「お腹のぽっこりがなかなか落ちない」「食事制限や運動を頑張っても内臓脂肪だけが減らない」——こうした悩みを持つ方は多いのではないでしょうか。内臓脂肪は皮下脂肪と異なり、高血圧・糖尿病・脂質異常症・心疾患などのリスクと直結する脂肪組織です。
そのため、単なる体型の問題にとどまらず、医療的な対応が必要なケースがあります。近年、GLP-1受容体作動薬(ウゴービ・マンジャロ・ゼップバウンドなど)が内臓脂肪の減少にも効果的であることが臨床試験で示されています。この記事では、内臓脂肪に対するGLP-1薬の効果・受診条件・費用について医師が詳しく解説します。
この記事でわかること
- 内臓脂肪が多い状態(内臓脂肪型肥満)は高血圧・糖尿病・心疾患などの「メタボリックシンドローム」の根本的な原因となる
- GLP-1薬(ウゴービ・ゼップバウンド等)は体重減少だけでなく、内臓脂肪の選択的な減少にも効果があることが臨床試験で確認されている
- 病院(肥満症外来)でGLP-1薬の処方を受けるには、BMIや腹囲などの基準を満たす必要がある
- おうち病院の肥満症外来はオンライン診療で対応しており、通院不要で自宅から受診できる
- 薬物療法に加えて食事・運動の生活習慣改善を組み合わせることが、内臓脂肪の長期的な管理につながる
目次
内臓脂肪とは何か、なぜ危険か
人体の脂肪組織には、大きく分けて「皮下脂肪」と「内臓脂肪」の2種類があります。
| 比較項目 | 皮下脂肪 | 内臓脂肪 |
|---|---|---|
| 蓄積部位 | 皮膚の下全体(お腹・太もも・お尻など) | 腹部の内臓周辺(腸間膜・大網など) |
| 外見的特徴 | つまめる脂肪。体型に直結する | お腹がぽっこり出る。つまみにくい |
| 健康リスク | 比較的低い | 高い(メタボリックシンドロームの主因) |
| 減りやすさ | ゆっくり減る傾向 | 食事・運動・薬物療法で比較的減りやすい |
| 測定方法 | 超音波・MRIなど | CT・超音波・腹囲測定 |
内臓脂肪が多い状態の定義(日本肥満学会)
日本肥満学会では、「ウエスト周囲長のスクリーニングにより内臓脂肪蓄積を疑われ、腹部CT検査などによって内臓脂肪面積≧100cm2が測定されれば、内臓脂肪型肥満と診断する」としている。
そのため、BMI 25以上の「肥満」判定者であり、かつ下記の条件を満たす場合、内臓脂肪が多いと言えます。
- 腹囲:男性85cm以上、女性90cm以上
- CT検査による臍レベルの内臓脂肪面積:100cm²以上
内臓脂肪は単なる「エネルギー貯蔵庫」ではなく、炎症性サイトカイン(TNF-α・IL-6など)や遊離脂肪酸を過剰に分泌する「内分泌器官」として機能します。これが全身の慢性炎症を引き起こし、以下のリスクを高めます。
内臓脂肪が多い場合の主なリスク(日本肥満学会ガイドライン2022より)
- 2型糖尿病・インスリン抵抗性
- 高血圧
- 脂質異常症(LDLコレステロール高値・HDLコレステロール低値)
- 動脈硬化・冠動脈疾患・脳梗塞
- 非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD/NASH)
- 睡眠時無呼吸症候群
腹囲と上記のリスクが組み合わさると「メタボリックシンドローム」と診断され、内臓脂肪の減少が医療的な優先事項となります。
参考:日本肥満学会 肥満症診療ガイドライン2022 / 厚生労働省 e-ヘルスネット メタボリックシンドローム
内臓脂肪が減りにくい理由
内臓脂肪は「食べすぎ・運動不足をやめれば減る」と思われがちですが、実際には以下の医学的メカニズムにより、自己努力だけでの減少が困難な場合があります。
1. 体重セットポイント機構
脳(視床下部)は体重を一定に保とうとする「セットポイント」を持っています。食事制限によって体重が減ると、食欲増進ホルモン(グレリン)が増加し、食欲抑制ホルモン(レプチン)が低下します。この反応が強い場合、食事制限を続けているにもかかわらず体重が戻ってしまう「リバウンド」が起こりやすくなります。
2. 加齢による基礎代謝の低下
30代以降は筋肉量の低下(サルコペニア)に伴い、基礎代謝が年々低下します。若いころと同じ生活習慣を続けていても、代謝量の減少により体重・体脂肪が増加しやすくなります。
3. インスリン抵抗性の悪循環
内臓脂肪が多い状態ではインスリン抵抗性(インスリンの効きが悪い状態)が生じやすくなります。インスリン抵抗性は血糖値スパイクを引き起こし、脂肪の蓄積をさらに促進するという悪循環を生み出します。
GLP-1薬が内臓脂肪に効く仕組み
GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)は、食後に小腸から分泌されるホルモンです。GLP-1受容体作動薬は、このホルモンの働きを模倣・増強することで、以下のメカニズムによって内臓脂肪の減少に働きかけます。
作用メカニズム:
- 食欲抑制(脳への作用): 視床下部のGLP-1受容体に作用し、食欲を抑制。食事量の自然な減少をもたらす
- 胃排泄遅延: 胃から腸への食物の移動を遅らせることで、満腹感を長持ちさせる
- 血糖値上昇の抑制: インスリン分泌を促進・グルカゴン分泌を抑制し、食後血糖値スパイクを抑える
- 脂肪分解への直接作用: 脂肪細胞のGLP-1受容体に直接作用し、脂肪分解を促進する可能性も示唆されている(研究継続中)
これらの複合的な作用が、全体的な体重減少だけでなく、内臓脂肪の選択的な減少につながると考えられています。
臨床エビデンス:GLP-1薬の内臓脂肪への効果
GLP-1薬による内臓脂肪減少効果は、複数の臨床試験で確認されています。
ウゴービ(セマグルチド): STEP-1試験(N Engl J Med, 2021)において、68週間のセマグルチド投与により体重が平均14.9%減少しました。このうち体幹・腹部の脂肪組織(内臓脂肪を含む)が大幅に減少したことがMRI測定で確認されています。また日本人を対象としたSTEP-J試験(The Lancet, 2022)では68週で平均13.2%の体重減少が報告されています。
ゼップバウンド・マンジャロ(チルゼパチド): SURMOUNT-1試験(N Engl J Med, 2022)では、72週間のチルゼパチド投与により体重が最大22.5%減少しました。体脂肪率・ウエスト周囲径・内臓脂肪面積のいずれも統計的に有意な減少が認められています。GLP-1単独作用薬に比べ、GIP/GLP-1デュアル作動薬(チルゼパチド)はより強い脂肪分解効果を示すとの報告もあります。
引用元:肥満治療のための週1回投与のチルゼパチド(Jastreboff AM, et al. N Engl J Med. 2022年6月)
| 薬剤 | 試験名 | 期間 | 平均体重減少率 | 主要引用 |
|---|---|---|---|---|
| ウゴービ(セマグルチド) | STEP-J試験 | 68週 | 平均13.2% | The Lancet, 2022 |
| ゼップバウンド(チルゼパチド) | SURMOUNT-1試験 | 72週 | 最大22.5% | N Engl J Med, 2022 |
| リベルサス(経口セマグルチド) | PIONEER 1試験 | 26週 | 平均4.1kg | Diabetes Care, 2019 |
引用元:「ウゴービ皮下注 添付文書|ノボノルディスクファーマ」
引用元:「マンジャロ皮下注 添付文書|イーライリリー」
医療ダイエット(GLP-1薬)とはなにか
GLP-1受容体作動薬(ウゴービ・マンジャロ・リベルサスなど)は、食後に腸から分泌される「GLP-1ホルモン」の作用を薬理的に強めることで、食欲抑制・血糖管理・体重減少をサポートします。
食事制限や運動だけでは改善が難しかった肥満症に対し、医師の管理のもとで薬物療法を組み合わせるアプローチが、肥満症治療ガイドラインでも推奨されています。内臓脂肪型肥満・メタボリックシンドロームが気になる方においても、食欲調節・血糖管理への薬理的アプローチが、体重管理の選択肢として注目されています。
主なGLP-1系薬剤と特徴(参考)
授乳終了後に受診する場合の参考として、主要薬剤の特徴を示します。
| 薬剤名 | 剤形 | 投与頻度 | 肥満症承認 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ウゴービ | 注射 | 週1回 | ✅ | STEP-J試験:平均13.2%体重減少(68週) |
| ゼップバウンド | 注射 | 週1回 | ✅ | SURMOUNT-1試験:最大22.5%体重減少(72週) |
| リベルサス | 経口 | 毎日 | ❌(自費) | 注射が苦手な方向け。体重減少効果は注射薬より穏やか |
| マンジャロ | 注射 | 週1回 | ❌(自費) | チルゼパチド。医師の判断による処方 |
副作用と対処法
GLP-1薬に共通する主な副作用は以下のとおりです。
| 副作用 | 頻度目安 | 対処のポイント |
|---|---|---|
| 吐き気・嘔吐 | 比較的多い(使い始め) | 少量の食事から始める。症状は多くが数週間で軽減する傾向がある |
| 下痢 | やや多い | 脂っこい食事・過食を避ける。水分を十分に摂る |
| 便秘 | やや多い | 食物繊維・水分摂取を増やす。症状が続く場合は医師に相談 |
| 食欲低下 | 一般的 | 少量でもタンパク質・栄養素を確保する食べ方を心がける |
| 頭痛 | まれ | 水分補給を心がける。継続する場合は医師に相談 |
| 注射部位反応 | やや多い(注射薬) | 毎回注射部位を変える(腹部・太もも・上腕を交互に) |
使用できない方・慎重投与が必要な方
GLP-1薬は全員に処方できるわけではありません。以下に該当する方は処方できない場合があります。
使用禁忌(処方できない方):
- 授乳中の方
- 妊娠中または妊娠の可能性がある方
- 甲状腺髄様がん、または甲状腺髄様がんの家族歴がある方
- 多発性内分泌腫瘍症2型(MEN2)の方
- 本剤の成分に対して重篤なアレルギー反応の既往がある方
慎重投与(医師に要相談):
- 膵炎の既往がある方
- 重篤な腎機能障害・肝機能障害がある方
- 消化管の運動機能に問題がある方
- 1型糖尿病の方
病院でGLP-1薬を処方してもらえる条件
内臓脂肪型肥満に対してGLP-1薬の処方を受けるには、以下の基準を満たすことが必要です。
保険診療の場合(認定肥満症専門医療機関への通院が必要):
- 高度肥満症:BMI 35以上+合併症(高血圧・糖尿病等)が1つ以上
- 肥満症:BMI 27以上+合併症が2つ以上、または内臓脂肪型肥満基準(腹囲 男性85cm・女性90cm以上)+健康障害1つ以上
自費診療(オンライン診療含む)の場合:
- BMI 27以上の方
- BMI 25〜27で肥満関連健康障害がある方
医師が診察の上で治療適応を判断します。腹囲・血液検査(血糖値・コレステロール・肝機能等)・既往症を踏まえた総合判断となります。
こんな方は受診を検討してみてください(セルフチェック)
☐ お腹がぽっこり出ており、腹囲が男性85cm・女性90cm以上ある
☐ BMI 27以上、または健康診断で肥満や体重過多を指摘されたことがある
☐ 健康診断で血糖値・コレステロール・中性脂肪・血圧のいずれかに異常があった
☐ 食事制限や運動を継続しても、お腹周りの脂肪だけが減らないと感じている
☐ 医師から生活習慣改善を勧められているが、自己努力だけでは限界を感じている
3つ以上当てはまる方は、医療的な体重管理を検討する機会かもしれません。 おうち病院では初回相談(無料)から始めることができます。まずは医師に現在の状況をご相談ください。
内臓脂肪を減らすための生活習慣改善
GLP-1薬は内臓脂肪の減少に有効ですが、薬物療法だけに頼らず生活習慣の改善を組み合わせることで、より長期的な効果と脂肪の再蓄積防止につながります。
食事のポイント(内臓脂肪を意識した食べ方)
内臓脂肪の蓄積に最も影響するのは「精製糖質の過剰摂取」と「過食」です。GLP-1薬の食欲抑制効果を活用しながら、以下を意識しましょう。
- ベジファースト: 野菜→タンパク質→炭水化物の順で食べ、血糖値スパイクを抑える
- 精製糖質を減らす: 白米・パン・麺類を適量に。玄米・全粒粉などに切り替えを検討
- 良質なタンパク質を確保: 体重×1g以上のタンパク質(肉・魚・大豆・卵)を毎日摂る
- 超加工食品を避ける: 菓子類・甘い飲料・インスタント食品を最小限に
- アルコールを控える: アルコールは内臓脂肪の蓄積を促進する
運動のポイント(内臓脂肪に特に有効)
内臓脂肪は皮下脂肪に比べて、有酸素運動の効果が出やすい脂肪組織です。激しい運動は不要です。
- 有酸素運動: ウォーキング・水泳・サイクリングを週150分以上(例:30分×5日)
- 筋力トレーニング: 週2〜3回の下半身・体幹トレーニング。筋肉量の維持が基礎代謝を守る
- 日常的な活動量の確保: エレベーターより階段・車より徒歩などの小さな積み重ね
- 座り時間を減らす: 1時間に1回は立ち上がる習慣をつくる
保険診療でウゴービ・ゼップバウンドを処方してもらえる医療機関は限られています
ウゴービ・ゼップバウンドは肥満症の適応・承認されています。保険診療での治療を希望する場合には、肥満症治療の条件を満たし、かつ「肥満症の専門的な教育・指導を行う医療機関」として認定された医療機関(認定肥満症専門病院)での受診が必要です。近隣の一般内科では対応していないケースも多く、専門病院の予約は数週間〜数か月待ちになることもあります。
多忙でなかなか通院できない方、または体型のことで人目が気になるという方には、オンライン診療が向いています。ただし、オンライン診療での肥満症治療は自費診療となります(保険適用は対面の認定専門病院のみ)。
医療ダイエット(GLP-1薬処方)ご希望なら、「おうち病院 きちんと向き合う肥満症改善外来」という選択肢
内臓脂肪の増加は、高血圧・糖尿病・脂質異常症など、さまざまな生活習慣病のリスク因子である肥満症や過体重のサインとなります。運動や食事に気を配っているつもりでも、加齢による体重増加やホルモンバランスの変化、ストレスなどの影響で、思うように体重が落ちないと感じている方も多いのではないでしょうか。
そのような方には、医師の継続的な診察とサポートを受けながら、医療的介入(薬物治療)と生活習慣の見直しを組み合わせた治療が推奨されます。
「他サービスのように、お薬の処方だけで終わりでは不安…」そんな声に応えるのが、「おうち病院 きちんと向き合う肥満症改善外来」です。
おうち病院の「きちんと向き合う肥満症改善外来」では、スマートフォンのブラウザから医師の診察を受け、ウゴービ・マンジャロ・ゼップバウンド・リベルサスなどの肥満症治療薬の処方・自宅配送まで一貫してオンラインで完結できます(自費診療)。
✅ 自宅から受診できる
診察室に行かずにスマートフォン・PCから問診・診察が完了します。肥満やダイエットの悩みを対面で話すことへの心理的なハードルを軽減できます。
✅ 時間通りに診察が始まる
予約した時間に診察が開始するため、仕事の合間にも受診を計画的に組み込めます。平日・土日祝日も朝8時〜夜22時まで診療可能です。
✅ 女性医師が丁寧に診察
おうち病院の肥満症改善外来では、初回診察時間を30分確保しています。医師は事前に問診票を読み込んで診察に臨むため、「どんな風に伝えればいいか分からない」「生活に支障が出ている」といった具体的な悩みを落ち着いて相談できます。患者様の背景や課題を丁寧にヒアリングし、きめ細かい治療方針を提案します。リバウンド防止にも対応しています。
✅ 薬は自宅に配送される
自宅配送「おくすりおうち便」にて配送。薬局に行く手間がありません。
対応している薬剤(2026年4月現在):
- ウゴービ(セマグルチド)週1回皮下注射
- ゼップバウンド(チルゼパチド)週1回皮下注射
- リベルサス(セマグルチド)1日1回経口錠
- マンジャロ(チルゼパチド)週1回皮下注射
費用の目安(自費診療):
- 初回相談:無料
- 薬剤費:処方される薬の種類・用量・期間によって異なります。最新の料金は公式ページの価格表をご確認ください → おうち病院 肥満症外来 料金ページ
※ この外来は自費診療(保険適用外)です。保険診療を希望の場合は、保険適用条件を満たすか医師にご確認の上、認定肥満症専門病院を受診してください。
受診の流れ:
- おうち病院のきちんと向き合う肥満症改善外来にアクセス → 肥満症外来の予約フォームに入力
- 問診票(食事・運動歴・合併症・服薬歴など)に回答
- オンラインで医師と診察(約30分を確保)
- 処方が決まった場合、オンライン服薬指導を実施して、自宅配送で薬を受け取る
- 翌月以降、毎月の定期フォローアップで進捗を確認・薬を調整
なお、初回受診時には医師が正確に状態を把握するため、「健康診断書」または「体重計測結果の画像」のご提出が必要です。ご予約の前にご用意いただくようお願いいたします。
本気で内臓脂肪・体重管理に取り組みたい方、自己流のダイエットに限界を感じている方は、
ぜひ「おうち病院 きちんと向き合う肥満症改善外来」での診察をご検討ください。
よくある質問(FAQ)
Q. 内臓脂肪型肥満でもGLP-1薬を処方してもらえますか?
A.内臓脂肪型肥満(腹囲の基準超過+健康障害)はGLP-1薬の処方対象となる場合があります。BMIや腹囲・合併症の状況を医師が診察の上で判断します。まずは初回相談(無料)でご自身の状況をお伝えください。
Q. 受診対象はどのような方ですか?
A.BMI 27以上の方、もしくはBMI 25〜27で肥満の腹囲基準または既往症基準の条件を満たす方が対象です。ただし、医師が診察した上で治療適応を判断しますので、まずは初回相談にお越しください。かかりつけ医への照会や他の医療機関の受診が適切と判断した場合は、そのようにご案内することもあります。おうち病院の肥満症外来は美容目的のダイエットは推奨しておらず、肥満を解消し健康体を目指すことを目的とした受診をお願いしております。
Q. 内臓脂肪はダイエット(食事・運動)だけでは減らせませんか?
A.内臓脂肪は有酸素運動と食事改善に比較的反応しやすい脂肪です。しかし、長期間のダイエットが続かない方・代謝が落ちている方・インスリン抵抗性がある方などは、自己努力だけでは限界があるケースも少なくありません。医療的な介入(GLP-1薬)と生活習慣改善を組み合わせることで、より効率的な内臓脂肪の減少が期待できます。
Q. GLP-1薬を使い始めると、内臓脂肪はどのくらいで減少しますか?
A.個人差がありますが、体重減少が始まる使い始めから数週間〜数ヶ月で腹囲の変化を感じる方が多い傾向があります。SURMOUNT-1試験(チルゼパチド)では、72週の投与でウエスト周囲径が大幅に減少しています。継続的な体重管理・生活習慣改善が長期的な内臓脂肪の維持につながります。
Q. メタボリックシンドロームと診断されています。GLP-1薬は効果がありますか?
A.メタボリックシンドロームの根本原因は内臓脂肪の過剰蓄積であり、GLP-1薬による体重・内臓脂肪の減少は、血圧・血糖値・中性脂肪の改善にも寄与する可能性があります。ただし、各健康指標への効果は個人差があります。現在かかりつけ医での管理がある方は、かかりつけ医とも相談の上でご受診ください。
Q. 健康診断でお腹周りの肥満を指摘されました。受診できますか?
A.腹囲の基準超過(男性85cm以上・女性90cm以上)と健康障害がある方は受診対象となる場合があります。健康診断の結果(血圧・血糖値・コレステロール等)を問診票にご記入いただくと、医師の診察がスムーズです。
Q. リベルサス(経口薬)でも内臓脂肪を減らすことができますか?
A.リベルサス(経口セマグルチド)はGLP-1受容体作動薬であり、注射薬と同様のメカニズムで食欲抑制・血糖値改善に働きます。体重減少効果は注射薬(ウゴービ等)と比べると穏やかな傾向がありますが、注射が苦手な方や継続しやすい形を優先する方にとっての選択肢の一つです。詳細は医師との診察でご相談ください。

