コロナの悪寒はいつ出る?発症直前に起こる理由と今すぐできる対処法

悪寒があると、発熱の前兆と知っている方も多いかと思います。
同時に「コロナかな?インフルエンザかな?」と不安になる方も多いのではないでしょうか?
ここでは、悪寒のあとに予測される具体的な症状と原因を、コロナ・インフルエンザとそれ以外に考えられる病気も交えて解説いたします。
正しい情報を知って、適切な対応をするうえで、参考にしてください。

この記事で分かること

  • 悪寒(ゾクゾクした寒気)は、発熱が始まる数時間前〜直後に出やすい症状で、「体温が上がろうとしているサイン」です。
  • コロナ(COVID-19)感染時の悪寒は、インフルエンザよりやや軽い傾向がありますが、個人差が大きく判別は難しいです。
  • 悪寒はコロナ以外の重篤な疾患(腎盂腎炎・胆嚢炎・敗血症等)でも出ることがあり、腰痛・腹痛・発熱を伴う場合は注意が必要です。
  • 悪寒が出た段階で「発症している可能性が高い」という認識を持ち、抗原検査の準備・早期受診の検討を行うことが大切です。
  • 抗コロナウイルス薬(ゾコーバ等)は発症5日以内(可能であれば72時間以内)が処方期限です。悪寒・発熱の開始を「発症日」とカウントして準備を進めてください。

ちなみに、今まさに悪寒がつらくてすぐに対処したい方は、オンライン診療という手段があります。

おうち病院 オンライン発熱・コロナ外来」は、自宅にいながら受診できるだけでなく、薬も自宅配送か近くの薬局で受取することができますので、ぜひご利用ください。

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悪寒はなぜ起こるのか

悪寒(悪寒戦慄・ゾクゾク感)は、体温調節中枢が「体温を上げよう」と指令を出した結果、筋肉が収縮・震えることで発生します。コロナウイルスが体内に侵入すると免疫細胞がサイトカインを産生し、このサイトカインが体温調節中枢(視床下部)に働きかけて体温のセットポイントを引き上げます。その際、現在の体温がセットポイントより低い状態になるため、「寒い」と感じながら体が震えるという悪寒の状態が生じます。

悪寒発生のメカニズム内容
ウイルス侵入SARS-CoV-2が気道・細胞に侵入
サイトカイン産生免疫細胞がIL-6・TNF-α等の炎症性サイトカインを産生
体温セットポイントの上昇視床下部が「目標体温」を37℃→39℃等に引き上げる
筋肉の収縮・震え現在の体温が目標より低いため、熱産生のために筋肉が震える
発熱体温が目標に達すると悪寒は収まり、発熱状態になる

悪寒が収まったあとに発熱が始まることが多く、悪寒は「これから熱が上がる直前」のサインとも言えます。

コロナの悪寒の特徴とタイミング

特徴内容
出現時期発症(発熱開始)の数時間前〜発熱とほぼ同時
強さインフルエンザより軽めの傾向があるが個人差が大きい
持続時間数十分〜数時間。発熱が安定すると収まることが多い
随伴症状発熱・倦怠感・頭痛・筋肉痛・咳が続いて出やすい
解熱後汗をかいて解熱に向かうことが多い

コロナ・インフル・その他疾患の悪寒の見分け方

「悪寒が出た=コロナ」とは断言できません。以下の表を参考に、症状全体で判断してください。

疾患悪寒の強さ発熱腰痛・腹痛その他の特徴的症状
COVID-19中程度(インフルより弱い傾向)37.5〜39℃台が多い筋肉痛として出ることも嗅覚・味覚障害、乾性咳嗽
インフルエンザ強い(突然の高熱と同時)39℃以上の急激な高熱筋肉痛・関節痛が強い全身症状が強く突然発症
腎盂腎炎高頻度に強い悪寒高熱腰痛・側腹部痛が特徴的排尿痛・頻尿を伴うことも
胆嚢炎・胆管炎強い悪寒(シャルコー3徴)高熱右上腹部痛が特徴的黄疸を伴う場合も
敗血症強い悪寒高熱または低体温全身の痛み意識変容・血圧低下
普通感冒軽度〜中程度微熱〜37.5℃程度基本なし鼻水・のどの痛みが中心

要注意: 悪寒+腰痛(特に片側)、悪寒+右上腹部痛、悪寒+意識の変化がある場合は、コロナ以外の重篤な疾患の可能性があります。すみやかに医療機関を受診してください。

関連記事:コロナの治療法とは?重症度との関係や自宅療養のポイントを解説

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悪寒が出た後、コロナ抗原検査はいつ行うべきか

悪寒の段階(発熱前・発熱開始直後)は、コロナウイルス量がまだ少なく、抗原検査の感度が低い場合があります。

検査タイミング特徴
悪寒のみで発熱なし検査感度が低い可能性。翌日以降の再検査を推奨
発熱開始直後(当日)陰性と出ることも多い。翌日以降の再検査を推奨
発熱翌日〜3日目検査精度が高まる。この時点での陽性は信頼性が高い
発熱4日目以降ウイルス量が減少してくるため、感度がやや下がる場合も

「ゾクゾクするけど、まだ熱はない…様子を見よう」が危険な理由

悪寒が出ている段階では「まだ発熱していないし、コロナかどうかもわからない」と感じるのは自然なことです。しかし、この段階はすでに「発症日のカウントが始まっている」可能性があります。

抗コロナウイルス薬(ゾコーバ等)の処方期限は**「発症日から5日以内(可能であれば72時間以内)」**と設定されています。「悪寒が出た日」が発症日と認定されることが多く、この日から時計が動き始めています。

悪寒の段階で「今日が何日目か」を意識してほしい理由

悪寒→発熱→症状ピーク→「そろそろ受診しようか」という流れで対応が遅れると、気づけば発症4〜5日目になっているケースがあります。抗原検査キットを手元に準備しておき、発熱翌日には検査・受診の判断ができる状態にしておくことが重要です。

悪寒+これらの症状は「コロナ以外」の可能性あり

以下の症状の組み合わせは、コロナではなく別の重篤な疾患を示している可能性があります。

症状の組み合わせ疑われる疾患対応
悪寒+腰痛(片側)+発熱腎盂腎炎内科・泌尿器科を受診
悪寒+右上腹部痛+発熱胆嚢炎・胆管炎内科・救急を受診
悪寒+意識がぼんやり+血圧低下敗血症直ちに救急受診
悪寒+強い腹痛+嘔吐腸炎・虫垂炎等内科・外科を受診

コロナ症状を想定して対応していたにもかかわらず上記の症状が出てきた場合は、コロナの自宅療養を中断してすみやかに医療機関を受診してください。

新型コロナウイルスを「ただの悪寒・風邪のはじまり」と同じに扱わないでほしい理由

「悪寒が出ても、コロナは市販薬で乗り越えられる」という認識が広がっていますが、長期的なリスクという観点では慎重な判断が必要です。

免疫性疾患との関連

2025年に発表されたシステマティックレビュー(9,700万人以上を対象とした複数コホート研究のメタ解析)では、SARS-CoV-2感染後に関節リウマチ・全身性エリテマトーデス・1型糖尿病・炎症性腸疾患など少なくとも11の免疫介在性疾患の発症リスクが1〜3倍上昇することが報告されています。

参考文献:SARS-CoV-2感染後の免疫介在性疾患の新規発症リスク:系統的レビューとメタ解析|Seminars in Arthritis and Rheumatism 74 (2025) 152805
参考:COVID-19と新規発症自己免疫疾患との関連性:9700万人を対象とした最新の系統的レビューとメタ解析|Clinical Reviews in Allergy & Immunology Volume 68, 2025

悪寒症状がつらいという方には、おうち病院「オンライン発熱・コロナ外来」という選択肢

悪寒症状がつらい「発症5日以内」のうちに受診を

ゾコーバをはじめとするコロナ抗ウイルス薬は、発症した日から5日以内に服用を開始することが推奨されています。この期間を過ぎると処方の対象外となる場合があります。

「まだ症状が軽いから」「もう少し市販薬で様子を見てから」と先延ばしにしている間に、処方のタイミングが近づいてきます。

しかし、仕事や家事、育児、介護など、さまざまな事情で医療機関を受診する時間を確保できない方もいらっしゃいます。そのような方におすすめなのが、「おうち病院 オンライン発熱・コロナ外来」です。

おうち病院 発熱・コロナ外来の特徴

おうち病院では、発熱症状(風邪・インフルエンザ・新型コロナウイルス感染症など)に対応したオンライン診療を提供しています。「市販の検査キットで検査したら陽性だったが、すぐに受診できない」「感染症の流行期なので病院に行きたくない」といった方には、おうち病院がとても便利です。特に、現代では発熱症状に新型コロナウイルス感染症やインフルエンザなどの疾患が隠れている場合が増えています。おうち病院では、抗コロナウイルス薬/抗インフルエンザ薬の処方がスムーズに行えます。

おうち病院の特徴

✅ 自宅から受診できる

診察室に行かずにスマートフォン・PCから問診・診察が完了します。発熱症状の悩みを対面で話すことへの心理的なハードルも軽減できます。

時間通りに診察が始まる

予約した時間に診察が開始するため、仕事の合間にも受診を計画的に組み込むことができます。
・平日・土日祝日も朝8時〜夜22時まで診察可能

✅ 女性医師が丁寧に診察

おうち病院では診察時間を15分確保しています。医師は事前に問診票を読み込んで診察に臨むため、「自分の生活習慣を考慮した処方薬の選択をしたい」といった具体的な悩みを落ち着いて相談できます。

受診場所と薬の受け取り場所を分けられる

受診はスマートフォン・PCから自宅や外出先で行い、処方薬は自分が指定した薬局で受け取れます。
・処方せんは全国8,200店舗の薬局から選択し自動送信され、受け取り可能
・自宅配送「おくすりおうち便」を利用すれば、薬局に行く手間なし

受診費用の目安(保険適用)

費用項目金額
診察料(保険適用・初診)1,000〜1,200円
システム利用手数料1,100円
合計目安約1,900〜2,400円
※自宅への配送をご希望の場合は追加900円にて「おくすりおうち便」をご利用いただけます。
※薬代は別途。薬局での自己負担額は薬剤・保険の種類により異なります。

おうち病院の処方方針:抗ウイルス治療薬の重要性

おうち病院では、コロナに対する抗ウイルス治療薬の早期使用を重要と考え、以下の方針で処方対応しています。

  • リスクが高い方には積極的に処方対応:高齢・基礎疾患・免疫抑制状態など重症化リスクがあると診察で判断した場合、発症初期から抗ウイルス薬(ゾコーバ等)を処方します。
  • 患者さんの希望を尊重:「抗ウイルス薬を使いたい」というご希望がある場合も、医師が診察の上で処方を検討します。診察時にお気軽にご相談ください。
  • ウイルスを抑制する治療を大切に:市販薬による症状緩和にとどまらず、ウイルスそのものに作用する治療アプローチを重視しています。

処方はすべての方に適用されるものではなく、医師の診察・判断のもとで行われます。薬の相互作用等によっては処方できない場合があります。

おうち病院 オンライン発熱・コロナ外来への受診の流れ

  1. おうち病院の発熱・コロナ外来ページから予約
  2. 事前問診票に回答(症状・発症日・再発頻度・既往歴・日常への影響・試した市販品など)
  3. ビデオ通話で医師と診察(約15分・クイックな対応の場合には5分程度で完了)
  4. 処方薬を薬局に受け取りに行く、または自宅に配送してもらう

注意点:オンライン診療で、抗ウイルス薬の処方を希望する場合には、市販の検査キットを使用して陽性であったことを証明する画像が必要となります。日頃から、検査キットを常備しておくと、もしもの時にもスムーズに受診・処方が受けられます。(陽性画像の添付がない場合には、対症療法のみとなります。)

よくある質問(FAQ)

Q. コロナの悪寒はどんな感じですか?インフルとは違いますか?

A.コロナの悪寒は「ゾクゾクとした寒気・体の震え」が特徴で、インフルエンザほど突然・激烈ではないことが多いとされます。ただし個人差が大きく、症状だけでコロナかインフルかを判断することは難しいため、抗原検査での確認をお勧めします。

Q. 悪寒が出ただけで、まだ発熱していません。コロナの可能性はありますか?

A.あります。悪寒は発熱の直前に出ることが多く、「これから発熱する段階」のサインである可能性があります。この段階を「発症日」と捉え、翌日に抗原検査を実施し、陽性であれば速やかに受診の準備を進めることをお勧めします。

Q. 悪寒が出たら何日以内に受診すればよいですか?

A.コロナ抗ウイルス薬(ゾコーバ等)の処方期限は発症日から5日以内(可能であれば72時間以内)です。悪寒が出た日・発熱が始まった日を「発症日」とカウントし、発症2〜3日目には受診・処方相談の判断を行うことが望ましいです。

Q. 悪寒と腰痛が同時に出ています。コロナですか?

A.悪寒と腰痛(特に片側の側腹部)を伴う発熱は、腎盂腎炎など泌尿器系の感染症の可能性があります。コロナとは別の疾患が疑われるため、内科・泌尿器科への受診をお勧めします。おうち病院でもオンライン診療での相談を受け付けています。

Q. 悪寒対策として市販薬で何ができますか?

A.悪寒そのものへの特効的な市販薬はありません。体を温める(電気毛布・湯たんぽ等)・水分補給・休息が主な対処法です。発熱が出た場合はアセトアミノフェン(カロナール等)を使用できますが、コロナ感染が疑われる場合は市販薬に加えて抗ウイルス薬の処方について医師にご相談ください。

Q. 子どもが悪寒を訴えています。コロナが心配です。

A.小児の場合は大人より悪寒を言語化しにくいため、「体がブルブルする」「寒い」という訴えとともに発熱が始まるパターンが多いです。小児の場合も発症5日以内の受診をお勧めします。おうち病院では小児のコロナ症状の相談も受け付けています。

Q. 悪寒が治まって発熱が始まりました。いつ受診すればよいですか?

A.発熱が始まった翌日(発症2日目)に抗原検査を行い、陽性であれば速やかに受診・処方相談を行うことをお勧めします。抗コロナウイルス薬は発症5日以内(可能であれば72時間以内)が処方期限のため、発症3日目を超える前に相談されることが望ましいです。

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