コロナとインフルエンザは症状が似ていて、自分では見分けがつきません。発熱して、どっちだろう?と不安になる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、コロナとインフルエンザの共通点と違いについて解説します。
見分け方と知っておくべきポイントを押さえることで、不安を解消してください。
この記事でわかること
- コロナ(COVID-19)とインフルエンザは発熱・咳・倦怠感など主要症状が重なるため、症状だけで見分けることは困難なケースが多いです。
- 最も確実な鑑別方法は抗原検査(コロナ・インフルそれぞれの検査キット)ですが、発症早期(初日)は陰性と出ることがあります。
- 「コロナかインフルかわからない」状態でも、治療開始の判断や処方薬の選択は医師の診察が必要です。
- コロナとインフルに対してはそれぞれ異なる抗ウイルス薬があり、どちらであるかによって適切な薬が変わります。発症5日以内(コロナ)・48時間以内(インフル)という処方期限があるため、早期の受診相談が重要です。
- おうち病院では、コロナ・インフルエンザ両方の診察・処方に対応しています(朝8時〜夜22時、当日受診可能)。
「すぐに病院で診てもらいたいが、忙しくて行く時間がない」「症状が苦しくて病院に行くのがつらい」という方は、オンライン診療がおすすめです。
自宅にいながら受診できますので、苦しい中病院に行く必要もなく、時間もかかりません。
目次
コロナとインフルエンザの症状比較
コロナとインフルエンザは、どちらも呼吸器系のウイルス感染症であり、主要症状が重複しているため、症状だけで判別することは難しいのが実情です。以下の比較表を参考にしてください。
| 症状 | コロナ(COVID-19) | インフルエンザ | 比較のポイント |
|---|---|---|---|
| 発熱 | あり(多くの場合) | あり(突然の高熱が特徴) | インフルは突然38〜40度に達することが多い |
| 発症の速さ | 比較的ゆっくり(1〜2日かけて悪化) | 急激(数時間〜半日で高熱・関節痛) | インフルは「急に熱が出た」感覚が強い |
| 咳 | 乾いた咳が多い | 乾いた咳あり | どちらも乾いた咳が出やすい |
| 倦怠感 | 強い | 強い(全身の痛みを伴いやすい) | 倦怠感・関節痛はインフルの方が強い傾向 |
| 頭痛 | あり(一部) | あり(多い) | インフルの方が頭痛の頻度が高い傾向 |
| 嗅覚・味覚障害 | コロナの比較的特徴的な症状 | まれ | 「においがしない」はコロナを疑うサイン |
| 鼻水・鼻づまり | あり(オミクロン株以降増加) | あり | どちらも鼻症状が出ることがある |
| 消化器症状(下痢・嘔吐) | あり(一部) | 特に小児で多い | 小児の消化器症状はインフルでも多い |
| 筋肉痛・関節痛 | あり(一部) | 強い(全身性) | インフルは「体中が痛い」感覚が出やすい |
コロナもインフルエンザも5類
厚生労働省の発表によりますと、2023年5月8日から、コロナは感染症法(感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律)の位置づけが、2類相当から5類へ変更されました。
2類相当は、政府による患者数の観測と国民への行動自粛要請など、様々な面で厳しく管理されますが、5類はインフルエンザと同じく、罹患すれば医師の診断のもと自宅療養期間の登校や出社の停止がありますが、以前より厳しいものではない、というのは皆様も周知の通りです。
参照元:新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後の対応について|厚生労働省
自分の症状がどちらなのかすぐに明確にしたい方は、以下の記事よりコロナのセルフチェックをおすすめします。
関連記事:新型コロナウイルスのセルフチェックで安心を|症状確認と対応策
コロナ・インフル・RSウイルス・普通感冒の4疾患比較
発熱・咳がある場合に鑑別が必要になる主な感染症を比較します。
| 特徴 | コロナ(COVID-19) | インフルエンザ | RSウイルス | 普通感冒(風邪) |
|---|---|---|---|---|
| 主な原因ウイルス | SARS-CoV-2 | インフルエンザウイルスA/B型 | RSウイルス | ライノウイルス等多種 |
| 発症の速さ | ゆっくり〜中程度 | 急激 | 中程度 | ゆっくり |
| 発熱の程度 | 中〜高熱 | 高熱(38〜40度) | 軽〜中程度 | 軽微〜中程度 |
| 嗅覚・味覚障害 | 特徴的 | まれ | まれ | まれ |
| 全身症状 | 中〜強 | 強い | 軽〜中 | 軽い |
| 特効薬 | 抗コロナウイルス薬(発症5日以内、可能であれば72時間以内) | 抗インフル薬(発症48時間以内) | なし(対症療法) | なし(対症療法) |
| 検査 | 抗原検査・PCR | 抗原検査 | 抗原検査(医療機関) | なし(除外診断) |
コロナとインフルが「同時感染(フルロナ)」するケースもある
コロナとインフルエンザに同時に感染する「フルロナ(flurona)」と呼ばれるケースが報告されています。同時感染は稀ではありますが、感染機会が重なる秋冬のシーズンには可能性がゼロではありません。どちらか一方の検査が陽性でも、もう一方の感染を完全に否定することはできないため、症状が重い場合は両方の検査をお勧めします。
それぞれの治療薬の違い
コロナとインフルエンザには、それぞれ異なる抗ウイルス薬が使われます。どちらかによって処方薬が変わるため、検査・診察が重要です。
| 薬の種類 | 対象疾患 | 処方期限 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ゾコーバ(エンシトレルビル) | COVID-19 | 発症5日以内(可能であれば72時間以内) | 1日目3錠・2〜5日目1錠の5日間服用。軽症〜中等症を対象 |
| ラゲブリオ(モルヌピラビル) | COVID-19 | 発症5日以内 | 1日2回×5日間。重症化リスクが高い方を主な対象 |
| パキロビッドパック | COVID-19 | 発症5日以内 | 多くの薬と飲み合わせ禁忌あり。処方時に医師の確認が必要 |
| タミフル(オセルタミビル) | インフルエンザ | 発症48時間以内 | 1日2回×5日間。小児・成人ともに使用可 |
| イナビル(ラニナミビル) | インフルエンザ | 発症48時間以内 | 吸入薬。1回の吸入で完了(成人) |
| ゾフルーザ(バロキサビル) | インフルエンザ | 発症48時間以内 | 1回の服用で完了。A・B型両方に有効 |
抗原検査での鑑別方法
症状が出たら、まず市販の抗原検査で確認する方法があります。
| 検査の種類 | 対象 | 判断の目安 |
|---|---|---|
| コロナ抗原検査キット | SARS-CoV-2 | 発症2〜3日目以降に精度が高まる |
| インフル抗原検査キット | インフルA・B型 | 発症12〜24時間以降に精度が高まる |
| コロナ+インフル同時検査キット | 両方 | 一度の検査で両方の結果がわかる |
発症当日(発熱当日)は感度が低く、陰性と出ることがあります。「発症から1〜2日後」に再検査することをお勧めします。
「コロナかインフルかわからない」が最も危険な状態
発熱や咳が出たとき「コロナっぽいかも」「でもインフルかもしれない」と迷って様子を見るケースがあります。この「どちらかわからないから様子を見る」という判断が、実は最も処方タイムリミットを逃しやすいパターンです。
- コロナの場合:発症5日以内(可能であれば72時間以内)が抗ウイルス薬の処方期限
- インフルの場合:発症48時間(2日)以内が抗インフル薬の処方期限
「どちらかわからないまま」3日間様子を見た場合、インフルエンザ薬の処方期限はすでに過ぎていることになります。
秋冬のコロナ・インフル同時流行シーズンのリスク
毎年秋冬(10〜3月)はインフルエンザの流行期と重なり、コロナとインフルが同時に流行する「コロナ・インフル同時流行」が起きやすくなります。このシーズンでは、どちらかわからない状態での受診依頼が増える傾向があります。
おうち病院では、コロナ・インフルエンザ両方の診察・処方相談に対応しており、抗原検査の結果と症状をもとに医師が判断します。「どちらかわからない」という状態でも受診が可能です。
「熱があるだけ」の過小評価が招くリスク
コロナかインフルエンザ、どちらかが疑われた時にはどう対処すべきか、注意点をお伝えします。
コロナの場合
コロナもインフルも、急性期の治療が遅れると以下のようなリスクが高まることが指摘されています。
2025年に発表されたシステマティックレビュー(9,700万人以上を対象とした複数コホート研究のメタ解析)では、SARS-CoV-2感染後に関節リウマチ・全身性エリテマトーデス・1型糖尿病・炎症性腸疾患など少なくとも11の免疫介在性疾患の発症リスクが1〜3倍上昇することが報告されています。
参考文献:SARS-CoV-2感染後の免疫介在性疾患の新規発症リスク:系統的レビューとメタ解析|Seminars in Arthritis and Rheumatism 74 (2025) 152805
参考:COVID-19と新規発症自己免疫疾患との関連性:9700万人を対象とした最新の系統的レビューとメタ解析|Clinical Reviews in Allergy & Immunology Volume 68, 2025
インフルエンザの場合
インフルエンザ脳症・心筋炎・肺炎合併のリスクがあります。特に高齢者・小児・基礎疾患のある方では重症化リスクが高まります。
「発熱だから市販薬で乗り越えよう」という判断が、処方タイムリミットの消失につながります。
自己判断による市販薬の使用は危険
コロナとインフルエンザでは、治療法や薬が異なるため、自宅療養で治すのは危険な行為です。自己判断による市販薬や常備薬の使用は避けましょう。解熱剤等を個人の判断で飲むと、副作用や病状を悪化させてしまう危険性があります。
急な容態の悪化の可能性も
初期症状が軽いから大丈夫と思っていると、容体が急激に悪化することもあります。コロナの場合は特に、微熱が続き高熱になるケースはまれのため自宅療養で大丈夫と思いがちですが、急激に悪化して呼吸困難に陥り、命を脅かすほどになることがあります。
そのまま自宅で急変して亡くなったケースは後を断ちません。本人はもちろん、ご家族など周囲がしっかりと体調の変化に気付いてあげることが大切です。
早期治療の重要性
早い段階で適切な治療を行なえば、インフルエンザでもコロナでも、重症化は防げる可能性があります。急な容態の悪化を防ぐためにも、早期治療が重要だと言えます。
発熱が見られた段階で、発熱外来を予約して受診しましょう。発熱から12時間後から検査が出来ます。
コロナ・インフルの両方に対応、おうち病院「オンライン発熱・コロナ外来」という選択肢
「コロナかインフルかわからない」という状況でも
ゾコーバをはじめとするコロナ抗ウイルス薬は、発症した日から5日以内に服用を開始することが推奨されています。この期間を過ぎると処方の対象外となる場合があります。
「まだ症状が軽いから」「もう少し市販薬で様子を見てから」と先延ばしにしている間に、処方のタイミングが近づいてきます。
しかし、仕事や家事、育児、介護など、さまざまな事情で医療機関を受診する時間を確保できない方もいらっしゃいます。そのような方におすすめなのが、「おうち病院 オンライン発熱・コロナ外来」です。
おうち病院 発熱・コロナ外来の特徴
おうち病院では、発熱症状(風邪・インフルエンザ・新型コロナウイルス感染症など)に対応したオンライン診療を提供しています。「市販の検査キットで検査したら陽性だったが、すぐに受診できない」「感染症の流行期なので病院に行きたくない」といった方には、おうち病院がとても便利です。特に、現代では発熱症状に新型コロナウイルス感染症やインフルエンザなどの疾患が隠れている場合が増えています。おうち病院では、抗コロナウイルス薬/抗インフルエンザ薬の処方がスムーズに行えます。
おうち病院の特徴
✅ 自宅から受診できる
診察室に行かずにスマートフォン・PCから問診・診察が完了します。発熱症状の悩みを対面で話すことへの心理的なハードルも軽減できます。
✅時間通りに診察が始まる
予約した時間に診察が開始するため、仕事の合間にも受診を計画的に組み込むことができます。
・平日・土日祝日も朝8時〜夜22時まで診察可能
✅ 女性医師が丁寧に診察
おうち病院では診察時間を15分確保しています。医師は事前に問診票を読み込んで診察に臨むため、「自分の生活習慣を考慮した処方薬の選択をしたい」といった具体的な悩みを落ち着いて相談できます。
✅受診場所と薬の受け取り場所を分けられる
受診はスマートフォン・PCから自宅や外出先で行い、処方薬は自分が指定した薬局で受け取れます。
・処方せんは全国8,200店舗の薬局から選択し自動送信され、受け取り可能
・自宅配送「おくすりおうち便」を利用すれば、薬局に行く手間なし
受診費用の目安(保険適用)
| 費用項目 | 金額 |
|---|---|
| 診察料(保険適用・初診) | 1,000〜1,200円 |
| システム利用手数料 | 1,100円 |
| 合計目安 | 約1,900〜2,400円 |
※薬代は別途。薬局での自己負担額は薬剤・保険の種類により異なります。
おうち病院の処方方針:抗ウイルス治療薬の重要性
おうち病院では、コロナに対する抗ウイルス治療薬の早期使用を重要と考え、以下の方針で処方対応しています。
- リスクが高い方には積極的に処方対応:高齢・基礎疾患・免疫抑制状態など重症化リスクがあると診察で判断した場合、発症初期から抗ウイルス薬(ゾコーバ等)を処方します。
- 患者さんの希望を尊重:「抗ウイルス薬を使いたい」というご希望がある場合も、医師が診察の上で処方を検討します。診察時にお気軽にご相談ください。
- ウイルスを抑制する治療を大切に:市販薬による症状緩和にとどまらず、ウイルスそのものに作用する治療アプローチを重視しています。
処方はすべての方に適用されるものではなく、医師の診察・判断のもとで行われます。薬の相互作用等によっては処方できない場合があります。
おうち病院 オンライン発熱・コロナ外来への受診の流れ
- おうち病院の発熱・コロナ外来ページから予約
- 事前問診票に回答(症状・発症日・再発頻度・既往歴・日常への影響・試した市販品など)
- ビデオ通話で医師と診察(約15分・クイックな対応の場合には5分程度で完了)
- 処方薬を薬局に受け取りに行く、または自宅に配送してもらう
※注意点:オンライン診療で、抗ウイルス薬の処方を希望する場合には、市販の検査キットを使用して陽性であったことを証明する画像が必要となります。日頃から、検査キットを常備しておくと、もしもの時にもスムーズに受診・処方が受けられます。(陽性画像の添付がない場合には、対症療法のみとなります。)
発熱でつらくて起き上がれなくても、安心してご自宅で受診できます。
通院は、移動がつらくて待ち時間が長く、病気でつらくて動けない体には負担が大きすぎます。
「おうち病院 オンライン発熱・コロナ外来」であれば、その必要はなくWEBから簡単に予約、お時間になったらスマホかパソコンからビデオ通話するだけです。また、24時間土日祝日関係なく予約受付しています。
症状がつらくて病院に行けない方はオンラインで受診しよう
発熱などの症状がつらくコロナかインフルエンザが疑われたら、自宅療養のみではなく、しっかりと受診しましょう。自己判断は危険です。
症状がつらくて街の病院に行けない時、ご近所に発熱・コロナ外来がない時、または混雑していて数日先まで予約が取れない時、「おうち病院オンライン発熱・コロナ外来」へ予約してみてはいかがでしょうか。
まずは医師にご相談を。
よくある質問(FAQ)
Q. コロナとインフルエンザは症状だけで見分けられますか?
A.症状だけでの判別は非常に困難です。発熱・咳・倦怠感はどちらでも共通して出やすく、見た目の症状だけでは区別できないケースがほとんどです。最も確実な方法は抗原検査(コロナ・インフルそれぞれのキット、または同時検査キット)です。「においがしない・味がしない」という嗅覚・味覚障害はコロナのやや特徴的な症状ですが、インフルでも稀に起こります。
Q. コロナとインフルの検査は両方受ける必要がありますか?
A.発熱・咳・倦怠感がある場合は、可能であれば両方の検査を受けることをお勧めします。市販のコロナ+インフル同時検査キットを使用すると、一度の検査で両方の結果が確認できます。ただし、発症初日(当日)は感度が低いため、翌日以降の再検査も考慮してください。
Q. コロナとインフルでは治療薬が違いますか?
A.はい、異なります。コロナにはゾコーバ・ラゲブリオ・パキロビッドパック等の抗コロナウイルス薬(発症5日以内)、インフルにはタミフル・イナビル・ゾフルーザ等の抗インフル薬(発症48時間以内)が使われます。どちらかによって適切な薬が変わるため、検査・診察が必要です。
Q. コロナかインフルかわからない場合でも受診できますか?
A.はい、「どちらかわからない」という状態でも受診できます。おうち病院のオンライン診療では、抗原検査の結果・症状をもとに医師が判断します。検査キットをまだ使用していない場合も、症状から診察を進めることが可能です。
Q. インフルエンザの薬の処方期限はコロナより短いのですか?
A.はい。抗インフルエンザ薬(タミフル・イナビル・ゾフルーザ等)は一般的に「発症48時間(2日)以内」が有効とされており、コロナの抗ウイルス薬「発症5日以内」より短い処方期限です。インフルが疑われる場合は特に早期の受診が重要です。
Q. 子どもがコロナかインフルかわかりません。どうすればいいですか?
A.市販の抗原検査キット(コロナ・インフル両方)を使用するか、医師の診察を受けることをお勧めします。おうち病院では小児の発熱・コロナ・インフル症状の相談も受け付けています。年齢・体重等の条件によっては処方できない薬剤もありますので、まずはご予約からご相談ください。
Q. コロナとインフルに同時感染(フルロナ)はありえますか?
A.可能性はゼロではありません。「フルロナ」と呼ばれるコロナとインフルの同時感染が報告されています。特に秋冬の同時流行期では注意が必要です。一方の検査が陽性でも、もう一方の感染を完全に否定できないため、症状が重い場合は両方の検査を受けることをお勧めします。
