健康診断で体重を指摘されたなどにより、「最近太ったかな・・・」と悩んでいる方へ。
もしそれが、たんなる「肥満」ではなく「肥満症」かもしれない場合、自己流ダイエットではなく専門家の指導が大切です。病院での栄養指導や薬物療法を受けるなど、早急に治療を開始すると良いでしょう。
本記事では、肥満症の方の保険適用となる治療薬について詳しく解説します。ぜひ治療の検討をする際の参考にしてください。
この記事でわかること
- 肥満症治療薬は「GLP-1受容体作動薬(注射・飲み薬)」と「GIP/GLP-1受容体作動薬(注射)」の2種類に大別される
- ウゴービ(セマグルチド)は2024年2月22日に日本で保険承認された初の肥満症専用薬。ただし保険適用には BMI・合併症などの条件がある
- マンジャロ(チルゼパチド)はGLPとGIPの2経路に作用し、臨床試験でウゴービより大きな体重減少が報告されている(自費)
- 薬だけに頼らず「食事・運動の改善と組み合わせる」ことが、リバウンドを防ぐ上で重要とされている
- おうち病院の「きちんと向き合う肥満症改善外来」では、オンラインで医師の診察を受け、自分に合う薬を相談できる(自費診療)
目次
肥満症とは何か:「肥満」と「肥満症」は別の概念
肥満症は、単なる体重過多(肥満)と異なる医学的な疾患として定義されています。日本肥満学会の2022年改訂ガイドラインによれば、BMI 25以上の「肥満」のうち、高血圧・2型糖尿病・脂質異常症・睡眠時無呼吸症候群などの合併症がある、または内臓脂肪蓄積による健康障害リスクが高い状態を「肥満症」と診断します。肥満症は生活習慣病の起点となることが多く、放置すると心血管疾患・脳卒中・脂肪肝などのリスクが高まるため、医療的な介入が推奨されます。
肥満症の原因は意志力の問題ではなく、脳の食欲調節システム(視床下部のセットポイント)・ホルモンバランス・遺伝的素因・腸内細菌叢など複合的な要因による慢性疾患と現在は捉えられています。そのため、生活習慣の改善だけでは改善が難しいケースに対して、薬物療法が医学的な選択肢として確立されてきました。
肥満と肥満症の違い
「肥満」はたんに体重が多すぎる状態、つまり体格を表す言葉です。「肥満症」は、その体重過多が原因で健康に悪影響を及ぼしている状態、あるいは将来的に健康障害を引き起こすリスクが高いと判断される状態を指す「病気」の診断名です。
肥満度を知るには、BMI(Body Mass Index)という国際的な指標が用いられます。
日本肥満学会の基準では、BMIが25以上を「肥満」と定義しています。
<BMI計算式>
BMI=[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]
参照元:BMI|健康日本21アクション支援システム Webサイト 厚生労働省
また、腹囲(ウエスト周囲)の基準値が男性85cm,女性90cm以上でメタボリックシンドロームとの診断基準となります。
参照元:メタボリックシンドロームの診断基準|健康日本21アクション支援システム Webサイト 厚生労働省
肥満症と診断される場合の主な症状
BMIが25以上かつ、合併症を引き起こしているか、将来的にそのリスクが高い場合に「肥満症」と診断されます。
下記の合併症があげられます。
- 耐糖能障害(2型糖尿病・耐糖能異常など)
- 脂質異常症
- 高血圧
- 高尿酸血症・痛風
- 冠動脈疾患
- 脳梗塞・一過性脳虚血発作
- 非アルコール性脂肪性肝疾患
- 月経異常・女性不妊
- 閉塞性睡眠時無呼吸症候群・肥満低換気症候群
- 運動器疾患(変形性関節症:膝関節・股関節・手指関節、変形性脊椎症)
- 肥満関連腎臓病
参照元:肥満と肥満症|健康日本21アクション支援システム Webサイト 厚生労働省
自己流ダイエットはもう卒業!「肥満症治療薬」という新たな選択肢
肥満症の可能性がある場合は、肥満症治療薬という新たな選択肢があります。様々な合併症リスクを低減するためにも、治療開始をおすすめします。
間違ったダイエットによる偏った食生活は、栄養不良を引き起こし、骨密度の低下、月経が止まる、貧血など様々な健康被害に繋がる可能性があります。
また、極端に食べないなど無理なダイエットでは、筋肉量が減少し基礎代謝が低下するため、体脂肪が蓄積しやすくかえって太りやすい体質になります。
参照元:若い女性の「やせ」と健康・栄養問題|健康日本21アクション支援システム Webサイト 厚生労働省
肥満症治療薬の種類と比較
主要な肥満症治療薬 比較表(2026年4月現在)
| 薬剤名 | 一般名 | 剤形・投与頻度 | 作用機序 | 日本での適応 | 保険適用(肥満症) |
|---|---|---|---|---|---|
| ウゴービ | セマグルチド | 週1回皮下注射 | GLP-1受容体作動薬 | 肥満症(2024年2月承認) | あり(条件付き) |
| リベルサス | セマグルチド | 1日1回経口錠 | GLP-1受容体作動薬 | 2型糖尿病 | なし(肥満症は自費) |
| マンジャロ | チルゼパチド | 週1回皮下注射 | GIP/GLP-1受容体作動薬 | 2型糖尿病 | なし(肥満症は自費) |
| ゼップバウンド | チルゼパチド | 週1回皮下注射 | GIP/GLP-1受容体作動薬 | 肥満症(自費) | なし(自費) |
GLP-1受容体作動薬の仕組み
GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)は、食後に小腸から分泌されるホルモンで、膵臓からのインスリン分泌を促しながら、脳の食欲中枢(視床下部)に働きかけて満腹感を持続させる作用があります。ウゴービ・リベルサスが含まれるセマグルチドは、このGLP-1の構造に似た化合物を外から補充することで、食欲を継続的に抑制し、体重減少を促します。
日本で実施されたウゴービの承認試験(STEP-J)では、週1回投与を継続したBMI 30以上の日本人患者群で、68週間後に平均13.2%の体重減少が確認されています(ノボノルディスクファーマ社 添付文書より)。食事療法・運動療法との組み合わせが前提とされています。
GIP/GLP-1受容体作動薬(デュアルアゴニスト)の仕組み
マンジャロ(チルゼパチド)は、GLP-1に加えてGIP(グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド)の両受容体に同時に作用するデュアルアゴニストである。GIPは脂肪細胞への脂肪蓄積を抑制し、エネルギー消費を促進する作用があるとされており、GLP-1単剤より多角的に体重減少にアプローチできると考えられています。
海外の大規模臨床試験(SURMOUNT-1)では、マンジャロ15mg投与群で72週間後にプラセボ比 最大22.5%の体重減少が報告されています(Jastreboff AM et al., 2022, New England Journal of Medicine)。ただし、日本における肥満症への適応は2026年4月現在承認されておらず、使用は自費診療に限られています。
ウゴービの保険適用条件(2026年4月現在)
ウゴービの保険適用を受けるためには、以下の条件をすべて満たす必要があります(厚生労働省 保険適用基準より):
- BMI 35以上(高度肥満)、または
- BMI 27以上かつ、以下のいずれか2つ以上の合併症がある:高血圧・2型糖尿病・脂質異常症・非アルコール性脂肪肝炎(NASH)・睡眠時無呼吸症候群(SAS)・変形性関節症
- 食事療法・運動療法を3か月以上継続しても効果が不十分であること
- 肥満症の専門的な教育・指導を行う医療機関での受診
上記の条件を満たさない場合(いわゆる「美容目的」「軽度肥満」など)は、ウゴービを含む全ての肥満症治療薬が自費診療となりますし、診療機関によって処方可能な基準が異なっています。
肥満症治療薬の主な副作用と対処法
| 副作用 | 頻度の目安 | 対処のポイント |
|---|---|---|
| 悪心(吐き気) | 30〜50%(増量時に多い) | 食事量を複数回に分け、脂質の多い食品を控える |
| 嘔吐・下痢 | 10〜20% | 水分補給を意識する。症状が強い場合は医師に相談 |
| 便秘 | 10〜20% | 食物繊維と水分を意識的に摂取する |
| 食欲低下・体重減少 | 多くの患者で見られる | 必要な栄養素(タンパク質・ビタミン)は意識して確保する |
| 胆嚢・胆道系の問題(胆石など) | まれ | 定期的な医師フォローアップで早期発見する |
| 急性膵炎(重篤・まれ) | まれ | 上腹部の強い痛みが出たら直ちに医療機関を受診する |
肥満症治療薬を使用する上での重要な注意点
肥満症の薬物療法を検討する時、注意すべきことを押さえておきましょう。
医師とよく相談して指示を守りましょう
肥満症治療薬は、必ず医師の診断に基づき、適切な条件(BMI、合併症の有無など)を満たした場合に処方されます。また、薬の効果や副作用、体重の推移などを総合的に判断し、医師が継続または中止を決定します。自己判断での使用は危険です。
医師とよく相談して、指示を守ることが大切です。
服用中は医師の指示に従い、体調の変化や副作用など、気になる症状があれば速やかに相談してください。
また、薬物療法は、あくまで食事療法や運動療法を補完するものです。薬だけに頼るのではなく、生活習慣の改善を継続することが最も重要です。
肥満症治療薬を使用できない方、または注意が必要な方
肥満症治療薬を使用できない方、注意が必要な方は以下の通りです。
| 薬の種類 | 使用できない方 | 注意が必要な方 |
| GLP-1受容体作動薬 | ・薬の成分にアレルギーがある方 ・1型糖尿病の患者、または糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡 ・前昏睡の状態の患者 ・甲状腺髄様癌の既往歴がある方 ・妊娠中または可能性のある女性、および授乳中の女性 ・重度の胃腸障害のある方 ・膵炎の既往歴がある方 | ・低血糖を起こすリスクが高い方 ・高齢者 |
| SGLT2阻害薬 | ・薬の成分にアレルギーがある方 ・重症ケトーシス、糖尿病性昏睡 ・前昏睡の患者 ・重度の腎機能障害のある方 ・妊娠中または可能性のある女性、および授乳中の女性 | ・脱水を起こしやすい方 ・高齢者 |
| 漢方薬 | ・薬の成分にアレルギーがある方 ・体力が極端に虚弱な方 ・胃腸が弱く下痢をしやすい方 ・発汗傾向が著しい方 ・高血圧、心臓病、腎臓病、甲状腺機能亢進症などの持病がある方 ・妊娠中または可能性のある女性、授乳中の女性 | ・他の下剤や漢方薬(特に「麻黄」や「甘草」「大黄」を含むもの)を服用している方 ・高齢者 |
参照元1:医療用医薬品 : ウゴービ (ウゴービ皮下注0.25mgSD 他)
参照元2:医療用医薬品 : ゼップバウンド (ゼップバウンド皮下注2.5mgアテオス 他)
参照元3:商品一覧 : SGLT2阻害薬
参照元4:商品一覧 : 防風通聖散エキス
参照元5:商品一覧 : 大柴胡湯エキス
あなたの「ダイエットが続かない」には医学的な理由があるかもしれない
体重を落とすことができない・リバウンドを繰り返すという状況は、意志が弱いからではなく、体の「体重セットポイント」(脳が正常と認識する体重の基準点)が高いところに設定されてしまっているために起こると考えられています。食事制限によって体重が落ちると、脳は飢餓状態と判断し、食欲を増進させるホルモン(グレリン)を増やし、基礎代謝を低下させます。
この生理的な防衛反応が、長期的なダイエットを困難にしているというのが医学的な考えられている原因です。
次のチェックリストに3つ以上当てはまる場合は、生活習慣改善に加えて医療的なアプローチを検討する価値がある可能性があります:
✅3か月以上ダイエットを試みたが、体重の5%以上を減量・維持できなかった
✅健診で「肥満症」「内臓脂肪型肥満」「メタボリックシンドローム」と指摘された
✅高血圧・血糖値高め・中性脂肪高めのいずれかを指摘されている
✅BMI 27以上で、膝痛・腰痛・いびき・睡眠の浅さなどの症状がある
✅食事量を減らそうとするたびに強い空腹感・イライラが生じて継続できない
✅過去に複数のダイエット法を試みてリバウンドを繰り返している
肥満症治療薬は、こうした「意志だけでは解決しにくい」食欲調節の問題に対して、医学的なアプローチで作用するものです。ただし、薬だけに頼ることは中長期的なリバウンドにつながるリスクがあり、食事・運動・行動変容の改善と組み合わせることが前提となります。
保険診療で肥満症の治療薬を処方してもらえる医療機関は限られている
肥満症治療薬の処方可能な、肥満に関する相談ができる医療機関は、基本的に内科ですが、肥満症を保険的適用で治療してもらうには、近隣の内科クリニックでは難しく、認定肥満症専門病院を受診する必要があります。
必要に応じて生活習慣病外来・肥満症外来やダイエット外来を紹介されることもあります。管理栄養士の栄養指導を伴う場合もあります。
また、近年では、オンラインクリニックの肥満外来やダイエット外来も増え、対応可能になりました。
多忙でなかなか通院できない、または恥ずかしくて通院したくないという方には、オンライン診療が向いています。自費診療にはなりますが、自宅など好きな場所で診察をうけられるため、時間の調整もしやすく誰にも見られる心配はありません。
肥満症薬の処方なら「おうち病院 きちんと向き合う肥満症改善外来」
肥満や過体重は、高血圧・糖尿病・脂質異常症など、さまざまな生活習慣病のリスク因子となります。運動や食事に気を配っているつもりでも、加齢やホルモンバランスの変化、ストレスなどの影響で、思うように体重が落ちないと感じている方も多いのではないでしょうか。
そのような方には、医師の継続的な診察とサポートを受けながら、医療的介入(薬物治療)と生活習慣の見直しを組み合わせた治療が推奨されます。
「他サービスのように、お薬の処方だけで終わりでは不安…」そんな声に応えるのが、「おうち病院 きちんと向き合う肥満症改善外来」です。おうち病院であれば、他の疾患での保険診療での診察を対応している医師が、肥満症の診察対応を行うので、安心です。
「おうち病院 きちんと向き合う肥満症改善外来」の特徴
✅ 自宅から受診できる
診察室に行かずにスマートフォン・PCから問診・診察が完了します。肥満やダイエットの悩みを対面で話すことへの心理的なハードルも軽減できます。
✅時間通りに診察が始まる
予約した時間に診察が開始するため、仕事の合間にも受診を計画的に組み込むことができます。
・平日・土日祝日も朝8時〜夜22時まで診察可能
✅ 女性医師が丁寧に診察
おうち病院の肥満症改善外来では、初回診察時間を30分確保しています。医師は事前に問診票を読み込んで診察に臨むため、「どんな風に伝えればいいか分からない」「生活に支障が出ている」 といった具体的な悩みを落ち着いて相談できます。
- 患者様の背景や課題を丁寧にヒアリングし、きめ細かい治療方針を提案
- リバウンド防止にも対応。体重減少後も、生活習慣改善の継続支援あり
✅薬のは自宅に配送される
・自宅配送「おくすりおうち便」にて配送。薬局に行く手間なし
「きちんと向き合う肥満症改善外来」では、自宅にいながら専門医の診察を受け、必要なお薬は自宅へ配送されます。忙しい方でも、医療の力を味方につけて無理なく継続できる環境を整えています。
対応している薬剤(2026年4月現在):
- ウゴービ(セマグルチド)週1回皮下注射
- マンジャロ(チルゼパチド)週1回皮下注射
- ゼップバウンド(チルゼパチド)週1回皮下注射
- リベルサス(セマグルチド)1日1回経口錠
受診のメリット:
| 比較軸 | おうち病院(オンライン) | 一般的な対面クリニック |
|---|---|---|
| 予約〜診察 | スマホから手続き完結 | 来院が必要 |
| 診察の待ち時間 | 予約時間に実施 | 当日の混雑次第 |
| 薬の受け取り | 自宅配送(おくすりおうち便) | 調剤薬局に来局が必要 |
| 継続フォロー | 毎月のオンライン診察 | 来院が必要 |
| 診療時間 | 平日・土日祝日も朝8時〜夜22時まで診察可能(他の外来と同様) | クリニックによって異なる |
費用の目安(自費診療):
- 初回相談:無料
- 薬剤費:処方される薬の種類・用量・期間によって異なります。最新の料金は公式ページの価格表をご確認ください → おうち病院 きちんと向き合う肥満症外来 料金ページ
※ この外来は自費診療(保険適用外)です。保険診療を希望の場合は、保険適用条件を満たすか医師にご確認の上、認定肥満症専門病院を受診してください。
受診の流れ:
- おうち病院のウェブサイトにアクセス → 肥満症外来の予約フォームに入力
- 問診票(食事・運動歴・合併症・服薬歴など)に回答
- オンラインで医師と診察(約30分を確保)
- 処方が決まった場合、オンライン服薬指導を実施して、自宅配送で薬を受け取る
- 翌月以降、毎月の定期フォローアップで進捗を確認・薬を調整
なお、初回受診時には医師が正確に状態を把握するため、「健康診断書」または「体重計測結果の画像」のご提出が必要です。ご予約の前にご用意いただくようお願いいたします。
「健康診断で指摘された」「肥満症と診断されていないがBMI値がボーダーライン」など、本気で体重改善に取り組みたい方、自己流のダイエットに限界を感じている方は、
ぜひ「おうち病院 きちんと向き合う肥満症改善外来」での診察をご検討ください。
よくある質問(FAQ)
Q. 肥満症の薬はどれくらいの期間、服用し続けるのですか?
A. 肥満症治療薬の服用期間は、患者の状態・体重の変化・合併症の改善度によって医師が個別に判断すします。一般的に、体重が目標に近づいても急に中止するとリバウンドのリスクがあるため、段階的に用量を調整しながら継続することが多です。服用を止めるタイミングは医師と相談して決めます。
Q. 肥満症の薬は保険適用されますか?費用はどれくらいかかりますか?
A. ウゴービは2024年2月22日に日本で保険承認されましたが、保険適用には「BMI 35以上」または「BMI 27以上かつ合併症2つ以上・3か月以上の生活習慣改善が不十分」などの条件があります。条件を満たさない場合やマンジャロなどの薬を使用する場合は全額自費となります。費用は使用する薬・量・期間によって大きく異なるため、受診時に医師から説明を受けるようにしてください。
Q. 注射が苦手でも肥満症の治療はできますか?
A. 注射が苦手な方には、同じGLP-1受容体作動薬の成分(セマグルチド)を1日1回飲む経口薬「リベルサス」が選択肢としてあります。ただしリベルサスは2型糖尿病の適応で承認されており、肥満症への使用は自費診療となります。さらに、効果にも大きな違いがあります。注射と飲み薬のどちらが自分の状態に適しているかは、医師に相談して判断しましょう。
Q. 肥満症の薬を飲みながら、食事制限や運動も必要ですか?
A. 薬の使用中も食事療法・運動療法の継続が前提となります。GLP-1受容体作動薬は食欲を抑制する効果があるため自然と食事量が減りやすくなりますが、栄養バランスの偏り(特にタンパク質・ビタミン不足)に注意が必要です。また、薬を止めた後のリバウンドを防ぐためには、薬の効果に頼りながら食事・運動の習慣を体に定着させることが重要とされています。
Q. 薬を止めるとリバウンドしますか?
A. 薬を止めると、脳の食欲調節が元の状態に戻ろうとするため、体重が再び増加するリスクがあります。臨床試験でも、ウゴービ投与終了後に体重がある程度回復することが報告されています(Wilding et al., 2022, Diabetes Obes Metab)。リバウンドを最小限に抑えるには、薬を服用している期間中に食事・運動の習慣を確立し、体重セットポイントを低いところで安定させることが重要です。
Q. 肥満症の薬と市販のダイエットサプリメントは何が違いますか?
A. 肥満症治療薬は医師の処方が必要な医薬品であり、作用機序・有効性・安全性が臨床試験で検証されています。一方で、市販のダイエットサプリメントは「食品」の扱いであり、医薬品的な効能効果を標榜することは薬機法上禁止されています。両者は規制上の分類・有効性の根拠・リスク管理の水準が根本的に異なります。肥満症に対する医学的な治療を希望する場合は、医師の診察を受けた上で処方薬を使用することが推奨されます。
Q. おうち病院でオンラインでも肥満症の薬を処方してもらえますか?
A. おうち病院の「きちんと向き合う肥満症改善外来」では、スマートフォンのブラウザから医師の診察を受け、ウゴービ・マンジャロ・ゼップバウンド・リベルサスなどの肥満症治療薬の処方・自宅配送まで一貫してオンラインで完結できます(自費診療)。専用アプリのダウンロードは不要で、他の外来と同じ手順で受診できます。まずはオンラインで医師に現在の状態を相談し、どの薬が適切かを一緒に検討することができます。

