睡眠薬を処方してもらうには?受診先の選び方・オンライン処方の可否・費用を解説

睡眠トラブルを抱えていると、著しく日常生活に支障をきたしてしまうことがあります。適切な睡眠薬を用いて治療していく必要があります。

治療するにあたり、睡眠薬はどこで処方してもらえるか、保険はきくか、オンラインは可能かなど、多くの疑問を持っているのではないでしょうか。

本記事では、睡眠薬の処方について詳しく解説します。あなたの疑問が解決すれば幸いです。

この記事でわかること

  • 睡眠薬を処方してもらえる受診先の種類と、それぞれの特徴・向いている症状
  • 対面診療とオンライン診療の違い(処方できる薬の範囲・費用・利便性)
  • オンライン診療で処方できる睡眠薬・できない睡眠薬の違い
  • 「市販薬で様子を見るべきか・受診すべきか」の判断基準
  • 保険適用のオンライン診療(おうち病院)で処方してもらうまでの流れ

睡眠薬はどこで処方してもらえるか

睡眠薬は複数の診療科・医療機関で処方を受けられます。不眠の原因や症状によって、最適な受診先が異なります。ご自身の不眠症の原因がどこにあるか探りながら、確認してみましょう。

受診先向いている症状・状況特徴
心療内科ストレス・不安・緊張が原因と思われる不眠心身相関(こころの不調が身体に出る症状)を専門に診る。カウンセリングと薬物療法を組み合わせることが多い
精神科うつ病・不安障害など精神疾患が背景にある不眠抗うつ薬・抗不安薬・睡眠薬を組み合わせた治療。重症例にも対応可能
睡眠外来・不眠外来睡眠専門の診断・検査を希望する場合睡眠時無呼吸症候群・ナルコレプシーなど他の睡眠障害との鑑別も可能。精密検査に対応
内科原因が不明・かかりつけ医に相談したい判断が難しい場合のファーストステップとして活用可能。必要に応じて専門科を紹介
婦人科妊娠・出産・PMS・更年期に関連した不眠女性ホルモンの変動が自律神経・睡眠に与える影響を専門に診る
オンライン不眠外来多忙・通院困難・プライバシーが心配な方スマートフォン・PCで受診可能。保険適用。初診から対応

心療内科・精神科

ストレスや緊張・不安が原因と思われる場合は、心療内科・精神科を受診し、睡眠薬の処方をしてもらいます。

心療内科は、心の不安定が原因で身体に現れる症状について治療を行います。不眠症だけでなく、イライラや落ち込み、不安・緊張の結果、身体に影響を及ぼした症状に重点を置き、カウンセリングや症状の緩和に向けた薬物療法を行うことが多いです。

精神科は、心の病(うつ病や不安障害、パニック障害など)に対する治療が中心です。必要に応じて、抗うつ薬や抗不安薬、精神安定剤等を処方し、心理療法(認知行動療法など)が行われることもあります。

睡眠外来・不眠外来

睡眠トラブルによる悩みに対し、より専門的な診断や治療を受けることができる「睡眠外来」「不眠外来」で睡眠薬の処方が可能です。

睡眠外来であれば、睡眠に関する検査や相談により、不眠症以外の病気に関しても専門的な治療が可能です。

例えば、睡眠時無呼吸症候群やむずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)、ナルコレプシー(突然の睡魔や昼間の過度な眠気)、過眠症など、疾患が見つかった時その治療を行います。

婦人科

妊娠・出産に伴う睡眠トラブル、または月経周期等に関連して睡眠トラブルが起きていると思われる場合は婦人科でまず相談しましょう。

特に、妊娠・出産・授乳期では処方できない睡眠薬もあるため、専門的な知見が必要です。

女性ホルモンのバランスの変動は、自律神経のバランスを崩し、覚醒と睡眠をつかさどるホルモンのバランスも崩れることがあります。例えば、PMSの症状のひとつとして不眠または過眠症状が現れる方もいます。

また更年期障害では、女性ホルモンの分泌量が減少することで、寝汗やほてり(ホットフラッシュ)、気分の浮き沈みが激しい、疲れやすいといった症状が現れるほか、不眠に悩む方もいます。

これら女性ホルモンに関連する場合、婦人科への受診をおすすめします。

内科

内科でも睡眠薬の処方が可能です。

原因がわからない時は、ひとまず主治医かなじみのある内科へ相談する、という手段があります。専門的な治療が必要な場合は適切な科を紹介してくれるでしょう。

また、不眠症の原因の一つには、一時的な生活習慣の乱れがあります。

多忙によりストレスや過度な疲労がたまっている時、緊張が強い時、生活リズムが乱れている時、睡眠薬治療と並行して生活習慣を見直し、ストレス管理をすることで改善するケースがあります。

オンライン睡眠外来・不眠外来

オンライン睡眠外来、または不眠外来でも睡眠薬の処方が可能です。

スマートフォンやタブレット、またはパソコンで、ご自宅など好きな場所から好きな時間に受診することが可能です。そのためスキマ時間で済ませることができ、プライバシーも保たれます。

不眠症に悩み、病院に行きたいけど、多忙で通院する時間がない、病院に行くのは抵抗がある、プライバシーが心配、など通院に対してハードルが高いと感じる方は、こちらがおすすめです。

詳細は下記でも解説しています。

参考:不眠症で病院に行くなら何科?原因別に最適な診療科を解説 |オンライン診療サービス おうち病院

対面診療とオンライン診療の比較

通院とオンライン、結局どっちがいいのでしょうか?比較して表にまとめました。参考にして、ご自身の都合や状況に応じて良い方を選択してみましょう。

比較項目対面診療オンライン診療
受診場所医療機関への来院が必要自宅・外出先からスマートフォン・PCで受診
待ち時間予約しても待ち時間が発生することが多い予約しても待ち時間が発生することが多い
※おうち病院は予約時間通りに診察開始
診療時間帯平日日中が中心(夜間・休日は限られる)おうち病院の場合:朝8時〜夜22時(平日・土日祝日)
プライバシー他の患者と接触する可能性あり完全プライベートな空間で受診可能
処方できる睡眠薬の範囲制限なし(医師の判断による)依存性の高いBZ系は初診では原則不可。オレキシン系・メラトニン系・非BZ系の多くは処方可能
薬の受け取り処方箋を薬局に持参提携薬局へ処方箋が自動送信。自宅配送(+900円)も選択可能
薬局での待機あり待機時間なし
費用目安(3割負担)初診2,000〜4,500円程度(施設・診療科・加算により異なる)おうち病院:1,900〜2,400円

オンラインは、多忙な方や通院が困難な方、心療内科・精神科受診へのハードルが高いと感じる方におすすめの手段です。便利であるとともに、プライバシーが守られます。

一方で、厚生労働省の指針により、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬など、依存性の高い薬剤は、初診でのオンライン処方は原則として認められていないため、処方することができません。

しかし、近年では副作用や依存性、離脱症状などの課題を持つ睡眠薬以外に、非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬やオレキシン受容体拮抗薬、メラトベル(メラトニン錠)なども多く開発されています。

依存性や副作用のリスクが低い薬、覚醒と睡眠の体内の仕組みやリズムにアプローチして自然な眠りへと導いてくれる薬が多く発売されています。そのような薬の処方はオンラインで可能です。

オンラインで、まずは気軽に相談という選択肢も良いのではないでしょうか。

オンライン診療で処方できる睡眠薬・できない睡眠薬

厚生労働省「オンライン診療の適切な実施に関する指針」により、依存性の高い睡眠薬は初診でのオンライン処方が原則認められていません。ただし、近年は依存性・副作用リスクの低い睡眠薬が多く開発されており、これらはオンラインでも処方可能です。

オンライン診療で処方できる(初診から)

薬剤分類代表薬剤名特徴
オレキシン受容体拮抗薬クービビック・デエビゴ・ベルソムラ・ボルズィ覚醒を維持するオレキシンを抑制し自然な眠りを誘導。依存性リスク低
メラトニン受容体作動薬ロゼレム(ラメルテオン)概日リズムを整えてメラトニン作用を補強。依存性・翌朝への影響が少ない
漢方薬酸棗仁湯・加味帰脾湯・抑肝散・半夏厚朴湯不安・緊張・ストレスによる不眠に。副作用リスクが低い

オンライン診療で処方が難しい(初診)

薬剤分類代表薬剤名理由
ベンゾジアゼピン系睡眠薬ユーロジン・ドラール・ハルシオン・レンドルミンなど依存性・離脱症状リスクが高く、指針上の「注意が必要なお薬」に分類
向精神薬抗不安薬・一部の睡眠導入剤初診でのオンライン処方は原則として認められていない
※初診ではなく再診であれば処方可能なケースもあります。医師に相談してください。

それぞれの睡眠薬の特徴

入眠をサポートする睡眠導入剤

入眠困難を改善するのが睡眠導入剤です。寝つきが悪く入眠が困難な方向けです。

布団に入って30分以上眠れない方、寝ようと思えば思うほど目がさえてしまう方などが該当します。

睡眠薬は、睡眠全体をカバーするのが基本ですが、睡眠導入剤は特にスムーズな入眠にフォーカスした薬です。作用時間は2~4時間程度と、短時間で薬が体から抜けるため、朝まで作用が持続してしまう持ち越し効果(眠気やだるさなどが残る症状)の心配は低いと言えます。

主な睡眠導入剤は、非ベンゾジアゼピン系睡眠薬(超短時間型)のマイスリー、アモバン、ルネスタなど、ベンゾジアゼピン系睡眠薬のハルシオンがあります。

依存性が比較的少ないとされています。

睡眠の質を改善する睡眠薬

浅い眠りで熟睡できない方、夜中に何度も目が覚めてしまう方、早朝に目が覚めてしまう方などにおすすめの、睡眠の質を改善し、熟睡をサポートする睡眠薬は、睡眠導入剤以外の睡眠薬全般です。

症状や、効き目によって強くしたり弱くしたり、睡眠薬の種類や量を医師が判断します。

睡眠の質を改善し、睡眠全般をサポートする睡眠薬は、以下の通りです。

睡眠薬の種類半減期薬品名(一般名)
オレキシン受容体拮抗薬ベルソムラ 12時間
デエビゴ  30時間
クービビック8時間
・ベルソムラ(スボレキサント)
・デエビゴ(レンボレキサント)
・クービビック(ダリドレキサント)
メラトニン受容体作動薬1時間程度・ロゼレム(ラメルテオン錠)
・メラトベル(メラトニン錠)
ベンゾジアゼピン系睡眠薬短時間型(6~10時間)・レンドルミン(ブロチゾラム)
・リスミー(リルマザホン塩酸塩水和物)
・エバミール、ロラメット(ロルメタゼパム)
・デパス(エチゾラム)
・サイレース(フルニトラゼパム錠)
中間型(21~28時間)・ベンザリン、ネルボン(ニメタゼパム)
・ユーロジン(エスタゾラム)
長時間型
(36~85時間)
・ドラール(クアゼパム)
・ダルメート、ベノジール(フルラゼパム塩酸塩)
※半減期とは、薬の血中濃度が半分になる時間のこと。半減期と作用時間はイコールではないものの、半減期が短ければ薬が体から抜けるのも早い。

心の安定を促す精神安定剤・抗不安薬

心の不安やイライラ、緊張等心の不安定さが原因と思われる不眠症の場合、精神安定剤や抗不安薬を服用する場合があります。

心の安定を促し、リラックスへと導くことで、自然に健全な眠りへと導きます。そのため不眠症治療にも多く利用されています。

主に心の安定にフォーカスした不眠治療の薬は以下の通りです。

睡眠薬の種類薬品名(一般名)
ベンゾジアゼピン系睡眠薬レンドルミン(ブロチゾラム)
リスミー(リルマザホン塩酸塩水和物)
デパス(エチゾラム)
漢方薬加味帰脾湯(かみきひとう)
酸棗仁湯(さんそうにんとう)
抑肝散(よくかんさん)
半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

精神疾患に抗うつ薬・抗精神薬

精神疾患が原因で不眠を伴う場合があります。精神疾患の治療が優先され、抗うつ薬や抗精神薬で、不眠にも効果が期待できる薬を用います。

一部の抗うつ薬は、特定の脳内受容体に作用して脳の働きを鎮め、睡眠の質を向上させます。その鎮静効果から「鎮静系抗うつ薬」と呼ばれています。抗精神病薬も、不眠症治療薬ではありませんが、睡眠の質を改善する効果を与えることがあります。

抗うつ薬や抗精神薬としても使用される睡眠薬は、トラゾドン(トラゾドン塩酸塩錠)です。

抗うつ薬や抗精神薬と睡眠薬を併用する場合には注意が必要で、睡眠薬の中には併用禁忌(併用してはいけない薬)も存在します。

市販薬で様子を見るべきか・受診すべきかの判断基準

睡眠薬の処方をしてもらうか、市販薬で様子を見るレベルか、迷うこともあると思います。現在の不眠の悩みと照らし合わせて確認してみましょう。

市販薬・様子見でよい場合受診をおすすめする場合
環境変化(引越・転職など)による一時的な不眠不眠症状が2週間以上続いている
軽い時差ボケ・生活リズムのずれ市販薬を1週間使っても効果がない・薄い
ごくたまに起こる軽度の寝つきの悪さ日中の強い眠気・集中力低下・仕事への支障がある
いびきがひどい・日中に突然強い眠気が来る(睡眠時無呼吸症候群の疑い)
不眠と同時に気分の落ち込み・強い不安・身体症状がある

不眠症状が、一時的なものなら生活習慣の改善や市販薬で、様子を見るのも良いでしょう。しかし、その症状が長く続いている・症状が重い場合には診療機関を受診するのが望ましいでしょう。

処方される睡眠薬は保険が適用される?

睡眠薬の処方は、保険適用されるかどうか気になるのではないでしょうか。実は、保険適用される場合とされない場合があります。確認してみましょう。

※向精神薬(ハイリスク薬)については、オンライン診療での初診では処方に制限がありますのでご注意ください。

保険適用される場合

睡眠薬の処方で保険適用となるのは、、医師が不眠症と診断し、治療上必要と判断した場合です。

睡眠状況(寝つき、途中の目覚め、朝の目覚めなど)、不眠の期間、日中の影響、生活習慣、既往歴、服用中の他の薬、アレルギーなどについて詳細な問診が行われます。

不眠の症状が一時的なものでなく、一定期間(例えば1ヶ月以上)続き、日中の生活に支障をきたしていることなどが診断の基準のひとつです。

保険適用されない場合

以下のようなケースでは、保険適用に該当しません。

  • 症状が軽く不眠症と診断されない時、患者が過度に睡眠薬を希望する場合など、医師が治療上必要ないと判断した場合
  • 一時的な睡眠不足を補うためや、パフォーマンス向上、美容目的など治療目的以外での使用する場合
  • 厚生労働省が定める保険診療の範囲外の治療を受ける場合(例:睡眠をサポートするサプリメント利用などは、保険適用外)
  • 市販薬や個人輸入 薬局などで購入できる市販の睡眠改善薬やサプリメント、個人輸入した睡眠薬は、保険適用外です。

「受診したいが、ハードルを感じている」方へ

睡眠に悩んでいるのに受診を先送りしている方には、こんな気持ちが重なっていることがあります。

  • 「心療内科・精神科に行くのは少し抵抗がある」
  • 「仕事が忙しくて、通院の時間が取れない」
  • 「薬を飲み始めたら、一生やめられないのでは」
  • 「本当に不眠症なのか、ただの寝不足なのかわからない」
  • 「どの科に行けばいいか判断できない」

これらはどれも自然な感覚です。しかし、不眠症状が1ヶ月以上続いている場合、セルフケアだけでの改善は難しいことが多く、専門的な治療が改善への近道になります。長期的な睡眠不足は、高血圧・糖尿病・うつ病などのリスク上昇と関連することも報告されています(厚生労働省 e-ヘルスネット「不眠と生活習慣病」)。

「どこに行けばいいか迷っている」ならオンライン診療が選択肢のひとつ

「どの科に行けばいいかわからない」「対面には行きにくい」という場合、保険適用のオンライン不眠外来という選択肢があります。オンライン診療では、問診票への詳細な回答をもとに医師が症状・原因を判断し、適切な睡眠薬を処方します。専門科への紹介が必要な場合も、医師から案内を受けることができます。

オンラインで保険診療の睡眠薬処方を受ける ‐ 「おうち病院 不眠症外来」という選択肢

おうち病院 オンライン不眠症外来の特徴

おうち病院では、不眠症に対応したオンライン診療を提供しています。「ちゃんと診てもらいたいが、精神科・心療内科には行きにくい」「忙しくて対面診療のクリニック通うのが難しい」といった方には、おうち病院がとても便利です。「病院に行くほどのことでもない」と思いがちな悩みでも、医師に相談することで治療の選択肢が広がります。

おうち病院の特徴

✅ 自宅から受診できる

診察室に行かずにスマートフォン・PCから問診・診察が完了します。睡眠・不眠症の悩みを対面で話すことへの心理的なハードルも軽減できます。

時間通りに診察が始まる

予約した時間に診察が開始するため、仕事の合間にも受診を計画的に組み込むことができます。
・平日・土日祝日も朝8時〜夜22時まで診察可能

✅ 女性医師が丁寧に診察

おうち病院では診察時間を15分確保しています。医師が事前に問診票を確認したうえで、「いつから眠れないのか」「どんな不眠か(寝つきが悪い・途中で目が覚める・朝早く目が覚める)」「肌や体調への影響」などを丁寧にヒアリングし、症状に合った処方を提案します。

受診場所と薬の受け取り場所を分けられる

受診はスマートフォン・PCから自宅や外出先で行い、処方薬は自分が指定した薬局で受け取れます。
・処方せんは全国8,200店舗の薬局から選択し自動送信され、受け取り可能
・自宅配送「おくすりおうち便」を利用すれば、薬局に行く手間なし

受診費用の目安(保険適用)

費用項目金額
診察料(保険適用・初診)1,000〜1,200円
システム利用手数料1,100円
合計目安約1,900〜2,400円
※自宅への配送をご希望の場合は追加900円にて「おくすりおうち便」をご利用いただけます。
※薬代は別途。薬局での自己負担額は薬剤・保険の種類により異なります。

おうち病院 不眠症外来での処方方針

おうち病院の不眠症外来では、依存性の高いベンゾジアゼピン系睡眠薬の処方は原則行っていません。代わりに、オレキシン受容体拮抗薬(クービビック・デエビゴ・ベルソムラ・ボルズィ)やメラトニン受容体作動薬(ロゼレム)など、依存性・翌朝への影響が少ない薬を中心に処方しています。

おうち病院 不眠症外来への受診の流れ

  1. おうち病院の不眠症外来ページから予約
  2. 事前問診票に回答(不眠の状況・睡眠パターン・生活習慣・現在の薬・日常への影響・試した市販品など)
  3. ビデオ通話で医師と診察(約15分・クイックな対応の場合には5分程度で完了)
  4. 処方薬を薬局に受け取りに行く、または自宅に配送してもらう

「どこに行けばいいかわからない」「今夜からでも対策を始めたい」と感じた方は、まずは問診票の入力から始めてみてください。

【豆知識】セルフケアで睡眠の質を高めることも重要

処方薬治療だけでなく、セルフケアも重要です。
睡眠の質を高める日常生活改善について解説していきます。意識して実践してみてください。

寝室の環境整備

寝室や寝具の環境をまずは整えましょう。

落ち着いた色合いのインテリア(アースカラー)はおすすめです。また、就寝時の照明はできるだけ低照度にし、昼光色(青白い光)は目が覚めやすいため、暖色系の光(オレンジ系など)にします。

ブルーライトはメラトニン(睡眠ホルモン)の分泌を抑え、体内時計のバランスを崩してしまうと言われています。なるべく寝室にスマホやタブレットは持ち込まず、就寝の1時間前くらいから見ないようにしましょう。

生活習慣の改善

生活習慣の見直しは重要なステップです。仕事の都合等で夜型になってしまう方や不規則な生活の方は、特に意識しましょう。規則正しい生活リズムが体調を整えます。

また、朝陽をあびる事で体内時計(概日リズム)がリセットされ、夜のメラトニン分泌を促します。起床後はカーテンを開けましょう。散歩もおすすめです。

なお、就寝前の食事は、胃腸に負担をかけ睡眠を妨げます。夕食は就寝の3時間前までに済ませて、消化の良いものを意識しましょう。

適度な運動

適度な運動は、昼の活動を活発にし、夜の熟睡を促します。

有酸素運動は、寝つきが良くなり、深い睡眠を促す効果も期待できます。日中の定期的な運動を習慣にするとよいでしょう。激しい運動をいきなりするのではなく、軽い運動から始めます。メラトニン生成も兼ねてウォーキングやランニングなども良いでしょう。

ただし、就寝1時間以内の運動は、脳が興奮状態になり入眠を妨げますので、控えましょう。

就寝前には飲酒・喫煙・コーヒーを避ける

就寝前は、飲酒・喫煙・コーヒーを避けましょう。これらの摂取は睡眠の質を低下させます。

アルコールは一時的にリラックスできるものの、眠りが浅くなり睡眠の質を悪化させます。また、利尿作用により夜間のトイレで目が覚めやすくなります。

タバコに含まれるニコチンには覚醒作用があります。就寝1時間前から喫煙は避け寝室では吸わないようにします。カフェインは摂取後3~5時間効果が持続するため、カフェインを含むコーヒー・緑茶等の夕方以降の摂取はできるだけ控えましょう。

リラックス・リフレッシュをする

ストレスをためないようにしましょう。

仕事などで常に緊張状態にある人は、脳が興奮している状態なので、リラックスできる時間を作ります。

ストレスやイライラ、緊張状態や不安を抱えてしまう場合、好きなことをしてリフレッシュできるように、ストレス管理をしていきます。

入浴はシャワーよりバスタブにつかると効果的です。また、アロマやハーブの活用も効果的です。おすすめはラベンダー、カモミール、レモンバームです。

就寝前は考え事をしない

夜寝る前に布団やベッドの入るとあれこれ浮かんできて眠れない方も多いかと思います。仕事のことや不安があるとどうしても考えてしまいますね。あれこれ考えると興奮・覚醒してしまいます。

しかし、心配事をするより振り返るなら良かった事、自分へのねぎらいを意識してみましょう。自分へのねぎらいは、リラックス効果をもたらします。最初は難しいかもしれませんが、リラックスのアイテムを実践しながら思い浮かべてみてください。

よくある質問(FAQ)

Q. 睡眠薬はどこで処方してもらえますか?

A. 睡眠薬は、心療内科・精神科・内科・睡眠外来・不眠外来などで処方を受けられます。不眠の原因や症状によって最適な受診先は異なります。ストレス・不安が原因なら心療内科、精神疾患が背景にあるなら精神科、原因が不明・かかりつけ医に相談したいなら内科が入口として有効です。多忙で通院が難しい方には、保険適用のオンライン不眠外来も選択肢のひとつです。

Q. オンライン診療でも睡眠薬を処方してもらえますか?

A. はい、オンライン診療でも睡眠薬の処方は可能です。ただし、依存性の高いベンゾジアゼピン系睡眠薬(BZ系)は初診でのオンライン処方が原則認められていません。一方、オレキシン受容体拮抗薬(クービビック・デエビゴ・ベルソムラ・ボルズィ)やメラトニン受容体作動薬(ロゼレム)など、依存性・副作用リスクの低い薬剤は初診からオンラインで処方可能です。おうち病院の不眠症外来では初診からオンラインで対応しています。

Q. 睡眠薬の処方に保険は使えますか?

A. 医師が「不眠症」と診断したうえで治療目的で処方される睡眠薬は、原則として保険適用(健康保険・国民健康保険)の対象です。3割負担の方であれば、診察料・処方箋料・薬代いずれも3割負担で済みます。おうち病院のオンライン診療でも同様に保険が適用され、診療費の目安は1,900〜2,400円(3割負担)です。

Q. 初めて受診する場合、どの科に行けばよいかわかりません。

A. 原因や症状によって最適な科が異なります。「ストレス・不安が原因」なら心療内科、「うつ病など精神疾患が背景」なら精神科、「原因が不明でまずは相談したい」なら内科やオンライン不眠外来が入口として活用できます。オンライン診療では問診票をもとに医師が症状を確認し、必要に応じて専門科への受診を案内することも可能です。どこに行けばよいか迷う場合は、まずオンラインで相談するのも選択肢のひとつです。

Q. おうち病院の不眠症外来ではどんな睡眠薬が処方されますか?

A. おうち病院の不眠症外来では、依存性の高いベンゾジアゼピン系睡眠薬(BZ系)は原則処方していません。代わりに、オレキシン受容体拮抗薬(クービビック・デエビゴ・ベルソムラ・ボルズィ)やメラトニン受容体作動薬(ロゼレム)など、依存性・翌朝への影響が少ない薬を中心に処方しています。具体的な薬の種類は、症状・生活習慣・他の服用薬などを踏まえて医師が判断します。

Q. 市販の睡眠薬ではなく、処方薬を希望する理由は何ですか?

A. 市販の睡眠補助剤(ジフェンヒドラミン主成分)は連続使用が2日間までに制限されており、長期使用には向いていません。また、市販品では不眠の根本原因(概日リズムの乱れ・オレキシン系の過活動など)にアプローチできない場合があります。処方睡眠薬は、医師が症状に合わせた薬剤・用量を選択するため、より適切な治療効果が期待できます。不眠症状が1週間以上続く場合や、日常生活に支障が出ている場合は受診を検討してください。

Q. 受診したら、ずっと薬を飲み続けなければなりませんか?

A. 薬の服用期間は症状・原因・回復状況によって異なります。不眠の原因(ストレス・環境変化など)が解消すれば、薬が不要になるケースもあります。おうち病院では症状の改善に合わせて医師が処方を調整し、適切なタイミングで減薬・終薬をサポートします。依存性の高いBZ系睡眠薬は処方していないため、急な中止による離脱症状のリスクも低減しています。薬の服用期間への不安は、初回診察時に医師に相談してください。

おうち病院の特化型外来

診療科目

その他一般科として、内科、小児科、皮膚科、循環器内科を受診いただくことが可能です。

診療科目(自費)