コロナとインフルエンザの違い|見分け方と知っておきたいポイントを解説

コロナとインフルエンザは症状が似ていて、自分では見分けがつきません。発熱して、どっちだろう?と不安になる方も多いのではないでしょうか。 この記事では、コロナとインフルエンザの共通点と違いについて解説します。 見分け方と知っておくべきポイントを押さえることで、不安を解消してください。

目次

コロナとインフルエンザは症状が似ていて、自分では見分けがつきません。発熱して、どっちだろう?と不安になる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、コロナとインフルエンザの共通点と違いについて解説します。

見分け方と知っておくべきポイントを押さえることで、不安を解消してください。

新型コロナウイルスとインフルエンザの関係性

新型コロナウイルス感染症と、インフルエンザの関係性を見てみましょう。症状だけでなく、感染拡大する経路や感染が判明した時の対処などに共通点もあります。

コロナとインフルエンザの共通点

症状

悪寒・発熱・頭痛・喉の痛み・咳・倦怠感などの症状が似ています。

どちらも、初期症状では判断しづらい状況です。

感染経路

インフルエンザもコロナも、感染拡大の経路は、接触感染のほか飛沫感染します。

電車内や室内で患者がいる場合、感染する確率が高くなります。咳やくしゃみはおろか、触ったところを後に触るなどでも感染の可能性が高くなります。そのため、手指洗い・うがいをしっかり行う事が、感染予防に繋がります。

また、マスク着用も個人の判断にゆだねられるところが大きいですが、感染拡大防止に役立ちます。

コロナもインフルエンザも5類

厚生労働省の発表によりますと、2023年5月8日から、コロナは感染症法(感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律)の位置づけが、2類相当から5類へ変更されました。

2類相当は、政府による患者数の観測と国民への行動自粛要請など、様々な面で厳しく管理されますが、5類はインフルエンザと同じく、罹患すれば医師の診断のもと自宅療養期間の登校や出社の停止がありますが、以前より厳しいものではない、というのは皆様も周知の通りです。

参照元:厚生労働省

新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後の対応について|厚生労働省

インフルエンザとコロナの見分け方

それでは、インフルエンザとコロナはどのように見分ければ良いのでしょうか?症状と見分け方について見てみましょう。

症状の違い

コロナの場合は、初期症状では風邪やインフルエンザと見分けがつきにくいですが、病気が進行すると、味覚や嗅覚の障害が発生することがあります。

鼻づまりでもないのに香りがわからなくなったり、味がわからなくなったり、といった症状が表れたらコロナと見て間違いないでしょう。

また、通常コロナは5日~7日程度で回復しますが、悪化して呼吸困難になり肺炎を引き起こすなど重症化することがあります。

症状の進行の違い

コロナは初めの症状が緩やか、インフルエンザは急激に発熱痛みなど、初期の段階で見分けがつく一番の特徴は、症状の進行のスピードです。

コロナは、初期症状が風邪のように鼻水・咳などが現れ、風邪かアレルギーか?と思っていると発熱します。その症状の進み具合は緩やかです。(ただし4日以上熱が続いてからは急激に重症化する恐れもあります)

対して、インフルエンザは悪寒がすると感じたら急激に体調が悪化し、38℃以上の高熱・全身の痛み・関節痛など、すべての症状が急激に表れます。

急に発熱してしかも高熱であれば、インフルエンザと見るのが妥当です。

判断が難しい時は医療機関へ早めに相談!

判断が難しいところではありますが、コロナとインフルエンザ、どちらも重症化するケースもありますから、早めの受診をおすすめします。

発熱外来であれば、コロナとインフルエンザ両方検査が出来る病院もありますので、悪化しないうちに受診しましょう。

コロナかインフルエンザが疑われるときの注意点

コロナかインフルエンザ、どちらかが疑われた時にはどう対処すべきか、注意点をお伝えします。

自己判断による市販薬の使用は危険

コロナとインフルエンザでは、治療法や薬が異なるため、自宅療養で治すのは危険な行為です。自己判断による市販薬や常備薬の使用は避けましょう。

解熱剤等を個人の判断で飲むと、副作用や病状を悪化させてしまう危険性があります。

急な容態の悪化の可能性も

初期症状が軽いから大丈夫と思っていると、容体が急激に悪化することもあります。

コロナの場合は特に、微熱が続き高熱になるケースはまれのため自宅療養で大丈夫と思いがちですが、急激に悪化して呼吸困難に陥り、命を脅かすほどになることがあります。

そのまま自宅で急変して亡くなったケースは後を断ちません。

本人はもちろん、ご家族など周囲がしっかりと体調の変化に気付いてあげることが大切です。

早期治療の重要性

早い段階で適切な治療を行なえば、インフルエンザでもコロナでも、重症化は防げる可能性があります。急な容態の悪化を防ぐためにも、早期治療が重要だと言えます。

発熱が見られた段階で、発熱外来を予約して受診しましょう。発熱から12時間後から検査が出来ます。

コロナかインフルエンザの疑いがあったらクリニックへ

コロナかインフルエンザの疑いがあったら、実際にどこへ受診すれば良いのか解説します。

事前準備もあるので、確認しておきましょう。

発熱・コロナ外来を予約して受診する

コロナかインフルエンザの疑いがあれば、発熱・コロナ外来へ受診しましょう。

その際のポイントは、コロナとインフルエンザ両方の検査が出来る病院を受診することです。なぜなら、場所によって検査が出来ない場合もあるためです。

両方に対応してくれるクリニック・病院を探すには各クリニック・病院のホームページを確認するか、自治体のコロナに関するホームページを確認すると情報が得られます。

発熱・コロナ外来が設置されているのは、主に内科や小児科クリニック・総合病院です。

発熱・コロナ外来は、通常の入り口や受診室と別に分けられているか、時間指定をするなどして一般患者とははっきりと分けています。感染拡大防止の観点からです。

検査が出来る病院が見つかったら、オンラインや電話で予約を取ります。

現在、容態の急変等の特別な事情以外は、予約が必須のクリニック・病院がほとんどです。

オンラインクリニックを受診する

発熱・コロナ外来が自宅から遠方にあるか、交通の便が悪い場合があります。

また、少し先まで満杯で予約が取れない、といった状況もあり得ます。インフルエンザとコロナの同時流行中などはまさにそのような傾向です。その場合でも、オンラインクリニックの発熱・コロナ外来という選択があります。

新型コロナウイルス抗原検査キットを常備しておくと良いですが、ない場合はお近くの薬局でお買い求めいただき、事前に検査をしておくとスムーズです。

コロナやインフルエンザでつらいなら、おうち病院「オンライン発熱・コロナ外来」

コロナかインフルエンザが疑われる症状がつらいなら、おうち病院「オンライン発熱・コロナ外来」での受診がおすすめです。

発熱でつらくて起き上がれなくても、安心してご自宅で受診できます。

通院は、移動がつらくて待ち時間が長く、病気でつらくて動けない体には負担が大きすぎます。

おうち病院「オンライン発熱・コロナ外来」であれば、その必要はなくWEBから簡単に予約、お時間になったらスマホかパソコンからビデオ通話するだけです。また、24時間土日祝日関係なく予約受付しています。

症状がつらくて病院に行けない方はオンラインで受診しよう

発熱などの症状がつらくコロナかインフルエンザが疑われたら、自宅療養のみではなく、しっかりと受診しましょう。自己判断は危険です。

症状がつらくて街の病院に行けない時、ご近所に発熱・コロナ外来がない時、または混雑していて数日先まで予約が取れない時、おうち病院「オンライン発熱・コロナ外来」へ予約してみてはいかがでしょうか。

まずは医師にご相談を。