ダイエットしても体重が減らない本当の理由|ホルモン・代謝の仕組みと医療的な解決策【2026年最新】

「ダイエットをしているのに、なかなか体重が減らない…」とお悩みではありませんか?「運動をしても痩せない」と悩んでいる人も多いかもしれません。

頑張っても結果が出ないと、モチベーションが下がってしまいますよね。そこで本記事では、ダイエットをしても体重が減らない原因と対策を解説します。

この記事でわかること

  • 体重が減らない主な原因は「意志の問題」ではなく、ホルモン・代謝・脳の仕組みにある
  • 食事制限・運動を続けると体は「飢餓モード」に入り、体重を元に戻そうとする(セットポイント理論
  • 食欲ホルモン(グレリン)の増加とエネルギー代謝の低下が同時に起きるため、自己流ダイエットは継続が難しい
  • 1〜3ヶ月の生活習慣改善でも体重が減らない場合は、医療的なアプローチが選択肢になります
  • オンライン診療(自費診療)を活用すれば、通院なしで医師と一緒に取り組める

ダイエットしても体重が減らない5つの医学的原因

「食事を減らしているのに体重が変わらない」「運動しているのに落ちない」という状況は、意志の弱さや努力不足ではありません。体には体重を一定に保とうとする生理的な仕組みがあり、それが「体重が減りにくい」状態を作り出しています。主な原因は以下の5つです。

原因1:セットポイント(体重の基準値)の固定

脳の視床下部は、身体が「適切な体重」として記憶した値(セットポイント)を維持しようとします。食事制限で体重が下がると、脳はこれを「異常事態」と認識し、食欲を増加させ、基礎代謝を低下させることで体重を元に戻そうとします。これをセットポイント理論と呼びます。セットポイントが高い状態では、どれだけ食事を制限しても、身体が抵抗して元の体重に戻ろうとするため、減量が困難になります。

人には「ホメオスタシス(ホメオスターシス:恒常性維持)」と呼ばれる、生命の維持に必要な機能を保とうとする機能が備わっています。
そのため、ダイエットで体重が減少すると、ホメオスタシスにより体が元に戻ろう(現状維持)として、体重が減らなくなることがあります。

個人差はありますが、1カ月以内に体重が約5%減少したタイミングでホメオスタシスが最大限に働き、約1カ月程度持続すると言われています。

そのため、月0.5〜1キロなど、ゆるやかに無理なく体重を減らしていくのがおすすめです。

また、ダイエットを始めてしばらくすると、体は少ないエネルギー量で活動することに慣れていきます。その結果、基礎代謝が低下して体重が減らないケースもあります。

参照元:厚生労働省|ホメオスターシスについて

原因2:グレリン(食欲増進ホルモン)の増加

グレリンは胃から分泌される食欲促進ホルモンです。ダイエットによる食事制限が続くと、グレリンの分泌量が増加します。2011年に発表されたニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン誌の研究では、カロリー制限によるダイエット後にグレリン値が上昇し、その状態が1年以上継続することが示されています。これが「リバウンドしやすい体」を作る主要因のひとつです。

原因3:基礎代謝の低下

食事制限を続けると、身体は消費エネルギーを抑えて「節約モード」に入ります。筋肉量が減少するとともに基礎代謝が低下し、以前と同じ食事量でも太りやすい体質になります。特に40代以降は加齢による筋肉量の自然な低下(サルコペニア)も重なるため、この傾向が顕著になります。

食事を摂る際、自分で思っているよりもカロリーを摂取していることがあります。
また、運動量が少なすぎて、摂取カロリーが消費カロリーを上回っている可能性もあるでしょう。
正しい摂取カロリーは「基礎代謝量×身体活動レベル」の計算式(※)で算出できます。

たとえば体重が約52kgの25歳の女性なら、1日の基礎代謝量は1,090kcalです。そして生活の大部分を座って過ごす場合、活動レベルは1.50となります。計算式に当てはめて算出したカロリーは、1,090×1.50=1,635kcalです。

体温や生活環境などさまざまな要素によって変動しますが、上記の場合は大体1,600kcal以上摂取すれば適正体重より太り、1,600kcal以下であれば痩せていきます。

※参照元:1日に必要なカロリー/推定エネルギー必要量|日本医師会

原因4:インスリン抵抗性

内臓脂肪が蓄積すると、血糖値を下げるインスリンの働きが低下します(インスリン抵抗性)。インスリン抵抗性が高い状態では、血糖値の乱高下が起きやすく、空腹感や甘いものへの欲求が増します。また、脂肪の分解が促進されにくくなるため、体重が落ちにくい状態が続きます。

原因5:睡眠不足・ストレスによるホルモンバランスの乱れ

睡眠が不足すると、食欲抑制ホルモン(レプチン)が低下し、グレリンが増加します。また、慢性的なストレスはコルチゾール(ストレスホルモン)を高め、内臓脂肪の蓄積を促します。「忙しくて食事や運動を管理できない」という状況そのものが、ホルモンレベルで体重を増やす方向に働いています。

特に、ストレスはダイエットの大敵です。

精神的なストレスがかかると、体はそれに対処しようとしてストレスホルモンである「コルチゾール」を分泌します。
コルチゾールは食欲抑制に関わる神経伝達物質「セロトニン」の分泌を抑制するため、食欲のブレーキが利かなくなって過食に走りやすくなることも。

加えて、コルチゾールには血糖値を上げる作用もあります。血糖値が上がると、インスリンが分泌されます。

余分な血糖がインスリンの働きによって脂肪として蓄積されやすくなることで、なかなか体重が減らない場合もあるかもしれません。

参照元:「ストレス」と「肥満」の関係|けんぽだよりWeb | 首都圏デジタル産業健康保険組合

その他の原因

血糖値が乱れる食べ方をしている

血糖値が乱れる食べ方をしている場合も、ダイエット中に体重が減らない原因になります。

たとえば、早食いが癖になっていたり、GI値が高い食べ物を好んでいたりする場合などは、血糖値が乱高下しやすいです。

GI値とは、血糖値の上げやすさを表す指数のことです。
カロリーが同じものでも、GI値が高い食品の方が太りやすい傾向にあります。

また、血糖値が急上昇すると、インスリンによって余計な血中のブドウ糖が脂肪として取り込まれます。その後血糖値が急降下すると空腹感を強く感じ、食べすぎるという悪循環に陥りやすくなる可能性があります。

むくみや便秘:

むくみや便秘も、ダイエット中に体重が減らない原因のひとつです。

体内の水分バランスやお通じの状況によって、一時的に体重が落ちにくい場合があります。
特に女性は月経周期の影響で、むくみやすい時期とそうでない時期があります。

女性の体は月経前になると黄体ホルモン(プロゲステロン)の作用で水分や塩分をため込みやすくなり、むくんで体重が増えやすくなるのが特徴です。

また、塩分の摂り過ぎも体が濃度を薄めようと水分を溜め込むため、むくみの原因になる可能性があるでしょう。
厳しい食事制限により食物繊維や油分が不足することで便の総量が減り、便秘になりやすくなることもあります。

そのため、便が腸内に長く留まる分、体重が増えたと感じる可能性もあります。

加齢の影響

ダイエットをしているのに体重が減らない際は、加齢が影響している可能性もあります。
年齢とともに痩せにくくなるのは、基礎代謝やホルモン分泌、自律神経の働きが変化するためです。

10代や20代の頃は、太ったと感じても少し食事を制限すれば、すぐに体重が戻った人も多いかもしれません。

しかし、年齢とともに痩せにくくなる傾向にあります。
若い頃は自律神経やホルモンの働きで、食べたらすぐ脂肪を燃焼する反応(食事誘発性熱産生など)が活発ですが、加齢によりその機能が衰えていくためです。

また、筋肉量も年齢とともに減少する傾向にあります。

そのため、基礎代謝が低下し、「若い頃と同じ生活をしているのに太る」といった現象が起こりやすくなります。

「体重が減らない時期」の種類と見分け方

ダイエット中に体重が減らない状態には、いくつかの種類があります。原因によって対処法が異なるため、まず状況を把握することが大切です。

状況目安の期間主な原因対処の方向性
停滞期(プラトー)開始1〜2ヶ月後に数週間〜1ヶ月セットポイントへの適応反応焦らず継続。チートデイの活用も選択肢
代謝適応極端な食事制限が続いた後基礎代謝の低下・筋肉量減少食事量を段階的に戻し筋肉維持を優先
最初から減らない開始1〜2週間でも変化なしインスリン抵抗性・ホルモン異常の可能性医療的な評価を受けることを検討
リバウンドを繰り返す減った後に元に戻るセットポイントが変わっていないセットポイント自体を変える医療的アプローチへ

自己流ダイエットが続かない理由:意志ではなくホルモンの問題

「ダイエットを続けられないのは自分が甘いから」と思っている方は多くいます。しかし前述のとおり、食欲の制御には視床下部・グレリン・レプチンなどの複数のホルモンが関与しており、これらは意識的にコントロールできません。

食事制限によってグレリンが増加し基礎代謝が低下した状態では、「食欲を我慢し続ける」ことはホルモンと脳の仕組みに逆らうことを意味します。ダイエットが続かないのは意志の弱さではなく、身体の生理的な防衛機構が働いているからです。

医療ダイエット(GLP-1受容体作動薬)が体重を減らせる理由

GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)は、食事後に腸から分泌されるホルモンです。視床下部に作用して食欲を抑制し、胃の排出を遅らせることで満腹感を持続させます。また、インスリン分泌を促進して血糖値を安定させる働きもあります。

GLP-1受容体作動薬(ウゴービ・マンジャロなど)は、このGLP-1の働きを薬剤で補強することで、食欲ホルモンのバランスを整えます。「食べたい衝動」の根本にあるホルモンに直接作用するため、自己流の食事制限・運動だけでは得られない効果が期待できます。

薬剤名一般名作用機序保険適用
ウゴービセマグルチドGLP-1受容体作動薬あり(条件あり)
マンジャロチルゼパチドGIP/GLP-1デュアルアゴニストあり(条件あり)
リベルサスセマグルチド(経口)GLP-1受容体作動薬あり(2型糖尿病)
保険適用の条件(2026年4月現在): BMI 35以上、またはBMI 27以上で高血圧・脂質異常症・2型糖尿病のうち2つ以上を合併し、3ヶ月以上の生活習慣改善を行っても不十分な場合。加えて「肥満症治療の認定研修を修了した専門医」が在籍する医療機関での受診が必要です。

あなたに当てはまる項目はありますか?

以下の項目が複数当てはまる方は、ホルモン・代謝の問題が体重減少を妨げている可能性があります。

✅ BMI 35以上である(高度肥満)

✅ BMI 27以上で、高血圧・2型糖尿病・脂質異常症・NASH・SAS・変形性関節症のうち2つ以上ある

✅ 食事療法・運動療法を3か月以上続けたが、体重が十分に減らなかった

✅ 「ダイエットしても続かない」「リバウンドを繰り返している」と感じている

✅ 肥満による合併症(高血圧・血糖値・膝痛など)が気になっている

3つ以上当てはまる方は、自己流のカロリー制限・運動だけでは解決しにくい状態かもしれません。医師に相談することで、より適切なアプローチが見つかる可能性があります。

医療的なアプローチを検討する前に知っておきたいこと

GLP-1受容体作動薬などの肥満症治療薬は、どこの医療機関でも処方できるわけではありません。保険診療で治療を受けるには、「肥満症治療の認定研修を修了した専門医」が在籍する認定医療機関への受診が必要です。現在、認定医療機関の数はまだ限られており、地域によっては通院できる病院が近くにない方も多くいます。

また、保険適用外の自費診療では、BMIや合併症の条件を満たさない方でも医師の判断のもとで治療を開始できる場合があります。通院の負担なしに取り組めるオンライン診療(自費診療)は、仕事が忙しい方・クリニックに通いにくい方にとって、現実的な選択肢のひとつです。

適切なダイエットのための「おうち病院 きちんと向き合う肥満症改善外来」という選択肢

肥満や過体重は、高血圧・糖尿病・脂質異常症など、さまざまな生活習慣病のリスク因子となります。

運動や食事に気を配っているつもりでも、加齢やホルモンバランスの変化、ストレスなどの影響で、思うように体重が落ちないと感じている方も多いのではないでしょうか。

そのような方には、医師の継続的な診察とサポートを受けながら、医療的介入(薬物治療)と生活習慣の見直しを組み合わせた治療が推奨されます。
「他サービスのように、お薬の処方だけで終わりでは不安…」そんな声に応えるのが、「おうち病院 きちんと向き合う肥満症改善外来」です。

おうち病院 きちんと向き合う肥満症改善外来の特徴

✅ 自宅から受診できる

診察室に行かずにスマートフォン・PCから問診・診察が完了します。肥満やダイエットの悩みを対面で話すことへの心理的なハードルを軽減できます。

✅ 時間通りに診察が始まる

予約した時間に診察が開始するため、仕事の合間にも受診を計画的に組み込めます。平日・土日祝日も朝8時〜夜22時まで診療可能です。

✅ 女性医師が丁寧に診察

おうち病院の肥満症改善外来では、初回診察時間を30分確保しています。医師は事前に問診票を読み込んで診察に臨むため、「どんな風に伝えればいいか分からない」「生活に支障が出ている」といった具体的な悩みを落ち着いて相談できます。患者様の背景や課題を丁寧にヒアリングし、きめ細かい治療方針を提案します。リバウンド防止にも対応しています。

✅ 薬は自宅に配送される

自宅配送「おくすりおうち便」にて配送。薬局に行く手間がありません。

対応している薬剤(2026年4月現在):

  • ウゴービ(セマグルチド)週1回皮下注射
  • マンジャロ(チルゼパチド)週1回皮下注射
  • ゼップバウンド(チルゼパチド)週1回皮下注射
  • リベルサス(セマグルチド)1日1回経口錠

費用の目安(自費診療):

※ この外来は自費診療(保険適用外)です。保険診療を希望の場合は、保険適用条件を満たすか医師にご確認の上、認定肥満症専門病院を受診してください。

受診の流れ:

  1. 予約 公式サイトまたはアプリから希望日時を選択
  2. 問診票の記入 — 症状・現在の体重・BMI・生活習慣について入力
  3. オンライン診察(初回30分) — 医師がこれまでの経緯を丁寧に確認し、治療方針を説明
  4. 処方・配送 — 処方が決まり次第、おくすりおうち便で自宅にお届け
  5. 定期フォロー — 月1回以上の診察で経過確認・薬の調整

初回受診時の必要書類: 初回受診時には医師が正確に状態を把握するため、「健康診断書」または「体重測定結果の画像」のご提出が必要です。ご予約の前にご用意いただくようお願いいたします。

[おうち病院 肥満症外来に相談する →]

「きちんと向き合う肥満症改善外来」では、自宅にいながら専門医の診察を受け、必要なお薬は自宅へ配送されます。忙しい方でも、医療の力を味方につけて無理なく継続できる環境を整えています。

本気で体重改善に取り組みたい方、自己流のダイエットに限界を感じている方は、ぜひ「おうち病院 きちんと向き合う肥満症改善外来」での診察をご検討ください。

ダイエットしているのに体重が減らないなと感じたときのワンポイントアドバイス

ダイエットをしているのに体重が減らないときの対策を紹介します。なかなか体重が減らず悩んでいる人は、さっそく実践してみましょう。

消費カロリーと摂取カロリーを把握する

ダイエットをしているのになかなか体重が減らないときは、まず1日の消費カロリーと摂取カロリーを把握するとよいでしょう。

自分では食べていないつもりでも、記録してみると意外と量を食べているケースがあります。間食や飲み物のカロリーを見逃している場合もあるかもしれません。

摂取カロリーは、野菜や肉、米などの素材以外に、調味料も含めて記録するのがおすすめです。
記録の際は、スマートフォンのダイエットアプリなどを活用するとよいでしょう。また、消費カロリーはスマートウォッチなどを活用すれば把握しやすいです。

ただし、記録に神経質になりすぎると長続きしません。自分ができる範囲で続けるとよいでしょう。

栄養バランスの良い食事を摂る

栄養バランスの良い食事を心がけるのも大切です。

糖質や脂質を「太りやすいから」といって極端に制限すると、一時的に体重が減ってもリバウンドをしたり健康を損ねやすかったりするため注意が必要。

食事制限の際も、人間の体に必要な三大栄養素(炭水化物・タンパク質・脂質)とビタミンやミネラル、食物繊維をバランス良く摂ることが基本です。

必要な栄養を摂りつつも、塩分を控えてカリウムが多く含まれる果物や野菜、水分を意識的に多く摂取するのがおすすめ。便秘の予防や解消につながります。

血糖値が穏やかになる食べ方をする

食べる順番や食品の種類を意識すると、食後血糖値の急激な上昇を防ぐことができます。

食事の最初に食物繊維の多い野菜類を食べる「ベジファースト」を実践すると、食後の血糖値が急上昇しにくくなります。

また、食事の際はできるだけGI値が低い食品を選ぶのもよいでしょう。一度に大量の糖質を摂ると血糖値の急上昇・急降下(血糖スパイク)を引き起こす可能性があります。そのため、間食の際はナッツやヨーグルトなどの低GI食品や高タンパクのおやつを少量摂取する程度に留めるのがおすすめです。

よく噛んでゆっくり食べるのも大切なポイント。ゆっくり食べることで適切にインスリンの分泌が行われるため、血糖値の乱高下を防げるでしょう。

低GI値食品例
玄米、全粒粉パン、蕎麦、野菜(ブロッコリー・キャベツ・ピーマン・玉ねぎ)、きのこ類、豆類、牛乳、バター、肉類、魚介類、フルーツ(りんご、いちご)など

参照元:GI値とは?食品のGI値や体に与える影響をわかりやすく解説|北海道科学大学

基礎代謝をあげる

基礎代謝を上げるのも有効です。基礎代謝を上げるには、筋肉量を増やすのがポイント。

筋肉は基礎代謝を上げる役割を持っています。そのため、日常生活に適度な運動を取り入れることで筋肉量の減少を食い止め、基礎代謝を維持することができるでしょう。

運動をする際は、有酸素運動(ウォーキングやジョギング等)と筋力トレーニングをバランス良く組み合わせるのがおすすめ。

あわせて、筋肉の材料となるタンパク質をしっかり摂るのも大切です。
さらに、体を冷やさないようにするのも基礎代謝をあげる際に気をつけたいポイントです。

薄着で体を冷やしすぎたり真夏に冷房が効きすぎた環境に長時間いたりすると、体温維持のためのエネルギー消費が減って代謝が下がる場合があります。

月経周期を考慮する

女性の場合は、月経周期に合わせてダイエットを計画するとよいでしょう。

月経前はホルモンの影響で食欲が増し、体に水分を溜め込みやすい時期です。そのためこの時期に無理に食事を我慢すると、ストレスになって過食につながるケースもあります。無理せず食事内容に工夫をしながら過食にならないよう過ごすとよいでしょう。

また、月経中は体がむくみやすく体重が落ちづらい時期と認識し、この時期の体重の変動は気にしないようにしましょう。体調不良を感じる際は、無理せずダイエットを休む選択も必要です。

一方で、月経が終わった直後は、エストロゲンと呼ばれるホルモンの分泌が増えて代謝があがります。

そのため、ダイエットの効果も出やすい時期です。積極的に運動やカロリーコントロールに取り組むとよいでしょう。

睡眠をしっかりとる

良質な睡眠と充分な睡眠時間の確保は、ダイエットの強い味方です。

そして良質な睡眠をとるためには、就寝1時間前はリラックスする時間をもうけるとよいでしょう。
その際、スマートフォンやパソコンの使用は控えるのがおすすめ。

就寝前にスマートフォンやパソコンを使用すると、画面から発せられるブルーライトが脳を刺激して、睡眠ホルモンである「メラトニン」の分泌が抑制される可能性があるためです。

また、カフェインや喫煙、過度な飲酒も睡眠の質を下げる原因になるため、就寝前は控えましょう。
寝室はリラックスできる環境に整え、遮光性の高いカーテンを使用するといった工夫もするとよいかもしれません。

参照元:ダイエットの極意を学ぶ!|國學院大學

生活習慣を見直す

加齢による代謝の低下や自律神経の乱れは、生活習慣を正すことである程度カバーできる可能性があります。

そのため、健康的に痩せるためには規則正しい生活を心掛けるとよいでしょう。

毎日の起床時間と就寝時間をできるだけ一定にすることは、体内時計(概日リズム)を整えて自律神経を正常な状態にし、基礎代謝を維持する基本です。

食事も3食なるべく同じ時間帯に規則正しく摂るのが理想です。遅い時間の食事は脂肪を蓄積しやすいので、夕食はできれば20時頃までに済ませるとよいでしょう。

仕事などでどうしても20時前に食事を摂るのが難しい場合は、ランチでしっかり目に食べて夜は少なくしたり、消化の良いものやタンパク質中心の軽めの食事で済ませたりする工夫をするとよいでしょう。

さらに、一日中だらだら過ごすのではなく、こまめに家事をしたり散歩に出たりなど、なるべく体を動かすことを意識するのもポイントです。

ストレス管理

ストレスを溜めない工夫も大切です。ストレスを溜めるとホルモンバランスが乱れ、過食につながったり代謝が落ちたりする可能性があります。

食事から離れた趣味や好きなことでストレス解消しましょう。
食べることでストレスを解消するのは一時的な気晴らしになるものの、その後の罪悪感やダイエットのモチベーション低下につながるかもしれません。

リフレッシュには深呼吸やストレッチ、軽い運動などがおすすめです。ほかにも趣味に没頭する時間を作ったり、友人と話したりするのもよいでしょう。

上手にストレスを発散して、心身のバランスを保つことが大切です。

チートデイを設ける

週に1回程度「チートデイ」を設けるのもよいでしょう。

チートデイとは、好きなものを気にせずなんでも食べて良い日です。体重が減らなくなる停滞期は、低エネルギー状態に慣れた体が省エネモードに入っている状態です。

体が「飢餓状態である」と感じているため、チートデイの日にはいつもより多めにカロリーを摂取することで「飢餓状態ではない」と身体に知らせるのです。

普段食べたいものを我慢している分リフレッシュになり、ダイエットへのモチベーションも上がるかもしれません。
チートデイの際は好きなものを食べて問題ありませんが、できるだけ栄養バランスを意識することをおすすめします。

よくある質問(FAQ)

Q. 体重が減らないのは病気の可能性がありますか?

A. 甲状腺機能低下症・多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)・クッシング症候群などの疾患が体重増加の原因になることがあります。これらの場合は、疾患自体の治療が優先されます。急激な体重増加・強い疲労感・月経不順・むくみなどの症状が伴う場合は、内科・婦人科での血液検査・ホルモン検査を受けることをお勧めします。おうち病院でも初回診察時に必要に応じて検査機関へのご案内をしています。

Q. 停滞期はどのくらい続きますか?

A. 一般的な停滞期は2〜4週間程度とされています。停滞期はセットポイントへの適応反応であり、正しく継続していれば自然に抜け出すことがほとんどです。ただし、1〜2ヶ月以上まったく変化がない場合は停滞期ではなく代謝適応や別の要因が関与している可能性があります。その場合は食事内容の見直しや医師への相談をご検討ください。

Q. GLP-1受容体作動薬を使えば必ず体重が減りますか?

A. 臨床試験では一定の体重減少効果が確認されていますが、薬剤の効果には個人差があります。食事・運動・睡眠などの生活習慣の改善と組み合わせることで、より良い結果が期待できます。また、薬の投与を中止するとセットポイントが元に戻りやすい特性があるため、医師と長期的な方針を相談することが重要です。薬を使えば確実に体重が減ると保証できるものではありません。

Q. 自費診療でおうち病院を受診する場合、どんな人が対象ですか?

A. BMI27以上の方、もしくはBMI25~27で肥満の腹囲基準or既往症基準の条件を満たす方が対象になります。ただし、医師が診察した上で治療適応を判断しますので、まずは初回相談にお越しください。かかりつけ医への照会や他の医療機関の受診が適切と判断した場合は、そのようにご案内することもあります。おうち病院では過度なダイエットは推奨しておらず、あくまで肥満を解消し健康体を目指すことを目的としての受診をお願いしております。

Q. リバウンドを防ぐためにできることはありますか?

A. リバウンドの主な原因はセットポイントが下がる前に治療を中断することです。体重が目標値に達した後も、一定期間は治療を継続してセットポイントを新しい体重に定着させることが重要です。また、筋肉量を維持する運動習慣・睡眠の質の改善・ストレス管理も、リバウンド防止に役立ちます。おうち病院ではリバウンド防止のフォローアップも行っています。

Q. おうち病院でダイエット外来に通うために必要な書類はなんですか?

A. 初回受診時には「健康診断書」または「体重測定結果の画像」のご提出が必要です。健康診断書はできれば直近1年以内のものをお持ちください。健康診断を受けていない方は、ご自宅での体重計の記録や写真でも対応可能です。詳細は予約時の問診票内でもご案内します。

Q. ダイエットを始める前に食事制限が必要ですか?

A. おうち病院の肥満症外来では、いきなり極端な食事制限をお願いすることはありません。初回診察で現在の食習慣・生活リズムを丁寧に確認した上で、無理のないペースで改善できる方針を医師が提案します。GLP-1受容体作動薬を使用する場合は、薬剤の働きで自然と食欲が落ち着いてくるため、苦しい我慢なしに食事量の調整が進むケースが多いです。

おうち病院の特化型外来

診療科目

その他一般科として、内科、小児科、皮膚科、循環器内科を受診いただくことが可能です。

診療科目(自費)