脇汗で人目が気になる!脇汗(腋窩多汗症)の原因・症状・治療法は?保険適用の処方薬と自宅でできるケアを解説

「暑くもないのに脇汗が止まらない」「脇汗でシャツが濡れて人前に出るのが辛い」——こうした悩みは腋窩多汗症(えきかたかんしょう)のサインである可能性があります。腋窩多汗症は原発性局所多汗症のなかでも特に有病率が高く、QOL(生活の質)への影響が大きいとされる疾患です。

この記事では、脇汗(腋窩多汗症)の原因・症状・診断基準と、保険適用の処方薬(エクロックゲル・ラピフォートワイプ・プロバンサイン等)を含む治療法の比較、市販品との違い、受診目安について解説します。

この記事でわかること

  • 腋窩多汗症は交感神経系の過活動によって脇に過剰な発汗が起こる状態で、6ヶ月以上持続する場合は受診の目安のひとつ
  • 脇汗(腋窩)の保険適用外用薬はエクロックゲルラピフォートワイプの2種類(アポハイドローションは手掌のみで腋窩への使用は承認対象外)
  • 複数部位への同時対応や足汗にも悩む場合はプロバンサイン(内服抗コリン薬)が選択肢となる
  • ボトックス注射は病気治療目的なら保険適用になる場合ありだが、対面での処置が必要
  • おうち病院の多汗症外来では、エクロックゲル・ラピフォートワイプ・プロバンサインのオンライン処方に対応

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腋窩多汗症(脇汗)とは

多汗症の定義

多汗症とは、体温調節に必要な量以上に汗をかき、日常生活に支障をきたしてしまう病気のことです。

人間は恒温動物であり、身体は周りの環境に左右されることなく常に体温を一定に保つように、汗をかきます。暑い夏の日や運動によって身体を動かすとき、食事をしてエネルギーに変えるとき、身体は熱を持ちます。そのようなとき、人間の身体は全身の皮膚表面に分布するエクリン汗腺から汗を分泌させ、気化熱によって身体の熱を奪うことで体温を適正に保っています。

多汗症(原発性局所多汗症)とは、暑さや運動・緊張とは関係なく、特定の部位(腋窩・手掌・足底・顔面等)に過剰な発汗が起こる状態です。脇汗(腋窩多汗症)は腋窩(わきの下)に過剰な発汗が生じるタイプで、日本人の原発性局所多汗症のなかでも頻度が高い部位とされています。

日本皮膚科学会「原発性局所多汗症診療ガイドライン 2023年改訂版」によると、原発性局所多汗症の有病率は5.3%(日本)と報告されており、日常生活への支障をきたすケースも多いとされています。

腋窩多汗症の症状

  • 暑くない状況でも脇汗がシャツに染み出す
  • 脇汗の湿りが気になり、腕を上げることや人前に出ることが苦痛になる
  • 白いシャツや明るい色の衣類を避けるようになった
  • 脇汗パッドを毎日使用しているが、追いつかない
  • 脇汗が衣類に黄ばみをつくり、クリーニング費用がかかる

 脇の多汗症の発症率は全国で3.7%と、日本には約260万人の患者がいると推測されますが、「ただの汗」と病院に行くのを避けてしまうのか受診している人は患者の内5%未満しかいません。脇の多汗症に悩む人は、脇下のパッドや制汗スプレーなどを買い年間1万円ほどかかっているという調査もあります。

腋窩多汗症と腋臭症(ワキガ)の違い

また、脇の悩みには「汗の量」と「臭い」の2つがあり、それぞれ原因が異なります。脇から臭いが発するワキガと混同されがちですが、多汗症が原因でワキガを発症することはありません。脇の臭いが気になる場合、耳垢が湿っていたり、シャツに黄ばみが付いたりする人はワキガの可能性が高いです。

項目腋窩多汗症腋臭症(ワキガ)
主な悩み汗の量が多い脇の臭いが強い
関係する汗腺エクリン汗腺アポクリン汗腺
発汗の性質水分が主体・無臭皮膚常在菌が分解して臭いを発生
治療薬(外用)エクロックゲル・ラピフォートワイプ等根本治療は手術・ボトックス等

「汗の量は多いが臭いはあまり気にならない」場合は腋窩多汗症が主体で、保険適用の抗コリン薬が有効な選択肢となります。

関連記事:脇の多汗症とワキガは違う?同じ?脇の下の汗・ニオイ対策とセルフチェックリストも解説

腋窩多汗症の原因

腋窩多汗症の直接的な原因は、交感神経からエクリン汗腺へのアセチルコリンを介した神経指令の過剰な活性化です。なぜ交感神経系が過活動になるかの詳細は解明されていませんが、精神的緊張・気温・遺伝的素因などが関与すると考えられています。

原発性局所多汗症は甲状腺疾患・自律神経障害・感染症などの全身疾患が原因となる「続発性多汗症」とは区別されます。継続する発汗の悩みがある場合は、続発性多汗症の除外診断のためにも医師への相談が推奨されます。

腋窩多汗症の診断基準

Hornberger ら(2004年)が提唱した原発性局所多汗症の診断基準では、以下の条件を満たす場合に診断されます。

必須条件: 明らかな原因なく、6ヶ月以上の局所的な過剰発汗

以下のうち2項目以上を満たすこと:

診断基準項目詳細
左右対称性両側の腋窩に同程度の発汗が見られる
日常生活への支障発汗が仕事・社会活動・日常生活に影響している
週に1回以上の発汗エピソード頻度が高い
25歳以下での発症若年での発症が多い
睡眠中の発汗消失睡眠中は発汗が止まる(自律神経の日内変動)
家族歴あり家族に多汗症の方がいる
(出典:Hornberger J et al. J Am Acad Dermatol. 2004;51(2):274-286)

脇の多汗症は、汗の原因が糖尿病や更年期障害といった持病に関わらない場合、気温が高い、激しい運動をした、緊張しているといった汗をかきやすい状況ではない時にも、脇から大量の汗がでる病気です。脇の多汗症の人は6か月以上にわたって脇の汗が多いほか、上記のような特徴がみられます。

腋窩多汗症の治療法

 治療については、薬の服用が一般的です。錠剤タイプの飲む薬と脇に直接付ける塗り薬のタイプがあります。脇に注射を打つボツリヌス毒素局所注射や、機械を使った治療もあります。重症の人は手術を希望することもできます。

治療法の比較

治療法種別対象部位保険適用主な特徴
エクロックゲル(オキシブチニン塩酸塩ゲル)外用抗コリン薬腋窩✅ あり腋窩専用ゲル剤。局所作用のため全身性副作用が抑えられやすい。おうち病院でオンライン処方可能
ラピフォートワイプ(グリコピロニウムトシル酸塩)外用抗コリン薬腋窩✅ あり1回使い切りシートタイプ。腋窩専用。おうち病院でオンライン処方可能
プロバンサイン(臭化プロパンテリン)内服抗コリン薬全部位(腋窩・手掌・足底等)✅ あり複数部位に同時対応。口渇・便秘等の全身性副作用あり。おうち病院でオンライン処方可能
アポハイドローション(オキシブチニン塩酸塩ローション)外用抗コリン薬手掌のみ(腋窩への使用は承認対象外)✅(手掌)腋窩多汗症には使用できない点に注意
ボトックス注射(ボツリヌス毒素)注射腋窩(病気の治療目的)△(治療目的なら保険適用の場合あり)4〜6ヶ月持続。対面での処置が必要
市販制汗剤(アルミニウム塩系)市販品軽度の発汗抑制には有効な場合あり。医療用より有効成分濃度が低く、重症例では効果が限定的なことがある
漢方薬(防已黄耆湯・補中益気湯等)内服全体△(症状・状態による)体質改善アプローチ。効果には個人差があり、即効性は期待しにくい

ラピフォートワイプ2.5%

効果

グリコピロニウムトシル酸塩水和物という有効成分により、発汗を促すアセチルコリンが、エクリン汗腺のムスカリンM3受容体へ結合するのを阻害します。エクリン汗腺が発汗の司令を受け取りにくくなるため、無駄な発汗を抑えることができます。

1日1回、両脇にひと拭きするだけで汗を抑える効果を得られます。

副作用

ラピフォートワイプには以下のような副作用が報告されています。

  • 乾く、眩しい、ぼやける、かすむなどの目の症状
  • 尿が出にくくなる、または頻尿になる
  • 薬剤塗布部分に炎症や湿疹が起きる
  • 口が乾く

また、ラピフォートワイプ使用時には以下のことにご注意ください。

  • 開封時、薬液が飛散して目やその他部位につかないようにする
  • 薬剤を塗布する際にはひと拭きのみで、何度もこすり塗りしない
  • 傷・湿疹・炎症がある場合は使用しない
  • 脇以外の部位に使用してはいけない

関連記事:ラピフォートワイプとは?効果や副作用を解説

エクロックゲル5%

2020年9月に日本初の腋窩多汗症の治療薬として承認されたボトルタイプのお薬です。「原発性局所多汗症診療ガイドライン2023年改訂版」(日本皮膚学会)では、原発性腋窩多汗症において、エクロックゲル5%を最初に投与すべき治療薬の一つとしています。現在はラピフォートワイプも保険適用となり、選択肢の幅が広がっています。

効果

有効成分であるソフピロニウム臭化物がエクリン汗腺の受容体と結合し、発汗を促すアセチルコリンとの結合を阻害することで汗の量を軽減します。必要以上に汗をかくことが減ることで、衣服の脇じみ予防や脇のニオイを軽減するなどの効果があります。

副作用

エクロックゲル5%は比較的副作用が少ないとされています。しかし、以下のような副作用が出ることもあります。

  • かゆみ、赤くなる、湿疹、炎症などの皮膚症状
  • 口が乾く

また、エクロックゲル5%を使用する際には以下の点に注意しましょう。

  • 薬液が手についたらすぐに洗い流す
  • 傷や湿疹、皮膚炎などがある場合は使用せずに医師に相談する
  • 薬液が目に入らないようにし、万が一入った場合はすぐに洗い流す
  • 使用できる年齢は12歳以上である
  • 妊娠またはその可能性がある、授乳中の女性は使用を控える

抗コリン外用薬

抗コリン外用薬は塗り薬なので、多汗症の症状が出ている部位のみに塗布できます。他の部位は問題なくいつも通りに汗をかけるので、熱中症リスクがありません。抗コリン外用薬には、前述のラピフォートワイプ2.5%やエクロックゲル5%、アポハイドローションなどがあります。

効果

有効成分により、発汗を促すアセチルコリンという物質がエクリン汗腺と結びつくのを阻害することで発汗を抑制します。

副作用

抗コリンの飲み薬と比べて、塗り薬の抗コリン外用薬は全身への影響が少なく、副作用も少ない傾向にあります。ただし、以下のような副作用が出ることもあります。

  • 皮膚にかぶれや炎症、湿疹が出る
  • 目が乾く、ぼやける、眩しく感じるなどの症状
  • 口が乾きやすくなる

また、使用の際には以下のようなことに注意しましょう。

  • 塗り忘れた場合は1回分飛ばす
  • 薬液が目に入らないようにする
  • 目に入った際には速やかに清潔な水で洗い流す
  • 薬液が他の人に触れないようにする

抗コリン薬

抗コリン薬は、多汗症の症状を抑える飲み薬です。代表的な抗コリン薬として、プロバンサインがあります。プロバンサインは抗コリンの飲み薬の中でも比較的副作用が少ないとされます。そのため、抗コリンの飲み薬では保険適用となっています。

1回1錠を3~4回に分けて服用し続け、症状が落ち着いたら服用を終えます。数ヶ月使っても効果を実感できない場合は、使用中止を検討します。

抗コリン薬のプロバンサインは、多汗症治療以外にも胃液の過剰分泌を抑える、消化器の痙攣を抑える、夜尿症などの治療にも使われるお薬です。

効果

抗コリン薬のプロバンサインにはプロパンテリン臭化物という有効成分が含まれています。発汗を促すアセチルコリンの働きを妨げることで、多汗症の症状を抑える効果があります。

副作用

抗コリン薬のプロバンサインは副作用が少ないとされます。しかし以下のような副作用が出ることもあります。

  • 口の乾き
  • 目のかすみ、眩しく感じる
  • 頭痛や眠気

また、使用時には以下のことに注意しましょう。

  • 特定の持病(閉塞隅角緑内障、前立腺肥大、重篤な心疾患等)がある場合は禁忌である
  • 特定のお薬(抗うつ剤やパーキンソン病治療薬等)を使用している場合は、効果が増強されすぎる恐れがあるため注意が必要
  • 15歳未満の小児や妊婦への使用は安全性が確立されていない

エクロックゲルとラピフォートワイプの選び方

どちらも腋窩多汗症に対する保険適用の外用抗コリン薬ですが、剤形と成分が異なります。

比較項目エクロックゲルラピフォートワイプ
有効成分オキシブチニン塩酸塩グリコピロニウムトシル酸塩
剤形ゲル(チューブまたはポンプ式)シートタイプ(1回使い切り)
使い方腋窩に塗布シートで腋窩を拭く
携行性やや大きいポーチに入るコンパクトサイズ
保険適用部位腋窩のみ腋窩のみ

どちらが適しているかは副作用の出やすさや生活スタイル等を踏まえて医師が判断します。

アポハイドローションは腋窩には使えない

アポハイドローション(オキシブチニン塩酸塩ローション)は承認対象部位が手掌のみであり、腋窩への使用は承認対象外です。脇汗(腋窩多汗症)にはエクロックゲルまたはラピフォートワイプが腋窩承認の外用薬となります。

こんなことで困っていませんか?

以下の状況に当てはまるものはないでしょうか。

  • 脇汗で服が濡れ、着替えを持ち歩かないと一日が過ごせない 職場・学校・外出時に常に脇汗を意識しており、衣類の選択や行動が制限されている。
  • 市販の制汗剤を毎日使っているが、効果が続かない・足りない アルミニウム塩系の市販品を試しているが、有効成分濃度の違いから保険適用レベルの多汗症には効果が限定的になるケースがある。
  • 脇汗が臭いも引き起こしているのか判断がつかない 「汗の量」と「臭い」のどちらが主な悩みかによって適切な治療が異なり、まず医師に相談することで整理できる。
  • オンライン診療なら受診のハードルが低い 脇汗の悩みを対面で話すことへの心理的なハードルが高い方でも、スマートフォン・PCから受診できる。

受診の目安

以下に1つ以上当てはまる場合は、医療機関への相談を検討するとよいでしょう。

□ 6ヶ月以上、脇汗が続いている
□ 週に1回以上、脇汗が服に染み出す
□ 脇汗が仕事・対人関係・日常生活に支障をきたしている
□ 市販品を継続使用しても改善が見られない

オンラインで多汗症の処方を受ける ‐ 「おうち病院 多汗症外来」という選択肢

おうち病院 オンライン多汗症外来の特徴

おうち病院では、多汗症(手汗・顔汗・脇汗・足汗)に対応したオンライン診療を提供しています。「汗が気になるため人との接触をなるべく避けたい」「忙しくて通うのが難しい」といった方には、おうち病院がとても便利です。「病院に行くほどのことでもない」と思いがちな悩みでも、医師に相談することで治療の選択肢が広がります。

おうち病院の特徴

✅ 自宅から受診できる

診察室に行かずにスマートフォン・PCから問診・診察が完了します。手汗・顔汗・脇汗・足汗の悩みを対面で話すことへの心理的なハードルも軽減できます。

時間通りに診察が始まる

予約した時間に診察が開始するため、仕事の合間にも受診を計画的に組み込むことができます。
・平日・土日祝日も朝8時〜夜22時まで診察可能

✅ 女性医師が丁寧に診察

おうち病院では診察時間を15分確保しています。医師は事前に問診票を読み込んで診察に臨むため、「化粧が崩れる」「人前での汗が恥ずかしい」といった具体的な悩みを落ち着いて相談できます。

受診場所と薬の受け取り場所を分けられる

受診はスマートフォン・PCから自宅や外出先で行い、処方薬は自分が指定した薬局で受け取れます。
・処方せんは全国8,200店舗の薬局から選択し自動送信され、受け取り可能
・自宅配送「おくすりおうち便」を利用すれば、薬局に行く手間なし

受診費用の目安(保険適用)

費用項目金額
診察料(保険適用・初診)1,000〜1,200円
システム利用手数料1,100円
合計目安約1,900〜2,400円

※自宅への配送をご希望の場合は追加900円にて「おくすりおうち便」をご利用いただけます。
※薬代は別途。薬局での自己負担額は薬剤・保険の種類により異なります。

おうち病院 多汗症外来への受診の流れ

  1. おうち病院の多汗症外来ページから予約
  2. 事前問診票に回答(症状の部位・発汗の程度・日常への影響・試した市販品など)
  3. ビデオ通話で医師と診察(約15分・クイックな対応の場合には5分程度で完了)
  4. 処方薬を薬局に受け取りに行く、または自宅に配送してもらう

丁寧なサポートとアフターサービスも付いており安心して利用できるので、ぜひこの機会に「おうち病院 オンライン多汗症外来」利用してみてください。

【豆知識】脇の多汗症の対策

 一番の対策は病院を受診して薬の処方を受けることですが、日常生活で対策できることとしては次のものがあげられます。

 ・脇のケアの習慣をつける

 こまめに汗を拭くことで皮膚の擦り傷などの合併症を防ぐことができます。また、脇を濡らしたタオルで冷やすと体温が下がるので汗をかきづらくなります。

 ・精神安定に努める

 緊張すると脳が汗を分泌しようとするので、精神的に不安を感じる場面は避けることが大切です。ストレスは溜め込まないようにし、睡眠もしっかり取りましょう。

 ・制汗剤などを利用する

 ドラッグストアなどで売っている汗拭きシートや制汗スプレーも一時的に汗を抑えることができると言われています。一部の漢方薬でも汗が出づらくなる例があるようです。汗染みが気になる場合には脇下パッドの使用で服に汗が付くことを防げます。

よくある質問(FAQ)

Q. 脇汗(腋窩多汗症)とはどのような状態ですか?

A. 腋窩多汗症とは、暑さや運動・緊張とは関係なく腋窩(わきの下)に過剰な発汗が起こる原発性局所多汗症の一種です。エクリン汗腺への神経指令が過剰になることが直接的な原因とされており、日常生活や仕事・対人関係に支障をきたすケースも多いとされています。

Q. 腋窩多汗症の診断基準を教えてください。

A. Hornberger ら(2004年)が提唱する基準では、「明らかな原因なく6ヶ月以上持続する局所的な過剰発汗」が必須条件であり、加えて「左右対称性」「日常生活への支障」「週1回以上の発汗エピソード」「25歳以下での発症」「睡眠中の発汗消失」「家族歴あり」のうち2項目以上を満たす場合に診断されます。自己診断は難しいため、気になる場合は医師に相談することをお勧めします。

Q. 脇汗に効く市販の制汗剤はありますか?

A. アルミニウム塩を含む市販の制汗剤は、軽度の発汗抑制に一定の効果を示すことがあります。ただし、医療用抗コリン薬と作用機序が異なり、有効成分濃度も低いため、医療レベルの多汗症には効果が限定的になるケースが少なくありません。市販品で十分な改善が得られない場合は、医師への相談が次の選択肢となります。

Q. エクロックゲルとラピフォートワイプはどう違いますか?

A. どちらも腋窩多汗症に対する保険適用の外用抗コリン薬ですが、有効成分と剤形が異なります。エクロックゲルはオキシブチニン塩酸塩のゲル剤、ラピフォートワイプはグリコピロニウムトシル酸塩の1回使い切りシートです。どちらが適しているかは副作用の出やすさや生活スタイル等を踏まえて医師が判断します。

Q. アポハイドローションは脇汗(腋窩多汗症)にも使えますか?

A. アポハイドローション(オキシブチニン塩酸塩ローション)の承認対象部位は手掌のみであり、腋窩への使用は承認対象外です。脇汗(腋窩多汗症)の外用薬としては、腋窩を承認部位とするエクロックゲルまたはラピフォートワイプが選択肢となります。

Q. 脇汗がひどい場合、何科を受診すればいいですか?

A. 皮膚科・内科・多汗症専門外来が対応しています。おうち病院の多汗症外来ではオンラインで受診でき、保険適用の処方薬(エクロックゲル・ラピフォートワイプ・プロバンサイン等)の相談・処方が可能です。続発性多汗症(全身疾患が原因のケース)が疑われる場合は、対面での精密検査が必要になることがあります。

Q. おうち病院で脇汗(腋窩多汗症)の治療薬を処方してもらえますか?

A. おうち病院の多汗症外来では、腋窩多汗症(脇汗)の診察・処方に対応しています。オンライン診察のうえ、医師が適切と判断した場合にエクロックゲル・ラピフォートワイプ・プロバンサインなどの処方薬の処方が可能です。診察の結果、症状や状況によっては対面専門医への紹介となる場合もあります。