花粉症のオンライン診療|デメリットと対処、費用(対面・市販薬との比較)と受診の流れ

病院に行く時間はないけれど、市販薬では追いつかない——花粉症のピーク時期に、多くの方が抱えるジレンマです。花粉症は症状の内容と経過を問診で確認できるため、オンライン診療との相性がよい疾患です。本ページでは、オンライン診療で何ができて何ができないのかを整理し、費用・流れ・処方薬・対面が必要なケースまでをご案内します。

この記事の要点

先に結論だけを知りたい方のために、本ページの内容を5つにまとめました。

  • 花粉症はオンライン診療に向いた疾患です。 症状の内容・出る時期・経過を問診で確認でき、薬の処方が目的なら検査なしで治療を始められることが多いとされています
  • 保険診療で、初診の費用は約2,100〜2,300円(3割負担、システム利用手数料を含む)です。 薬代は別途かかります
  • デメリットは、鼻の中を診る検査や舌下免疫療法ができないこと、初めての受診では処方日数に条件があることなどです。 1年以内に花粉症の薬を処方されたお薬手帳があれば、最大60日分までの処方を相談できます
  • 薬は全国8,200店舗以上の提携薬局で最短当日に受け取れます。 自宅配送(おくすりおうち便)は追加900円で、届くまで時間がかかります
  • 色のついた鼻水や顔の痛み、目の痛みがある場合は、耳鼻咽喉科・眼科など対面での受診が適しています

花粉症とは:症状・種類・原因花粉

花粉症は、空気中に浮遊する植物の花粉に対してアレルギー反応が起きることで、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみなどの症状が現れる疾患です。免疫システムが花粉を異物と認識して過剰に反応することが原因で、日本ではスギ・ヒノキ花粉による花粉症が最も多く見られます。

原因花粉主な飛散時期主な症状
スギ2月〜4月くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみ
ヒノキ3月〜5月スギと同様の症状。スギ花粉と重複する時期が多い
シラカバ(北海道限定)4月〜6月くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみ。北海道ではスギの代わりに主要原因花粉となる
カモガヤ(イネ科)5月〜8月くしゃみ・鼻水・鼻づまり
ブタクサ8月〜10月くしゃみ・鼻水・咳
ヨモギ8月〜10月くしゃみ・鼻水・目のかゆみ

💡 花粉症は「春だけ」ではありません スギ(2〜4月)から始まりブタクサ・ヨモギ(8〜10月)まで、主要な原因花粉の飛散時期を合計すると、ほぼ年間を通じて症状が出る可能性があります。「春が終わったのにくしゃみが止まらない」という場合は、イネ科やブタクサなど別の花粉が原因となっていることがあります。

花粉症の症状は毎年繰り返し現れることが多く、適切な治療薬で症状をコントロールしながら日常生活を送ることが重要です。

花粉症と間違えやすい疾患

疾患花粉症との違い
副鼻腔炎(蓄膿症)鼻水が黄色・緑色で粘り気があり、においを伴うことがあります。頬や額の痛み、鼻声を伴います
細菌性結膜炎目やにが多く、朝まぶたが開きにくくなります。花粉症は目やにより「かゆみ」が中心です
通年性アレルギー性鼻炎ダニ・ハウスダストが原因で、1年を通して症状が続きます
血管運動性鼻炎(寒暖差アレルギー)温度差で症状が出ます。花粉の飛散期と関係なく起こります
薬剤性鼻炎(点鼻薬性鼻炎)市販の血管収縮薬入り点鼻薬の連用が原因です。使用回数が増えているのが特徴です

花粉症がオンライン診療に向いている3つの理由

すべての疾患がオンライン診療に向いているわけではありません。花粉症が向いている理由は3つあります。

① 症状が問診で確認しやすい

くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみ・皮膚のかゆみといった症状は、患者さんご自身が自覚しており、言葉で正確に伝えられます。出る時期が花粉の飛散期と一致するかどうかも、重要な診断材料になります。

② 処方薬の選択肢が確立されている

鼻アレルギー診療ガイドライン2024年版により、症状のタイプごとに使う薬が体系化されています。適切な薬物療法の組み合わせにより、約7〜8割の方が症状を抑えられるとされており、治療の道筋が明確です。

③ 繰り返し受診しやすく、長期処方にも対応できる

花粉症はシーズンを通して薬を続ける疾患です。通院の負担が小さいことは、治療を継続するうえで直接的な意味を持ちます。おうち病院では最大60日分まで処方できます。

花粉症でオンライン診療を使うデメリットと、その対処

ンライン診療は通院の手間を減らせる一方で、対面の受診と比べてできないこと、気をつけたいことがあります。主なデメリットは、鼻の中を直接診る検査ができないこと、アレルゲンの検査や舌下免疫療法を受けられないこと、初めての受診では処方日数に条件があることの3つです。どれも、あらかじめ知っておけば対処できるものが多く、症状によっては対面の受診を組み合わせるのが現実的です。ご自身に当てはまるものがないか、下の表でご確認ください。

デメリット起きること対処
鼻の中を直接診られない・検査ができない副鼻腔炎など、花粉症と似た別の病気を見分けにくい黄色・緑色の粘り気のある鼻水、頬や額の痛みがあるときは、耳鼻咽喉科の対面受診を
アレルゲンの検査、舌下免疫療法、手術は受けられない原因の花粉を血液検査で調べたい、体質改善の治療をしたい、という希望には応えられない耳鼻咽喉科・アレルギー科へ。舌下免疫療法は花粉が飛んでいる時期には始められないため、シーズンが終わってからの相談になります
初めての受診では、処方日数に条件がある持病や服薬の情報が確認できないと、8日分以上の処方ができない1年以内に花粉症の薬を処方されたお薬手帳(写真でも可)を用意する。過去におうち病院で花粉症外来を受診した方は、お薬手帳がなくても最大60日分まで処方できます
自宅配送は届くまで時間がかかる自宅配送(おくすりおうち便)は、東京23区は当日中または翌日、それ以外は翌々日のお届けが目安早く飲み始めたいときは、近くの提携薬局(全国8,200店舗以上)での受け取りを選ぶと、最短で当日に受け取れます
通信環境と場所が必要ビデオ通話がつながらないと診察を始められないカメラとマイクが使えるスマートフォンかPCと、通話が安定する場所を用意する。走行中の車内や人の多い場所は避けます
システム利用手数料がかかる対面の受診にはない手数料(1,100円)がかかる最大60日分の処方で受診回数を減らせば、シーズン全体の費用を抑えられる場合があります(次の「受診費用」の節で比較しています)

つまり、「検査や処置が必要かどうか」で、オンラインと対面を使い分けるのが基本です。例年と同じ症状で薬を続けたい方、市販薬から処方薬に切り替えたい方はオンライン診療が向いており、症状がいつもと違う方、初めて原因を調べたい方は対面の受診が向いています。対面が必要な症状の詳しい目安は、本ページの「処方できない方・対面受診が必要なケース」でまとめています。

オンラインで対応できること・できないこと

まず、対応の可否を整理します。

オンライン診療で対応できること

内容補足
花粉症の症状に対する薬の処方内服・点鼻・点眼・塗り薬
例年と同じ症状で、薬を継続したい場合の処方診断がついている再発
市販薬から処方薬への切り替え症状のタイプに合わせた薬の選択
眠気の出にくい薬への変更ビラスチン・デスロラタジンなど
飛散前からの初期療法の開始飛散開始2週間前が目安
皮膚・目・鼻の症状に関する相談症状の部位に応じた剤形の選択
お子さん・妊娠中/授乳中の方の相談年齢・妊娠週数に応じた判断

対面での受診が必要なこと

内容理由
アレルゲンを特定する血液検査採血が必要です
舌下免疫療法初回投与を医療機関で行う必要があります(おうち病院では対応していません)
レーザー手術などの手術療法処置が必要です(同上)
鼻の中を直接観察する検査鼻鏡検査は対面でしか行えません
眼圧の測定・角膜の状態の確認ステロイド点眼薬を長く使う場合に必要です
副鼻腔炎が疑われる場合画像検査が必要になることがあります
高熱・強い痛みを伴う場合別の疾患の可能性があります

オンライン診療と対面受診の比較

判断材料として、8つの軸で比較します。

比較軸対面受診オンライン診療
受診場所医療機関まで移動が必要自宅など、プライバシー・通信環境が確保できる場所
予約・待ち時間シーズン中は待ち時間が長くなりがち予約時間どおりに開始
診察精度鼻の中を直接観察できる。検査も可能問診と視覚情報が中心。鼻腔内の直接観察はできません
感染リスク待合室での接触があります他の受診者との接触がありません
プライバシー待合室で顔を合わせることがあります他の受診者と顔を合わせません
保険適用○○(初診から保険診療)
診察可能時間帯医療機関の診療時間内平日・土日祝日 朝6時〜深夜0時
薬の受け取り院内または近隣薬局全国8,200店舗以上の連携薬局、または自宅配送
処方できる主な薬抗ヒスタミン薬・鼻噴霧用ステロイド薬・点眼薬・抗ロイコトリエン薬対面と同じ種類の薬を処方できます(ビラノア・デザレックス・エリザス・モメタゾン・パタノール等)。初めての受診で8日分以上を希望する場合は、お薬手帳または受診歴が必要です

「処方できる主な薬」の欄に注目してください。オンライン診療でも、対面のクリニックと同じ種類の薬を処方できます。処方できる薬の詳細は、次のセクションでご説明します。

おうち病院の花粉症外来で、オンラインで相談できること

オンライン診療が初めての方も、予約から薬の受け取りまで自宅で完結できます。

  • オンラインで相談できます鼻水・くしゃみ・鼻づまり、目のかゆみ、まぶたの肌荒れ飲み薬:ビラノア(ビラスチン)、デザレックス(デスロラタジン)、キプレス(モンテルカスト)など。点鼻薬:エリザス点鼻粉末、モメタゾン点鼻液など。目薬:パタノール(オロパタジン)など。まぶたの塗り薬:アレジオン眼瞼クリーム。漢方薬:小青竜湯など。※1年以内に花粉症の薬を処方されたお薬手帳があれば、最大60日分までの処方を相談できます
    ※過去おうち病院での花粉症外来の受診がある方も、お薬手帳がなくても最大60日分までの処方が可能
  • 対面の受診をおすすめアレルギーの原因を調べる検査、舌下免疫療法・手術、ジュクジュクした肌の症状検査や処置が必要なため、耳鼻咽喉科・眼科・皮膚科など症状に合った診療科を受診してください
  • 費用の目安初診 約2,100〜2,300円+お薬代保険診療(3割負担の場合)。システム利用手数料1,100円を含みます。再診は約1,900〜2,000円+お薬代。自宅配送は+900円、提携薬局での受け取りなら不要
  • お薬の受け取り近くの提携薬局で、最短で当日処方せんは全国8,200店舗以上の提携薬局へ送れます。自宅配送(おくすりおうち便)は、東京23区は当日中または翌日、東京23区以外は翌々日のお届けが目安です
  • 予約と診察予約は24時間。診察は 6:00〜深夜0:00仕事帰りの夜や、出勤前の朝にも受診できます(空き枠がある場合)
花粉症の薬を、医師に相談する 花粉症の薬はいつから飲む?初期療法の始め方

※処方の有無・お薬の種類・日数は、診察で医師が判断します。息苦しい、顔やのどが腫れるなど緊急の場合は119番へ。

オンライン診療でも、対面と同じ種類の処方薬を受け取れます

結論からお伝えすると、おうち病院のオンライン花粉症外来では、耳鼻咽喉科・内科で一般的に処方される薬を、対面のクリニックと同じように処方しています。ただし、初めての受診で持病や服薬の情報が確認できない場合は、国の指針により8日分以上の処方ができません。翌週の受診では最大60日分の処方が可能になるので、2回の受診を1セットとして考慮しておくようにしてください。

症状処方できる代表的な薬剤
くしゃみ・鼻水ビラノア、デザレックス、アレジオン、ザイザル
鼻づまりエリザス点鼻粉末、モメタゾン点鼻液(鼻噴霧用ステロイド薬)、キプレス(抗ロイコトリエン薬)
目のかゆみ・充血パタノール点眼薬、アレジオン点眼液、フルメトロン点眼液
まぶたのかゆみアレジオン眼瞼クリーム
体質に応じた症状全般漢方薬(保険適用)

特に注目していただきたいのが、鼻噴霧用ステロイド薬です。市販のステロイド点鼻薬には「1年間に3か月を超えて使用しない」「15歳未満は使用不可」という制限がありますが、処方薬にはこの期間制限がなく、小児用の用法が設定されている製剤もあります。

⚠ 処方できる薬は、症状・持病・服用中の薬との飲み合わせによって変わります。処方の可否と日数は、医師が診察のうえで判断します。8日分以上の処方の条件は「診察前に準備するもの」をご覧ください。

オンライン診療で処方される薬:

おうち病院の花粉症外来では、症状・生活スタイル・副作用への希望に合わせて、内服薬・点鼻薬・点眼薬・塗り薬を処方しています。

内服薬(抗アレルギー薬)

以下の内服薬と外用薬の併用はできません。

薬剤名一般名特徴
ビラノアビラスチン第2世代抗ヒスタミン薬。眠気が少なく速効性があり、1日1回24時間持続。空腹時服用推奨
アレジオンエピナスチン塩酸塩第2世代抗ヒスタミン薬。鼻水・くしゃみ・かゆみを和らげる。1日1錠就寝前服用
キプレス(シングレア)モンテルカストロイコトリエン受容体拮抗薬。就寝前1回服用。鼻づまりや咳を伴う花粉症に効果的
ザイザルレボセチリジン塩酸塩第2世代抗ヒスタミン薬。効果発現が比較的早く、就寝前服用推奨(就寝中に血中濃度が最大になり眠気の副作用を感じにくい)
デザレックスデスロラタジン1日1回。眠気が非常に少なく自動車運転の制限がない。食事タイミングを問わず服用可能

点鼻薬(鼻症状に効果的)

鼻づまりや鼻水が強い方には、内服薬と組み合わせた点鼻薬の処方も可能です。ステロイドの点鼻薬は鼻の症状に集中的に作用し、全身への影響が少ないのが特徴です。

薬剤名一般名特徴
エリザス点鼻粉末デキサメタゾンシペシル酸エステルステロイドの粉タイプ。1日1回で鼻水・くしゃみ・鼻づまりをトータルに緩和
モメタゾン点鼻液モメタゾンフランカルボン酸エステル水和物鼻に集中的に作用するステロイド薬。全身への影響が少なく、強い鼻づまりに有効

点眼薬(目の症状に効果的)

目のかゆみ・充血・涙目が気になる方には、内服薬と組み合わせて点眼薬を処方することができます。症状の強さに合わせてステロイドタイプと抗ヒスタミンタイプを使い分けます。

薬剤名一般名特徴
フルメトロン点眼液フルオロメトロンステロイドの目薬。炎症が強いときに短期間使用。かゆみや充血をしっかり抑える
パタノール点眼薬オロパタジン塩酸塩アレルギー反応を抑える点眼。かゆみ・充血・涙目・ゴロゴロ感に効果的
アレジオン点眼液エピナスチン塩酸塩抗ヒスタミン点眼薬。花粉によるかゆみや充血などのアレルギー症状を抑える

塗り薬

目薬が苦手な方やコンタクトレンズを使用している方には、まぶたに塗るタイプの塗り薬が選択肢になります。目薬より手軽に使えるのが特徴です。

薬剤名一般名特徴
アレジオン眼瞼クリームエピナスチン塩酸塩1日1回まぶたに塗るタイプ。目薬が苦手な方・コンタクトレンズ使用の方に有用

※内服薬と外用薬の併用処方には対応していません。処方日数は最大60日分までです。

どの薬を処方するかは、症状の程度・生活スタイル(運転の有無など)・副作用への希望をもとに医師が判断します。希望がある場合は診察時に医師にお伝えください。

受診費用の目安と、対面受診・市販薬との比較

オンライン診療は対面診療と同様に健康保険が適用されます。「オンラインだと高くなるのでは?」と心配される方もいますが、診察料の患者負担は対面と同水準です。以下の費用テーブルはおうち病院での標準的な目安です(3割負担の場合)。

項目初診再診
診察料(3割負担)1,000〜1,200円800〜900円
システム利用手数料1,100円1,100円
合計の目安約2,100〜2,300円約1,900〜2,000円
※自宅への配送をご希望の場合は追加900円にて「おくすりおうち便」をご利用いただけます。
※薬代は別途。薬局での自己負担額は薬剤・保険の種類により異なります。

対面受診・オンライン診療・市販薬の比較

費用は「1回あたり」だけでなく、「シーズンを通して」で考えると比べやすくなります。オンライン診療は対面にはないシステム利用手数料がかかる一方、移動や待ち時間がなく、1回の受診で最大60日分の処方を受けられます。下の表で、ご自身の通い方に近い列をご覧ください。

比べる点対面受診オンライン診療(おうち病院)市販薬
1回の診察の費用診察料(保険3割負担)。医療機関により異なる初診 約2,100〜2,300円、再診 約1,900〜2,000円(システム利用手数料1,100円を含む)診察料なし
お薬代保険3割負担保険3割負担(対面と同じ)全額自己負担
移動・待ち時間通院の時間と交通費がかかる。シーズン中は待ち時間が長くなりがち移動なし。予約した時間に診察が始まる店舗に行く時間
1回で受け取れる日数医師の判断による最大60日分(初めての受診は条件あり)製品の包装単位
選べる薬処方薬すべて(検査・処置も可能)内服薬・点鼻薬・点眼薬・塗り薬・漢方薬市販薬のみ(鼻噴霧用ステロイド薬は年3か月までなどの制限あり)

内服薬と点鼻薬・点眼薬を併用している方や、毎シーズン市販薬を買い続けている方ほど、保険診療で長めに処方を受けるほうが総額を抑えやすい傾向があります。シーズンを通した費用の試算は「花粉症の病院代はいくら?」で詳しく解説しています。

診察前に準備するもの

診察当日にあわてないよう、受診前に確認・準備しておくべきことを整理しました。特にお薬手帳は長期処方の可否に直結するため、事前に用意しておくことをお勧めします。

項目内容
健康保険証(またはマイナ保険証)保険診療のため必須です
クレジットカード決済に使用します
スマートフォンまたはPCカメラとマイクが使えるもの
通信環境ビデオ通話が安定して行える環境
お薬手帳(あれば)服用中の薬の確認に使います
受け取りたい薬局の情報連携薬局から選択、または自宅配送

8日分以上の処方を希望する場合

花粉症の薬を8日分以上処方してもらうには、以下のいずれかが必要です。

  • 1年以内の花粉症薬処方履歴があるお薬手帳(写真でも可)
  • おうち病院での受診歴

昨年おうち病院で花粉症外来を利用した方は、カルテ情報により長期処方(最大60日分)が可能です。

※初めておうち病院をご利用の方でも、2回目以降は長期処方(最大60日分)が可能ですので、翌週2回目の受診し、長期処方を希望される方が多いです。

診察前に確認しておくこと

  • 症状の種類(くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみなど)と症状が強い時間帯
  • 毎年どの時期から症状が出始めるか(花粉の種類の特定に役立ちます)
  • 以前に処方された薬の名前と、効果・副作用の感想
  • 現在服用中の薬・サプリメントの名前
  • 薬のアレルギーの有無
  • 車や重機の運転をする職業かどうか(眠気が出にくい薬の選択に影響します)

自分に合う処方を見つけられるのが、おうち病院ならではの価値

花粉症の薬は、「合う・合わない」が人によって大きく異なります

同じ第2世代抗ヒスタミン薬でも、ある人には「眠気が出てつらい」、別の人には「まったく眠くならない」ということが起こります。1日1回か2回か、食前か食後か、就寝前かどうか——服用のタイミングや回数の相性も人それぞれです。

おうち病院のオンライン診療では、内服薬・点鼻薬・点眼薬の組み合わせを症状と生活スタイルに合わせて柔軟に調整できます。「去年の薬は効きが悪かった」「眠気が気になって仕事に支障が出た」「目の症状が強いので点眼薬も使いたい」——こうした希望を診察時に医師に伝えることで、あなたに最適な処方を一緒に探すことができます。

市販薬で満足できなかった方ほど、一度オンライン診療でご相談ください。

処方できない方・対面受診が必要なケース

オンライン診療で対応できない場合があります。以下に当てはまる場合は、対面での受診をご検討ください。

ケース受診先の目安理由
アレルゲンを特定する検査を受けたい耳鼻咽喉科・アレルギー科・内科採血が必要です
舌下免疫療法を受けたい耳鼻咽喉科・アレルギー科初回投与を医療機関で行う必要があります
レーザー手術などを検討している耳鼻咽喉科処置が必要です
黄色・緑色の粘り気のある鼻水が続く/頬や額が痛む耳鼻咽喉科副鼻腔炎(蓄膿症)の可能性があります。花粉症の鼻水は透明でサラサラしているのが特徴で、色や粘り気が違う場合は別の疾患を考えます
目の痛み・まぶしさ・見えにくさがある/目やにが多い眼科角膜の状態の確認や、細菌性結膜炎との鑑別が必要です
ステロイド点眼薬を長く使う必要がある眼科眼圧の測定が必要です
高熱がある/強い痛みがある内科・耳鼻咽喉科感染症など別の疾患の可能性があります
皮膚にジュクジュクした浸出液や膿がある皮膚科感染を伴っている可能性があります
1年を通して同じ症状が続いている耳鼻咽喉科通年性アレルギー性鼻炎や血管運動性鼻炎の可能性があります

プライバシーについて

花粉症の受診で、プライバシーを気にされる方もいらっしゃいます。

ご質問回答
「待合室で顔を合わせたくない」オンライン診療では他の受診者と顔を合わせません
「職場や家族に受診したことを知られたくない」診療内容が第三者に通知されることはありません
「薬の受け取りでわかりますか」自宅配送(おくすりおうち便)を選べば、薬局に立ち寄る必要がありません
「自宅以外から受診できますか」プライバシー・通信環境・衛生環境が確保できる場所であれば受診できます(走行中の車内・カフェ・駅のホームなどはご遠慮ください)

花粉症のオンライン診療を選ぶときの確認ポイント

オンライン診療のサービスは、費用の内訳や薬の受け取り方、診療時間がサービスごとに異なります。オンライン診療を使った方の声として多いのは、「薬が思ったより届かなかった」「診察料のほかに費用がかかった」「予約の時間に始まらなかった」「ビデオ通話がつながらなかった」といったものです。どれも、受診する前に確認しておけば避けやすいものです。下の表に、確認したいポイントと、おうち病院の場合をまとめました。

確認したいポイント確認することおうち病院の場合
費用の総額診察料のほかに、システム利用手数料・配送料がかかるか初診 約2,100〜2,300円(システム利用手数料を含む)+薬代。自宅配送は追加900円
薬の受け取り方と時間薬局で受け取れるか、配送ならいつ届くか全国8,200店舗以上の提携薬局で最短当日。自宅配送は東京23区が当日中または翌日、それ以外は翌々日が目安
診療時間夜や休日、出勤前に受診できるか平日・土日祝日とも朝6時〜深夜0時
処方日数1回で何日分まで受け取れるか、条件は何か最大60日分。初めての受診はお薬手帳(1年以内の花粉症の処方)が必要。過去に当社の花粉症外来を受診した方は不要
診察の始まり方予約した時間に始まるか、待ち時間はあるか予約した時間に診察が始まります(診察時間の目安は5〜15分)
つながらないときの対応ビデオ通話のトラブル時にどうなるか別のビデオ通話ツールへの切り替えをサポートします。
対面が必要なときの案内オンラインで対応できない症状のとき、受診先を教えてもらえるか医師が対面受診の必要性と受診先の目安をお伝えします

ここに挙げた点は、おうち病院に限らず、どのサービスを選ぶときにも役立つ確認項目です。ご自身の生活に合うものを、選択肢の一つとしてご検討ください。

こんな状況に当てはまりますか?

オンライン診療が自分に向いているかどうか迷ったときに、このチェックリストをご活用ください。受診の適否と、特にオンラインが向いている状況を整理しました。

□ 例年と同じ時期に、同じ症状が出ている
□ 市販薬を2週間続けたが、症状が変わらない
□ 病院に行く時間が取れない、または待ち時間が負担
□ 薬の眠気で、仕事や運転、勉強に支障が出ている
□ シーズン中に何度も薬を買い足している
□ 症状のある状態で待合室に座ることに抵抗がある

2つ以上当てはまる場合は、オンライン診療が向いている可能性があります。ただし、前述の「対面受診が必要なケース」に当てはまる場合は、対面での受診をご検討ください。

時間がなくて通院できない方には、おうち病院「オンライン花粉症外来」という選択肢

こんな時に便利:オンライン診療ならではの利用シーン

「病院に行く時間がない」「移動が面倒」「仕事や育児の合間に受診したい」——そんな状況でも、スマートフォンがあれば自分のいる場所から受診できます。

利用シーンこんな時に
🏠 出勤前にご自宅で(朝6時〜)移動ゼロ。仕事前の少し余裕がある時間に受診
🏢 休み時間に会議室で(昼12〜13時)職場からそのまま、昼休みを使って受診
🚗 駐車中の車の中で送迎・外出先での合間に。移動先からも受診できる
🌙 夕食前・お風呂の後に(〜深夜0時)平日夜の帰宅後も、週末も診療可能

受診場所は自宅以外でも構いません。プライバシー・通信環境・衛生環境が確保できる場所であれば受診可能です(走行中の車内・カフェ・駅のホームなどはNG)。診療は予約時間通りに始まるため、スキマ時間を無駄なく活用できます。

おうち病院オンライン花粉症外来の特徴

オンライン花粉症外来では、初診から保険診療で診察を受けられます。

✅ 自宅から受診できる

スマートフォンやPCから問診と診察が完結します。症状のある状態で待合室に座る必要がありません。

✅ 予約した時間に診察が始まります

平日・土日祝日ともに朝6時から深夜0時まで対応しています。診察時間の目安は5〜15分です。

✅ 初診から保険診療に対応

自費ではなく保険診療です。費用の目安は診察料と手数料の合計で約2,100〜2,300円(3割負担の場合)です。

✅ 最大60日分まで処方できます

1回の受診でシーズンの大半をカバーできます。飛散前に受診しておけば、ピーク時に慌てて薬を探す必要がありません。

1年以内に花粉症の薬を処方されたお薬手帳があれば、初めての受診でも最大60日分までの処方を相談できます。過去におうち病院で花粉症外来を受診した方は、お薬手帳がなくても最大60日分までの処方が可能です。

✅ 処方箋は薬局へ自動送信、自宅配送も選べます

全国8,200店舗以上の連携薬局で受け取れるほか、「おくすりおうち便」による自宅配送も選択できます(追加900円)。

✅ お子さん・妊娠中/授乳中の方のご相談にも対応しています

年齢や妊娠週数によって、使用できる薬は変わります。**お子さんの年齢、妊娠週数、授乳の有無を問診票にご記入ください。**その内容をふまえて、医師が使用できる薬をご提案します。市販薬を自己判断で使う前に、まずは医師にご相談ください。

予約から薬の受け取りまで(6ステップ)

STEP内容
1. アカウント登録氏名・生年月日・性別・メールアドレスを登録します
2. 診療日時の選択希望の日時を選んで予約します
3. 問診票の入力・薬局の選択症状・これまでに使った薬・服用中の薬などを入力し、薬を受け取る薬局を選びます
4. 支払い方法の登録クレジットカードを登録します
5. ビデオ通話で診察予約時間に医師が診察します(5〜15分)
6. 処方箋の発行・薬の受け取り処方箋が薬局へ自動送信されます。連携薬局で受け取るか、自宅配送を選べます

最短で当日〜翌日に薬を受け取れます。診療後24時間は無料でサポートを受けられます。

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この記事の監修

本記事は、おうち病院 医師チームが監修しています。医師チームは、産婦人科・皮膚科・内科などを専門とする医師で構成され、全員が女性医師です。記事の内容は、公的機関や学会のガイドラインをもとに医師が確認しています。

よくある質問(FAQ)

Q. 花粉症のオンライン診療に保険は適用されますか?

A.適用されます。おうち病院のオンライン花粉症外来は初診から保険診療に対応しています。3割負担の場合、診察料1,000〜1,200円とシステム利用手数料1,100円を合わせて約2,100〜2,300円が目安です。薬代は別途かかります。

Q. 花粉症でオンライン診療を使うデメリットはありますか?

A.あります。鼻の中を直接診る検査やアレルゲンの血液検査、舌下免疫療法ができないこと、初めての受診では処方日数に条件があること、自宅配送では薬が届くまで時間がかかることなどです。色のついた鼻水や顔の痛みがあるときは対面の受診を、早く薬がほしいときは提携薬局での受け取りを選ぶと、多くは対処できます。

Q. オンライン診療でも対面と同じ薬を処方してもらえますか?

A.対面と同じ種類の薬を処方できます。ビラノア・デザレックスなどの内服薬、エリザス点鼻粉末・モメタゾン点鼻液などの鼻噴霧用ステロイド薬、パタノール・アレジオン点眼液などの点眼薬に対応しています。ただし処方の可否と日数は、症状・持病・服用中の薬との飲み合わせをふまえて医師が判断し、初めての受診で持病や服薬の情報が確認できない場合は、8日分以上の処方はできません。

Q. 花粉症の診断を受けたことがなくても受診できますか?

A.受診できます。症状の内容・出る時期・経過から診断できることが多く、薬の処方が目的であれば検査なしで治療を始められます。ただしアレルゲンを正確に特定したい場合は血液検査が必要となり、対面での受診が必要です。

Q. 何日分まで処方してもらえますか?

A.最大60日分まで処方できます。初めての受診で8日分以上を希望する場合は、1年以内に花粉症の薬を処方されたお薬手帳(写真でも可)が必要です。過去におうち病院で花粉症外来を受診した方は、お薬手帳がなくても最大60日分までの処方が可能です。処方日数は、症状や薬の種類をふまえて医師が判断します。

Q. 薬はどこで受け取れますか?

A.全国8,200店舗以上の連携薬局から選んで受け取れます。処方箋は選択した薬局へ自動送信されます。また「おくすりおうち便」を利用すれば、追加900円で自宅への配送も可能です。

Q. オンライン診療が向いていないのはどんな場合ですか?

A.アレルゲンを特定する検査や舌下免疫療法・手術療法をご希望の場合、黄色・緑色の粘り気のある鼻水が続く場合(副鼻腔炎の疑い)、目の痛みや見えにくさがある場合、高熱や強い痛みを伴う場合は、対面での受診をご案内しています。鼻の中の直接観察や検査が必要となるためです。

Q. 花粉症のオンライン診療は、どう選べばよいですか?

A.費用の総額(システム利用手数料・配送料を含むか)、薬の受け取り方と届くまでの時間、夜や休日の診療時間、処方日数の上限と条件を、受診前に確認するのがおすすめです。おうち病院の場合は、本ページの「花粉症のオンライン診療を選ぶときの確認ポイント」にまとめています。

Q. 花粉が飛んでいない時期でも受診できますか?

A.受診できます。むしろ飛散開始の2週間前から薬を始める「初期療法」は、症状のピークを下げる方法として鼻アレルギー診療ガイドライン2024年版で推奨されています。関東のスギ花粉の飛散開始は例年1月下旬〜2月上旬のため、1月中旬の受診をご検討ください。

参考文献・出典

おうち病院の特化型外来

診療科目

その他一般科として、小児科、皮膚科、循環器内科を受診いただくことが可能です。

診療科目(自費)