ヘルペスはストレスが引き金?繰り返す根本原因と対策を解説

ヘルペスの再発に悩むあなたへ。実は、ストレスとヘルペスには、深いかかわりがあります。

本記事では、ヘルペスが再発してしまう理由と引き金となるストレスについて解説します。合わせてその対策やセルフケアについてもお伝えしますので、ぜひ今日から実践してみてください。

なぜストレスでヘルペスが再発するの? 

なぜストレスでヘルペスは再発してしまうのでしょうか。そのメカニズムについて見てみましょう。

ストレスホルモンが分泌されるため

ヘルペスウイルスは完治することが難しく、ウイルスを完全に撃退することはできません。

不活性化したウイルスが、神経細胞の奥の方で静かに潜伏し休眠状態になっています。それがなんらかのきっかけにより、再活性化し症状が再発するのです。

私たちの体は、ストレスを感じるとストレスホルモンである「コルチゾール」などを分泌します。これらのホルモンは、一時的には体を活動的にする働きがありますが、慢性的に続くと免疫細胞の働きを抑制してしまうことがあります。

免疫力が低下すると、潜伏していたヘルペスウイルスを抑え込む力が弱まり、再活動・増殖しやすくなるのです。

ストレスにより自律神経が乱れるため

疲労が蓄積したり、過度な精神的・肉体的ストレスを感じたりすると、体力や抵抗力が落ちて、体の様々な機能を調整している自律神経のバランスを崩すことがあります。

自律神経が乱れると、免疫系の働きにも影響を与え、ウイルスの再活性化を引き起こす可能性があります。

他に、風邪、紫外線、胃腸障害などの刺激も、免疫力の低下に繋がり再発の引き金になることがあります。女性では月経周期なども自律神経に関係しており、月経前に再発することも多いようです。  

ストレスで炎症反応が促進するため

免疫細胞から分泌されるタンパク質「サイトカイン」は、免疫応答を調整する役割があります。

ストレスを感じると、炎症を促進するサイトカインの分泌を増加させ、抗炎症性サイトカインの分泌を抑制するなど、サイトカインバランスを乱すことがあります。

この炎症性サイトカインの増加が、神経節に潜伏しているヘルペスウイルスに刺激を与え、再活性化につながる可能性も指摘されています。

ヘルペスの症状と種類

ヘルペスにはいくつか種類がありますが、一般的に多いのが単純ヘルペスウイルスと水痘・帯状疱疹ウイルスの2種類です。

単純ヘルペスウイルス1型

口唇ヘルペスを引き起こす。口の周りや口の中に小さな水疱ができ、ピリピリとした痛みやかゆみを伴います。

単純ヘルペスウイルス2型

性器ヘルペスを引き起こす。性器やその周辺に水疱や潰瘍(炎症を起こして傷が深くなった状態、ただれ)ができ、強い痛みを伴うことがあります。

水痘・帯状疱疹ウイルス

水痘(みずぼうそう)と、帯状疱疹を引き起こすウイルスです。

ウイルスが初めて感染した時に発症するのが水痘です。一生に1度経験します。全身に特徴的な発疹(水ぶくれ)が表れ、人により発熱をともなう病気です。

帯状疱疹は、何らかの原因で体内に潜伏していたウイルスが再活性化して発症します。胴体に神経に沿って帯のように発疹が表れ、痛みやかゆみを伴います。

ヘルペスの主な治療法

ヘルペスの治療の中心は、抗ヘルペスウイルス薬の使用です。

主に、下記の治療があります。

内服薬

バルトレックス、ファムビル、アメナリーフなどの内服薬は、ウイルスの増殖を抑えて症状の悪化を防ぎ、治癒を早める効果があります。症状が出始めた初期段階で服用を開始することが重要です。

外用薬

アシクロビルなどの外用薬もありますが、内服薬に比べて効果は限定的です。初期の軽い症状に対して補助的に用いられることがあります。

PIT療法

ファムビル、アメナリーフ等を用いて、患者自身があらかじめ処方された薬を、自身の判断で服用する備える治療法です。患者は初期段階でのピリピリ・チクチク・ムズムズの違和感時に服用して水疱ができる前に治療をウイルスの増殖を抑えることが可能になります。

再発抑制療法

性器ヘルペスの再発を未然に防ぐ治療法です。バルトレックス(バラシクロビル)を1日1錠服用し、それを毎日症状に限らず継続します。服用期間中は再発を抑えることが期待できます。半年から1年かけて免疫力を高め、最終的には薬を中止しても再発しない体を目指します。

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ヘルペス再発防止の今日からできるストレスケア

ヘルペスの再発防止のため、今日からできるストレスケアについてお伝えします。ぜひ、実践してみてください。

ストレスマネジメントをする

ストレスは再発の誘因とわかりましたね。ストレス管理を行いましょう。

少しのストレスは、パフォーマンスの向上につながり、緊張感が必要な時にはポジティブに働いてくれますが、過度なストレスは禁物です。

ストレスゼロの世界は非現実的ですが、ストレスを上手に消化できる自分になることは大切です。ストレス発散やリフレッシュできること、好きなことに没頭できるなどの気分転換などを行いましょう。

「イライラしがちな時はまずは落ち着こう」という訓練も慣れると効果的です。

免疫力を高める生活習慣

免疫力を高める生活習慣を身につけましょう。ストレスや病気に負けない体づくりにつながります。

規則正しい生活を心がけて生活リズムを改善します。また、朝陽をあびる事も重要です。夜更かしをしがちな方は、朝陽をあびると自然に夜は眠くなります。

充分な睡眠と栄養は重要です。バランスのとれた食事を心がけましょう。栄養が偏りがちな方やインスタント食品が多い方はバランスよく食べることを意識してみてください。

また、軽い運動もおすすめです。

再発誘因への対策

口唇ヘルペスの場合、紫外線や唇の乾燥が再発の引き金となることがあります。紫外線対策と、乾燥対策をしましょう。

外出時はUVカット効果のあるリップや日焼け止めを使用しましょう。帽子やサングラス、UVカットの衣類、日傘も良いでしょう。

乾燥対策には、保湿用のクリームやリップでケアをしましょう。

お酒やタバコも、ヘルペス症状に影響します。なるべく控えることをおすすめします。

禁酒禁煙が可能であれば、これをきっかけに挑戦してみてください。

ストレスでヘルペス再発が気になる時に相談できる病院

ストレスでヘルペスの再発に悩んでいる時、ヘルペスの治療と再発防止の相談は何科へ行けばよいのか解説します。参考にしてください。

皮膚科で相談する

どこへ行けば良いか迷った時はまずは皮膚科を受診しましょう。

皮膚トラブルに関しては最も専門的で一般的な診療科です。ヘルペスと似た症状の違う病気かもしれず判断に迷う際も、皮膚科で診断可能です。

ヘルペスでは、単純疱疹・帯状疱疹のどちらも可能で、口唇ヘルペスも性器ヘルペスも対応します。

初診でも再発でも受診かのうです。再発を抑える治療について詳しく質問したり、相談したりすることも可能です。

内科・婦人科・性病科で相談する

特に、かかりつけの内科医がいる場合は内科が良いでしょう。性器ヘルペスの場合は性病科か、女性は婦人科、男性は泌尿器科でも可能です。

また、妊娠している可能性のある方や妊娠中、授乳中の方は産婦人科か婦人科の受診をおすすめします。ヘルペス患部の位置に関わらずです。

多くのヘルペス治療薬は抗ヘルペスウイルス薬です。胎児や母乳に影響することを明示しており、服用を避けるべきとしています。必ず医師の判断が必要です。

オンラインヘルペス外来で相談する

ヘルペスの治療はウイルスの増殖を抑える薬の初期段階での服用が重要です。早ければ早いほど良いでしょう。

しかし、すぐに通院できる方は少ないです。そんな時は、オンラインヘルペス外来がおすすめです。スキマ時間での受診や、病院が開いていない早朝・夜間でも受診できる場合が多く便利です。

初診ではなく再発性の場合で、自分で症状をよく理解していて初期段階を自覚している方は、オンラインがおすすめです。

多忙でなかなか通院が難しい方や、恥ずかしくて通院できない方もおすすめです。

時間がなくて通院できない方には、おうち病院「オンラインヘルペス外来」

口唇ヘルペスは、飲み薬や塗り薬を中心とした薬物療法で治療します。重症化のリスクが高い場合は、点滴静注で抗ウイルス成分を投与することもあります。口唇ヘルペスはなるべく初期の段階で治療を始めることで早期改善が期待できるため、速やかに医療機関を受診しましょう。

しかし、仕事や家事、育児、介護など、さまざまな事情で医療機関を受診する時間を確保できない方もいらっしゃいます。そのような方には、「おうち病院 オンラインヘルペス外来」をおすすめします。

おうち病院なら、
✅ 初診から保険診療OK
✅ 平日・土日祝日も朝8時〜夜22時まで診察可能
✅ 予約時間ぴったりに診察開始で、出社前・会議の合間・帰宅後などスキマ時間に受診OK
✅ 次回再発時のお守り「PIT処方」も選択可能。症状が出た際の通例処方とPIT処方のセットでの処方が便利
✅ 処方せんは自動送信され、全国6,900店舗の薬局で受け取り可能
✅ 自宅配送「おくすりおうち便」を利用すれば、薬局に行く手間なし

「口唇ヘルペスの治療を受けたいけれど受診が難しい」という方はぜひ「おうち病院 オンラインヘルペス外来」をご利用ください。

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ヘルペス再発を防ぐ治療法でストレスのない生活を

ヘルペスの再発にはストレスが関係しています。

ストレスをためずにリフレッシュできるように努める事も大事ですね。

また、自律神経を整え免疫力を高めるためにも、生活習慣の改善や栄養バランスが大事だとわかりました。

ヘルペスの頻繁な再発に悩むなら、セルフケアとともに、再発を抑える治療「PIT療法」や「再発抑制療法」を検討してはいかがでしょうか。

これにより、再発のために余儀なくされたストレスのない生活を送ることが期待できます。

通院が難しい場合や恥ずかしい場合は、オンラインでも可能ですので、検討してみてください。