マンジャロ(チルゼパチド)完全ガイド|効果・副作用・費用・ゼップバウンド・ウゴービとの違い【2026年最新】

この記事でわかること

  • マンジャロはGIP/GLP-1受容体の両方に作用する「デュアルアゴニスト」で、従来のGLP-1単剤(ウゴービ等)より強い食欲抑制・体重減少効果が期待できます
  • 海外臨床試験(SURMOUNT-1)では72週後に最大20.9%の体重減少が確認されています(イーライリリー社 添付文書より)
  • マンジャロは日本では2型糖尿病の治療薬として承認されており、肥満症への保険適用はありません。同じチルゼパチドを成分とするゼップバウンドが肥満症専用として承認されています
  • 副作用は悪心・嘔吐・下痢・便秘が多く、特に増量時に起こりやすいですが、多くの場合は服用継続とともに落ち着きます
  • おうち病院の肥満症改善外来では、自費診療でゼップバウンド(チルゼパチド)の処方が可能です(初回相談無料)

マンジャロとは:GIP/GLP-1受容体デュアルアゴニスト

マンジャロ(一般名:チルゼパチド)は、イーライリリー・アンド・カンパニーが製造する週1回皮下注射の薬剤です。日本では2023年4月26日に2型糖尿病の治療薬として製造販売承認を取得しました。
マンジャロ最大の特徴は、GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)受容体だけでなく、GIP(グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド)受容体にも同時に作用する「デュアルアゴニスト」であることです。従来のGLP-1単剤(セマグルチド系のウゴービ・リベルサス)とは作用機序の幅が異なります。

マンジャロは日本では2型糖尿病の治療薬として承認されており、肥満症への保険適用はありません。肥満症治療を目的とした受診は自費診療となります。同じ有効成分チルゼパチドを使用した肥満症専用製剤として「ゼップバウンド」があります(詳細は後述)。

GIPとGLP-1の「二刀流」が体重減少を引き起こす仕組み

マンジャロが従来のGLP-1薬と比べて高い体重減少効果が期待されるのは、2つのホルモン受容体に同時に作用し、「食欲を抑える」「脂肪燃焼を促進する」という2つの作用が起こるためです。

GLP-1受容体への作用:

  • 脳の食欲中枢(視床下部)に働きかけ、満腹シグナルを長時間維持する
  • 食後の血糖値急上昇を抑えるため、血糖スパイクによる過食衝動を抑制する

GIP受容体への作用(デュアルアゴニストの強み):

  • 脂肪細胞に直接作用し、脂肪の蓄積を抑える方向への影響が研究されています
  • インスリン分泌を促進し、血糖コントロールをサポートする
  • GLP-1作用と相乗的に働き、単剤より強い食欲抑制効果をもたらすと考えられています

この2重の受容体作用が、GLP-1単剤より大きな体重減少をもたらすメカニズムの核心です。

投与スケジュール(用量漸増)

チルゼパチドは、副作用(悪心・嘔吐など)を最小化するため、低用量から段階的に用量を増やすプロトコルが設定されています。医師の判断で調整される場合があります。

期間週1回投与量
1〜4週目2.5mg
5〜8週目5mg
9〜12週目7.5mg
13〜16週目10mg
17〜20週目12.5mg
21週目以降15mg(最大用量・維持用量)
※ 副作用の状況によって増量ペースを遅らせる場合があります。自己判断で用量を変更せず、必ず医師の指示に従ってください。
※投与量が増加すると、期待する効果も高まりますが、薬剤の金額も比例して高くなります。

臨床エビデンス(SURMOUNT試験)

チルゼパチドの体重減少効果は、海外で実施されたSURMOUNT試験シリーズで検証されています。

SURMOUNT-1(非糖尿病の肥満者対象、72週間):

投与量72週後の体重変化率
プラセボ-3.1%(参考値)
5mg-15.0%
10mg-19.5%
15mg-20.9%

体重60kgの方が15mg投与群の平均値に近い結果を得た場合、約12.5kgの減量に相当します。

ウゴービのSTEP-J試験(日本人対象・68週・平均13.2%体重減少)と比較すると、数値上はチルゼパチドのほうが大きな減量効果を示しています。ただし、試験の対象集団・期間・条件が異なるため、単純な数値比較はできません。どちらが自分に適しているかは医師と相談して判断することをお勧めします。

参照元:肥満治療のための週1回投与のチルゼパチド

参照元:過体重または肥満の成人を対象とした集中的な生活習慣介入後のチルゼパチドの効果:SURMOUNT-3第3相試験

参照元:肥満および2型糖尿病を有する成人を対象とした週1回投与のセマグルチド7.2mg(STEP UP T2D):無作為化比較第3b相試験

日本での保険適用状況(2026年4月現在)

製剤名適応保険適用備考
マンジャロ2型糖尿病✅ あり(2023年4月承認)肥満症への保険適用なし。自費での使用は可能
ゼップバウンド肥満症(高度肥満症)✅ あり(肥満症適応承認済み)肥満症治療専用チルゼパチド製剤
おうち病院の肥満症外来では、マンジャロよりゼップバウンドを肥満症治療の選択肢として推奨しています(自費診療)。 最新の承認状況・処方可否は受診時に医師にご確認ください。

マンジャロ・ゼップバウンド vs ウゴービ:どの薬を選ぶか

肥満症治療において現在最も注目されている薬剤を、主要な軸で比較します。

比較項目マンジャロゼップバウンドウゴービ
一般名チルゼパチドチルゼパチドセマグルチド
製造元イーライリリーイーライリリーノボ ノルディスク
作用機序GIP/GLP-1デュアルアゴニストGIP/GLP-1デュアルアゴニストGLP-1受容体作動薬(単剤)
剤形週1回皮下注射週1回皮下注射週1回皮下注射
日本での主な適応2型糖尿病肥満症肥満症
肥満症への保険適用なしあり(条件付き)あり(条件付き・BMI 35以上等)
主な臨床試験SURMOUNT-1(海外):72週で最大20.9%減量SURMOUNT-1(共通データ)STEP-J(日本人):68週で平均13.2%減量
おうち病院での処方✅(自費診療)✅(自費診療)✅(自費診療)

おうち病院における薬剤の位置づけ:

おうち病院の肥満症外来では、患者さんの状態に応じて以下の考え方で薬剤を検討しています。

  1. ウゴービ(セマグルチド)— 第一優先 日本で肥満症の承認を取得した実績豊富なGLP-1受容体作動薬。保険適用条件を満たす方は保険診療の対象にもなります
  2. ゼップバウンド(チルゼパチド)— 第二優先 肥満症の承認を持つチルゼパチド製剤。ウゴービより大きな体重減少効果が期待でき、ウゴービで効果が不十分な方や、より積極的な治療を希望する方の選択肢になります
  3. リベルサス(セマグルチド)— 注射に抵抗がある方向け(処方可能) 同じセマグルチドを1日1回飲む経口薬。リベルサスも日本では2型糖尿病の治療薬として承認されており肥満症への保険適用はありませんが、皮下注射に抵抗があり経口薬を希望する場合の現実的な選択肢として、おうち病院では処方対応しています

マンジャロについて: マンジャロは日本では肥満症の承認を持たない2型糖尿病治療薬です。また、肥満症への適用がない薬剤を過度な美容目的に使用することに対しては、製薬業界による自主規制が設けられています(参照:厚生労働省 適正使用ガイドライン)。おうち病院では処方自体は可能ですが、積極的な推奨はしておらず、ウゴービ・ゼップバウンド・リベルサスを優先した治療を案内しています。

どの薬が自分に適しているかは、BMI・合併症の有無・副作用リスク・費用・生活スタイルなどを総合的に考慮して医師が判断します。

主な副作用と対処法

副作用頻度の目安対処のポイント
悪心(吐き気)30〜50%(増量時に多い)食事量を複数回に分け、脂質の多い食品を控える
嘔吐・下痢10〜20%水分補給を意識する。症状が強い場合は医師に相談
便秘10〜20%食物繊維と水分を意識的に摂取する
食欲低下多くの患者で見られる必要な栄養素(タンパク質・ビタミン)は意識して確保する
胆嚢・胆道系の問題(胆石など)まれ定期的な医師フォローアップで早期発見する
急性膵炎(重篤・まれ)まれ上腹部の強い痛みが出たら直ちに医療機関を受診する
※ 副作用の頻度は個人差があります。上記はあくまで参考値であり、詳細は処方医にご確認ください。

チルゼパチドは4週ごとに段階的に増量するため、急激な副作用が出にくい設計になっています。

チルゼパチドを使用できない方・注意が必要な方

使用できない方:

  • チルゼパチドまたは製剤成分にアレルギーのある方
  • 甲状腺髄様癌の既往歴、または家族歴のある方
  • 2型多発性内分泌腫瘍症(MEN2)の方
  • 妊娠中または妊娠している可能性のある女性、授乳中の女性

慎重に使用が必要な方(医師の判断が必要):

  • 膵炎の既往歴のある方
  • 重篤な消化器障害のある方
  • インスリンや他の血糖降下薬を使用中の方(低血糖に注意)
  • 高齢者・腎機能や肝機能が低下している方

「チルゼパチドが気になっていますが、自分に使えるのでしょうか?」

マンジャロ・ゼップバウンドはウゴービより大きな体重減少効果が期待できる薬として注目されています。しかし「保険は使えるのか」「副作用が心配」「費用がわからない」といった疑問で、一歩踏み出せていない方が多くいらっしゃいます。

以下のチェックリストで、現在の状況を確認してみてください。

✅ 食事制限・運動を続けているのに、なかなか体重が落ちない状態が続いている
✅ 「ダイエットしても続かない」「リバウンドを繰り返している」と感じている
✅ 肥満による合併症(高血圧・血糖値・腰痛・膝痛など)が複数気になっている

1つでも当てはまる方は、自己流の体重管理に限界が来ているサインかもしれません。

体重が落ちないことの多くは、意志力の問題ではなくホルモン・代謝レベルの問題です。グレリン(空腹ホルモン)の過剰分泌やインスリン抵抗性など、食欲や体重調節の「設定値(セットポイント)」が高いままになっていることが原因となっているケースが多くあります。

ゼップバウンドをはじめとするGIP/GLP-1受容体作動薬は、このホルモン・代謝レベルの問題に直接アプローチする医学的手段です。

保険診療で肥満症治療を行うには

肥満症治療薬を保険診療で処方してもらうには、「肥満症」の診断を受けた上で、高度肥満症に対応した専門病院を受診する必要があります。一般のクリニックや内科では保険適用での処方が難しいケースも多く、多忙な方や通院が難しい方には現実的でないことがあります。

そのような方に向けて、おうち病院では自費診療でのオンライン肥満症治療を提供しています。「体重を本気で落としたいという方に、医療的な体重管理のサポートを提供しています。

医療的コントロールに興味があるなら「おうち病院 きちんと向き合う肥満症改善外来」

肥満や過体重は、腰痛・膝痛・高血圧・糖尿病・脂質異常症など、さまざまな健康リスクと関連します。運動やダイエットに気を配っているつもりでも、腰痛で思うように動けず、なかなか体重が落ちないという悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

そのような方には、医師の継続的な診察とサポートを受けながら、医療的介入(薬物治療)と生活習慣の見直しを組み合わせた治療が推奨されます。「他サービスのように、お薬の処方だけで終わりでは不安…」そんな声に応えるのが、「おうち病院 きちんと向き合う肥満症改善外来」です。

おうち病院 きちんと向き合う肥満症改善外来の特徴

✅ 自宅から受診できる

診察室に行かずにスマートフォン・PCから問診・診察が完了します。肥満やダイエットの悩みを対面で話すことへの心理的なハードルを軽減できます。

✅ 時間通りに診察が始まる

予約した時間に診察が開始するため、仕事の合間にも受診を計画的に組み込めます。平日・土日祝日も朝8時〜夜22時まで診療可能です。

✅ 女性医師が丁寧に診察

おうち病院の肥満症改善外来では、初回診察時間を30分確保しています。医師は事前に問診票を読み込んで診察に臨みます。これまでのダイエット歴・食生活・ライフスタイルを丁寧にヒアリングし、あなたに合った治療方針を提案します。リバウンド防止のサポートも行います。

✅ 薬は自宅に配送される

自宅配送「おくすりおうち便」にて配送。薬局に行く手間がありません。

対応している薬剤(2026年4月現在):

  • ウゴービ(セマグルチド)週1回皮下注射
  • マンジャロ(チルゼパチド)週1回皮下注射
  • ゼップバウンド(チルゼパチド)週1回皮下注射
  • リベルサス(セマグルチド)1日1回経口錠

費用の目安(自費診療):

※ この外来は自費診療(保険適用外)です。保険診療を希望の場合は、保険適用条件を満たすか医師にご確認の上、認定肥満症専門病院を受診してください。

受診の流れ:

  1. 予約 — 公式サイトまたはアプリから希望日時を選択
  2. 問診票の記入 — 症状・現在の体重・BMI・生活習慣について入力
  3. オンライン診察(初回30分) — 医師がこれまでの経緯を丁寧に確認し、治療方針を説明
  4. 処方・配送 — 処方が決まり次第、おくすりおうち便で自宅にお届け
  5. 定期フォロー — 月1回以上の診察で経過確認・薬の調整

初回受診時の必要書類: 初回受診時には医師が正確に状態を把握するため、「健康診断書」または「体重測定結果の画像」のご提出が必要です。ご予約の前にご用意いただくようお願いいたします。

[おうち病院 肥満症外来に相談する →]

「きちんと向き合う肥満症改善外来」では、自宅にいながら専門医の診察を受け、必要なお薬は自宅へ配送されます。忙しい方でも、医療の力を味方につけて無理なく継続できる環境を整えています。

本気で体重改善に取り組みたい方、自己流のダイエットに限界を感じている方は、
ぜひ、おうち病院での診察をご検討ください。

よくある質問(FAQ)

Q. マンジャロは肥満症に保険が使えますか?

A. マンジャロは日本では2型糖尿病の治療薬として承認されており、2026年4月現在、肥満症への保険適用はありません。同じチルゼパチドを有効成分とする「ゼップバウンド」が肥満症の適応を持つ製剤です。おうち病院の肥満症外来では、自費診療でゼップバウンドおよびマンジャロの処方に対応しています。

Q. マンジャロ(チルゼパチド)とウゴービではどちらの効果が高いですか?

A. 海外臨床試験のデータでは、チルゼパチド15mg投与群でSURMOUNT-1試験72週後に最大20.9%の体重減少が報告されており、ウゴービのSTEP-J試験(平均13.2%)より数値上は大きい結果が出ています。ただし試験の対象集団・条件が異なるため単純比較はできません。どちらが適しているかはBMI・合併症・費用などを踏まえて医師と相談して決めることをお勧めします。

参照元:肥満治療のための週1回投与のチルゼパチド

参照元:過体重または肥満の成人を対象とした集中的な生活習慣介入後のチルゼパチドの効果:SURMOUNT-3第3相試験

参照元:肥満および2型糖尿病を有する成人を対象とした週1回投与のセマグルチド7.2mg(STEP UP T2D):無作為化比較第3b相試験

Q. マンジャロの副作用で多いのはどんなものですか?

A. 最も多く報告されているのは悪心(吐き気)・嘔吐・下痢・便秘です。これらはGLP-1薬共通の副作用で、特に用量を増やす時期(増量期)に起こりやすいですが、多くの場合は服用を続けるとともに落ち着きます。チルゼパチドは4週ごとに段階的に増量するため、急な副作用が出にくい設計になっています。症状が強い場合は自己判断せず、処方医に相談してください。

Q. 自費診療でおうち病院を受診する場合、どんな人が対象ですか?

A. BMI 27以上の方、もしくはBMI 25〜27で肥満の腹囲基準または既往症基準の条件を満たす方が対象です。ただし、医師が診察した上で治療適応を判断しますので、まずは初回相談にお越しください。かかりつけ医への照会や他の医療機関の受診が適切と判断した場合は、そのようにご案内することもあります。なお、おうち病院の肥満症外来は過度な美容目的のダイエットは推奨しておらず、肥満を解消し健康体を目指すことを目的とした受診をお願いしております。

Q. マンジャロとゼップバウンドは何が違いますか?

A. どちらも同じ有効成分チルゼパチドを含む薬剤ですが、承認されている適応症が異なります。マンジャロは日本では2型糖尿病の治療薬として承認されており、肥満症への保険適用はありません。ゼップバウンドは同じチルゼパチドを使った肥満症専用の製剤で、肥満症の適応を持ちます。肥満症の治療を目的とする場合は、ゼップバウンドが適応の位置づけとなります。おうち病院では両製剤を取り扱っています。

Q. チルゼパチド(マンジャロ・ゼップバウンド)をやめたらリバウンドしますか?

A. 薬を止めると、脳の食欲調節が元の状態に戻ろうとするため、体重が再び増加するリスクがあります。臨床試験でも、投与終了後に体重がある程度回復することが報告されています。リバウンドを最小限に抑えるには、薬を服用している期間中に食事・運動の習慣を確立し、体重セットポイントを低いところで安定させることが重要です。服用を止めるタイミングは医師と相談して決めてください。

Q. おうち病院でオンラインでも肥満症治療薬を処方してもらえますか?

A. おうち病院の「きちんと向き合う肥満症改善外来」では、スマートフォンのブラウザから医師の診察を受け、肥満症の承認を持つウゴービ・ゼップバウンドを中心に、処方・自宅配送まで一貫してオンラインで完結できます(自費診療)。注射に抵抗がある方には、経口薬のリベルサスという選択肢もあります(リベルサスは肥満症の承認はありませんが、皮下注射の代替として処方対応しています)。初回相談は無料です。「どの薬が自分に適しているか知りたい」という段階からご相談いただけます。