更年期のサプリメントは何を選ぶ?エクオール・イソフラボンの目安量と、医薬品との使い分け

「病院に行くほどではないけれど、なんとなくつらい」——更年期の入り口で、まずサプリメントを検討する方は少なくありません。ただ、エクオール・大豆イソフラボン・プラセンタ・ビタミンEと選択肢が多く、どれをどれだけ摂ればよいのか分かりにくいのが実情です。本ページでは、成分ごとに何が期待できるのか、摂取量の上限、注意が必要な方、そしてサプリメントでは対応しきれないケースの見分け方を整理します。

この記事で分かること

  • エクオールは大豆イソフラボン(ダイゼイン)から腸内細菌がつくる成分。日本人の約半数はつくれません
  • 大豆イソフラボンの一日摂取目安量の上限はアグリコン換算で70〜75mg/日。サプリメント等での上乗せは30mg/日まで
  • 妊娠中の方・妊娠の可能性のある方・乳幼児・小児への上乗せ摂取は推奨されていません
  • 乳がんの治療中・既往のある方は、自己判断で始めず必ず主治医にご確認ください
  • サプリメントは食品です。更年期障害の治療にはなりません
  • 40歳未満で月経が3か月以上ない場合は、サプリメントで様子を見ないでください
  • おうち病院のサプリ相談はチャット無料。保険診療での漢方薬という選択肢もあります

まず知っておきたい前提:サプリの位置づけ

最初に、線引きをはっきりさせておきます。サプリメントは「食品」であり、医薬品ではありません。 病気の治療や予防を目的としたものではなく、不足しがちな栄養素を補うためのものです。

更年期の不調に対して使えるものは、大きく3つに分かれます。

区分位置づけ具体例入手方法
サプリメント(食品)栄養補給が目的。治療効果をうたうことはできませんエクオール、大豆イソフラボン、ビタミンE、カルシウム、鉄薬局・通販・メーカーサイト
市販薬(一般用医薬品)効能・効果が承認されています。薬剤師等に相談して購入します命の母A(第2類医薬品・効能効果「更年期障害、血の道症」)薬局・ドラッグストア
医療用医薬品医師の診察のうえで用いられます。保険が適用されます加味逍遙散・当帰芍薬散・桂枝茯苓丸などの漢方薬、ホルモン補充療法(HRT)医療機関

この3つは「効き目の強さ」の順番ではなく、役割が違います。 市販薬については 更年期の市販薬|命の母は効く? で、漢方薬については 更年期の漢方|保険適用で処方できる4剤 で詳しく解説しています。

エクオールとは何ですか

エクオールは、大豆イソフラボンの一種であるダイゼインが、腸内細菌によって変換されてできる成分です。 女性ホルモン(エストロゲン)と構造が似ており、エストロゲン受容体に結合する性質を持ちます。

重要なのは、エクオールをつくれるかどうかに個人差があるという点です。 ダイゼインをエクオールに変換する腸内細菌を持っている人でなければ、大豆製品をいくら食べてもエクオールは体内でつくられません。

項目内容
何からできるか大豆イソフラボンの一種「ダイゼイン」
つくるもの腸内細菌(エクオール産生菌)
つくれる人の割合日本人の約50%(欧米人ではさらに低いとされます)
つくれない人はどうするかエクオールそのものを含むサプリメントで摂る方法があります
研究で用いられている量1日10mg程度

「大豆製品をよく食べているのに変化を感じない」という方は、エクオールをつくれない体質である可能性があります。 産生能を調べる尿検査キットも市販されています。

注意: エクオールは女性ホルモンそのものではありません。エストロゲンと比べると作用は穏やかで、ホルモン補充療法(HRT)の代わりになるものではありません。

大豆イソフラボンはどれくらい摂ってよいですか

摂取量には上限の目安があります。 内閣府 食品安全委員会は、大豆イソフラボンについて以下の値を示しています。

区分上限の目安(大豆イソフラボンアグリコン換算)
一日摂取目安量の上限値70〜75mg/日
特定保健用食品としての上乗せ摂取量の上限値30mg/日

つまり、日常の食事から摂る分を含めて1日70〜75mgまで、そのうちサプリメントや特定保健用食品で上乗せしてよいのは30mgまで、という考え方です。

日常的な食品に含まれる量の目安は次のとおりです。

食品目安量大豆イソフラボン(アグリコン換算)
豆腐1/2丁(約110g)約20〜30mg
納豆1パック(約45g)約30〜35mg
豆乳コップ1杯(約200mL)約40〜50mg
味噌味噌汁1杯分(約18g)約6mg
煮豆小鉢1杯(約50g)約35mg
※製品・原料により差があります。目安としてご覧ください。

納豆1パックと豆乳1杯で、すでに70mg前後に届きます。 サプリメントを追加する場合は、普段の食事内容を踏まえて考えてください。

上乗せ摂取が推奨されない方がいます。 食品安全委員会は、妊婦(妊娠の可能性のある方を含む)・胎児・乳幼児・小児について、日常の食生活に上乗せして摂取することは推奨できないとしています。動物試験で高濃度摂取時に生殖機能への影響を示唆する報告があり、ヒトでの十分なデータがないためです。

参考:食品安全委員会「大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A」
参考:厚生労働省「大豆イソフラボンを含む特定保健用食品等の取扱いに関する指針について」(平成18年8月23日)

更年期に検討されることの多い成分

症状の方向性ごとに整理しました。いずれも「治る」ことを約束するものではなく、栄養面から支えるという位置づけです。

気になる症状検討される成分位置づけ・注意点
ほてり・のぼせ・発汗エクオール、大豆イソフラボン摂取量の上限に注意。ホルモン治療の代わりにはなりません
骨密度の低下が心配カルシウム、ビタミンD、ビタミンK閉経後は骨量が減りやすくなります。カルシウムは過剰摂取にも注意が必要です
疲れやすい・立ちくらみ鉄、ビタミンB群月経量が多い時期には鉄不足が起こりやすくなります。貧血の有無は血液検査でしか分かりません
気分の落ち込み・不安ビタミンB6、葉酸、ビタミンD更年期のうつとうつ病の違い もあわせてご確認ください
眠れないグリシン、GABA、マグネシウム更年期の不眠不眠とサプリメント で詳しく扱っています
頻尿・尿もれクランベリー、ペポカボチャ種子頻尿・尿トラブルとサプリメント をご覧ください
肌・粘膜の乾燥ビタミンE、ビタミンC、コラーゲンビタミンEは血流に関わる栄養素として更年期に用いられることがあります

注意が必要なサプリメント・注意が必要な方

「食品だから安全」とは限りません。以下は実際に注意喚起がなされている項目です。

項目注意すべき内容
乳がんの治療中・既往のある方エクオール・大豆イソフラボンはエストロゲン受容体に結合します。自己判断で始めず、必ず主治医にご確認ください。 ホルモン療法(タモキシフェン等)を受けている場合はとくに重要です
子宮内膜症・子宮筋腫のある方同様に、主治医への確認をおすすめします
ブラックコホシュ更年期向けとして流通していますが、肝機能障害の報告があり、海外で注意喚起がなされています。肝疾患のある方は避けてください
海外の個人輸入品医薬品成分が無承認で含まれていた事例があります。国内で流通している製品を選んでください
複数のサプリメントの併用同じ成分が重複し、上限量を超えることがあります。とくにビタミンA・ビタミンD・鉄・カルシウムは過剰摂取のリスクがあります
服薬中の方ワルファリン(納豆・ビタミンK)、骨粗しょう症治療薬とカルシウムなど、飲み合わせに注意が必要な組み合わせがあります

判断に迷う組み合わせがある場合は、購入前に医師・薬剤師にご相談ください。 おうち病院のサプリ相談(チャット無料)でも、服薬中の薬を踏まえたご案内が可能です。

サプリメントで様子を見てはいけないケース

次に当てはまる場合は、サプリメントより先に医療機関を受診してください。

40歳未満で、月経が3か月以上ない(早発卵巣不全の可能性があります)
□ 不正出血がある、月経量が急に増えた
□ 気分の落ち込みが2週間以上ほぼ毎日続いている
□ 動悸や息切れが安静時にも起こる
□ 強いだるさ・むくみ・体重変化があり、甲状腺の病気が心配
□ 日常生活に支障が出ており、仕事や家事を休む日がある

とくに1つ目は重要です。 40歳未満で月経が3か月以上ない状態は、早発卵巣不全(約100人に1人)の可能性があります。無治療のまま経過すると骨密度の低下や動脈硬化のリスクが高まるため、サプリメントで様子を見るのではなく、対面の婦人科で血液検査・超音波検査を受けてください。 詳しくは 若年性更年期障害(早発卵巣不全) をご覧ください。

また、更年期の症状に見える不調が、甲状腺の病気や貧血によるものであることもあります。これらは血液検査でしか区別できません。

「サプリメントを試したが変わらない」という方へ

サプリメントを何か月か続けたけれど手ごたえがない——この状態には、いくつかの理由が考えられます。

考えられる理由次に検討すること
エクオールをつくれない体質だったエクオールそのものを含む製品に切り替える方法があります
症状の程度に対して、栄養面からの支えでは足りない医療機関で漢方薬などの治療を検討する段階です
原因が更年期ではなかった(甲状腺・貧血・うつ病など)血液検査を含めた診察が必要です
成分が重複していた/量が足りていなかった現在飲んでいるものを整理してから見直します

症状の程度は、簡略更年期指数(SMI)で点数化できます。 51点以上であれば、医師の診察を受けることがすすめられる水準です。点数という客観的な材料があると、受診の判断がしやすくなります。

更年期症状かも?医療用サプリメントを試してみたいと悩んでいる方は、「おうち病院 オンラインサプリ相談」という選択肢

「サプリを試してみたいが、どれを選べばよいかわからない」「そもそも自分の症状にサプリが向いているのかを知りたい」——この段階でのご相談を想定しているのが、おうち病院のサプリ相談です。

おうち病院のサプリ相談は、チャット形式で医師に相談できるサービスです。問診票にお答えいただいた内容をもとに、医師が成分と製品をご案内します。診療ではないため、いきなり受診を決める必要はありません。

おうち病院の特徴

問診・相談が無料

おうち病院 オンラインサプリ相談では、問診から相談までは無料です。病院では問診料がかかるところもあり、血液検査も1万円以上かかる場合があるため、金額面でも気軽に相談できるのがメリットです。再診についても、無料で何回でも受けられます。

隙間時間にチャットで対応。いつでも相談できる

24時間・365日、いつでも所属医師がオンラインチャットに対応します。月経前の体調が悪い時でも、自宅から相談できます。

病院に通う手間が省ける

オンラインサービスは自宅にいながら受けられるため、病院に通う手間が省けます。仕事や家事などで忙しく、定期的な通院が難しい方でも利用しやすいサービスです。

✅ 女性医師が丁寧に対応。自分に合ったサプリが提案される

おうち病院では、医療と栄養についての専門性を持つ医師が、事前に問診票を読み込んで診察に臨みます。相談者からの体質、食生活、ライフスタイルなどの情報をもとに、医師があなたに合わせたサプリメントを提案します。妊活中やアレルギー体質、医薬品との併用などの事情も汲み取ってもらえるため、自己判断よりも適切なサプリ選びに役立てられます。「自分の生活習慣を考慮したサプリメントの提案をしてほしい」といった具体的な悩みを落ち着いて相談できます。

サブスクではない。必要な時に必要なサプリを購入

相談はスマートフォン・PCから自宅や外出先で行い、購入は提携サプリメントメーカーの専用サイトにて「診療機関コード」を入力し購入します。サブスクサービスのように、利用しなくても、料金が自動的に引き落とされることはありません。
・問診回答および医師との相談後、サプリご購入希望者に「診療機関コード」を通知
・次回購入時も、医師への相談は無料(「診療機関コード」があれば、次回購入時はそのまま購入可能)

費用の目安

費用項目金額
相談料・診察料無料
医療機関専用サプリメント約2,000〜6,000円
合計目安約2,000〜6,000円
※おうち病院での医師への相談は無料です。
※サプリメント代金は、提携サプリメントメーカー専用サイトにてご購入いただきます。詳細は各メーカー専用サイトにてご確認ください。

おうち病院 オンラインサプリ相談の利用の流れ

まず、おうち病院 オンラインサプリ相談ページから会員登録。

STEP 1|問診票の入力

月経周期・症状の種類と強さ・食生活・服薬状況・ライフスタイル・気になる症状などを問診票に入力します。10〜15分程度で完了します。

STEP 2|医師によるチャット確認

医師が問診内容を確認し、非同期チャットカウンセリングを実施し、あなたの状況に合ったサプリメントを提案します。通院の必要はなく、24h/365日対応可能です。

STEP 3|診療機関コードの発行 ★おうち病院独自の仕組み

医師とのチャット相談が完了すると、診療機関コードが発行されます。このコードを持つことで、連携医療用サプリECサイトで医療機関専用品を直接購入できるようになります。

※診療機関コードは一度取得すれば有効です。 毎回医師に相談しなくても、以後はいつでも好きなタイミングで購入できます。定期購入への強制加入は不要です。

STEP 4|連携サプリメントメーカー専用サイトで自由に購入

診療機関コードを使って、専用サイトから医療機関専用サプリを、気になったタイミングで購入します。月経周期に合わせた補給タイミングで自由に利用できます。

取り扱い医療機関専用サプリメントメーカー

おうち病院が現在連携しているのは、いずれも医療機関専用の製品を製造・販売するメーカーです。

ヘルシーパス ✅ 現在連携中

医療機関専用サプリメントのリーディングブランドのひとつ。医師・栄養士向けに製品情報を提供し、医療現場で信頼されています。

►株式会社ヘルシーパスの製品はこちらから

メイキュア(meiji seika ファルマ株式会社) ✅ 現在連携中

製薬大手 meiji seika ファルマが手がける医療機関向けサプリメントブランド。医薬品メーカーとしての品質管理基準が製品に反映されています。

►meiji seika ファルマ株式会社の「meiQua メイキュア EPA1000」はこちらから

ワカサプリ(株式会社分子生理化学研究所) 🔜 連携準備中

大学・専門研究機関との共同研究に基づく製品開発で知られ、全国5,000超の医療機関での実績を持つメーカー。連携開始後は選べる医療グレードサプリの選択肢がさらに広がります。

►株式会社分子生理化学研究所の「ワカサプリ」はこちらから

症状がつらいときは、保険診療という選択肢があります

サプリメントで足りないと感じたら、次の段階は医療機関です。 おうち病院では、更年期症状に対して保険適用で漢方薬のご相談を受けられます。

漢方薬向いていることが多い状態
加味逍遙散イライラ・気分の変動・のぼせが目立つ
当帰芍薬散冷え・むくみ・疲れやすさが目立つ
桂枝茯苓丸のぼせるが足は冷える、肩こり・頭重感がある
温経湯冷え・手のほてり・唇の乾燥がある

いずれも効能・効果に「更年期障害」を含む医療用医薬品です。漢方薬のご相談にあたって、事前の検査資料は必要ありません。

おうち病院の特徴

✅ 自宅から受診できる

スマートフォン・PCから問診・診察が完結します。泌尿器科の待合室に入ることへの抵抗がある方でも、自室から相談できます。ご家族が予約や準備を手伝いやすいのも、オンラインの利点です。

時間通りに診察が始まる

予約した時間に診察が開始するため、仕事の合間にも受診を計画的に組み込むことができます。
・平日・土日祝日も朝8時〜夜22時まで診察可能

✅ 女性医師が丁寧に診察

診察時間を15分確保しています。医師は事前に問診票を読み込んで診察に臨むため、「何がいちばんつらいか」を落ち着いて話していただけます。

受診場所と薬の受け取り場所を分けられる

受診はスマートフォン・PCから自宅や外出先で行い、処方薬は自分が指定した薬局で受け取れます。
・処方せんは全国8,200店舗の薬局から選択し自動送信され、受け取り可能
・自宅配送「おくすりおうち便」を利用すれば、薬局に行く手間なし

受診費用の目安(保険適用・両外来共通)

費用項目金額
診察料(保険適用・初診)1,000〜1,200円
システム利用手数料1,100円
合計目安約1,900〜2,400円
※自宅への配送をご希望の場合は追加900円にて「おくすりおうち便」をご利用いただけます。
※薬代は別途。薬局での自己負担額は薬剤・保険の種類により異なります。

おうち病院 オンライン診療への受診の流れ

  1. おうち病院のトップページから内科を選択し受診予約
  2. 事前問診票に回答(症状の内容と程度・生活習慣・現在の薬・日常への影響・試した市販品など)
  3. ビデオ通話で医師と診察(約15分・クイックな対応の場合には5分程度で完了)
  4. 処方薬を薬局に受け取りに行く、または自宅に配送してもらう
  5. 経過を見ながら調整 — 漢方薬の場合は1〜3か月の継続で判断するため、定期的に経過を確認します

詳しくは 更年期の漢方|保険適用で処方できる4剤 をご覧ください。ホルモン補充療法(HRT)を希望される場合は、対面の婦人科をご案内しています。

相談する前に整理しておくと役立つこと

サプリ相談・オンライン診療のどちらでも、次の情報があるとやり取りがスムーズです。

  1. いま飲んでいるサプリメントの製品名と量 — 成分の重複を確認するために必要です
  2. 服用中の薬 — 飲み合わせの確認に使います
  3. 症状といつから続いているか簡略更年期指数(SMI)の点数があると、より具体的に伝えられます
  4. 直近の健康診断の結果 — 貧血・肝機能などの確認に役立ちます
  5. 月経の状況 — 最終月経、周期の変化の有無

同じ悩みを持つ方と話してみる|おうち病院 疾患コミュニティで相談する

「受診するほどではない気がする」という段階では、同じ経験をした方の話が参考になることがあります。「おうち病院 疾患コミュニティ」は登録料無料で、同じ悩みを持つ方と経験を交換でき、専門家の意見やアドバイスも受けられます。オンラインのためプライバシーが守られ、通う必要もありません。「受診するほどではない気がする」という段階から利用できます。

  • 登録料無料。 オンラインなのでプライバシーが守られ、通う必要もありません
  • 同じ悩みを持つ方・そのご家族と、経験や情報を交換できます
  • 専門家の意見やアドバイスを受けられます
  • ご本人だけでなく、支えるご家族も参加できます
  • 「受診するほどではない気がする」という段階から利用できます

▶ おうち病院 更年期コミュニティ

関連するコミュニティもあります。 気分の落ち込みが強い場合は うつ病コミュニティ をご覧ください。いずれも登録料無料です。

よくある質問(FAQ)

Q. 更年期のサプリメントは何を選べばいいですか?

A.症状の方向によって変わります。ほてり・のぼせが中心であればエクオールや大豆イソフラボン、骨密度が心配であればカルシウム・ビタミンD・ビタミンK、疲れやすさや立ちくらみがあれば鉄やビタミンB群が検討されます。ただしサプリメントは食品であり、更年期障害の治療になるものではありません。症状が日常生活に支障を及ぼしている場合は、医療機関での治療をご検討ください。おうち病院のサプリ相談(チャット無料)では、食生活と服薬状況を踏まえたご案内が可能です。

Q. エクオールと大豆イソフラボンは何が違いますか?

A.エクオールは、大豆イソフラボンの一種であるダイゼインが腸内細菌によって変換されてできる成分です。つまり大豆イソフラボンが「材料」、エクオールが「変換後のかたち」にあたります。重要なのは、この変換ができる腸内細菌を持っている人が日本人の約50%にとどまるという点です。つくれない体質の方は、大豆製品をいくら食べてもエクオールは体内でつくられないため、エクオールそのものを含むサプリメントで摂る方法があります。産生能を調べる尿検査キットも市販されています。

Q. 大豆イソフラボンは1日どれくらいまで摂ってよいですか?

A.食品安全委員会は、一日摂取目安量の上限値を大豆イソフラボンアグリコン換算で70〜75mg/日、特定保健用食品としての上乗せ摂取量の上限値を30mg/日としています。納豆1パックで約30〜35mg、豆乳コップ1杯で約40〜50mgに相当するため、日常の食事だけで上限に近づくことがあります。サプリメントを追加する場合は、普段の食事内容を踏まえてください。なお妊娠中の方・妊娠の可能性のある方・乳幼児・小児への上乗せ摂取は推奨されていません。

Q. 乳がんの治療中ですが、エクオールを飲んでも大丈夫ですか?

A.自己判断で始めず、必ず主治医にご確認ください。エクオールや大豆イソフラボンはエストロゲン受容体に結合する性質を持つため、ホルモン療法(タモキシフェン等)を受けている場合にはとくに慎重な判断が必要です。乳がんの既往がある方、子宮内膜症や子宮筋腫のある方も同様に、主治医への確認をおすすめします。おうち病院のサプリ相談でも、治療中の疾患がある場合は主治医への確認をお願いしています。

Q. サプリメントだけで更年期の症状は良くなりますか?

A.サプリメントは食品であり、更年期障害の治療を目的としたものではありません。栄養面から体調を支える位置づけです。症状が軽く、生活に大きな支障がない段階では選択肢になりますが、日常生活に影響が出ている場合は医療機関での治療をご検討ください。おうち病院では、更年期症状に対して加味逍遙散・当帰芍薬散・桂枝茯苓丸・温経湯などの漢方薬を保険診療でご相談いただけます。症状の程度は簡略更年期指数(SMI)で点数化でき、51点以上であれば医師の診察を受けることがすすめられる水準です。

Q. サプリメントで様子を見てはいけないのはどんなときですか?

A.40歳未満で月経が3か月以上ない場合は、早発卵巣不全の可能性があるため、サプリメントではなく対面の婦人科を受診してください。無治療のまま経過すると骨密度の低下や動脈硬化のリスクが高まります。また、不正出血がある、気分の落ち込みが2週間以上続いている、安静時にも動悸や息切れがある、強いだるさや体重変化がある場合も受診が必要です。更年期の症状に見える不調が、甲状腺の病気や貧血によることもあり、これらは血液検査でしか区別できません。

Q. おうち病院のサプリ相談は有料ですか?

A.チャット相談は無料です。問診票にご回答いただき、非同期のチャット形式で医師とやり取りします。血液検査は不要です。サプリメント自体はメーカーサイトでのご購入となり、価格は2,000円〜6,000円前後です。購入には診療機関コードが必要で、相談完了後にお渡しします。ご登録・ご相談は24時間365日可能で、平日・土日祝日を問わずご自身のタイミングでやり取りいただけます。

Q. いま飲んでいるサプリメントが合っているか相談できますか?

A.できます。ご相談の際は、現在飲んでいる製品名と量、服用中の薬、症状といつから続いているか、直近の健康診断の結果をお伝えください。複数のサプリメントを併用していると同じ成分が重複し、上限量を超えることがあります。とくにビタミンA・ビタミンD・鉄・カルシウムは過剰摂取に注意が必要です。また、ワルファリンとビタミンK、骨粗しょう症治療薬とカルシウムなど、薬との飲み合わせに注意が必要な組み合わせもあります。

Q. 海外製のサプリメントは避けたほうがいいですか?

A.個人輸入による海外製品は避けることをおすすめします。医薬品成分が無承認で含まれていた事例があり、成分表示と中身が一致しないケースも報告されています。国内で流通している製品を選んでください。また更年期向けとして流通しているブラックコホシュについては、肝機能障害の報告があり海外で注意喚起がなされています。肝疾患のある方は避け、服用中に倦怠感や黄疸などが現れた場合は使用を中止して医療機関にご相談ください。

おうち病院の特化型外来

診療科目

その他一般科として、内科、小児科、皮膚科、循環器内科を受診いただくことが可能です。

診療科目(自費)