回処方には対面での診察・肺機能検査が必要な場合がある
発熱・膿性の痰を伴う感染による喘息増悪の可能性があり、抗菌薬の判断が必要な場合がある

プライバシーについて

呼吸器疾患の患者が多い待合室での長時間待機を避けたい、受診を周囲に知られたくない——こうした不安にお答えします。オンライン診療はプライバシーの面でも安心して使える仕組みになっています。

「待合室で他の患者と接触したくない」

呼吸器疾患の患者が多い待合室での長時間待機を避けたい方にとって、自宅から受診できるオンライン診療は感染リスクの軽減にもつながります。

「家族や職場に受診したことが知られますか?」

診療内容・処方内容が自動的に通知されることはありません。ただし、健康保険の医療費通知(年1〜数回)に受診費用が記載される場合があります。

「薬の受け取りでわかりますか?」

薬局では薬の内容が外から見えることはなく、袋に入った状態でお渡しされます。

こんな状況に当てはまりますか?

喘息のオンライン診療が自分に適しているかどうか、受診前にこのチェックリストで確認してください。4つの適否条件と、特に向いている状況を整理しました。

受診の適否チェック

  • 以前に喘息と診断されたことがあり、吸入薬を継続している
  • 現在、発作症状(ゼーゼー・強い息苦しさ)は出ていない
  • 3か月以内の喘息治療薬が記載されたお薬手帳がある
  • 16歳以上で、COPDの診断を受けていない

オンライン診療が特に向いている状況

  • 吸入薬が切れそうで、いつもの薬を早く続けたい
  • 呼吸器科の予約が数週間先で待てない
  • 仕事・育児で通院の時間が取りにくい
  • 安定しているので継続処方だけしてもらいたい

上の「受診の適否チェック」4項目がすべて当てはまる方は、オンライン診療が一つの選択肢として検討できます。

時間がなくて通院できない方には、おうち病院「オンライン喘息外来」という選択肢

おうち病院 オンライン喘息外来の特徴

おうち病院の喘息外来では、安定期の喘息患者さんに対して、保険適用のオンライン診療で吸入薬・内服薬の継続処方に対応しています。「忙しくて通うのが難しい」といった方には、おうち病院がとても便利です。「病院に行くほどのことでもない」と思いがちな悩みでも、医師に相談することで治療の選択肢が広がります。

おうち病院の特徴

✅ 自宅から受診できる

診察室に行かずにスマートフォン・PCから問診・診察が完了します。喘息の悩みを対面で話すことへの心理的なハードルも軽減できます。

時間通りに診察が始まる

予約した時間に診察が開始するため、仕事の合間にも受診を計画的に組み込むことができます。
・平日・土日祝日も朝8時〜夜22時まで診察可能

✅ 女性医師が丁寧に診察

おうち病院では診察時間を15分確保しています。医師は事前に問診票を読み込んで診察に臨むため、具体的な悩みを落ち着いて相談できます。

受診場所と薬の受け取り場所を分けられる

受診はスマートフォン・PCから自宅や外出先で行い、処方薬は自分が指定した薬局で受け取れます。
・処方せんは全国8,200店舗の薬局から選択し自動送信され、受け取り可能
・自宅配送「おくすりおうち便」を利用すれば、薬局に行く手間なし

受診費用の目安(保険適用)

費用項目金額
診察料(保険適用・初診)1,000〜1,200円
システム利用手数料1,100円
合計目安約1,900〜2,400円
※自宅への配送をご希望の場合は追加900円にて「おくすりおうち便」をご利用いただけます。
※薬代は別途。薬局での自己負担額は薬剤・保険の種類により異なります。

おうち病院 喘息外来への受診の流れ

  1. おうち病院の喘息外来ページから予約
  2. 事前問診票に回答(夜間/早朝の咳症状・咳の程度・日常への影響・試した市販品など)
  3. ビデオ通話で医師と診察(約15分・クイックな対応の場合には5分程度で完了)
  4. 処方薬を薬局に受け取りに行く、または自宅に配送してもらう

丁寧なサポートとアフターサービスも付いており安心してご相談いただけますので、ぜひこの機会に「おうち病院 オンライン喘息外来」利用してみてください。

よくある質問(FAQ)

喘息のオンライン診療について多く寄せられる疑問をまとめました。お薬手帳の要件や処方できる薬など、受診前に確認しておきたいポイントをQ&A形式でお答えします。

Q. 吸入薬もオンライン診療で処方してもらえますか?

A.はい、フルタイド・アドエア・シムビコート・レルベアなどの吸入ステロイド薬・配合吸入薬の継続処方に対応しています。ただし、3か月以内の喘息治療薬が記載されたお薬手帳の確認が必要です。

Q. 喘息外来の受診に必要なものは何ですか?

A.健康保険証・3か月以内のお薬手帳(喘息治療薬の処方が記載されたもの)・クレジットカード・カメラ付きスマートフォンまたはパソコンが必要です。お薬手帳は写真でも対応可能です。

Q. 発作が出ているときでもオンラインで相談できますか?

A.発作症状(ゼーゼー・強い息苦しさ)が出ている場合は、オンライン診療ではなく対面の医療機関を受診してください。発作は緊急対応が必要な場合があります。症状が非常に強い場合は119番に連絡してください。

Q. 子どもの喘息もオンラインで診てもらえますか?

A.おうち病院の喘息外来は16歳以上を対象としています。16歳未満(小児)の場合は、対面の小児科・呼吸器科を受診してください。

Q. シムビコートを使っています。そのまま継続処方してもらえますか?

A.はい、3か月以内の処方歴があるお薬手帳があれば、現在使用中のシムビコートの継続処方が可能です。診察時に現在の吸入状況・症状のコントロール状態をお伝えください。

Q. COPDと診断されたことがありますが受診できますか?

A.COPDと診断されたことがある方は、喘息とCOPDの管理が異なる場合があるため、オンライン診療ではなく対面の呼吸器科を受診してください。

Q. 費用はどのくらいかかりますか?

A.おうち病院での診察料は保険適用で1,000〜1,200円(3割負担)です。これにシステム利用手数料1,100円が加わります。薬代は別途薬局でのお支払いとなります。

おうち病院の特化型外来

診療科目

その他一般科として、内科、小児科、皮膚科、循環器内科を受診いただくことが可能です。

診療科目(自費)