コロナと喉の症状を見極めよう!病院へ行くべきタイミング

喉が痛い時、風邪かコロナか判断がつかず不安な思いをした方も多いのではないでしょうか?

コロナは5類となった現在でも、インフルエンザと同時流行するなど猛威をふるっているのは変わりません。そのため咽頭痛症状が出るとコロナに感染したのでは、と考えるのも無理からぬことです。

本記事では、喉が痛い原因をコロナ以外の病気も交え、いくつか紹介します。喉の症状を正しく理解して見極め、病院へ行くべきかどうかの判断等の参考にしてください。

もし病院に行くのがつらい場合、オンライン診療という選択肢もあります。
おうち病院「オンライン発熱・コロナ」外来なら、薬も自宅に近い薬局での受け取りか自宅への配送か選べますので、おすすめです。

喉が痛い!もしかしてコロナかも? 

喉が痛い!それはもしかしたらコロナに感染した可能性があります。症状や体調をよく観察してみましょう。

コロナ感染による喉の症状の特徴

コロナに感染した時の喉の痛みの症状は、一般的には以下の通りです。

  • 喉の違和感
  • 声のかすれ
  • 強い喉の痛み
  • 呼吸が困難で苦しい

特に強い喉の痛みとして、以下のような症状がコロナ感染の特徴として考えられます。

  • 唾を飲み込むのも痛い
  • 食欲があっても喉が痛くて食べ物が喉を通らない
  • 急激に症状が表れた

上記のような症状が見られた場合、病院にて診察を受けてみましょう。

もし「症状が辛くて病院に行くのも面倒くさい」「忙しくて病院に行く時間が取れない」という場合は、オンライン診療をおすすめします。
特に、おうち病院「オンライン発熱・コロナ外来」は、自宅に近い薬局で薬を受け取ったり、自宅に薬を配送することもできます。

喉以外の症状の特徴

喉の痛みのほかの症状がないか、見分けるサインを見てみましょう。

コロナかどうか見極める参考にしてみてください。コロナの喉の痛み以外の症状は以下の通りです。

  • 発熱(37.5度以上の体温)が持続する
  • 鼻水・くしゃみ
  • 呼吸困難や息切れ
  • 強い疲れ・倦怠感
  • 筋肉痛や関節痛
  • 下痢や腹痛
  • 味覚や嗅覚の異常(匂いや味がわからない)

なお、発熱(37.5℃以上)が4日以上持続するとコロナの恐れあり、という定義もありますが、4日以上様子を見てから受診するのはつらいかと思います。

受診できないうちに悪化する可能性もありますので、注意が必要です。

コロナと他疾患の喉症状の違いは?

喉が痛いと感じた時、風邪なのか、コロナなのか、インフルエンザなのか、なかなか判断できず不安になるでしょう。

ここで、喉が痛い時の病気別の症状の特徴を見てみましょう。見極める時の参考にしてください。

風邪や花粉症、インフルエンザ等、喉の痛み症状の原因となる疾病を、表で比較してみました。

喉の痛みを伴う疾病比較表

喉の痛みの主な症状喉の痛み以外の症状症状の表れ方・特徴
風邪・喉の痛み・咳・かすれ声・発熱(37~38℃)※微熱の場合が多い・くしゃみ・鼻水・鼻づまり・急激に悪化することはあまりない・鼻水は黄色か黄緑色で粘着性がある
花粉症
(アレルギー)
・喉に花粉が入る事で乾いた咳が出る・鼻づまりになることで口呼吸になり、喉の痛みを引き起こす。息苦しさや呼吸困難を伴う事も・くしゃみが連続的に出る・鼻がムズムズする・鼻水や鼻づまり・目がかゆい・目やにが出る・鼻水はサラッとしていて水のよう・発熱などをともなわない・花粉を持ち込まない室内で過ごすと体調が落ち着く
インフルエンザ・喉の痛み・咳悪寒・高熱・関節痛・頭痛・全身の痛み・咳・鼻水・倦怠感など高熱は急激に38℃以上に上昇する・すべての症状が急激に表れる
コロナ・唾を飲み込むのも痛いほど強い痛み・咳・かすれ声など・息苦しい悪寒・発熱・頭痛・関節痛・筋肉痛・咳・倦怠感・呼吸困難・味覚嗅覚障害発熱は37.5~38℃代が数日続く場合が多い・急激に強い喉の痛みが表れ数日続く・呼吸困難から酸素マスクや気管切開を必要とするほど重症化することも

上記のような違いがありますが、それでも悩んだらセルフチェックを試すか、医師にかかることをおすすめします。

関連記事:新型コロナウイルスのセルフチェックで安心を|症状確認と対応策

風邪の場合の喉症状

風邪の場合の喉症状は、コロナの初期症状と非常によく似ているため、見分けがつきにくいです。しかし風邪の場合は、急激に強い痛みへと悪化することはほとんどありません。

唾を飲みこむのも痛いほどの症状へ急激に悪化したら、コロナに感染しているかもしれません。

花粉症の場合の喉症状

スギやヒノキを中心としたアレルギー性鼻炎が花粉症ですが、花粉症で喉の痛みを引き起こすことがあります。慢性的な鼻づまりが原因で、口呼吸を余儀なくされるためです。

口呼吸は喉の不快症状を与えます。また、喉に花粉が入ることで乾いた咳が続くことがあります。重症化すると気管支粘膜が腫れて喉が傷み、呼吸がしにくくなる場合があります。

しかし、花粉症の場合は、花粉症のシーズンに、むずがゆい感覚とともに始まるので、見分けは比較的つきやすいでしょう。

怖いのは、花粉症だと思っていたらいつの間にかコロナにも感染していた場合です。体調は充分観察しましょう。室内にいても不快症状が続いたら要注意です。

インフルエンザの場合の喉症状

インフルエンザの喉症状は、喉の痛み・咳が出る・痰がからむなどです。

インフルエンザの場合は、感染してから1~2日ほどの潜伏期間を経て、急激に症状が表れます。悪寒ののち高熱や倦怠感・全身の筋肉痛・関節痛・頭痛などが表れ、発症から1~3日後に遅れて喉症状が表れる傾向が多いです。

ただし、インフルエンザの予防接種を受けていると、発症時に高熱が出ずに喉の痛みや咳・鼻水などの症状だけの場合もあります。

そのため、高熱が出なくても喉の痛みや咳・痰症状が出る時、周囲にインフルエンザに感染した人がいる、または接触したなど思い当たる場合はインフルエンザの可能性があります。

コロナによる喉の痛みはどの程度続く?

通常はコロナの快復とともに喉の痛みも改善していきます。

ほとんどの方は発症後2~5日をピークに快復し、7日~10日後には完治する患者が多いようです。しかし、発症時に喉の痛みが強かった患者は長引く傾向が多く、唾を飲み込むのも痛いほどだった患者は、痛みがひくのも時間がかかるケースが多いです。

コロナの喉以外の症状が落ち着き、自宅療養の期間が終わっても喉症状だけ長引く場合は、コロナ後遺症の可能性があります。コロナ後遺症で喉の痛みや咳・痰に悩まされ、3ヶ月、6ヶ月、1年と快復しなかった症例もあります。

また、コロナをきっかけに気管支が炎症を起こし、咳喘息へ移行するなど、他の病気の可能性もあります。

コロナによる喉の痛みの対処法

コロナによる喉の痛みを感じた時、薬を飲むにも食事をとるにも本当につらいですよね。

少しでも喉の痛みを緩和し早く快復するにはどうしたら良いかと考えるのではないでしょうか。

ここでは、コロナによる喉の痛みを和らげるための対処法を紹介します。簡単に自宅でできるセルフケアですので、ぜひ取り入れてみてください。

充分に身体を休める

充分に身体を休めることが大切です。しっかり自宅療養しましょう。

社会人の方は、リモートワークなら人にうつしてしまう心配もないと考えて在宅ワークをする方もいますが、療養に専念することをおすすめします。

しっかり睡眠時間も取りましょう。また、大声を出す、歌を歌うなど喉に負担をかけることは、さらに喉の炎症を悪化させますので控えましょう。喉をなるべく使わずに休ませます。

また、喫煙者の方は、これをきっかけに禁煙するのが望ましいです。タバコを吸うと、喉の炎症に悪影響を及ぼします。非喫煙者の受動喫煙も同じように喉の炎症を悪化させるので、注意が必要です。

刺激物を食べることを控える

喉の快復のためには、「これ以上喉を傷めない事」が重要です。喉に刺激の強い物の飲食は控えましょう。

香辛料や辛い料理などを避けます。唐辛子・わさび・マスタードなど辛いものや、香辛料が多く使用されている料理が代表的です。激辛料理ではなくカレーライスの甘口でも刺激の強い食べ物です。

他にも食べてみて喉がイガイガすると感じるもの、咳を誘発するものは控えます。喉に優しくのど越しの良いもの、柔らかいもの、例えばお粥や豆腐、スープ、バナナなどが良いでしょう。また、大根やリンゴのすりおろしは抗菌作用もありおすすめです。

飲み物は、アルコールやカフェインを控えましょう。喉の炎症や咳を抑えると言われているハチミツを加え、ビタミンCの豊富な柑橘類で作るホットレモネードなどもおすすめです。

(※ただし、1歳未満の乳児は、乳児ボツリヌス症蜂蜜発症の恐れがあるため、与えないでください)

喉を冷やす

喉の炎症が強い時は、喉を冷やすと痛みが和らぎます。

具体的には、水分や経口補水液をゆっくり(ちびちび)飲む、アイスクリームやプリン・ゼリー等を食べると良いでしょう。これらは喉を手軽に冷やすことができるのでおすすめです。ただし、体を冷やさないように飲みすぎ食べすぎには注意してください。

氷片を口に含む、というのも効果的です。

また、内部からだけでなく外部から冷やす方法も痛みが強い時に痛みを和らげてくれます。咽頭部に冷却ジェルシートを貼る、首回りを冷たいおしぼり等で冷やすなどが挙げられます。

冷却ジェルシートを利用するさいは、皮膚が敏感な方は長時間貼らないよう注意してください。

トローチを使用する

喉の痛みを和らげるには、トローチやのど飴も有効です。トローチやのど飴をなめることで唾液が分泌され、喉の保湿にも役立ちます。

医者で処方されるトローチの他、喉に良いとされる市販ののど飴も痛みを和らげてくれます。

ただし、商品選びには注意が必要です。喉に良いとされる柑橘類、大根飴、ハチミツ飴などはおすすめですが、同じハチミツ由来でもプロポリス系はピリピリする刺激の強いものです。健康な時は良いのですが炎症を起こしている時は刺激物となるので注意が必要です。

ドラッグストア等で購入されるさいは、薬剤師に質問することをおすすめします。

マスクで喉を保湿する

コロナによる喉の痛みを和らげるためには、喉の保湿も重要です。

前述したのど飴やトローチは、中から保湿が出来ますが、外からも保湿を心掛けます。

マスク着用は、感染を広げないためだけでなく、喉の保湿に有効なので、喉の痛みが強い時には特におすすめです。

マスクを着用することで、乾燥した冷たい空気が直接喉に触れるのを防ぐ事ができます。また、加湿器なども利用し、喉の保湿を意識します。

また、コロナに感染して発症後7~10日ほどで完治するのが一般的ですが、約2週間は、感染させる威力があると言われています。

感染拡大防止のためにも、マスクを着用しましょう。

新型コロナウイルスの喉以外の症状

5類になったのは、ウイルスの勢いが沈静化したわけではありません。ウイルスは変わらず猛威をふるっております。

人によって症状がさまざまですが、一般的によく言われる症状について解説いたします

新型コロナウイルス感染症の主な症状は、以下のようなものが見られます。

  • 悪寒
  • 発熱
  • 関節痛
  • 頭痛
  • 全身の痛み
  • 倦怠感
  • 味覚嗅覚障害
  • 呼吸困難

また、人によっては、腹痛や嘔吐下痢が見られます。

初期症状は軽く、喉が痛い、咳がでる、鼻水・くしゃみなどで、風邪ととても良く似ていて見分けがつきにくいです。

発熱はゆるやかで、37.5℃~38℃くらいの微熱が続くのが特徴です。まれに39℃の高熱のケースもありますが微熱の場合が多いので「風邪かな?今夜は温かくして寝よう」などと思い、感染に気付かないケースもあります。

重症化して、あるいは接触した方がコロナと判明してようやく気付いて自分も検査したら陽性で驚いたという人もいます。

また、味覚嗅覚障害・呼吸困難がコロナの特徴とも言えますが、これも症状が出る人と出ない人がいます。

コロナ発症から5~7日程度で回復するのが一般的ですが、もともと重症化リスクの高い患者さんなど、このあたりで急激に容態が悪化することもあります。

呼吸困難に陥ると、酸素マスクをしていないと息ができないくらいに悪化する事もあります。重症化リスクの高い方は、パルスオキシメーターにて、酸素飽和度を計測し体調を観察します。

コロナが5類になって何が変わったのか?

厚生労働省の発表によりますと、2023年5月8日から、新型コロナウイルス感染症は感染症法※の位置づけが、2類相当から5類へ変更されました。

(※感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律)

変更点のポイントは以下の通りです。

2類相当

医療体制や患者対応、感染対策等に、政府が強く関与していました。

国民への行動自粛要請や、飲食店・サービス事業者への要請も強く関与し、厳しい保健所指導などもありました。

5類

インフルエンザと同じような位置づけです。それほど強い政府の関与や指導はありません。

罹患すれば医師の診断のもと自宅療養期間の登校や出社の停止がありますが、以前より国民の活動は制限されません。

参照元:新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後の対応について|厚生労働省

早期治療の重要性

早期治療により、急激な容態の悪化をおさえられる可能性があります。

現在は、抗ウイルス薬が開発されており、絶対にすぐ完治するということではありませんが、治療により重症化を防ぐ可能性が高まります。

一度受診すると、その後容態が悪化した時に電話やオンラインでのサポートが充実しているクリニックもあるので、再受診がスムーズです。また、風邪と見誤ることなく早期治療をしておくことで、感染拡大を防ぐこともできます。

判断が難しい時は医療機関へ早めに相談!

喉が痛くてつらい時、原因は何か、判断が難しいところではあります。

上記の表は一般的な症状であり、特にコロナの症状は人によってもウイルスのタイプによっても様々で、一概に言えません。自己判断はせずに早めの受診をおすすめします。

発熱外来であれば、コロナとインフルエンザ両方検査が出来る病院もありますので、重症化リスクをおさえるためにも、受診しましょう。

コロナで受診すべきタイミング

コロナかもしれないと思ったら受診すべきタイミングを解説します。

発熱をともなう時

喉が痛いだけで、熱があまりないと判断が難しいところですね。

コロナとインフルエンザと風邪はよく混同されがちです。

特に初期症状では、コロナは風邪やインフルエンザと非常に似ていて、見分けがつきにくいものです。そのため「風邪ぐらいで医者に行っている暇はない」など、我慢してしまうケースも多いかと思います。

コロナの特徴は、以下の3点です。

  • 発熱(37.5℃以上)が4日以上続く場合がある
  • 急激に唾を飲み込むのも痛いほど喉の痛みが悪化する
  • 味覚や嗅覚の異常がある(鼻づまりでもないのに匂いがわからない・味がしない)

これらの症状が表れたら、コロナの可能性が高いです。

特に発熱が続くようであれば、医療機関を受診しましょう。

喉の痛みが強い時

発熱は、コロナの場合38℃以上の高熱にはなりにくいです。

しかし、激しい喉の痛みがある時、息苦しさを感じる時はただちに受診しましょう。これが、呼吸困難などの重症化へと繋がる危険性があります。

コロナで喉の痛みや発熱があったらクリニックへ

それでは、コロナで喉の痛みや発熱があったら、どこへ受診すれば良いか解説します。 

発熱・コロナ外来を予約して受診する

コロナの症状があれば、発熱・コロナ外来へ受診しましょう。

発熱・コロナ外来が設置されているのは、主に内科や小児科クリニック・総合病院です。現在は2類相当の頃より、対応できる医療機関は多くなりました。

発熱・コロナ外来を探すには、お住まいの地域の医療機関をネットで検索するか各自治体のコロナに関するホームページを確認すると情報が得られます。

発熱・コロナ外来は、感染拡大防止の観点から、通常の入り口や受診室と別になっているか、時間指定をするなどして一般患者と分かれています。

受診できる病院が見つかったら、オンラインや電話で予約を取ります。

オンラインクリニックを受診する

発熱・コロナ外来が、通院するには少し遠い、交通の便が悪いなどの場合、オンラインクリニックがおすすめです。

通院する医療機関の場合、少し先まで満杯で予約が取れない、といった状況もあり得ます。オンラインですと24時間受け付けているところもありますので、数日待たずに受診できる可能性があります。

オンラインクリニックでの受診は、その場で検査が出来ないため、新型コロナウイルス抗原検査キットを自宅に常備しておくと良いですが、ない場合はお近くの薬局でお買い求めいただき、事前に検査をしておくとスムーズです。

検査の目安は発熱から12時間後です。それ以前はコロナに感染していても陰性の結果が出るおそれがあります。

関連記事:コロナの場合にオンライン診療は受けられる?利用の流れや注意点を解説

コロナ喉症状がつらいなら、おうち病院「オンライン発熱・コロナ外来」

喉が痛い、発熱しているなど、コロナ症状が出ていてつらいなら、おうち病院「オンライン発熱・コロナ外来」での受診がおすすめです。

症状がつらくて通院できなくても、安心して自宅療養しながら受診できます。

おうち病院「オンライン発熱・コロナ外来」であれば、インターネットを使って簡単に予約ができ、お時間になったらスマホかパソコンからビデオ通話するだけです。つらかったらベッドの中でもできます。

また、24時間土日祝日関係なく予約受付しているので、安心です。

喉が痛いな、コロナかな?と思ったら受診しよう

発熱やのどの痛みがつらい時は、風邪かなと自己判断せず自分の体調をよく観察しましょう。

可能であればコロナウイルス抗原検査キットで検査しましょう。そして陽性であれば、自宅療養のみではなくしっかりと受診しましょう。自己判断は危険です。

また、陰性だとしても市販検査キットは完璧ではないので、症状を見て受診する事も大切です。

症状がつらくてクリニック・病院に通院できない時、近隣でコロナに対応する発熱外来がない時、または混雑していて数日先まで予約が取れない時など、おうち病院「オンライン発熱・コロナ外来」を検討して見てはいかがでしょうか。まずは医師にご相談を。