薬が切れる前に、次の診察を手帳に。仕事を調整せずに、毎月の通院を続けられた

仕事の予定を動かさず、受診を続ける。睡眠の相談・オンライン診療。毎月の通院を、帰宅後の自宅で。夜、自宅のテーブルでスマホのビデオ通話を見ている女性のイラスト(おうち病院)

「気づくと薬が残り少なくなっていて、慌てて予約を取る。そのたびに仕事の予定を動かしている」——睡眠の薬を続けている方から、よく聞かれる悩みです。おうち病院では、夜の空いた時間に予約して帰宅後に自宅で受診し、3回目からは次の診察を「同じ曜日・同じ時間」で手帳に入れておくことで、仕事を調整せずに毎月の通院を続ける使い方ができます。本ページでは、睡眠の相談を始めた会社員の方の最初の3回を例に、予約から薬を受け取るまでの流れと、同じ使い方をしている方の受診データ、注意点をご案内します。

⚠ つらい気持ちが続くときは、一人で抱え込まずに相談してください

眠れない日が続き、気持ちが落ち込んで「消えてしまいたい」と感じるときは、一人で抱え込まずに相談してください。こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)や、いのちの電話などの相談窓口(厚生労働省「まもろうよ こころ」)があります。

命の危険を感じるときは、119番通報をしてください。

※本記事は、実際の利用者の利用状況の分析データをもとに作成した利用イメージです。実在の患者さまの体験談ではありません。診察の結果、お薬が処方されない場合や、対面での受診をおすすめする場合がありますのでご留意ください。

この記事の要点

この使い方のポイントを、先に5つにまとめました。

  • おうち病院の予約は24時間受け付けており、診療は朝6時〜深夜0時(最終予約22:45)です。夜に予約して翌日の帰宅後に受診し、通勤経路の連携薬局(全国8,200店舗以上)で薬を受け取れます
  • おうち病院の受診データ(2026年4〜9月)では、不眠症で夜(19時以降)に予約した方の68.5%が、翌日に受診しています
  • 続けて受診している方の、不眠症外来の受診の間隔は中央値29日です。診察が終わったら、次の受診の時期を手帳やカレンダーに書いておくと、薬がなくなる前に受診できます
  • 予約のときの「医師フィルター」で医師を選べるため、続けて同じ医師に相談することもできます。診察するのは全員が女性医師です
  • 睡眠の薬は、自己判断で急にやめたり量を変えたりしないでください。初めての診察では、オンラインで処方できない薬もあります

この場面:仕事のある平日でも、毎月の診察を続けたい

この記事でご紹介するのは、寝つけない日が続き、睡眠の相談を始めた会社員の方の、最初の2か月です。平日は19時ごろまで仕事があり、帰宅すると近くの医療機関はすでに閉まっています。以前、別の医療機関に通っていたときは、薬が残り少なくなってから慌てて予約し、そのたびに仕事を早めに切り上げていました。今回は、平日の夜の空いた時間で、毎月の診察を続けられる方法を探しています。

困りごと:薬が切れそうになるたびに、仕事の予定を動かしている

睡眠の相談は、1回で終わらず、医師と相談しながら続けることが多いものです。この方にとっての困りごとは、病院に行くこと自体よりも、毎月の通院を仕事の予定と両立させることでした。

これまでの通い方困ること
薬が残り少なくなってから予約する空いている日時が限られ、仕事の予定を動かすことになる
平日の受付時間内に受診する早退や中抜けが毎月必要になる
土曜の午前に受診する混み合うことが多く、待ち時間が読めない
受診が間に合わず、薬が切れてしまう自己判断で飲む量を減らしたり、間隔を空けたりしてしまう

つまり、「薬がなくなりそうになってから動く」通い方だと、毎月のように仕事の調整が必要になるのが、この場面の困りごとです。

おうち病院での使い方:最初の3回の流れ

このセクションが、本ページでもっともお伝えしたい内容です。この方は、1回目は夜に予約して翌日の帰宅後に受診し、2回目は薬がなくなる前に予約し、3回目からは次の診察を先に手帳へ入れるようにしました。次の表は、最初の3回の流れです。

時期することポイント
1回目・前日 22:00寝る前にスマホで、翌日20:00の枠を予約。受け取る薬局は、通勤経路の駅の近くを選ぶ予約は24時間。翌日の都合のよい時間を選べる
1回目・当日 20:00帰宅後、自宅からビデオ通話で診察を受ける(5〜15分)眠れない状況や、これまでに飲んだ薬を伝える
1回目・翌日処方せんが選んだ薬局に送られ、通勤の途中や帰り道に受け取る発行の時刻は提携医療機関や曜日によって変わる
2回目1回目に処方された日数を確認し、薬がなくなる数日前の夜の枠を予約して受診不眠症外来の初回の処方日数は原則7日分になるため、タイミングを合わせて受診するのがよい
3回目診察が終わったその週に、次の受診の時期を「同じ曜日・同じ時間」で手帳に書き、早めに予約しておく予約のときに医師フィルターで同じ医師を選べる。1週間先のスケジュールまで予約できる

1回目は「眠れないので相談したい」という受診でしたが、2回目・3回目は「薬がなくなる前に、次の相談をする」受診に変わっています。予約する曜日と時間を決めておくことで、その時間に合わせて仕事の予定を組めるようになりました。この使い方で外れたのは、「薬が切れそうになるたびに、仕事の予定を動かす」という制約です。

同じ使い方をしている方は、どのくらいいる?(おうち病院の受診データ)

夜に予約して翌日に受診し、そのあと一定の間隔で続ける使い方は、不眠症外来でよく見られます。次の表は、不眠症外来の受診のタイミングをまとめたものです。

項目おうち病院の受診データ
夜(19時以降)に予約した方のうち、翌日に受診した方68.5%
そのうち、翌日の午前(8〜11時)に受診した方54.9%
予約から受診までの時間(中央値)9.7時間
続けて受診している方の、不眠症外来の受診の間隔(中央値)29日
続けて受診している方のうち、前回と同じ時間帯(昼か夜か)に受診した方(全外来)69.5%

つまり、不眠症外来では、夜に急いでその日のうちに受診するよりも、翌日の都合のよい時間を選び、そのあとはおよそ1か月ごとに、同じ時間帯で受診を続ける使い方が多くなっています。

※出典:おうち病院の受診データ(2026年4〜9月、延べ受診)。予約は予約を確定した時刻、受診は診察の枠の時刻で集計しています。「続けて受診している方」は、おうち病院で4回以上受診している方です。

次の受診を先に決めておくと、何が変わる?

次の受診を先に決めておくと、薬がなくなる時期と、予約の時期がずれにくくなります。手帳やスマホのカレンダーに「次の診察:来月の第2水曜 20:00」のように書き、その2週間ほど前に予約を入れておく、という使い方です。

また、通常の対面診療のクリニックと同様に、診察終了時に次回予約の依頼を医師にお願いすることで、予約を完了させることができますので、再度自分で受診予約をするのが手間だと感じている方は次回予約を利用しています。

同じ曜日・同じ時間にしておくと、その時間に合わせて残業や予定を調整しやすくなります。医師フィルターで続けて同じ医師を選べば、これまでの経過を前提に相談しやすくなります。処方の内容や受診の間隔は、その時々の状態に合わせて医師が判断するため、「毎回同じ薬が同じ日数で出る」とは限りませんが、効果が感じられていて、特段の副作用等なければ、同じおくすりを処方されることが多いです。

⚠ 睡眠の薬は、自己判断で急にやめたり、量を減らしたり増やしたりしないでください。薬が合わないと感じるときや、減らしたいと考えているときも、次の診察で医師にご相談ください。

オンラインでは難しいケース:対面受診の目安

おうち病院のオンライン診療は、すべての睡眠の悩みに対応できるわけではありません。次のような場合は、オンラインではなく、精神科・心療内科・睡眠の専門外来などの対面の医療機関での受診をおすすめしています。

  • 気分の落ち込みや、何をしても楽しめない状態が2週間以上続いている
  • 大きないびきや、眠っている間の呼吸の停止を指摘されたことがある(睡眠時無呼吸症候群の可能性)
  • 日中に強い眠気があり、運転中や仕事中に眠ってしまうことがある
  • 眠っている間に脚がむずむずする、勝手に動く
  • 他の医療機関で処方されている睡眠の薬を、そのまま続けて処方してほしい場合(初めての診察では、オンラインで処方できない薬があります)

⚠ 「消えてしまいたい」と感じるときは、冒頭の相談窓口にご相談ください。

おうち病院でこの使い方をするために

毎月の通院を仕事と両立できるよう、次の3つを済ませておくと、この使い方がしやすくなります。

  1. 会員登録を済ませておく:登録さえ済んでいれば、寝る前の空いた時間に、翌日の枠を予約できます
  2. 受け取る薬局を決めておく:通勤経路や自宅の近くの連携薬局を選べば、通勤の途中や帰り道に受け取れます。薬局に寄れない日は、おくすりおうち便(900円・税込)で自宅に届けることもできます(東京23区は当日中または翌日、それ以外は翌々日が目安)
  3. 次の受診の時期を書く場所を決めておく:手帳やスマホのカレンダーに、診察のたびに「次はいつ」を書いておくと、薬がなくなる前に予約できます

診察と手数料の合計目安は約1,900〜2,400円(税込、3割負担の場合)で、お薬代は別です。正確な金額は予約画面で確認できます。

この記事の監修

本記事は、おうち病院 医師チームが監修しています。医師チームは、産婦人科・皮膚科・内科などを専門とする医師で構成され、全員が女性医師です。記事の内容は、公的機関や学会のガイドラインをもとに医師が確認しています。

よくある質問

毎月の通院を続けるときに、よくいただく質問をまとめました。

Q. 毎回、同じ医師に診てもらえますか?

A. 予約のときに「医師フィルター」で医師を選べるため、続けて同じ医師に相談することもできます。選んだ医師の空き枠がない日時は、別の医師の枠を選ぶこともできます。診察するのは全員が女性医師です。

Q. 薬は何日分処方されますか?

A. 処方の日数は、薬の種類やその時々の状態に合わせて医師が判断します。厚労省が定めるオンライン診療の処方ルールによる制限があったり、睡眠の薬の中には、法律で1回に処方できる日数の上限が決まっているものもあります。不眠症外来の初回7日分・2回目以降14日~30日

Q. 薬がなくなる前に予約するには、いつごろがよいですか?

A. 処方された日数から、薬がなくなる数日前の日時を目安に予約すると、受診が間に合わなかった場合にも余裕が持てます。次の受診の時期は、診察のときに医師と相談しておくと安心です。

Q. 他の医療機関で出ている睡眠の薬を、おうち病院で続けて出してもらえますか?

A. 薬の種類によります。初めての診察では、オンライン診療で処方できない睡眠の薬があるため、ご希望の薬が処方できない場合があります。お薬手帳など、これまでの処方がわかるものを診療予約時に添付していただき、手元に用意し、診察でご相談ください。

Q. 用意するものは何ですか?

A. スマホ(ビデオ通話ができるもの)、保険証(マイナ保険証)、お支払い用のクレジットカードです。お薬手帳や、眠れない状況(寝つくまでの時間、夜中に目が覚める回数など)のメモがあると、診察がスムーズです。

ほかの利用シーン

ほかの場面での使い方も、あわせてご覧ください。

参考文献・出典

本記事の作成にあたり、次の資料を参照しました。

おうち病院の特化型外来

診療科目

その他一般科として、小児科、皮膚科、循環器内科を受診いただくことが可能です。

診療科目(自費)