ヘルペスはヘルペスウイルスによってかかります。
しかし、免疫力が高い状態であれば、重症化することはなく、自然治癒するケースも少なくありません。
そのうえで、再発を繰り返す感染症であるため「処方薬が必要なのでは?」といった悩みを抱えている方もいるでしょう。
そこで、今回は、ヘルペスの代表的な処方薬にふれたうえで、処方してもらえる医療機関とオンライン診療の活用方法について解説していきます。
「処方薬が欲しい」「診察含めて処方薬が必要か判断してもらいたい」という方は『おうち病院 オンラインヘルペス外来』を活用してみてください。
目次
ヘルペスとは?
ヘルペスとは、ヘルペスウイルスによって次のような症状が表れる感染症を意味するものです。
- 口唇の周りに水ぶくれや痛みが生じる
- 性器の周りに水ぶくれや痛みが生じる
- 半身に帯状疱疹が生じる
ヘルペスウィルスそのものは珍しいウイルスではなく、接触・飛沫で感染するため、世界でも多くの人が保有しているウイルスの1つだといえます。
初感染の場合は、症状が強く出るものの、再感染・再発の場合は抗体ができるため、症状が比較的軽度となるケースが多い点も特徴です。
また、再発する場合は免疫力の低下、疲労の蓄積などの理由で発症し、72時間をピークにウイルスが増加を繰り返します。
そのため、ヘルペスの処方薬は、ウイルスの増加を抑制する効果をもつため、発症からできるかぎり早めに服用することを推奨します。

ヘルペスの治療方法
ヘルペスの治療方法は、軽度であれば塗り薬か飲み薬で対処可能です。
ほとんどの場合は飲み薬によって対処する事が多く、赤く腫れる・水ぶくれができる前から服用する治療方法もあります。
ヘルペスは次のようなステップで症状が変化していく点も知っておきましょう。
- ステップ1. 皮膚にピリピリとした痛みが生じる
- ステップ2. 赤く腫れる
- ステップ3. 水ぶくれが複数個所にできる
ヘルペスは、顔面であれば口唇に表れるケースが多いものの、帯状疱疹であれば体中どこにでも症状が表れる可能性があります。
そのため、急に赤く腫れてきた・痛みを感じるといった場合はすぐに医療機関の診察を受けましょう。
なお、ヘルペスはヘルペスウイルスによる感染症のため、治療には抗ウイルス薬が有効です。
ヘルペスウイルスが増殖する前、すなわちできるだけ初期の段階で抗ウイルス薬での治療を開始することが、早期治癒の鍵となります。
ヘルペスの代表的な処方薬(飲み薬)
ここからはヘルペスの代表的な飲み薬の処方薬について解説していきます。
これらは抗ウイルス薬であり、「発病初期に近いほど効果が期待できるので、早期に投与を開始することが望ましい」とされています。
具体的には、以下が挙げられます。
- ファムビル
- バルトレックス(バラシクロビル)
- PITファムビル
- ゾビラックス
それぞれ、どのような薬なのか知っておきましょう。
ファムビル
内服薬であり、単純ヘルペスウィルス・帯状疱疹の原因となっているウイルスの増加を防ぎます。
アレルギーを発症したことがある方や妊娠授乳中の方は使用できないケースもあるため、事前に相談しましょう。
バルトレックス(バラシクロビル)
内服薬として単純ヘルペスウイルス、帯状疱疹・水痘、性器ヘルペスに効果を発揮し、ウイルスの増加を防ぎます。
1回2錠~3錠など、症状によって薬剤の量と摂取する期間が増減するため、医師の指示をしっかり聞きましょう。
PITファムビル
単純ヘルペスウィルスと帯状疱疹に対して効果のある抗ウイルス剤です。
PITと呼ばれ、本格的に症状が出る前に処方されます。
効果は他の薬剤と同じく、ウイルスの増加を抑制するものであるものの、初期段階で使用できる点が異なります。
ゾビラックス
ゾビラックスは、単純ヘルペス・帯状疱疹に効果的な、ヘルペスウイルスの増殖を抑える薬です。
有効成分はアシクロビルで、ジェネリック医薬品(後発医薬品)も「アシクロビル」という一般名で販売されています。外用薬(軟膏タイプ)もあるのがこの薬の特徴です。
ヘルペスの代表的な処方薬(塗り薬)
次に、ヘルペスの代表的な塗り薬の処方薬について解説します。患部に塗布することで、皮膚の炎症をおさえ症状の悪化を防ぎます。
それぞれの薬剤が異なる特性や作用機序を持ち、症状の改善に相乗効果が期待できる時、医師の判断で飲み薬と併用することがあります。
具体的には、以下などが挙げられます。
- ビダラビン
- アラセナ
- アズノール
どのような薬か確認してみましょう。
ビダラビン
塗り薬として使用される抗ウイルス剤です。
塗布か患部に貼るパターンがあるため、医師の指示に従いましょう。
アラセナ
塗り薬として使用されるため、帯状疱疹や皮膚上の病変に対して効果を発揮します。
1日に塗布する量に関しては、2回分を一度に使用しないなどのルールがありますので、医師から指示を守って使用しましょう。
アズノール
アズノール軟膏は、皮膚炎・火傷・湿疹・口内炎などの治療でも用いられる、皮膚や粘膜の炎症を抑えて治癒へ導く非ステロイド性抗炎症薬です。
抗ウイルス薬ではありませんが、患部の炎症を鎮め皮膚の保護をしてくれるため、抗ヘルペスウイルス薬と並行して処方される場合があります。
ステロイド系の薬は使用すると危険
ヘルペスの治療において、ステロイド薬を用いることは原則として危険であり、通常は避けられます。 むしろ、症状を悪化させる可能性が高いです。
ステロイド薬は、抗ウイルス効果はありません。また、強力な抗炎症作用を持ついっぽうで免疫抑制作用があります。
ヘルペスはウイルス感染症であり、初期症状の段階でヘルペスウイルスの増殖を抑える必要があります。さらに、免疫力が低下するとウイルスは活発に増殖し、症状が悪化してしまいます。
つまり、ヘルペスにステロイド薬を使用すると、かえってウイルスが繁殖しやすい環境を作り出し、症状が重症化したり、治りが遅くなったりするリスクがあり、危険なのです。
ヘルペスの診断・治療が可能な医療機関
ヘルペスの診断・治療が可能な医療機関は次のようになります。
注意点として、ヘルペスの塗り薬は薬局でも購入できるものの、自己判断ではなく医師の診断が必要です。
- 大学病院・総合病院
- 皮膚科医院(個人病院)
- 専門クリニック
ヘルペスは、水ぶくれや帯状疱疹など比較的、視診・問診でも把握できるものの、自己判断がしづらい感染症です。
重症化した場合には、自然治癒が期待できないケースもあるため、早めに診察を受けましょう。
ヘルペスの処方薬はオンライン診療でも貰える
ヘルペスの処方薬は、オンライン診療を利用した場合でも貰えます。
オンライン診療では、医師が診察・視診を行うだけでなく、症状の把握から処方箋の発行まで可能です。
次のような流れになります。
- サイトに登録し、問診表も含めて必要な情報を記入
- 日時を選択し診察の予定を確保
- 診察後、自分が指定した薬局・添付に処方箋が送信される
- 処方箋を受け取りに行き服用する
かかりつけ医がない方やウイルスの特性からヘルペスの相談がしにくいと感じてしまう方も、オンライン診療であれば、時間や場所を選ばずに利用できます。
また、利用している医療機関の相談もできるため、セカンドオピニオンの役割を果たすことも可能です。
オンライン診療の活用方法
オンライン診療を活用する場合は、自分のライフスタイルに合わせるとよいでしょう。
例えば、次のようなケースであればオンライン診療が役立つといえます。
・休みが不定期で日中の時間が取りにくい
・初感染は乗り切ったが再発の頻度が高い
・水疱瘡は幼いころに発症したがそもそもどこに相談していいかわからない
ヘルペスの多くの症状は皮膚科で改善できます。
しかし、近くに皮膚科がなく利用しづらい場合や、再発の恐れがあるためしっかり予防したい場合、スピーディーな対応が必要です。
対して、オンライン診療は迅速に診療を受けることができるため、これらの問題を解決できるでしょう。

オンライン診療の注意点
オンライン診療は、視診・診療を行います。
しかし、症状の進行度合いなどは皮膚科などでの判断が必要です。
例えば、口唇の腫れ、水ぶくれだけでなく、まぶた・角膜に発症したり、他の病気の症状だったりするケースもあります。
加えて、ヘルペスの症状が重症の場合は点滴での治療が効果的となるため、医療機関を利用しなければなりません。
オンライン診療で対処できるのは、比較的軽度な症状である点には注意しておきましょう。
まとめ
ヘルペスの処方薬は様々な種類があるものの、 ウイルスを除去するのではなく、増加を抑制するものだといえます。
そのうえで、医療機関やオンライン診療で処方薬をもらうことが可能です。
ただし、自己判断が難しく、初感染の場合は重症化しやすいため、ヘルペスの可能性があると感じた場合は医療機関での診察を推奨します。
一方、オンライン診療は24時間診察を受けられるため、スピーディーな対処が特長です。
とくにウイルスの増加がピークを迎える72時間内に処方薬を服用したい場合には、役立つといえるでしょう。
「処方薬がすぐに欲しい」「すぐに診察を受けたい」という方は『おうち病院 オンラインヘルペス外来』を活用してみてください。
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