コロナ感染の兆候?悪寒が伴う場合の注意点と対処法を解説

悪寒があると、発熱の前兆と知っている方も多いかと思います。 同時に「コロナかな?インフルエンザかな?」とかなり不安になる方も多いのではないでしょうか? ここでは、悪寒のあとに予測される具体的な症状と原因を、コロナ・インフルエンザとそれ以外に考えられる病気も交えて解説いたします。 正しい情報を知って、適切な対応をするうえで、参考にしてください。

目次

悪寒があると、発熱の前兆と知っている方も多いかと思います。

同時に「コロナかな?インフルエンザかな?」とかなり不安になる方も多いのではないでしょうか?

ここでは、悪寒のあとに予測される具体的な症状と原因を、コロナ・インフルエンザとそれ以外に考えられる病気も交えて解説いたします。

正しい情報を知って、適切な対応をするうえで、参考にしてください。

悪寒について

そもそも悪寒とはどのような状態でしょうか?

寒気と混合しがちですが、違いを知って適切に対処できるようにしましょう。

悪寒は発熱の前兆

寒気とは、文字通り寒さに対する体の反応です。

例えば、気温が急激に下がった時「ぶるぶるっ」と震え、鳥肌が立ちます。体温調節しようとする生理現象です。これは一時的なもので、室温を温かくしたり上着を着たりする事で温まると治まります。

しかし、悪寒とはこれとは似て非なるもの。

気温に関係なく、暖かくしても毛布にくるまっても「寒い」と感じます。ひどい場合体の震えが止まらず、歯がガチガチいう、体がゾクゾクする、といった症状が出ます。

これらはなんらかのウイルスに対する体の反応の可能性が高いです。

そして、後に発熱をおこす前兆の症状です。発熱後もしばらくは悪寒が消えないこともあります。

悪寒がしたら無理はしない

前述の発熱の前兆からのつながり。急激に体調が悪化する恐れもあるので、仕事や家事育児は無理せず様子を見ましょう。

悪寒がして、「あれ?なんだか体調がおかしいな?」と思ったタイミングでは、まだ発熱はしておらず前兆段階ですね。

熱を測ってみても発熱していないため、我慢して出社や登校をしてしまう方もいらっしゃいます。

しかし、体調は急激に変化することがあります。悪寒がある場合、多くはその数時間後に発熱したり立っていられなくなるほどフラフラしたりします。

無理して出社して、通勤車内や仕事先で倒れるケースがあります。

悪寒がしたら、無理はせず、仕事や家事育児は無理せず様子を見ることにするのがベターです。

家事育児をサポートしてくれる存在があれば、ヘルプを頼み、家族に協力を求めます。仕事は在宅ワークにできるものならなるべく静かに過ごせるよう取り計らうのが賢明です。

悪寒はコロナの兆候? 

悪寒がすると、後に発熱や体中の痛みが来ますね。新型コロナウイルスへの感染を疑うでしょう。いくつか可能性を解説します。

悪寒はコロナの可能性が高い

悪寒がしたら、新型コロナウイルスに感染したのでは?とまず考えるでしょう。

その可能性は高いですが、同時にコロナではない可能性もあります。

コロナの症状としては、発熱・頭痛・全身の筋肉痛・倦怠感・咳・痰・味覚嗅覚障害・呼吸困難・腹痛・下痢・吐き気などがあります。

人により症状は様々です。

悪寒はインフルエンザの可能性も

悪寒の原因として、コロナの他にインフルエンザを疑うのが一般的です。

コロナはじわじわ熱があがる事もありますが、インフルエンザの場合悪寒の後、急激に38℃以上の高熱になるのが特徴です。

他に症状は、関節痛・全身の筋肉痛・咳・喉の痛み・鼻水などです。

コロナ・インフルエンザ以外で悪寒症状の出る病気

コロナ・インフルエンザ以外でも悪寒症状の出る病気があります。

具体的に解説しますね。

食中毒

食中毒の原因となる細菌やウイルスが付着した食べ物を食べることによって引き起こします。発熱をともなう嘔吐下痢・腹痛などの症状があるものもあり、インフルエンザやコロナとの見分けがつきにくいと言えます。

一般的によく知られているのは、「ノロウイルス」「サルモネラ菌」「O-157」などがあげられます。

腎盂腎炎(じんうじんえん)

腎臓内部にある、尿が通る腎盂(じんう)という部分で、細菌が繁殖し起こる病気です。

38℃以上の高熱や強い悪寒の他、背中や腰の痛み、排尿時の痛み、頻尿・残尿感・倦怠感などの症状があります。

悪化すると、細菌が全身へ広がって敗血症となります。そうなると急性腎不全や多臓器不全など重大な病気を引き起こし、命にかかわる可能性があります。

胆嚢炎(たんのうえん)

肝臓で作られている胆汁を溜めておくのが胆のう。その胆のうで、胆のう菅の詰まりや、細菌感染・膵液(すいえき)の逆流などにより炎症が起こる病気を胆嚢炎と言います。

初期症状としては上腹部の鈍い痛みや違和感、病気が進行すると肋骨からみぞおちにかけて激しい痛みを伴います。「38℃以上の高熱」「強い悪寒」「吐き気・嘔吐」等の症状も現れるため、自己判断では見分けがつきにくい場合があります。

自律神経の乱れ

自律神経の乱れや過度のストレスから来る発熱があります。

この場合、37.5℃前後の微熱が数日続く、心因性であるため体の痛みを伴わない、解熱剤が効かない等の特徴が見られます。

判断が難しい時は医療機関へ早めに相談!

上記のように、初期症状が似ていてなかなか判断が難しい場合が多くあります。

中には命に係わる重大な病気のサインの場合もありますし、インフルエンザやコロナの場合でも悪化すると取り返しのつかないことになります。

悪寒がしたら、他の症状も様子を見つつ、自己完結せず医師の診察を受けることをおすすめします。病気によっても対処法が変わりますので、発熱の原因を突き止めましょう。

悪寒でコロナが疑われたら早めに受診しよう

では、悪寒で新型コロナウイルス感染症の疑いが出た時に、実際にどうすれば良いのか、受診のタイミングを解説します。

症状が進み高熱になると、受診すらつらい状態になるかもしれないから早めに受診しようとしても、それはしない方が賢明です。

コロナの場合は発熱直後では検査をしても陰性となるケースが多く、発熱してから12時間経過後の検査が推奨されているためです。

しかし、発熱外来の予約が殺到していて、数日先の予約になることもあります。

新型コロナウイルス抗原検査キットを自宅に買い置きしておくと、判断の目安になるのでおすすめです。

悪寒から発熱したら専門外来へ

悪寒から発熱したら、専門外来への受診をおすすめします。

発熱・コロナ外来を予約して受診する

発熱・コロナ外来の受診予約をして受診するのが一般的です。

発熱・コロナ外来は、内科や小児科クリニック・総合病院で設置されているところが多いです。

ただし、どこでもコロナやインフルエンザの検査ができるわけではありません。コロナの疑いがある時は、各クリニックのホームページや自治体のホームページを確認する必要があります。

発熱・コロナ外来は、通常の診療と部屋を別にするか、時間指定をするなどして一般患者とは分けています。

検査が出来る病院が見つかったら、オンラインや電話で予約を取ります。

オンラインクリニックを受診する

地域によっては、近所で発熱・コロナ外来が見つからない場合があります。

また、予約が取れない場合もあります。その場合でも、オンラインクリニックの発熱・コロナ外来という選択があります。

ただし、新型コロナウイルス抗原検査キットでセルフ検査をしておく方がスムーズです。

悪寒症状がつらいなら、おうち病院「オンライン発熱・コロナ外来」

悪寒症状がつらく、発熱もしているなら、おうち病院「オンライン発熱・コロナ外来」での受診がおすすめです。

症状が進んでつらく、外出もままならない状態でも、安心してご自宅から受診できます。

街のクリニック・病院での受診は待ち時間が長い、移動等に時間がかかる等病気の体には負担が大きいです。

しかし、おうち病院「オンライン発熱・コロナ外来」であればその必要はなくWEBから簡単に予約、お時間になったらスマホかパソコンからビデオ通話するだけです。また、24時間土日祝日関係なく予約受付しています。

コロナかな?と思ったら自己判断せず受診しよう

悪寒・発熱などの症状がつらくコロナが疑われたら、または検査キットで陽性だったら、自宅療養のみではなく、しっかりと受診しましょう。

また、コロナではないかも、という場合も他の大病を見逃さないためにも医師の診断を受けましょう。

症状がつらくて街の病院に行けない時、発熱・コロナ外来が近くにない時、または混雑していて数日先まで予約が取れない時、おうち病院「オンライン発熱・コロナ外来」へ予約してみてはいかがでしょうか。