「デリケートな症状を、画面越しとはいえ医師に見せるのは恥ずかしい」——そう感じて、受診を先延ばしにしている方は少なくありません。結論からお伝えすると、オンライン診療では、症状を必ずしも画面で見せる必要はなく、問診だけで判断できる相談も多くあります。医師には守秘義務があり、受診する場所や伝え方を工夫すれば、対面よりも落ち着いて相談できる場合もあります。本ページでは、恥ずかしさを感じる理由ごとの対処と、オンラインで相談しやすい症状・対面受診が必要な症状をご案内します。
この記事の要点
先に結論だけを知りたい方のために、本ページの内容を5つにまとめました。
- オンライン診療で恥ずかしさを感じる理由は、主に「見せること」「話すこと」「周りに聞かれること」「記録が残ること」の4つです
- 症状を画面で見せるかどうかは、医師と相談して決められます。問診や写真で判断できることも多く、見せることに抵抗があると伝えて構いません
- 医師には刑法134条で守秘義務が課されており、診察で知った秘密を正当な理由なく漏らすことは禁じられています
- 性器ヘルペス、生理痛・PMS、緊急避妊、わき汗などは、オンライン診療で相談できる場合があります。性感染症の検査やおりものの検査が必要な場合は、対面での受診が必要です
- 保健所では、HIV検査を無料・匿名で受けられます(厚生労働省研究班「HIV検査・相談マップ」)
.png)
目次
オンライン診療が「恥ずかしい」と感じる4つの理由
恥ずかしさの中身は人によって違いますが、整理すると次の4つに分けられます。どれに当てはまるかが分かると、対処の仕方も決めやすくなります。
| 恥ずかしさの理由 | よくある気持ち | 対処の方向 |
|---|---|---|
| ① 見せること | デリケートな部位を画面に映したくない | 見せる必要があるかを医師に確認する。写真や問診で代わりにできることも多い |
| ② 話すこと | 性に関すること、生理のことを言葉にしにくい | 問診票に先に書いておく。女性医師を選ぶ |
| ③ 周りに聞かれること | 家族や同居人に会話を聞かれたくない | 受診する場所と時間を選ぶ。イヤホンを使う |
| ④ 記録が残ること | 受診したことを誰かに知られたくない | 医師の守秘義務と、医療費通知・薬の受け取りの仕組みを知っておく |
つまり、恥ずかしさの多くは「何をどこまで求められるか分からない」ことから来ています。次の節から、それぞれの対処を具体的にご案内します。
症状を画面で「見せる」必要はある?
オンライン診療は、ビデオ通話で医師と話しながら行う診療です。ただし、すべての症状で患部を映す必要があるわけではなく、どこまで見せるかは医師と相談して決められます。この節では、見せる・見せないの判断の目安をまとめます。
問診だけで判断できることも多い
生理痛やPMS、緊急避妊、くり返す性器ヘルペスなどは、症状の経過や時期、これまでの治療歴を聞くことで判断できる場合が多くあります。医師が視診の必要があると判断した場合も、まず理由を説明してから確認します。見せることに抵抗があるときは、その気持ちをそのまま医師に伝えて構いません。
写真で代わりにできる場合もある
皮膚の症状は、ビデオ通話の画面より、明るい場所で撮った写真のほうが伝わりやすいことがあります。ただし、デリケートな部位の写真は、撮影や送信の要否を事前に医師に確認してください。撮った写真の扱い(どこに保存されるか)が気になるときは、サービスの案内で確認しておくと安心です。
見せないと判断できない場合は、対面受診を案内される
おりものの状態の確認や、内診・検査が必要な症状は、画面越しでは判断できません。その場合は、オンラインで無理に診察を続けるのではなく、対面で受診できる医療機関を案内されます。厚生労働省の「オンライン診療の適切な実施に関する指針」でも、オンライン診療に適さない場合は対面診療に切り替えることが求められています。
「話しにくい」「聞かれたくない」ときの工夫
話しにくさや、周りに聞かれる心配は、受診の準備で軽くできます。どれも特別な道具は要らず、予約の前にできることです。
| 工夫 | 具体的には |
|---|---|
| 問診票に先に書く | 口に出しにくいことは、事前の問診票に書いておく。医師は診察前に読んでから診察に入る |
| 前置きをする | 「ここから先は話しにくいのですが」と一言添える。医師はこうした相談に慣れている |
| 女性医師を選ぶ | 同性の医師のほうが話しやすい場合は、女性医師が診察するサービスを選ぶ |
| 場所を選ぶ | 家族に聞かれにくい部屋や、外出先の個室で受診する |
| 時間を選ぶ | 家族が寝たあとや、出かけている時間帯に予約する |
| イヤホンを使う | 医師の声が周りに漏れにくくなる |
なかでも効果が大きいのは、問診票に先に書いておくことです。診察の場で一から説明しなくてよくなり、医師も必要なことだけを短く確認できます。女性医師を選ぶときのポイントは「女性医師に相談できるオンライン診療」でくわしく解説しています。
プライバシーはどう守られる?
受診したことや相談した内容が、誰かに知られないかを心配する方もいます。ここでは、知っておくと安心できる仕組みと、注意しておきたい点を整理します。
医師には法律で守秘義務がある
医師には、刑法134条により、業務で知った人の秘密を正当な理由なく漏らしてはならない義務があります。オンライン診療でも、この義務は対面と変わりません。また、厚生労働省の指針では、医師の同意なく第三者が通信に加わる「三者通信」に留意することが求められています。
医療費通知と、薬の受け取りには注意
保険診療で受診すると、加入している健康保険から届く医療費通知に、受診した医療機関や金額が記載されることがあります。家族の扶養に入っている場合は、通知が家族の目に触れる可能性もあります。薬を自宅に配送してもらうか、会社や外出先の近くの薬局で受け取るかも、ご自身の状況に合わせて選んでください。
相談しにくい症状別:オンラインでできること・対面が必要なこと
相談しにくい症状でも、オンライン診療で受診できるものと、対面での検査が必要なものがあります。ご自身の症状に近い行をご覧ください。
| 症状 | オンライン診療で相談できること | 対面受診が必要なとき |
|---|---|---|
| 性器ヘルペス | くり返す場合の診断と、抗ウイルス薬の処方 | 初めての症状で診断がつかない、ほかの性感染症の検査も受けたい |
| 生理痛・PMS | 症状の経過にもとづく診断と、薬の処方 | 不正出血がある、痛みが急に強くなった、内診や超音波検査が必要 |
| 緊急避妊 | 問診にもとづく緊急避妊薬の処方 | 妊娠の可能性があり腹痛や出血がある |
| わき汗・手汗・におい | 汗の量や生活への影響を聞いたうえでの診断と、外用薬などの処方 | ほかの病気が隠れている疑いがあり、検査が必要 |
| デリケートゾーンのかゆみ・おりものの変化 | 受診先の相談 | おりものの検査が必要なことが多いため、婦人科で受診 |
| 性感染症が心配 | 受診先の相談 | 検査が必要なため対面で受診。HIV検査は保健所で無料・匿名で受けられる |
性感染症の検査は、保健所や医療機関で受けられます。厚生労働省研究班の「HIV検査・相談マップ」では、保健所でHIV検査を無料・匿名で受けられることが案内されており、性感染症の検査ができる場所は「性感染症検査・相談マップ」で探せます。
こんな状態が続いていませんか【セルフチェック】
恥ずかしさから受診を先延ばしにしていないかを確かめるためのチェックです。当てはまる項目を数えてみてください。
□ 相談しにくい症状を、半年以上誰にも相談していない
□ 市販薬で様子を見ているが、症状がくり返している
□ 病院の待合室で、知り合いに会うのが気になって受診できない
□ 男性医師には話しにくいと感じている
□ 症状を検索しては、不安になることをくり返している
□ 生理痛やPMSで、毎月仕事や家事に支障が出ている
□ 受診したいが、どの科に行けばよいか分からない
2つ以上当てはまる場合は、一度医師にご相談ください。オンライン診療は、受診先を相談する入り口として使うこともできます。なお、激しい腹痛、大量の出血、発熱をともなう下腹部痛などがある場合は、項目の数にかかわらず、すぐに医療機関を受診するか119番通報をしてください。
.png)
「恥ずかしくて受診を先延ばしにしている」なら、『おうち病院 オンライン診療』という選択肢
恥ずかしさから受診をためらう気持ちは、決して特別なものではありません。オンライン診療なら、自宅や個室から、スマホのビデオ通話で医師に相談できます。一方で、内診や検査、処置はできないため、必要なときは対面での受診をご案内します。おうち病院も、こうした受診方法の一つとしてご検討ください。
おうち病院の特徴
おうち病院は、内科・皮膚科・婦人科系の相談に対応するオンライン診療サービスです。主な特徴は次のとおりです。
✅ 診察するのは、全員が女性医師です
在籍する医師はすべて女性医師です。医師の専門・経歴は「医師紹介」でご覧いただけます。
✅予約時に医師を選べます
予約日時を選ぶときに「医師フィルター」で医師を絞り込めるため、同じ医師に続けて相談することもできます。
✅ 時間通りに診察が始まり、丁寧に診察します
予約した時間に診察が始まります。診察時間は目安5〜15分で、事前の問診票をもとに診察します。
✅平日・土日祝日も、朝8時〜深夜0時まで受診できます
仕事や家事のあと、夜の時間帯にも受診できます。お子様がいる女性は子供の寝かしつけ後にも受診ができます。
✅薬は、自宅への配送か近くの薬局で受け取れます
自宅配送の「おくすりおうち便」か、全国8,200店舗以上の連携薬局から選べます。ご自宅や会社の最寄り薬局を選択することで、生活動線でスムーズに受け取ることができます。
受診費用の目安(保険適用)
保険診療の場合、診察料とシステム利用手数料を合わせた費用の目安は次のとおりです。正確な金額は、予約画面でご確認いただけます。
| 項目 | 初診 | 再診 |
|---|---|---|
| 診察料(3割負担) | 1,000〜1,200円 | 800〜900円 |
| システム利用手数料 | 1,100円 | 1,100円 |
| 合計の目安 | 約2,100〜2,300円 | 約1,900〜2,000円 |
※薬代は別途。薬局での自己負担額は薬剤・保険の種類により異なります。
※自費診療の外来(肥満症改善外来など)は、料金が異なります。各外来のページでご確認ください。
相談できる外来
おうち病院では、女性医師が次のような外来で診察しています。症状に近い外来から予約できます。
| 外来 | こんな方に |
|---|---|
| 月経困難症・PMS外来 | 生理痛やPMSで日常生活に支障がある |
| 不眠症外来 | 寝つけない、夜中に目が覚めるなど、睡眠に悩みがある |
| ヘルペス外来 | 口唇ヘルペス・性器ヘルペスをくり返している |
| 多汗症外来 | わき・手のひら・顔の汗が気になる |
| 発熱・コロナ外来 | インフルエンザやコロナにかかった。抗ウイルス薬の処方を相談したい |
| 総合内科 | かぜ症状や、どの外来を選べばよいか分からない体調不良 |
受診の流れ(5ステップ)
STEP 1:おうち病院のページから診察を予約
おうち病院の公式サイトから、希望の診療科と日時を選んで予約します。初回は事前問診票への回答が必要です。
STEP 2:事前問診票に回答
症状の経緯・既往歴・服用中の薬・アレルギー歴などを回答します。医師は事前に問診票を読み込んで診察に臨みます。
STEP 3:ビデオ通話で医師と診察(15分)
医師がヒアリングした上で診断し、処方薬を提案します。薬の種類・用量・副作用についてもこの場でご確認いただけます。
STEP 4:処方薬を受け取る
薬局での受け取りか、自宅配送(おくすりおうち便・追加900円)かをお選びいただけます。処方せんは診察後に指定薬局へ自動送信されます。
STEP 5:翌月以降も継続フォロー
症状の変化・薬の効き具合を医師が確認しながら継続的にサポートします。慢性疾患の定期処方にも対応しています。
⚠ オンライン診療ではなく、対面での受診をお願いするケース
次のような場合は、オンライン診療ではなく、対面での受診をお願いしています。緊急性が高いときは、119番通報を最初の選択肢にしてください。
- 激しい腹痛・胸の痛み、大量の出血、意識の異常、呼吸が苦しい(119番通報)
- 不正出血が続く、強い下腹部痛がある、妊娠の可能性があり腹痛や出血がある(婦人科を受診)
- 内診・超音波検査・血液検査などの検査が必要と医師が判断した場合
- オンライン診療では対応できない疾患での診断書発行や手続きが必要な場合
あわせてお読みください
女性医師への相談を考えている方に、あわせて読んでいただきたいページです。
- 女性医師に相談したい方へ → 女性医師に相談できるオンライン診療
- オンライン診療サービスの選び方を知りたい方へ → オンライン診療の選び方
- 薬を人に会わずに受け取りたい方へ → オンライン診療の薬の受け取り方
- 性器ヘルペスについて知りたい方へ → 性器ヘルペス
- 在籍医師の専門・経歴を知りたい方へ → おうち病院の医師紹介
.png)
この記事の監修
本記事は、おうち病院 医師チームが監修しています。医師チームは、産婦人科・皮膚科・内科などを専門とする医師で構成され、全員が女性医師です。記事の内容は、公的機関や学会のガイドラインをもとに医師が確認しています。
よくある質問(FAQ)
オンライン診療の恥ずかしさについて、よくいただく質問にお答えします。
Q. オンライン診療は恥ずかしいですか?
A. 恥ずかしいと感じる方は少なくありませんが、工夫で軽くできることが多くあります。話しにくいことは問診票に先に書き、患部を見せるかどうかは医師と相談して決められます。受診する場所を選べるため、待合室で知り合いに会う心配もありません。
Q. デリケートな部位を、ビデオ通話で見せる必要はありますか?
A. 必ずしも見せる必要はありません。問診や写真で判断できることも多く、見せることに抵抗があるときは、その気持ちを医師に伝えて構いません。画面越しでは判断できない症状の場合は、対面での受診を案内されます。
Q. カメラをオフにして受診できますか?
A. オンライン診療は、映像と音声でやりとりしながら行うのが基本です。顔を映すことに抵抗がある場合は、予約前にサービスの案内を確認するか、診察の始めに医師に相談してください。
Q. 相談した内容が、誰かに知られることはありますか?
A. 医師には刑法で守秘義務が課されており、診察で知った秘密を正当な理由なく漏らすことは禁じられています。ただし、保険診療では健康保険の医療費通知に受診の記録が載ることがあるため、気になる場合は事前に確認しておくと安心です。
Q. 性器ヘルペスは、オンライン診療で相談できますか?
A. くり返す性器ヘルペスは、症状の経過を聞いたうえで、オンライン診療で抗ウイルス薬の処方を受けられる場合があります。初めての症状で診断がつかない場合や、ほかの性感染症の検査も受けたい場合は、対面での受診が必要です。
Q. 性感染症の検査は、どこで受けられますか?
A. 保健所や医療機関で受けられます。保健所ではHIV検査を無料・匿名で受けられ、検査できる場所は厚生労働省研究班の「HIV検査・相談マップ」や「性感染症検査・相談マップ」で探せます。
Q. 女性医師に診てもらうことはできますか?
A. サービスによって異なります。女性医師が在籍しているか、予約時に医師を選べるかを確認してください。おうち病院は、診察する医師が全員女性医師で、予約時に「医師フィルター」で医師を選べます。
参考文献・出典
本ページの説明は、次の資料にもとづいています。
- 厚生労働省「オンライン診療の適切な実施に関する指針」(令和8年4月一部改訂)
- e-Gov法令検索「刑法」第134条(秘密漏示)
- 厚生労働省「HIV検査相談体制の充実と活用に関する研究」班「HIV検査・相談マップ」
- 厚生労働省「性感染症検査・相談マップ」